MIDSUMMER CAROL
ガマ王子とザリガニ魔人


::MEMOに書いた感想 → 「MIDSUMMER CAROL ~ガマ王子とザリガニ魔人~」の感想::

最初にタイトル見た時は「何じゃ、こりゃ」って思ったけど今から思うととても素敵なタイトルな気がする。 もちろん「MIDSUMMER CAROL」の方ではなく、「ガマ王子とザリガニ魔人」のほうね。(2度目見て初めてディケンズの「クリスマス・ キャロル」の大王Ver.かつ夏版だから「MIDSUMMER CAROL」というタイトルなんだと気づきました)

口元がぷるぷる震えるくらいの勢いで泣きました。涙がこぼれ落ちるだけじゃなかったのって久しぶり。大王作にしては笑いを抑え目 控え目にして大貫とパコの本筋を非常に大事にした感じ。もちろんそれでも笑いは十分あったんだけどね。そういえばお笑い担当が 複数いたような気が。1幕終了の大貫の涙に泣き、終盤のガマ芝居の「ごめんよ、ごめんよ皆」の呟きにも泣き、消防士の雨にも 泣き、(そして消防士が呆然と手の平を見つめる仕草や、それを見つめて動きが止まってしまう犬山さん・山内さん・瀬戸さんたちにも 泣かされ) 当然ながらパコの死にも泣き、最後に両親に電話をかけるラストシーンでも泣いた。思い切り笑い泣きした芝居だった。
私の人生の中でも、「ヤゴ?」という一言だけで笑って泣くというのは非常に貴重な経験だったんではないかと思う。
挿入歌がとても好きなので、あの曲が流れてくるだけで涙腺が緩みます。(思わずCD買っちゃったしね)

役者さんは9割良い役者さんだらけでした。特に心配も何もなかった方々は期待通りでしたね。山崎一さんにいたっては期待以上。 上手だなぁ、この人。泣かされて笑ってほんわかしました。ちょっと心配ではあった伊藤英明さんは、2幕で美味しいところをかっさらって いきましたね。情けない男を好演していたと思います。特に台本読んで絶望して自殺しようとした後の、光岡とのやり取り(室町限定)は 本当に良かったと思います。ちょっと切なくなってじーんと来た。
そんな室町とのやり取りでさえ光岡は私はダメだった。やりように やっちゃ美味しい役なのに。「あーこの人の演技ダメだー」と1番強く思ったのは大貫と酒を飲もうとするシーン。台詞も棒読みの上に あの生意気な口調。何であんな口調にわざわざしたのか。普通に喋らせていたなら、今よりは光岡というかハセキョーに対する 嫌悪感も少なかっただろうになぁ・・・と思う。まぁ、初舞台だししゃーないのかもしれんけどね。大声出した時のあのヒステリックに 聞こえてしまう印象はもったいないね。役的に室町みたいな挽回シーンが無かったのが痛かったかも。

切なく悲しい作品ではあったけど、とても心に残る良い作品だったと思う。観れて良かった。

(7/7 19:00 PARCO劇場) (7/17 19:00 PARCO劇場)

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