[ biography ]
Theatrical Company G-gate


精神科医のインターン生が患者の女性と恋に落ちる話なんですが、話の引っ張り具合は私は非常に惹きこまれました。元々DMで送られてきたポストカードが私の好みのツボ知ってんのか?ってくらい好きだったんです。んで、そこにあった「南で、待ってる」って一言がそりゃぁどう関わるのか気になっていてその言葉の意味がわかるにつれてもう「来た来た来た来たーっ!」って感じでしたわ。見ていて勝手に盛り上がったよ。特にトモキ(・・・だったっけ?)が「南で待ってる」と墜落?していく時とカナコが後ろで何か叫んでる時、その他の全員が群唱する時なんざ鳥肌たったくらいかっこよかった。あのシーンすっげぇ好き。

そしてそれ以降「?」となってしまった。んー。マリカとタカギ家の関係とかそういうのがわかるにつれて「どうなるの?どうなるの?」と思いながら見てたんだけど、終わった時その「どうなるの?」は「で、どうなったの?」で終わってしまったというか。ああいう終わり方もありかなーとも思うんだけど、何かもちょっとしっくり来るものが個人的には良かったような。で、それが何かと言うとイマイチわからんのだけど。ただ、かなり無理矢理なラストに思えてしまいました・・・。ご、ごめんなさい。
何が1番無理矢理に思えてしまったかというと、レイカ・ミヤケ・ハセの3人の関係性っす。ハセの「僕も男ですよ」という一言を聞いて「え?ハセってレイカ先生が好きなの?」と驚き、さらにレイカ先生がミヤケを好きだったことにそりゃぁもうすっげぇビックリして、とどめでそのレイカ先生の気持ちにミヤケが気づいていたという点だ。ミヤケの手紙の「マリカに出会ってなければレイカ先生に恋してたと思う」という言葉を聞いてレイカは泣いてたけど、「そうかぁー?」と客席で見ていて思ってしまった。どうもあの3人のあの恋愛絡みだけが台詞先行というか「ふーん」って感じになっちゃうんだよね。気持ちが伝わってこないというか。その他3人のシーンとか好きなシーンあったりするんだけど、その三角関係っぽい気持ちはいらなかったんじゃなかろうか。それとも必要だったのかしらん。私にはわからんです、ごめんなさい。
で。あとラストシーンがイマイチ不明。その南の島に2人で来たの?で、その南の島にマリカを置いていってしまうの?そりゃマリカじゃなくても不安になるだろうなぁと思うが。そしてミヤケ=トモキってのもびっくりです。んー。感情移入して自分をそのトモキという人物に投影しているという意味なのか、本当にトモキの生まれ変わりというかトモキの人格を有したのがミヤケだったのか。でもマリカの中にあった人格はカナコだけだったみたいだから、そうするとミヤケはやっぱりトモキで、時間が廻って出会うべくして2人は出会ったわけで。ああ、こうやって書くとなんて私のツボな設定。好きだわ。しかし好きでもわからん。ミヤケはタカギ家と何か関係あるわけでもないだろうし、カナコとマリカの関係があそこまで明確に描かれてしまっただけにミヤケ=トモキの関係性は「ええーーー?」って感じでした。唐突というか。だからラストシーン、「初めまして、タガギトモキです」という言葉で終わったわけですが(←「銀河旋律」を思い出しました)、あのシーンが1番「ふーん」という気持ちで見てしまいました。(ちなみに一緒に見ていた友人も同じ感想です、この2点に関しては。)

どーでもいいことですが、タカギタカキさんというギャグみたいな名前の彼が病院に来た最初のトイレの実演?シーン。かぶりつきの私のまん前でした。「勘弁してくれよ」という切実な私の心の悲鳴が届きましたでしょうか。

?とはなっているけどハセとレイカのシーン。ハセがレイカに言う「好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心」の台詞・・・。44マグナム全弾撃ちこまれたってくらいの衝撃でしたわ。死にました。あの台詞きついでしょう。そうだよねー、無関心なんだよねー。よくぞ言ってくれた。レイカが後々「好きの反対は無関心じゃなくて、優しい思いやりだよ」とか何とか言ってたと思うんですが、私の中で正解はもう「無関心」以外の何物でもないと思ってますんで台詞自体覚えてません。あれはやられたぜ。

役者さんとしてはビバじじぃ!ってくらい、じーさんが良かったです。(最初の登場シーンのメイク見て、ああ、この人はまたじーさんなのねと思わず微笑んでしまったです。)何があったかを語リ出すシーンには思わずひきこまれました。あと、マリカのお母さんやった人私やっぱり好きみたいで、(前回先生だったような)あー、うまいなぁーと思いながら見ておりました。ハセは学生時代ああいう人いたように思えました。なので、とにかく見ていて何か懐かしかったです。
そういえば、小児科のインターンであるハセはこれでもかってくらい精神科に出没してましたが、あれはレイカへの恋心ゆえだったのでしょうか。小児科は大丈夫なのだろうか?と密かに心配してみたり。

そういえばえびせんか何かが見事に客席にダイブしてましたが、あれは演出なのか事故なのかどっちなんだろう?私だったら膝の上に落ちてきたら食べてしまいそうだ。(←おい)

そんなわけで多少「?」とはなってしまったしラストのインパクトが弱かったけど、全体的に非常に好みなお芝居でした。特に題材が。台詞も好きですし、音楽も良かったし。今後も期待して楽しみにしてます。

ちなみにもし私のレポを読んで次回公演見てみようかな?と思った方へ。当日券避けた方がいいです、チケット入手しましょう。私は絶対にそうします。立見にならなかったけどその可能性あったので。立見は嫌やー。

(5/6 18:30 ウッディシアター中目黒)

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