武尊牧場〜沖武尊(リベンジ)

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平成14年3月 23日〜 24日

★★

硬派者:ヨコサワ炊事班長、やす狩猟班長

1/25000 地形図:「鎌田」


 「リベンジ」それは復讐また仇討ちともいう。

今回の上州武尊のテーマは「リベンジ」である。「待ってろ〜武尊!いま行くぞ〜!」年末の武尊は雪に阻まれて敗退した。しかし雪の武尊に登らないとなんだか尻の穴のむず痒いヨコサワがいた。「うう、どうしたもんかの」「そうだ、スキー山行があったのお」「ルートを武尊にしてヤスを連れて行こう」武尊から荒砥沢の下降を提案した。ちょうど良い時期だろう。

 武尊牧場スキー場のリフト乗り場で登山届を出すときに情報を少々入手。しまった雪の上に新しく雪が降ると表面雪崩が考えられる。山頂近くまではそんなに問題はない。そんなことを頭に入れながらリフトを乗り継ぎ終点まで。「嗚呼、また降ってるよ…」と思いながら出発。今回はスキー。まったく沈まないので早い。機動力を感じる。年末一度入っているので躊躇することなくガンガン登る。避難小屋付近を2時間くらいで通過する。今回ははじめからテントのつもりなので避難小屋は捜さなかった。山頂付近まで行動する予定だったが、雪も風も少し強かったので良さそうな幕場があったので今日の行動は終了とした。
やっぱりテントは快適だ。避難小屋は広く使えるが寒い。テントは狭いが暖かい。どちらを選ぶかは炊事班長としては広いほうなのだが、痛し痒しである。快適な夜だった。

中の岳の下部が少し急だったので、スキーをデポした。武尊の稜線に出る。家の串方面、沖武尊方面ともきれいな稜線だ。昨日がんばってもっと登っておけば、荒砥沢へ下りるのも楽勝だった気がする。何人かに出会うが、皆スキー重視の日帰りだ。まあいつもチーム「デブリ脂肪漢」としては人生の重荷までしょって山に入っているわけで簡単に登ってしまっては面白くないのである。日帰りコースも頑張って1泊するところに意義があるわけだ。などと頭の中で言い訳をしつつ、今回も山頂でガッツポーズ。

帰りは樹林帯の緩斜面を木に激突しそうになりながら「ウォリャー!アチョー!」などと今時流行らない雄叫びをあげながら滑降していく。途中木にザックをひっかけ転倒するなんてことは勿論ない。ホントは全く緩斜面すぎてスキーにならないところもあった。「なんでこんなとこ俺らみたいに上手いやつが滑ってんだ?」「沢を滑降しろよ、硬派なんだから」なんて思ったけど心にしまっておく、かわいい私たちがいたわけである。

花咲温泉は今年、何回お世話になっただろう。残念なのは甘エビがないことである。沢屋会の重鎮T師も隠れ沢ヤ会暴君ネロのT師も、嘆いている。「早く甘エビをメニューに入れてください」記録をほおっておいて書かないと山行の内容を忘れてしまうのですね。


<記 ヨコサワ炊事班長>

 

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コースタイム
1日目武尊牧場(2時間)〜避難小屋先幕場
2日目避難小屋先(2.5時間)〜沖武尊(1.5時間)〜幕場(1時間)〜武尊牧場


硬派夜営集団カヌ沈隊

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