ガーディニウム・パンニング・ハムチーズの導関数多項式






ガーディニウム・パンニング・ハムチーズ(1784-1850)

ガーディニウム・パンニング・ハムチーズはフランスボルドー地方付近のハムチーズ家
侯爵の家で生まれた第13代目領主の3男で、幼い頃は筋肉トレーニングと
マラソン、そしてフランスパンをこよなく愛する一般的なりりしい男子
であった。
幼少期にルイ15世より数学の知識があまりに無さすぎる、と非常に強い
叱咤を受け、一時は領主継承の権限を奪われると噂されたが、
ある日、街のパン屋で買い物をした時にお金が支払えず、その際に
肉体労働で店番とパン焼きを手伝った。その際の店主が
休憩の際に数学を教えた事で、熱心な学術研究家としての道を歩む
事となった。

近年、ガーディニウム・パンニング・ハムチーズが晩年に執筆した
本が農家の蔵より見つかり、ノートルダム大聖堂に寄贈された。
その中に記載されていた式が近年、パリのパン屋を経由して
発表された。
この式は2018年、ガーディニウム・パンニング・ハムチーズの導関数多項式
と名付けられ、現在米マサチューセッツ大学やソルボンヌ大学の
一部の学者に脚光を帯びており、研究されている。
日本ではまだガーディニウム・パンニング・ハムチーズの知名度は低く、
彼の記述した本の和訳はまだ行われていない。
(もちろんデタラメです)


ガーディニウム・パンニング・ハムチーズの導関数多項式
f(x) = 1 sinx
を考える。最終的にf(n)(x=2/π)を容易に導けるような方法を目指す。

上式の両辺にsin(x)をかけて、
sinx・f(x)=1
オイラーの公式により、sin(x)= eix  -   e-ix 2i によりsin(x)を置き換えて、
({eix  -   e-ix)}・f(x)=2i
ここで両辺を x により n 回微分すると、
dn dxn ({eix   -   e-ix)・f(x) } = 0

上記とは別に、以下のライプニッツの定理のg(x)にeix,e-ix
をそれぞれ入れた式を考えてみる。
dn dxn {f(x)・g(x)}= n Σ k=0 ( n k ) f(n)(x)・g(n-k)(x)

ここで上記ライプニッツの公式、g(x)にeixを入れた式は以下になる。
dn dxn {eix・f(x)}= n Σ k=0 ( n k ) ik・eix・f(n-k)(x)
また、ここで上記ライプニッツの公式、g(x)にe-ixを入れた式は以下になる。
dn dxn {e-ix・f(x)}= n Σ k=0 ( n k ) (-i)k・e-ix・f(n-k)(x)

上の2つの式を引くと、
dn dxn {(eix-e-ix)・f(x)}= n Σ k=0 ( n k ) {ik・eix-(-i)k・e-ix}・f(n-k)(x) =0

n=0の時、つまりN回部分の所が0階微分の場合、
2i・sinx・f(0)(x)=2i
よって
f(0)( 1 2 )=1
n=1の時
2i・sinx・f(1)(x)= ( 1 1 ) ・2・cosx・f(0)
f(1)( 1 2 π)=0

n=2の時
f(2)( 1 2 π)=1
n=3の時
sinx・f(3)(x)= ( 3 1 ) ・(-cosx)・f(2)(x)+ ( 3 2 ) ・sinx・f(1)(x)+ ( 3 3 ) ・cosx・f(0)(x)

f(3)( 1 2 π)=0
n=4の時
sinx・f(4)(x)= ( 4 1 ) ・(-cosx)・f(3)(x)+ ( 4 2 ) ・sinx・f(2)(x)+ ( 4 3 ) ・cosx・f(1)(x)+ ( 4 4 ) ・(-sinx)・f(0)(x)
f(4)( 1 2 π)= ( 4 2 ) - ( 4 4 ) =5

n=5の時
sinx・f(5)(x)= ( 5 1 ) ・(-cosx)・f(4)(x)+ ( 5 2 ) ・sinx・f(3)(x)+ ( 5 3 ) ・cosx・f(2)(x)+ ( 5 4 ) ・(-sinx)・f(1)(x)
+ ( 5 5 ) ・(-cosx)・f(0)(x)
f(5)( 1 2 π)=0

n=6の時
sinx・f(6)(x)= ( 6 1 ) ・(-cosx)・f(5)(x)+ ( 6 2 ) ・sinx・f(4)(x)+ ( 6 3 ) ・cosx・f(3)(x)+ ( 6 4 ) ・(-sinx)・f(2)(x)
+ ( 6 5 ) ・(-cosx)・f(1)(x)+ ( 6 6 ) ・sinx・f(0)(x)
f(6)( 1 2 π)= ( 6 2 ) f(4)( 1 2 π)- ( 6 4 ) f(2)( 1 2 π)+ f(0)( 1 2 π)
=( 6 2 ){( 4 2 ) - ( 4 4 )} - ( 6 4 ) +1
=61


f(8)( 1 2 π)= ( 8 2 ) ・f(6)( 1 2 π)- ( 8 4 ) ・f(4)( 1 2 π)+ ( 8 6 ) ・f(2)( 1 2 π)-f(0)( 1 2 π)


= ( 8 2 )[( 6 2 ){( 4 2 ) - ( 4 4 )} - ( 6 4 ) +1 ] - ( 8 4 ){( 4 2 ) - ( 4 4 )} + ( 8 6 ) -1
=1385




・・・という風に、N回微分するよりは多少分かりやすい、
規則性のある数列が出てきます。
x=1/2πの時だけ、という条件付きではありますが、N回微分したf(n)(x)
という表記を式中に意図的に残し、N階微分多項式の形にする事で、式によってはN回微分が従来の方式より
多少簡単に出来るようになるケースが・・・出て来るかも知れない、という話です。
(実際のとこは簡単な式しか出せない)
ただこれだけw


実際のとこ色んな式でやってみると、非常に簡単な式以外は全く予想出来ない。
f(x)=sin(sin(x))とか、f(x)=cos(x)・cos(sin(x))とかは
N回微分した時のf(n)(1/2π) が比較的容易に得られるようです。
二重三角関数でも高速なN回微分コンピューティングが可能になるかも!?!?という所は画期的ですが、
でもやっぱり役に立ちません。
f(x)=cos(x)・cos(sin(n・x))をしつこくやってみたけど、
どういう訳か、難易度が急上昇し、
かなり難しいようです。でっかいカレンダー用紙と時間がないと無理w
この式の場合、cosAxやsinAxがA=4B/4B+1/4B+2/4B+3という4つの
式のまとめた式である、という示唆がどうも得られるようです。


ってほんとかよw

ってこんな数学、応用範囲あんのかよ・・・
・・・ゲーム音楽用?








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ほーむ