(売却済み)


1912年、明治天皇の崩御により、明治時代は終了し、新しい図案の切手が発行される事になった。
(ヨーロッパでも国王が代わる度に切手の肖像図案は替わっていった。)
田沢昌言氏の渋い図案が採用される事になり、いわゆる田沢切手の誕生である。

田沢時代には、L12の目打や、C12×C12 1/2目打といった珍しいバラエティもあり、後のgranite paper時代には、様々な紙質に分類され、妙味の奥が深いので収集家の魅力の的となっている。

なかでも旧大正毛紙(支那加刷)の無双罫の銘版田型は、現存これ一点であり、これしか現存していない。耳紙は切れていなく、切手は再接となっているものの、シミなどは全くなく、かなりよい状態である。

無双罫のコーナー田型は、現存二点が確認されており、そのうちの一点がこの写真であり、これは耳紙が広くscissors cutがなく極美品としては唯一の品である。
(未使用の無双罫は現存が少ないが、使用済の無双罫は世に多い)旧大正毛紙(無加刷)の無双罫の銘版田型とか無双罫コーナー田型は、現存していないので、これは所有することができない。
 (無双罫の銘版田型は、現在田沢界の巨擘(千葉県)の所有になっています。)



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