我が名は虹


映画「レオン」を参考にしているってのは事前にわかっていたので、どれだけその設定を 使っているのかしらー?って思いながら見てた。
1:無実の罪で家族を殺される
2:その場にいた無関係の殺し屋に助けを求める
3:復讐のために殺し屋としての仕事を手伝う (しかし最後まで 少女は誰も殺さない)
4:殺し屋との間に愛情とも思える奇妙な関係が生まれる
5:最後は殺し屋が彼女の為に戦う
6:殺しの仕事を仲介していた人が最後少女の面倒を見る

以上6点はそのまま使われていましたね。(6は今回は路銀の世話をするになってたけど) 家族 が殺されているのをわかっていながらその 部屋の前を素通りし、泣きながらレオンの部屋を「開けてくれ」と頼むN.ポートマンを 思い出した。良い映画でした。
話がそれた。とりあえず、レオンを人斬り以蔵にしたのは 私としてはかなりのツボでした。鉄=以蔵というのが正直全く読めていなかったので、 「お前かよ!」と驚いたし。絶対すごい剣の使い手だとは思ってたけど、以蔵だったとは なぁ。全く読めなかった私って(´Д⊂ とりあえず3の仕事を手伝うところは亥三郎に やらせていたので、レオンの役割をいろんなところに分けたって感じかな。

今回はBGMが新作では数年ぶりに素晴らしく(思わずCDを買ってしまった。えへ)、芝居との バランスも良かったと思ったですよ。キャラメルにはHARD ROCKが似合うと思います。ええ。

實川さんは青太郎になった時が似合いすぎてかっこよかった。個人的には、かよが ちょっと演技過剰。うざーって感じ。巳之吉は良かったね。その他の人も良かったけど、 と、とりあえず末次は必要ある役なの?めちゃめちゃいらんと思うが。あと、演じた役者が 嫌いなので弓も不要です。(←偏見) 城之内は喋り方や感じが「風を継ぐ者」の沖田に とても似ていたので、最初沖田なのかと思いましたよ。畑中君は彗星で化けたのか? 肩の力が抜けて、非常に良い演技をしていると思いました。西川さん、足細ぇ。
岡田達也さんの黒江は良かったですよ。G.オールドマンが演じた悪役なんだから、 もうちょっと狂気を出してほしかったけど。でもなぁ。ちょっと「TRUTH」の鏡吾が入って たかな。黒江のラストは、まんま鏡吾だ。

そして、鉄。菅野さん。最高です。時代劇の菅野さんって、本当に良いよー。最高 だよー。(時代劇って限定するな) めちゃめちゃかっこよかった。以蔵が人斬りを止めた理由 が多少弱い気もするけど、そんなのどうでもいいや!って思えるかっこよさでした。 刀を抜いた時のピンスポ過剰っぷりには笑いましたが、震えてるのも良かった。でも、 結局「殺さず」なのね。うーん。まるで「るろうに(以下略)
「まずは足を斬る」「次は手だ!」等々の台詞は人斬り以蔵を周囲の者に思い出させる狂気 って感じで良かった。非常に良かった。黒江の狂気が若干弱かったので、あの瞬間の 鉄ではなく以蔵の狂気がとても好き。でも、最後に鉄に戻っちゃったけど。(残念なのか)
最後は鉄と青葉が再会しないでくれたら良かったのにー。レオン同様のラストは期待して いなかったので (あのラストはキャラメルにはやれんだろう)、せめて再会しなければ 気丈に旅立つ少女って感じで切ないラストになったのに。とはいえ、鉄が戻ってきたシーンは 笑ったのでやっぱりあれで良かったのかも。まぁ、1番思ったことは、最後に虹さえ 現れなければ文句は何も言いたくなかったラストってことですよ。いらねー。あの虹、 いらねー。

虹で思い出したけど、途中途中映し出されるあの台詞は何の意味があるの?私はてっきり 「わしは嵐」みたいな鉄の台詞を強調しておいて、最後に「いいえ!あなたは虹よ!嵐が 通り過ぎた後の虹なの!」のような、ふざけんなボケと言いたくなる台詞を吐かせるのかと 思って警戒していたのですよ。えへ。でもそんな台詞は幸せにもなかったので、じゃぁあれは いったい何なの?と。友達は「『天使は瞳を閉じて』でしょ、あれ」って言い放っていた。 そ、そうなのか・・・?(;´Д`)

とにかく、菅野さんが最高すぎる作品でした。大満足。2回目見に行きたいかも。 何か行きそうな予感。というか、珍しくDVDまで買ってしまいそうな予感。

(3/27 19:00 サンシャイン劇場)

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