悪夢の linux 戦記
「ワタシ、linux 語ワカリマセ〜ン」

つーか Windows もろくに出来ないんですけど。。。



*** XPのパソコンを復旧してやる!!超修理挑戦編 ***

Round fight 5 序章!!! 部品交換編

'20.8.9 作成




ネット上に発信したい概要:
修理できた。ラッキー!
XPサイコーだよぉ、楽しいよぉ快適だよぉ。
インターネットできないよ。




(本文)


大昔にツクモで買ったショップブランド製、自作PC系のAMD Athlon64x2 5600 PC。
2.8GHzのデゥアルコア構成で、購入当時はミドルエンド程度でした。
確か12万〜15万ぐらいの値段だった気がします。
FF14のベンチを回したらダメダメカクカク動きません、という感じのレベルですが、
FF11はまぁ我慢すりゃ大人数コンテンツを我慢すりゃ何とか遊べるかな?という
感じの性能でした。
Qurtus2等のシュミレーションの実行時間なんかもノートPCだとまる1日回しても
終わらないような計算を半日一晩で終わらせてくれる、という、
実はローエンド機に比べると圧倒的にパワーがある性能でした。

ここ10年ぐらい前から、忙しくてほとんど使っていなかったのですが、
かれこれ6年ほど前に、グラフィックボードだかどっかが故障。
恐らく当時、グラフィックボード辺り(どこ交換したか忘れた)を交換したのですが、
その交換後、2・3回しか起動しなかったにも関わらず、1年後には
電源が入らなくなってしまいました。
全然使って無かったし、修理する部品代もちょっと高いしいいやと思い
放置していました。
ここ最近、数ヶ月で少し時間が取れたため、修理に挑戦してみました。
新しいパソコン買ったら10万とかしますもんね。安い金額で部品交換で
動けば儲けものという感覚です。

当初はマザーボードがイカれて、マザーボードさえ交換すれば直るだろうと考えていました。
故障箇所について、ネットで色々調べてみた結果、マザーボード上のLEDが点灯していない
ので、どうやら電源ユニットがおかしいらしい、との事。
電源さえ来ていて入れば、とりあえずマザーボード上のLEDは点灯するらしいとか。

このテの修理に定番というものはありません。
大昔に同じくPCが動かなくなった事があり、電源の「予備」は実は2つありました。
電源ユニットを取り外し、予備の電源ユニットと交換
してみた所、やっぱり電源が入りません。
もう一つの予備の電源ユニットと入れ替えてもやはり電源入りません。
さらに、予備の電源ユニットのネジを開けて中身を見て見た所、
どこも部品が劣化した様子はまるでありません。
かなりホコリが入ってましたが、なんとか綺麗にホコリを取りました。
(電源のくせに鬼のようにホコリが溜まってるのは恐ろしい。)
でも、電源ユニット単体で電源を入れても、やっぱり電源のファン
すら入りません。
ネット上に書いてあった、特定ピンをショートさせて(クリップ使用)
ファンを回す方法を試してみましたが、やっぱりファンすら回りません。
(というかあの方法はかなり怪しいので試さない方が良いようです)
そこで思い切って、博打して電源ユニットを
新たに購入して入れ替えた所、偶然電源が入るようになりました。

後々考えてみたらですが、電源ケーブルが死んでたのかも?
新品電源ユニットと電源ケーブルをセットで入れ替えたのですが、
中身を開けて見た感じで故障はなかったので電源ケーブルが死んでたの
かも知れません。パソコントラブルで電源ケーブルが死ぬ、という事は
まず滅多に無いのですが。見た目ケーブルも全然損傷してる気配
ありませんでしたし…。なんで動かなかったんだろう?


