障子の国のティンカー・ベル
STUDIOコクーン・プロジェクトVOL.5


野田作品は野田演出で見たいなぁと思った作品part2。

鶴田真由さん初見。(舞台でのお芝居ね) 失礼承知で言えば、わりと頭が大きくてびっくりした。 多分体が細すぎてそう見えるんだな。 でもかわいいねぇ。声もかわいいし。あの芝居を1人でやるのは結構つらかったと思うが、 わりと頑張ってたのじゃないでしょうか。あの芝居の舞台美術やった方と入籍されたようで おめでとうございます。
ただ、1人芝居っていうわりに演じ分けはかなーり無理がありましたが。「えーと今ティンク なんだな」とか、「あ、今はピーターなんだな」とか。見る側が頑張って理解する、みたいな。 衣装でわかったりとか。でも妖精界の裁判だっけ?あそこ特に気になった。努力はわかるし、 あれを演じ分けるのは相当大変だと思う。んが、全く一緒だった。最初はちゃんと演じてたけど、 段々キャラが変わるスピードが速くなるともうOut。でもまぁ別に不満ってことはないんだけどね。 客席を煽ってたりして笑いもとってたし。しかしあの小さな空間であの距離で鶴田真由って、 結構贅沢な気がする。私は後ろの方で見てたけど。

謎なのは、歌だ。なぜ歌う。というか、もとからあれは歌が入る芝居なのか?鶴田さんの歌が 上手とか下手とかそういう問題じゃなくて、「何でいきなり歌が!?」という感覚が全体的に あった。というか歌が多すぎ。何でだろう?野田さんの芝居はセリフが多いから、1人芝居じゃ きついし、それを緩和する為の処置だったのだろうか?何にしてもあの歌は結構邪魔だった。

終盤、見てて鶴田さんいっぱいいっぱい。演じ分けとかそういうのはもう除外されてる気が した。暗黙の了解で気にしちゃいけない、みたいな。ただ何ていうか単に実力不足でどうこうって よりは、世界に感情移入しすぎて演じ分けができなくなってしまってるというか。何かそんな風に 見えたのよ。というか終盤切なかったね。ああ、野田作品だーって思うくらい切なかった。 何か大勢の芝居で見てみたかった。ここでクラシックとかのナイスな選曲があって・・・とか 想像したりなんかもした。芝居に集中しろよって感じっすね。で、そうやってイメージと実際に 見てる芝居が見事に融合しかけた時に、ナイスタイミングで入る歌。勘弁してくれ。(ん?私が 悪い?)
でも、想像よりはおもしろかったと思う。

いや、演出家が「カスパー」の演出家さんだったので・・・。 ちょっと警戒してたのさ。ふっ。

(11/19 19:30 ベニサン・ピット)

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