[ 風を継ぐ者 ]


おもしろかったー!もう本当におもしろかったです。期待度が限りなくゼロに近かった為もう大満足!「今井さん以外の迅助なんて、そんなの迅助じゃない!」とか、「小金井兵庫は西川さんじゃないと嫌じゃー」とか色々不満要素ばっかりだったのですが・・・。もうもうもうもう。細見さんの迅助は、今井さんにはきっと表現できなかった迅助です。何か上手くいえないけど。そして岡田達也さんの兵庫は西川さんの兵庫には見られなかった「ひねくれた感じ」というか、そういうものがあったような気がします。最初に長髪ででてきた時には「んがー」と思っちゃいましたけど。いやいや、どうして。

しかしいい加減篠田さんには飽きました。去年は「あれがおもしろいのよ!」とか思ったけど、もう毎回あんなキャラだとさすがに食傷気味。何かどーでも良かった。んと、長州勢は何か印象薄かったです。首藤さんは別に首藤さんじゃなくてもいいような。存在感で(私にとってはだけど)畑中さんの方が上でした。ミラノさんは悪くはなかったんだけど、何と言っても津田さんがすごすぎちゃったのかなーって思う。悪くなかったんだけどなー。んー。最後の「剣をおさめてください!宇部さん!」と言った瞬間「はぁっ!?」と思ってしまった。あの瞬間までこみあげてきた何かが一気にもうフリーフォール並の早さで戻っていってしまった。あの瞬間までは良かったのに!
えー、温井さんのそのは・・・。ええええええええええええええええ。多分ものすごく不満。っていうかマジで不満。あれでお金取られたかと思うとかなり気分悪い。一生懸命だろうなのはわかるけど、小松田さんの演技を真似た上に超えられなかった感じで何かつまらなかった。大森さんもちょっと無理してた感じが。演技は非常に上手なんだけど、ああいうアクの強いキャラって感じがしないんだよなぁ・・・。んー。

でも!そんなマイナス要素を一瞬のうちに「それがどうしたの?」と言わせてしまうほどの沖田!沖田総司!菅野さんはやっぱりキャラメルの中で唯一「沖田総司」を演じられる役者さんだ!上様が上様なように!(注訳::「保村大和さんが織田信長なように」)もう歴史的文献に残ってる資料と見比べて似てるとか似てないとかそういうレベルじゃないんだな。ようは私の中の「沖田総司」ってイメージを見事に具現化しているような気がするんだ、これがまた。
しかもあの人本当刀を持つと変わるよね。殺陣が決まるというか。しかも笑顔。非常に笑顔。あーきっと沖田総司もこうやって笑顔でばっさりばっさり人を斬っていったんだろうなぁ・・・・とか思えちゃうほど。この風を継ぐ者。沖田総司のためだけにある芝居と言っても過言じゃないほど、もうすごい良かった。マジであの菅野さんを見れただけでも十分お釣りが来る。本当見てよかった。

そしてやっぱり岡田さつきさん、上手だなぁー。上手いよなぁ。つぐみが変わってなくてほっとしました。
あ!佐藤さん、上手になりましたねー。キャンドルの時とか本当どうでも良くて「ふーん」程度な存在でしかなかったのに。秋吉のかっこいいこと!そして言葉が胸をうつこと!あいやー、今後に期待できそうでちょっと嬉しいです。ホクホク。

でも本当良かった!すごい良かった!見て良かった!やっぱり私キャラメル好きですわん。こういうおもしろいのばっかりやってくれたらいいのに。最後の書き下ろしの曲2曲は何となく好きじゃないけど、でもいいや。あー、見て良かった。

ちなみにどーでもいいことですが。つぐみが屯所にまで押しかけて病気を見るところであっさりと病名認めるんですね、お互い。んー。その辺は「わかってるけどあえてごまかす2人」ってままの方が良かったなーとか思ってみたり・・・。だからこそ最後に「あの人はそう長くは生きられないのよ」というつぐみの叫びが胸に響くのに。・・・・まぁ、今の私にとってはささいなことだけど。
さらにどーでもいいのは、その時銀太夫を「あ!銭が!」とか言って道場から追い出す兵庫。その「ごゆっくりー」と言って去るときの岡田達也さんが非常に好きです、あれ。あ、やられた。とか思いました。あの道場のシーンにいたっては、兵庫が1番大好きでしょうがなかったりします。ふふーん。

