彗星はいつも一人


「レインディア・エクスプレス」全面改訂版。 そう書かれてあるのは、「彗星はいつも一人」の前に送られてきたハテナ。さらに こんなことが書いてある。
「改題したことからわかるように、まったく違うストーリーです。(略) 北条雷太の 別の物語。(略) 彼の3番目のストーリーが誕生しました。」
だって。つまり、1番目のストーリーが「レインディア」で、2番目のストーリーが 「誰かが扉を叩いてる」ということですね。確かにこの2つは全く違うし。で、3つ目が この「彗星」と。さて、見終わった感想は。

「レインディア」再演なら再演って最初から言え!

何か「別ストーリーです!」と事前に言っておいて実際幕が開いたら再演だったってーのは、 単に主人公が同じなだけの完全新作にしようと思ったけど、ネタ切れで結局書けなかった。 でも北条雷太主役って言っちゃったしなー。ええい、再演でいいや。でもちょっと設定 変えよう。そうだ、少年の設定変えればいいじゃん。そうだそうだ。これで「完全再演」 じゃないんだから嘘はついていない。程度な話にしか思えないんだけど。まぁ実際 そうだったんだろうけど。元からハテナで「雷太とナオの話は残るが、他が変わるので6,7割 違う話になるはず。」って言ってるしね。確かに他の話というか核の1つである少年の 話が変わっていたけど、結局「少年の心の葛藤」という核は変わってないのよ。それが 「友人」との間のことか、「親」との間のことかの違いだけで。さらにこの話で最も 記憶に残るのって私はどっちかっていうと「ナオ」とのエピソードだと思うんだけど・・・。 なので、ナオとの話が変わっていない以上そこまで変わっている印象ってないと思うんだな。 「誰かが扉を〜」が全く違う話に見えるのは、正直「ナオ」が出てこないからだと私は思う。 クライマックスなんて少年が心を開くことではなく、雷太・ナオ・徳三の3人のエピソード だと思うのよねん。
ま、ね。村越君が佐々木の竹刀を奪って雷太に立ち向かった時、 思わず泣いたが。(←泣いたくせにこの書きっぷり)
村越君も佐々木も悪くなかったが、それでも私は前回のづかっちの方が好きだ。 「友達の自殺の真相」という重い秘密を1人で抱え、最後のシーンのアップの涙なんて そりゃーもう美しかったわけだ。でも今回、畑中君は良かった。

しっかし、キャラメルって役者の層薄いのか充実してんのかどっちよ。普通あれだけ長い間 活動してて毎年若手採用しててベテランも普通にいて世代の幅が広いのなら、大木さんや 温井さんが母親をやるという無謀なキャスティングはありえないだろう。アマチュア劇団 じゃねんだし。個人的に言わせてもらえば、柳生が いらねぇ。そんで、篠田さんに徳三と教頭やらせとけ。そんでさつきさんに 母親やらせとけ。篠田さんにどうしても柳生やらせたかったら、みっこさんや中村恵子さんや 津田さんに母親やらせてくれ。説得力ないんだよー、若すぎて。バランス取れてねんだよー。

あと、まぁタイトルがなぁ・・・。普通にレインディア・エクスプレスの方が かっこよかったと思うんだけど。「そう、彗星のように!」だっけ?思わねぇー、普通 すぐ彗星を連想しねー。無理ありすぎ。レインディアも無理ありまくりでしたけどね。 いいの、クリスマスツアーってことでトナカイにこじつけただけなんで。ね。

話には関係ないけど、衣装の問題かもしれないけど、さつきさんがかなり太ってしまった ような気がしてショックでした。ナツヤスミ語辞典ではかっこよかったのにー。ぶー。

まぁ、ようはつまんなかったということです。

(12/13 19:00 サンシャイン劇場)

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