この電源ユニットの選定も非常に難しいハードルの高いものでした。
昨今の電源ユニットは、SATAの電源端子は複数あってもIDE用のコネクタは
ないか、1〜2個しかない。
XP世代のパソコンではSATAはまだ出たばかりで、少ないのが当たり前でしたから。
挙句に最近の電源ユニットは、昔に比べて値段がかなり高騰している上に
IDEコネクタが1つ〜2つしか使えない。
探せばSTA>IDE用電源変換コネクタなんて物があるんでしょうが、
恐らく通販、秋葉原まで行かないと手に入らないでしょう。

大昔は「パソコンの自力組み立て」なんて物が流行っていましたが、
昨今はかなり下火になっているようで、価格は安くない上に性能も良くない。
その上品揃えも少なく、どこの店も大幅に取扱いを縮小しているようです
(2店舗ほど回った感想として)。 部品交換による自力修理は結果的にかなり高くつくみたいです。

よく分からんかったので、とりあえずIDEケーブルがついてて
安いのを購入。
幸いにもCPUファンクーラーやマザーボードへの電源供給やコネクタの種類に関しては
規格がほとんど変わっていませんでした。
店頭に並んでいるいくつかの電源ユニットも、これまた7000円〜1万五千円と、
幅が広い。その上違いがほとんど分からない。
ただ、端子がIDEがあるか無いかという違い程度は分かったのですが。
マザーボードに必要な電源容量はどう考えても足りています。
そしてお決まりの「店員に聞いても店員が答えられない」「店員は動かなかったり
壊れたり返品されたりした時に責任取されるのが
嫌だから逃げ回る」という電気屋定番の「なんでも客責任」という空気全開で
何から何まで自力で自己決定する定番のパターンw
うああああ、どれ買ったらいいんだ、どれ買ったらいいんだよぉwww
 ※家電や資材建築材等、部品数や品数が非常に多い物、特殊な物を買う時は
  原則客が責任を取らないと売ってくれなくなります。
  ここに文句をつけてはダメw店員には何も聞かずに
  物を買ってくのが基本。でも何にどういう使い方をするのか、は伝えた
  方がいいです。
  詳しい人が店員だととにかくぼったくられるし、ド素人だと今度は詳細を知らないし、
  どっちもどっちなのです。
  買う時ははっきりと、「とりあえず買ってみるんだ」「まぁ動いたら儲けものだ」
  みたいな、自己責任オーラを全開にしとかないと売ってくれませんw
  これ系の製造会社で働けば分かる事なのですが、
  作った人間や毎日使っている人間ですら、何で動かないんだ?
  みたいな事は実際にはかなーーり多かったりします。
  「家電の購入は客の自己責任」は暗黙の日本の購入マナーw

ついでにCPUグリスを購入。昔塗ったグリスはとっくの大昔にダメ
になっています。しかも高い。なんでこんなもんが1000円とかするんだw




そして不思議な事に、PS2接続のキーボードのシフトキーが両方とも
死んでいて、キーボード上のキーもいくつか死んでいました。
USB接続のキーボードだけはきちんと動くのですが、何故か
PS2のキーボードは動きませんでした。
「キーボードなんて修理余裕だよ。ドライバで中身開けて直しちゃえ♪」 テキトーに穴が合いそうなドライバで中身を適当に開けます。
すると、キーボードのボタン、透明シートの間に大量に入っている
ボタンらしきがバラバラと大量に部屋に散乱w
中身は案の定、髪の毛やらおかしの食いクズやらゴミだらけです。
こりゃ動く訳ないや・・・
ゴミを3時間ほど時間かけて丁寧に取って元に戻そうとしたのですが。
「あれぇ?変なボタンが一個足らないよ?」
いや、部屋に絶対にあるはず。だって目の前でキーボード開けて
やってる訳じゃないですか。探せば部品絶対見つかるって。
で、いっくら何回探しても、どんなにしつこく探しても、何分経っても
部品が見つかりませんw
「・・・んなアホな・・・なんかの祟りか心霊現象かいな?まじかよぉぉ〜〜」
仕方ないのでPauseボタンは変な部品なしに元に戻す事にw

散々時間をかけてゴミを取ったにも関わらず、やっぱり
シフトキーが両方死んでいます。文字も結構な数が死んでます。
見た目上、どう考えても故障してないのに。
そもそもこのキーボード、2002年頃に買ったパソコンのキーボードを、
使いやすいからというだけで延々と何年も使い続けて来たキーボードです。
古いしいい加減動かなくなっても、金属部分が酸化したり、
熱で伸縮したりして動かなくなっていても当然と言えば当然なんですが。
見た目上は全然問題なさそうです。コンデンサ等劣化が早い部品も
特にないのに…。
「んーやっぱ開けるのやめときゃ良かったかな?」
何か、自分の知らない特殊な工法が使われてるんでしょうか。

