はたらくおとこ
阿佐ヶ谷スパイダース


「日本の女」キャスト+池田成志。おもしろかったー。こういうの好きだ。えぐいしグロいし全力で破滅に向かってるし 何でこうもハチャメチャになっていくんだろうね?ってくらいスピーディーな展開で転落していく登場人物たち。
しかも相変わらずわけわからん、皆。いわゆる「まとも?」と思える人がいない。いや、夏目だけが唯一まともに見えた ような気がしないでもない。まともに見えすぎてインパクトは弱かったような気が。特に中旬くらいまで。
農薬飲んだり、核廃棄物?みたいな怪しい何かが登場したり、とりあえず殺人してるし。「こんなネタで 笑っていいんだろうか、自分・・・」と思わず思う辺りは変わらないなぁ、と。

が。

今までどんな芝居を見てきてもホラー映画見ても「食欲減退」という事は未だかつて無かったのに。初めてこの 芝居を見ていて、食欲が一気にゼロになった。あれを食った日にゃぁ・・・。_| ̄|○ 私はダメだー。あれは ダメだー。思い出しても胸がむかむかしてくるくらいダメだー。そして皆迫真の演技だから余計にダメだったー。
って連呼するほど別にダメじゃないんだが(←どっちだよ)、でも気持ち悪かったなぁ。リアルな感じがしたし。掴んだ時に 指と指の間から漏れるあのぐにゃぁ感が・・・。ぎゃー。
夏目も食ったしな。りんご出てきた時は思わずじーんと したよ。

最後は夢オチだったんかい!と思ったけど、「許す!」の一言で「あれ?」となってしまった。受け止め方によって 幾通りもの考え方ができるラストではあったけど、私はやっぱり見たまんまのラストな気がした。突っ込んできたトラックに よって茅ヶ崎は死亡、夏目は重傷。茅ヶ崎と理解しあってりんごを食べたのは夏目の願望、妄想。現実には茅ヶ崎に 真実を伝えることもできないまま、茅ヶ崎は死んでしまった。笑うことしかできなかった夏目が、最後に見た幻が 茅ヶ崎の「許す!」だったんかな、と。つまり、とんでもない悲しい話・・・かなぁーと。あれは希望ではなく、夏目の絶望 だったと私は思いました。

1度外に出て座って家の中を見つめる夏目のかっこよさに鼻血出るかと思いました。

(4/9 19:00 本多劇場)

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