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江戸幕府による幕藩体制から明治政府による天皇親政体制への転換に伴い、特権を失った反政府暴動に対処する為、１８７４年に飛信逓送切手を発行する必要が生じたのである。江藤新平,島義勇らを中心とする佐賀の乱への対処である。
つまりこれは「軍事郵便」なのです。
正院より陸軍省へ、そして次に各鎮台へ伝達されることになる。

この切手の使用例の現存は,多い西南の役の時のを含めて十点ほどであるが、陸軍省のものが多く、府県庁のものは二点ぐらいである。
そのうち最も状態の優れた名品がこの品で、手彫切手型録の写真使用の品と同一品である。

表面には「飛信の章」の朱印の印が押されて発行された。ちなみにこの飛信逓送切手（府県庁使用例）の東京ＣＡＳＨの買取価格は１５０万円であった。（売却済になりました）

他に銅製凹版の未使用も在庫しておりますので、分譲希望の方はお電話下さいませ。

木製凸版と銅製凹版の両方を所持して製版の違いを判別し理解するのも妙味があります。
銅版はマージンがある事でも識別できる。