マンゴーの発芽観察 (2000.10.25)
 
種の何処から根が出て何処から芽が出るか興味がありましたので、
今年は今までと違う方法で種を蒔いてみました。

観察方法 : 種を用土に埋めないで用土の上に置き、種が乾燥しないように
          キッチンタオルを4枚重ねして種の上に被せ、常にキッチンタオルを
      湿らせるようにして、直射日光の当たるところに置きました。
         どの様に変化するか種を見ながら観察出来ますので楽しみです。

マンゴーの実
(1)
2000年8月に食べた石垣島産の完熟マンゴーです。

今年のマンゴーは味も色も大変良かったのですが、
昨年までと違い種を取りだしてみましたら種の殻が
少し開いていました。
そして中の種が育ち始めていたのです。
殻を開いた種
(2)
(2)の種は1999年に食べたマンゴーの種の殻を
開いた写真です。殻の中に大きな空間があります。
殻から取りだした種
(3)
(3)の種は、(2)の殻から取りだした種です。
そら豆の様な形をしています。
殻の中で育った種
(4)
(4)の種は、2000年に食べたマンゴーの種を殻から
取りだした写真です。
上にも書きましたように、今年の種は殻が割れていて
そら豆のよな形ではなく、既に細長く成長していました。

これを見て想像したのですが、あの固い殻の間から
どの様にして根が伸びるのか疑問を持っていましたが
謎が解けたような気がします。
柔らかい根が堅い殻を押し広げるのではなく、種全体
が成長して殻を拡げ、開いた殻の間から根を伸ばすの
だと思います。

殻から取りだしたときには写真(5)のように根も伸び
始めていました。
伸び始めた根
(5)
用土に置いた種
(6)
写真(6)のように用土の上に置き、上から4枚重ねの
キッチンタオルを被せ、常にキッチンタオルが湿ってい
るように上から水をかけて直射日光の当たるところに
置き、鉢は水を貯めた鉢皿で保水を助けました。

今回は用土のテストもしたかったので、水はけの良い
市販のサボテンの用土に腐葉土を混ぜて使用しました。
地中に向かって伸びる根
(7)
3日後には種がうっすらと緑色になり、根が伸びて用土
の方に向かって伸び始めました。

根は重力の方向に向かって伸びる向地性がありますの
で、種をどちらに向けて植えても根は必ず地中に向かっ
て伸びます。
用土から抜いた根の先端
(8)
(7)の状態から1日後には根の先端が完全に用土の
中に入り始めましたので、どの様になっているかそっと
種を持ち上げてみました。
写真のように先端の白い部分が用土の中に入っていた
根です。
種を持ち上げると根の育ちが悪くなりますので、今後は
根を見ることは出来ません。
見え始めた芽
(9)
(8)の状態から5日後に小さな芽が覗きました。
写真でも判るように種から直接芽が出るのではなく、
根の上に芽が出ています。種と芽の間は動物の臍の緒
の様に薄い種の肉質で繋がれています。
この部分で種から根や芽に養分が運ばれているので
しょう。
伸びた芽1
(10)
(9)の状態から2日後には写真のように普通に種を蒔い
た時と同じような芽になりました。
伸びた芽2
(11)
(10)の状態から1日後です。葉になる部分を拡げてい
ます。
これ以上種を表面に出しておくのは可哀想なので、種が
隠れる程度に用土を掛けてやりました。

芽の後ろに写っている白い紙のような物が、上から被せ
てあったキッチンタオルです。
葉が開いたマンゴー
(12)
(11)の状態から3日後には赤茶色の立派な葉になり
ました。

これで根が出て芽が育つ様子の観察は終わりますが、
種から直接芽が出るのではなく根の真上に芽が形成
されることを見ることが出来ました。
考えてみますと、種はいつまでも付いているわけでは
ありません、種から根が出て種から芽が出たのでは、
種が無くなったときには根と芽が分裂してしまいます。

当然のことですが、実際に目で見て納得しました。