難関の偽品は、改色カナ6銭(ヨ)であると考えられる。
切手のgenuineを収集するのは楽しいものであるが、真正品と偽品を鑑定する能力をあげていくのも、また楽しい事であろう。
偽品は、紙質の相違、印刷機械の相違、目打の相違によって科学的に鑑定できる。難しいところでは「菊20銭」と「改色カナ6銭(ヨ)」が特に難解である。
そもそも、手彫改色6銭とは、手彫洋墨6銭の原版を用いて色調を橙色に変更して印刷され発行されたものである。改色6銭(ヨ)の仮名は英国人ベーコンによって使用済が発見され、ルーマニアの国王キャロルも狂奔して未使用捜しに必死になったものである。
1900年生まれの三井財閥の三井高陽氏が所有する改色6銭(ヨ)の未使用も、この写真と同様、カナ入れ替え品である。
彼は、鑑定研究用に高額でこれを入手していた。
この偽品は遠い昔、外国で数枚造られたのである。
この写真は、洋墨6銭(ヨ)と版が異なるという事と、紙質、目打、印刷機械がgenuineでも、改色6銭(レ)の版なのである。厳密にプレーティングを行ってみますと、改色6銭(レ)の37ポジションと完全に一致してしまいました。故に、仮名のみを入れ替えたものであると鑑定できる。皆さんもここまでの鑑定域に達すれば、全ての偽品の科学的鑑定能力を習得した事になります。
(この改色6銭(ヨ)のカナ入れ替え品を研究用に希望される方は御連絡下さいませ。三井財閥所有の品は購入できないので、これ1枚しか入手はできないと考えられます。)
(30万円にて売却済みのため売り切れ)
(処分される時の買取価格は24万円になります)

今から約150年以上前にオーストリアで発行された初期のクラシックで未使用の現存約10枚の大珍品ですが、弊社の鑑定結果は偽品でした。紙質がgenuineとは異質であるため、科学的に結果がでました
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