(4/10 19:30 池袋サンシャイン劇場)


良かったーっ!!すっごい面白かった。もうたらちりさん、キャラメルの観劇レポいつも不平不満ばっかり書かせていただいてましたけど(自覚あります)、今回はもうベタ誉め。本当に面白かったの。今回2度目でしたが、↑のレポでも「良かった」と書いてますが、もう今回その比じゃないっすよ。何がどうすごいって、もう何から言えばいいっすかってくらい。あー、おもしろかった。見て良かった。ホクホク。

前回ちょっと不満の残った「その」と「ラストの曲」に関してはそんなに思いませんでしたね。何の違和感も無く見れたというか。篠田さんの演技もやっぱりくどいけどまぁ特別気にすることもなく。長州勢はやっぱりちと弱い?と思わないでもなかったけど(やっぱり首藤さんが「想像通り」すぎて面白くない演技に見えてしまうのねん。畑中さんの方が面白いわ。)でも今回1人違ったからなぁ。

そうなのよ。美祢なんですよ。ミラノさんの美祢、悪いと思ってなかったんですが坂口さんがすごすぎるのかな?とにかく美祢が変わったことで私のこの芝居への印象がもうすっげぇ変わりました。もちろん急遽代役になった坂口さんを助けるために、他の人たちのパワーアップもあるとは思うんですが。あと、東京公演終盤に来たのでその熟練というか。慣れというか。何ていうんでしょうね。
でも、美祢の中にあるだろう「譲れない思い」みたいなのが初めて見えて、それがまた逆に切ないというか・・・。迅助には沖田は斬れないという台詞の後、美祢の「斬れますよ」という言葉。冷たくて重くてすごいかっこいいと思ってしまいました。あー、さすがさすが。
病気で降板されたというミラノさんには申し訳ないですが、私坂口さん版美祢すごい好きです。もっと美祢を自分のものにした(つまり長い時間美祢を演じている)坂口さん版美祢を見たかったなぁと思わず思ってしまうほど。

剣作もまた台詞に強い力こもってるし、大森さんのたか子も前回「ミスキャスト?」って思ってたけど、今回は本当に「大森さん版たか子」になってて違和感ゼロでした。っていうか好きになりました。あと土方かな。強そうでした。前回見た時弱そうだったので。(←おい)西川さんのギャグも前回より好きでした。何がっていうか、何か雰囲気とか。つぐみ・迅助・兵庫特に変化なし。

でもね。もうね。たまらんのです。何がって。そりゃぁもう、沖田が。すげーかっこいい。表情も今回すごい良かったというか最高だったし、台詞も滑舌とかそんなん知らんわいってくらい最高でした。仮に滑舌ちょっと悪かった?と思ったとしても、あれだけ言葉に思いがこめられていて、それがストレートにダイレクトにどかんと届いたならそれで十分っすよ、私。どんなに聞き取りやすい台詞でも気持ちが伝わらなかったら何にもならないし。そういう意味で、菅野さん演じる沖田は本当に最高でした。もう文句ない。菅野さん演じる沖田を知らない人が(演劇見ない人とか)いるなんてもったいないよーと思うくらい。

菅野さんだけにチケット代全部使ったと思っても安いです。それくらい沖田は最高でした。他にも良かった点たくさんありますが、ごめんなさい、私の中では沖田を超えるもの無しです。ひどいこと書くと(←やっぱり書くのか)「芝居」「脚本」「演出」「照明」「音響」「音楽」その他諸々、もう全てにおいて「沖田@菅野さんに価値のあった芝居」としか認識してません。それくらい今回の沖田は私のツボ。ツボつきまくり。私にとってこれは泣く芝居じゃないので泣きはしませんでしたが、心に残るものはたくさんありましたねー。もちろん沖田で。っていうか沖田が。

でも本当見て良かったです。見れて良かった、見て満足。そして沖田最高。いつもこんな感想書ければいいのに。

(5/7 19:30 池袋サンシャイン劇場)

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