プログラムの追加と削除 開いたときのトラブル

プログラムの追加と削除に、アンインストールしたプログラムが表示される

最終更新日:2006/2/25

プログラムの追加と削除からプログラムを削除しようとした際に、エラーメッセージが表示されてアンインストールできないという質問を見ることがあります。 そのようなとき、窓の手強制アンインストール などのツールを勧める人も多いです。また、Microsoft のサポート情報にも手動で削除する方法 が掲載されており、この手法を勧める人もいるようです。 しかし、これらの対処方法に対する正しい理解は浸透しているとは思えません。何が問題かと言いますと、プログラムによっては

などの新しいトラブルが起きる可能性があることです。また、インストールされたファイルは削除されずにすべて残ります。Program Files フォルダからプログラムをインストールしたフォルダなら検索して手動で削除することもできるでしょうが、システムフォルダにインストールされたファイルを検索して削除するのは、非常に難しいでしょう。 まず正しい手順でアンインストールする方法を探し、どうしてもアンインストールできず、かつプログラムの追加と削除に名前が表示されるのが嫌なときに限り、窓の手を解禁するくらいの気持ちでいた方がいいでしょう。

プログラムの追加と削除に表示される名前は、レジストリのキー

  HKEY_LOCAL_MACHINE (HKEY_CURRENT_USER)
    SOFTWARE
      Microsoft
         Windows
            CurrentVersion
              Uninstall
の下で、そのプログラムに対応したキー(記号の羅列であることが多い)の下にある DisplayName という名前の項目のデータです。Uninstall String のデータが、そのプログラムをアンインストールする際のコマンドです。このコマンドの中にプログラムをインストールしたフォルダのパスが含まれていることがあり、フォルダを手動で移動したり削除したりしてもデータは古いまま残るので、アンインストールできない事態を引き起こすことが多いようです。

Uninstall

また、システムの復元をすることによってレジストリの情報がおかしくなってアンインストールや再インストール、アップデートができなくなる場合もあるようです。
Office のアップデートの自動検出中にエラーが発生する
アンインストール情報を削除する手法はこの記号の Uninstall の下のキーだけを削除するものであり、これを削除するとそのプログラムの名前がわからなくなり、的確な処置を施すことがさらに難しくなります。ただし、窓の手ならば削除しても元に戻す機能があるので、使うならば窓の手がベターであると思われます。

再インストールできなくなるプログラムの具体的な例としては、筆まめなどがあげられます。このプログラムはメーカーのサポートページで削除ツールを公開しているので、そちらを参考にすると良いでしょう。Symantec の Norton Antivirus も、Uninstall の下のキーだけを削除するのではなく、古いバージョンを正しくアンインストールしてからでないと、新しいバージョンをインストールできないトラブルが発生します。