裏切り御免!


ネットでの感想を探してみたりすると、どうやらこの作品は結構不評らしい。あら、そうなんだ。私は好きだ、この作品。大好きでもーどーーーしよう大変ーってことは絶対にないが、それでもここ最近の新作の中では1番好きかもしれん。キャラメルの時代劇は嫌いじゃないという自分自身の考えもあるのかもしれないけども、でも良かったと思うんだけどなー。

細見さん演じる立川迅助も良かったし。岡田さん演じる竜馬は若干抵抗があるのだが、まぁそれも別に妨げになるほどでもなし。細見さんは迅助になってたと思う。んーとうまく言えないが、細見=迅助というか。少なくともこの芝居において「迅助=今井」の図式は想像できない。何か違うと思う。まぁそれは見ることができないからってのもあるんだけど、ただ今回の迅助と「風を継ぐ者」の迅助は私の中では「=」ではない。裏切りの迅助≠風継ぐの迅助。同性同名の別人だと思ってる。まぁ今井さんの迅助との比較はできんってことかもしれないな。(否定ってのとは違うつもりなんだけど)

前田さんは良かったなぁ。女優さんは基本的に全員良かったと思う。個人的に「妹」が必要だったのかは謎だが、しかもまぁ妹役の2人とも何かかっちーんと来る演技だなぁと思ったりもしたが総合的に私は満足。大森さんのあのやわらかさとかいいなーって思うし。前田さんが終盤啖呵を切るところとかかっこいいと思ったし。ああいう役は似合うと思った。でも正直この人は脇で突っ込んだり遊んだりしてるのが1番似合うと思うんだけどね。

話としても、まぁ結構良かったんじゃないかなーと。今回は良い意味で「キャラメルだなー」と思ったりした。あの状況下で誰も死なないってのがキャラメルらしいっちゃらしいけど。

が、しかし。

不満とまではいかない。だが疑問が残った。2回見て2回ともひっかかった。ラストだ。いや、これクリスマスツアーだからどうひっかけるの?と思っていたが、再会の日が12月25日という・・・。きゃー無理矢理ー。「12月25日に!」と迅助が叫ぶと思わず「さぶっ」となってしまった。ま、ね。クリスマスだしね。それくらいはね。ま、何でもね。

でもね。気になるんだよなぁ・・・。12月?25日?12月25日??

・・・時は江戸時代・・・。12月って言うの?師走とかじゃなくて?いや、私別にそういうの詳しくないし言うのかもしれないけど、あんまり時代劇とかでも「12月」とかって聞かないなーって思って。むしろ「師走」とか「弥生」とかそういう呼び方の方が多いんじゃないかと思って、で、あれ?って。こー何かさりげなく「師走だから」とかのセリフで客に「あ、クリスマスってことね」って連想させればかっこいいなーとか思わないでもないけども、まぁそんなことするはずねぇな。するんだったら「くろーずゆああいず!!」とか連呼しないだろうし。
しかし何かこーもにゃもにゃするんで(何じゃ、そりゃ)、ちょこっとネットで検索。しかし「言う」のか「言わない」のかいまいちわからず。ただ、現在の暦は「太陽暦」で、それが日本でも使われだしたのは「明治時代」から。従って今の暦と江戸時代迅助たちの暦は違ってたわけですな。太陰暦の時代だから。で、現在の12月25日はだいたい旧暦では1ヶ月前、11月20日以降らしい。そして旧暦の12月25日あたりは、現在の1月終わりから2月頭にあたるみたい。何かずれがだいぶあるようで。つまり、(私の無知なだけで実際12月と言うにしても)迅助が「12月25日に!」と叫んだっつーことは、1月終わりか2月の頭に再会しているわけでクリスマスでもなんでもないってことだったりするのかも。

別に歴史背景とかそういうのしっかりと調べてよ!という不満ってわけじゃないし、こうは書いても私の知識が大間違いで成井さんはしっかりと調べた上で作ったのかもしれないし、それにまぁ実際12月って言わなかったとしてもそれでこの芝居がつまらないものになるわけではない。いや、微妙になりかけるんだが、たいしたほどのもんじゃない。ただ、個人的に気になった。あら捜しするつもりはなかったのに気になった。何か自分の中で盛り上がってたものは正直このセリフで冷めちゃった。(不満なんじゃん)

最後に何か降ってくるぞーって思ったらやっぱり降ってきた。その辺はわかりやすい。

(12/10 19:00 サンシャイン劇場) (12/18 19:00 サンシャイン劇場)

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