まぁウィルス感染とかいろいろ考えると、パソコンの神様的には
一台買っておいた方が無難と言えば無難とも言えますが、
それでも無駄に買ったからって状況が改善するかと言えばそれはやっぱり甘い。



結果、USB接続のキーボードを仕方なく購入。
VisualStudioがスイスイコード出来る環境はぜひとも欲しい所です。
配線が死んでいたらもっと派手にキーが動かなくなるはずですし。
たまたまBIOSがUSBキーボードに対応している世代のPCだったから
事なきを得ましたが、今さらPS2キーボードを入手しようとなると、
ちょっと面倒かも。
2000年丁度くらいの頃は、USBキーボードではBIOSなんて操作出来ないのが
普通でしたし。USBなんてものは、どういう訳か動かない、トラブルもすっごく多い
怪しいものだったのです。

お店では既にWindowsXPに対応したキーボードというのが
半分ぐらいしかなく、今更XP用に買うというのは少々無謀のようですが、
まぁたまたまそんな高くもなく、XPも対応してるよ!というキーボードが
あったので購入。
店員さんに「古いXPのパソコンを修理してて、キーボードが動かないから
買うんだけど。どれにしたらいいでしょう?」
と聞くのも大事ですw
これをハッキリ言っておくかおかないかで、結果が大きく変わる
可能性もあります。

USBの通信部が最近のWindows向けオンリーでチューニングされて
ると、万が一でも動かないかも知れません。
つー事で年のため店員さんに聞いて購入。
ううぅ、意外と痛い出費だ・・・。

XP世代だと、USB1.0,1.1辺りが標準のはず。
WindowsVista,7辺りだとUSB2.0。
Windows7以降だとUSB3.0。
だいたいこのテの機器というのは、古い機器のサポートを切ってる
場合、正真正銘古い機械だとホントに動かない事も有り得る。
個人的には、べっつにXPの対応がなくともキーボードぐらいは動くんじゃねーの?
という気はしていましたが…。
BIOSでドライバなしに認識出来るぐらいだし。
Windowsって個別のキーボードごとの専用ドライバ入れなくとも
だいたい動きますもんね。OSに標準搭載されてる内蔵ドライバで。




さらにHD5550のグラフィックドライバと最後のXPのパッチとの相性が異常に悪く、
800x600等の小さい設定にするとXPがクラッシュ。
グラボのドライバを入れた当時も小さい画面にするとフリーズして
ましたが、Catalyst?とかいう画面設定用のアプリすら満足に
動かなくなってました。
BIOSの設定でCool'nQuietや色んな設定を変えるとXPがクラッシュ。
色々BIOSの設定をあれこれ試さないと起動すら出来ない。
デフォルトのままだと何とか動きましたが…。


ハードオフでRAMを購入。時代遅れだったので格安でパワーアップに
成功。
100円くらいのジャンク品を適当に2〜3つ見繕って買って使ってみた所、2つほど
動きます!
こんな格安にRAMを増強出来るってのは運がよくないと
出来ませんね。みんな古いパソコン使わないのかなぁ…。



で、とうとうXP機としてとうとう復活!


当時、長年使われたWindowsXP。やはり腐ってもWindowXP。
軽量で文字もサクサク入力できてVisual Stdioも
かなり軽快。MSDNがオフラインでしか読めないですが、それでも、
やっぱり軽い。
ソフトを幾つ起動してもブラウザを幾つ起動しても全然パワーダウンしません。
もともとミドル〜ハイエンドクラスのPCだった事もありますが、
それでも用途を限定すればXPでもかなり快適です。ほとんどのホームページ
読めないけど。
VisualStudioなんて普通、重いからなるべく避けて使う物ですが、
コードエディタの補完機能は異常なほど使いやすい。
モジュールへのジャンプや戻る、その他やっぱり便利です。

が、相変わらず、画面のサイズが変更出来ないので文字が読みにくい!
(この段階ではHDMIによる音声出力が実は出来ていたりします。)

