健康と塗料の関係



今、世間で盛んに関心を持たれている環境ホルモンとか、人間の体に害を与える物質などのなかに、私達が使用している塗料があてはまるのでは、とお考えの方はいらっしゃるのでしょうか。そんなことについてお話したいと思います。


私達がふだんよく使う塗料は主にポリウレタンやポリエステルまたはラッカーやオイルなどで「塗料について」のページでふれたように有機物質をほとんどの(一部のオイルを除く)ものが使用しています。

塗布工程において、溶剤などで粘度を下げ刷毛塗またはスプレーによって塗装し
ていますが、この溶剤が乾燥、蒸発することにより強度のある塗膜を形成することになります。

完全乾燥するための時間は、気温・湿度・肉質等により差異はかなりありますが、一般に1.2週間程度でその度合いは最初は強く先へ行くに弱くゆるやかに乾燥して行きます。

この際に、確かににおいのある有害な物質を出しますが、
その殆どは設備された工場内でのことで、消費者の皆さんの手元に届くころは よほどの仕上がったばかりの製品でもその溶剤のかなりのものがぬけたものでしょう。

昔の住宅では、換気にそれほど気を使わなくても良かったのですが、現在の住宅では気密性が良くなり ある程度の期間換気をしていただければ 塗料のにおいはなくなり完全乾燥となります。

また私達の扱う殆どの塗料(例外もあります)は食品衛生法に適合したものです。
衛生面に問題はありません。

塗料の特質は、素材の表面に強い皮膜を作り保護することにあります。これは逆に素材の持つ欠点を封じることにつながるのではと、私達は考えます。

素材の持つ欠点とは、無垢材であれば 湿気による反り、乾燥による割れ、合板であれば突板の劣化防止 あるいは今、問題とされている接着剤を封じ込める。


何より 塗料の役割の第一は<保護>です。物の表面に連続した皮膜を作り、物を周囲の環境から保護し、長持ちさせます。

環境保護の面からも 森林問題からも 木製品を大切に扱い 長持ちさせ、粗大ゴミにさせないという塗装を目指したいと思います。