「Final song for you」
Poem by おりびあ
幸せになりはじめた頃
眠れない夜
そして夢の中
なぜ あらわれてきたの
同じようにたいせつな
誰かとふたり
きっと寄り添って
いることと思っていた
言い聞かせるように
忘れるための恋じゃないこと
誇れる自信ならあるから
あなたの為にうたうのは
これが最後になるわ
あの日
声をかけそびれた
駅の階段
駆け足で降りたとき
片方落としたガラスの靴
キューピッドならいないから
そっと 置き去りになったまま
Comment
ずっと長いこと私のなかに住んでいた
誰かさんへのラブソングです。
「あなたの為にうたう＝あなたの為に詩をうたうこと」
と解釈して下さい。
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