さらに、インターネット急性長期に製作された莫大な数のソフトが
使えます。Win10などでは動かなくなった大量のソフト群!
セキュリティリスクは大変なものですが、それでもゲームやら
便利なコーデックなど。

しかしXPまんまを使おうとするとブラウザが死んでます。ほとんどのHP
は見れません。Yahoo,Google系列や普通の会社のHPはまず
見れません。ごく一部、LiveDoorやBing、アマゾン、この武石雅夫のホームページ
などごく一部は見れます。
と、いうのも、途中、6年ぐらい前に、サーバー側がSSL3.0?だか何だかの暗号形式に完全に
切り替わり、古いブラウザでは見れなくなっているからです。
MhttpがWindows10のEdgeブラウザから見れないのもその影響じゃないかと。
動画コーデックなどもかいくつか動かなくなってるっぽいです。
昔、TVボードで録画しといた映画、見れなくなってるじゃん。

お!フリーソフトのゲーム王国DXあるじゃん!やろやろ・・・あ!これも遊べるじゃん!
NET.USBでジョイスティック使って、ねそべってゲーム出来るじゃん!
わーーーセガサターンのエミュレータも遊べるぞ〜〜、セガサターンのソフトあるから
引っ張りだしてこよっと。エヴァンゲリオン2nd Impression
動くな〜、あ、車のデートのゲーム、これ意外とおもしろいじゃん。
バーチゃ2は起動出来ないかー。あれもこれもまだ動くなー、ラッキーサターンの
ゲーム遊べるじゃん!ついてるぅ!
うはw68k高速版あるじゃんwすげーまだ動くわ〜〜〜。
音がちょっと弱いけどまぁそこそこ快適に遊べるわ〜。でも1〜3フレームぐらい
フレーム遅れあるからアクション系はちょっと無理かな?

・・・みたいな感じで、宝の山です。
大昔に作った家計簿最新版ソースにMhttpソース、猫スタンプのソースコードの
レスキューに成功!
おやぁ、VB>C変換するbionflexの頭だけ作りかけの自作ソフトも入ってるなぁ…。
その他gXX33v14やmccXXとかいうお宝ソースも発掘。
いやぁこれずっと使いたかったんだよねー、うんうん。

FF11もインストールされていたのですが、公式サイトによるとXPのサポートは
終了しているようです。ま、どうせやる時間ないけど。

と、いう感じで、次から次へとお宝が発掘された訳ですw
楽しい、あまりに楽し過ぎるぞWindowsXP!まさに氷河期世代が愛した
インターネット開拓期の楽しさがギッシリ詰まっている。
作りかけのH8の周辺ハードウェアシュミレータのソースも入ってると思われますが、
これのレスキューはしませんでした。どーせ超最初の方しか作ってないし。




じゃー最近のWindows10のOS入れればブラウザ使えるよーになるのかな?
とおもいきや、これはどうやら間違いのようです。
古い世代のパソコン本体だと最近のWindows10 OSに入っているドライバが
対応していない可能性が高いとか。かなりの博打になるらしい。
ので、新しいパソコンを本体ごと買うべきだそうです。
元々はWindowsVistaの32bit版がプリインストールされていたんですが…。
(重たすぎるので買って即効でXPに変えましたが)
新しいOSだと重た過ぎて恐らく稼働無理でしょうね。

これは推測になりますが、あまりに膨大な数のPCそれぞれに
マイクロソフトちゃんが最適なOSを用意する、というのは
ちょっと無謀です。
メーカーごとのSEなりが個別にOSをチューニングするとしても、
周辺機器まで含めるとあまりに膨大な動作確認や調整、ドライバ修正が必要になる。
つー事は、こんなふるーーいパソコンやIC向けにWindows10ちゃんが
再調整させられるのは多分すっごく嫌がるでしょうね。





「やっぱインターネットできねーのは不便だなぁ…
 テキトーにLinux入れてみるかぁ。それなら多分ネット出来るよなぁ?
 DVDに焼いてCD-ROMからブートすりゃいいだけだし
 これくらい簡単に出来るし、やってみっかー^^」

この安直な思いが、その後大変なトラブルの元になる訳ですがw



Round fight 5 1章!!! LinuxをDVDに焼こうインストール編
に続きます。








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ほーむ