レーザー光の直線を写したくてデジカメ露出5秒で
撮りましたが、木星が月のように写っただけでした。
明るいのは街灯ですね
上の写真より遅い時間の写真です
大口径カセグレン・ニュートン鏡です。鏡面はロシアのLOMO社(レニングラード光学機械工場)の特注品です。
ソ連の崩壊で西側にも販路を拡げようとしていた時期に図面を送り、作ってもらいました。(送金と商品の輸送は友人の経営する当時中国・東欧貿易を手がけていたM&M(株)にお願いしました)システムの波面誤差1/10ラムダの超高精度望遠鏡です。
もう10年以上になりますが、技術が良いのか保管が良かったのか、(ドームもないのに大きすぎてほとんど使えなかった)メッキの劣化は見た目にはほとんどありません。洗浄時確認しました。メッキは高反射メッキ(ジオマティックで確認)でした。
望遠鏡に比べ赤道儀が少し小さいのですが(積載能力80Kg定格)、とりあえず動きに問題はないようです。ただ、取り付けギヤがスカイセンサー2000PCで端数があり追尾(300倍1時間程度は視野中です)、自動導入で誤差が出ます。この冬のオフシーズンにはオーバーホールを兼ねギヤ交換の予定です。
架台も筒もちゃちですが鏡面はすばらしくシーイングの良い夜には圧倒的な惑星像を見せてくれてます。
据え付け完了で暗くなるのを待っています。奥の桐の木はたびたび切られることになります。
赤道儀の保管状態と望遠鏡の取り付け
この上に灰色シート(やや厚手)
とブルーシートをかぶせてます。
旧タワーです
3本の白管・・・太さは足場パイプと同じですが厚さがあり重い・・を柱に足場パイプで組んでいます。深さ1mに側溝の蓋を埋めその上にタワーを組み、埋め戻して固定しています。
望遠鏡は100Kg超あるので
専用のリフターで持ち上げます。
電動リフターのモーター部、上に上下
リミットSW、右のプラケースはコントローラ
です
途中まで上がった状態、、ボルト穴位置で自動停止します。
ボルト穴までもう少しです、待ち時間で他の準備をします。
穴位置まで上がれば自動停止するので、上下リミットスイッチをOFFにして、時に数ミリ程度微調し、リフターを押しつけてセットします。写真はボルト締め後リフターを下げ、引き出したところです。
ウエイトは15kgX4+10kgの70kgがついています。3個はバーベルです
合併で市になりましたが、何もない暗い夜だけがとりえの我が町内です。
暗くて見えませんが、座面高可変の
椅子便利ですね。DIYで3千円弱で
あったと記憶してます。
カセグレン・ニュートン鏡です。ただニュートンでは覗くのが大変なことと、カセグレンの精度がしっかりしているので作ってはあるのですが(前部交換式)一度覗いたきりまったく使ってません。
よくカセグレンは焦点位置がわからないなどと言う話を聞きますが、これはシーイングによらず(意識したことがないです)200倍程度なら数ミリの範囲の前後の中でよく見える点はすぐ決まります。
重くて鏡面精度を測ってません(テスターの部屋まで下ろす気力がない?)が保証値をクリヤーしているように思います。
もちろん星を利用したロンキー像に曲がりや歪みが見えることは全くありません。
シーイングの良いときに見た土星、木星のすばらしさは忘れられません。しかしこの口径の分解能を生かせる夜は5、6月頃に数回ある程度で、苦労して大枚をはたいた超高精度鏡というのは自己満足に過ぎないかもしれません。まあアマチュアのロマンですかね。
1年以上やっていなかった鏡面の洗浄をしました。
初めエアダスタ−で吹き飛ばし・・水をかける・・中性洗剤を溶かした水、ガ−ゼで洗う(表面を引きずるだけ)・・・水洗い・ガ−ゼ・・・蒸留水洗浄・・・エアダスタ−。 いつもこの順でやってます。
10年ほどになるので、表面が傷んでいるのではと見るのも怖かったのですが、開けてみると洗う必要のないくらいきれいでした。
もっとも、これまで表面には一度も手を触れてません。
また見た後は必ず 油紙・・プチプチ・・・断熱材(細い扇子状数個、横の窓から取り出せる) で表面を覆ってました。油紙は梱包でついてきたものです(のはずです)
鏡面は重くて持てないので押さえ金具などを外し、水がセルに入らないようビニ−ルで被い洗浄してます。リフタ−からも今回は下ろせませんでした。専用のリフトが分解し使えなかったためです。
駆動回路は当初天文ガイドのインタラクティブに載った回路を組み立て使ってました(ステッピングモ−タは純正のものと同じでした)が、現在はスカイセンサ−2000PCを使っています。回転速度は遅いが(倍速時)機能は高いし、問題もないようです。もしかして、使用例では最大の望遠鏡かもしれません。
