〜第12回奥日光クロスカントリー大会(SAJ公認)OFFICIAL報告〜
平成11年2月13日〜14日
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え〜 今年も行ってきました”クロスカントリー大会”へ!さすが硬派カヌ沈隊!人様のお役にたち、自然と親しむことなら何でもやるのである。そもそも事のいきさつは、ワタクシ カヌ沈隊 狩猟班長が所属しておる”栃木県スキー連盟”より「いやはや カヌ沈隊さん♪実はお願いがございまして かくかくしかじか うへへへ」と言ったかどうかはすでに記憶にないが、毎年手伝いをしてくれる人数が足りないということで今年も2月13日、14日と協力させていただいたのである。
世間ではスキーといえばゲレンデスキーを指すのだが、われわれナチュラリストにとってスキーといえばクロスカントリースキー(略してクロカン 我々は略してカヌチン)です。雪の深い北欧ではスキーは歩くための道具。オリンピックではノルディックの距離競技などで見ることができるし、最近日本でも注目されているノルディック複合種目でもお馴染みであるからして、「けっ だっせなぁ!あれかよ!」と思われる人も多いでしょう。
クロカン用のスキー板はゲレンデ用よりずっと細長い形をしていて、爪先だけを板に固定し踵が上げられるようになっています。だから歩けるんですねぇ〜。また、板の裏側中央付近にはうろこ状のギザギザがついていて、少々の上り坂なら雪を噛んで登って行けるようになっておるのです。一般に使用する「ライトツーリング」というタイプの板は幅50mmでエッジがついていませんが、他にもいろいろ種類があり、エッジが付いていたり幅が広い板もあります。狩猟班長の使っているのは幅が55mmでエッジがないタイプ。ときどき道を外れて林の中に入っていったりするのにひじょーに便利な板です。
スキー板が体重を分散してくれるため、普通に歩くとズブズブもぐってしまう深い新雪の上でもクロカンスキーなら思いのまま歩きまわることが可能なのです!。ゲレンデスキーと違って簡単に曲がったり止まったりできないので最初は大変ですが、1日トレーニングをすればほとんどの人はそこそこ歩けるようになります。いちどコツをつかんでしまえば誰でもきっとクロカンスキーの面白さにハマってしまうことでしょう!
さてさて話はもどって、このクロスカントリー大会は日光市、東武興業、東武鉄道と東京新聞、東京中日スポーツ、が主催し、栃木県日光市光徳クロスカントリースキー場にて行われているれっきとした全日本スキー連盟公認の大会なのである。
まあ 手伝う側としては、日光へでかけて、クロスカントリーをし、日光アストリアホテル(見てくださいまし!なんてこぎれいなホテルなんでしょう♪日ごろホテルと言えばブティックホテル?すら泊まれないカヌ沈隊は、このホテルを眼のあたりにしたときは、動揺の色を隠せなかったのは言うまでもなかったのである・・。)に宿泊して露天風呂につかり、タダ飯三食ついて、その上好きなタダ酒をぐびぐびとやって、さらに交通費やバイト代がでるのだから、なんとまあ素晴らしいったらありゃしない!(今回ご応募いただいた方でお断りした方々!来年は優先的に参加していただきます)当日の業務はまったくもって簡単で、ハイキングコースのチェックポイントでの案内や、駐車場の整備、コース整備、競技コースでの選手チェック等々・・・。それほど難しい業務はないのであ〜る。が!しかーし!裏方っつーのは本当に大変で、毎年1000人もの参加者がいる以上はいろいろトラブルがあるのであ〜る!あるときは競技スキーにて疲労困憊で動けなくなってしまう人の救護や、またあるときはいつまでもゴールして来ず、途中でダウンしているのかと心配し、コース全体を探し回ったところ、どうやら途中で勝手に帰ってしまっていたり、まったく勝手な人間も中にはいるのである!
まあ そんな大会のお手伝いに今年も行ってきたわけではあります。メンバーは例によって 隊長、炊事班長、狩猟班長の幹部三名
去年参加した時も、カヌ沈隊の名前を汚さぬよう、馬車馬と言う言葉がふさわしく働きまっくって大会役員にヒジョーに気に入られてしまったで、またそのメンバーできてしまったのだ。例年は、前日の朝、現地到着し、大会参加者でハイキングコースに出るような、まったくの初心者にクロスカントリーに親しんでもらうために、無料講習会(写真左が講習会風景)の手伝いをやったり、人手が余ればフリーで実際のコースをだらだらと楽しむ事ができるのであるが、今年は各メンバーともに、野暮用があり前日の夜乗り込みとなった。
現地は予想以上の冷え込みで、零下16度まで下がり、翌日の大会の心配などはしなかったが、大会の手伝いで一日中、寒さの中突っ立ってる自分たちの事が心配になるほどの冷え込みとなっていたのだ。
その晩はとりあえず酒をがぶがぶ飲み、日光温泉で有名な”湯ノ花”の露天風呂に「あっ♪あふぅ〜♪」などと吐息をもらしつつ、幸せ湯船につかったのであるが、頭に乗せた手ぬぐいも凍る中、エロ事師 横沢炊事班長は、何を思ったか露天風呂の雪面に全身チン拓を披露してご満悦であった・・・。(日光アストリアホテルHP内の露天風呂参照)ここらへんが隠れ炊事班長フアンのできる秘訣なのか・・・。
大会当日の気温はと言うと、零下10度程度で落ち着きひとまず安心したのである!、が!しかーし!やはり零下!ただ突っ立ってると心底冷え込んでくるのである!防寒対策はバッチリの狩猟班長であったが、さすがに靴の中までホカロンをつっこんだのであった。
今年は雪不足などから参加者も減少したせいか、たいしたトラブルもなく大会無事は終了したわけである。しかし毎回思うことであるがこういったイベントの裏方というのはなんやかんや言っても大変で、たまに裏方仕事をするのも大変貴重な体験なのだなぁうんうん。大会結果は今回出場シテイナイ私達にとって全くカンケーないのでここでは省略させていただくとして、来年はぜひ隠れカヌ沈隊フアンの参加も期待しつつ、また、必ずやカヌ沈隊代表として来年は奴隷が大会殴り込みをかけ優勝を掻っ攫うことをお約束して、このへんで失礼・・・。