換気ァン2個12v付き、たいてい換気扇を回すとカクンと像が良くなります。接眼部は大型望遠鏡用の回転装置つきで中古5万円ほどでした、ガイドは10cmアクロです
ブルーシートはリフターの防水用に敷きました
振動防止をお願いしたベランダでしたが、鉄工所の揺れ感覚と望遠鏡用ではまったく違い、5m高の鉄塔を組むことになりました。
コンクリートのようにはいきませんが、風でゆれるなどということはありません。
かすかな揺れを防ぐため、
上部に足場パイプのステーも入れています。針金のステーはは伸びがあり揺れはとれませんでした。
観望中です。タワーの先端が見えています。
寒くなって霜が降りてます。
片づけるのが面倒だったり、待ち時間の長いときはこのように車の塵よけをかぶせています。
丈夫ではないですが、軽くかさばらず
引っかけなければ十分もちますね。
懸案のタワー上下のコンクリート打ちしました(ゆれ防止)
これはやってみると以外に簡単でした。入れた鉄筋はもらいもので総費用3千円程
こんな田舎で、砂も砂利も買わなければならないのには驚いたというかばかばかしい気がしました。
おまけにセメントと砂利や砂があらかた同じ値段とは?!25kg入りで300円から400円。
まだ望遠鏡載せてませんが、上に載って跳んだり揺らしたりした感じではかすかなゆれもなくなったようです。黒円盤は10ミリ厚の鉄板です。
2010/4/3
久しぶりにセットして覗いてみました。 2010/9/9
バランスの関係か赤道儀だけではカタカタ
してましたが、望遠鏡を載せるとまったく揺れ
ないようです。
収納時の主鏡保護材です。油紙、プチプチ、短冊断熱材です。
カバーした状態です。
中心黒筒はバッファーです。
このカバーが最も面倒で気をつかう作業です。断熱材もう3枚入ります。
シーイングも良いようなので、鏡面の評価をしてみました。ロンキーではパーフェクトな直線でした。焦点
内外像もこれが最も対称性が良いようです。
皆さんきれいな写真を(ロンキー、内外像)を写してますが、どのように写しているのでしょう
デジカメをあててみましたが、写せませんでした。写真には残せませんでしたが、改めて鏡面のすばらしさ
に感動した夜でした。12時頃から木星を見ましたが、いろんなものが見えて1時間半ほど接眼を取り替え
ながら楽しみました。
*10/9/10
2011/8/30現在の赤道儀保管状態です
副鏡が高反射再メッキに出していて、望遠鏡が使えないため、ウエイト等はずして簡易カバーのみの保管です。
改造後のタワーに載ってます。
大型のラックビニオン接眼部とニコンの双眼
装置・・・入射口径31mm
レンズはXL14です。
この直視ではせいぜい木星の高度までです
主、副鏡の高反射再メッキ
32センチ高精度ニュートンの斜鏡(エドモンド66ミリA)の再メッキの問い合わせからのスタートでした。
数年前の価格表によると、再メッキ代は4千円程度でしたので、そのつもりでいたら、なんと一枚6万円ほどという話、それじゃ新品が二枚も買えますと言ったら、そうなんですよ以前は業務のメッキの空きスペースでやっていたのが、今は一枚でもそのつどやることになったのでこの価格ですとのこと。
これでは個人の再メッキはやりませんということですねと申し上げたら枚数が多ければ単価は安くなりますという話。逆にカセグレン主鏡は20万円くらいでできるとのこと、これは安い。カセグレン鏡は見た目全く問題ないのですが十数年にもなるので反射率が下がっている心配もある。
それではというとで高反射で見積もりをとってみました。ところが高反射は50センチまででこの主鏡はできないということでした。
見積もりは3ヶ月間有効ということでしたので、主鏡は後日検討することにして、凸副鏡と手持ちの斜鏡すべて(一枚残してしまった)を高反射にする見積もりを再度出してもらいました。
一般的には高めと思いましたが、信頼できる会社でもあるし高反射になるということでお願いすることにしました。
斜鏡は市販のものですが、凸副鏡は代替がきかない物なので細心の注意もお願いしたく、直接ジオマテックの工場に持ち込みました。
2011/8/30
無事戻ってきました
2011/9/16
丁寧な箱に入れて持ち込んだら、その箱に入っ
て帰ってきました。
5枚の納品書、受領書
包みは簡単でしたが、緩衝材は丁寧でした
短径70ミリの一つ開けてみました
検査表に反射率約92〜98%、可視光部分はやや高く95〜98%とありました
高精度LOMO鏡カセグレン赤道儀