初冬の八ヶ岳へ

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11月21日〜22日

★★

硬派者:隊長、炊事班長、狩猟班長

1日目朝発−関越−茅野(買物)−八ヶ岳(白駒池)泊
2日目白駒−1:00−天狗 - 東天狗
−2:30−白駒−温泉−東京着


隊長より

-15℃。
張り詰める空気。静寂の世界。激しさ、厳しさを相対に持つ透明感。
北八ヶ岳未明。
睡眠中、体が発した蒸気がテント内部に白く凍り付いている。
昨夜寒さをしのぎ、摂取した大量のアルコールが膀胱をパンパンに刺激し、俺は30分も前から輾転反側している。意を決して表に飛び出す。小屋のトイレまでは遠い。・・・放水・・・至福。行為の後はタバコだ。両切りのピースをくわえ(本当はキャスター)けだるく火をつける。(実際の俺は終わった後、すぐにタバコを吸うようなことはしない。女性にやさしいのだ)

青の時間。
この色は日常では決してみることができない。ここは非日常なのだ。テントでは、炊事班長と狩猟班長がイビキを書いて寝ている。脇にはトリスのポケットびん。だらしのないやつらだ。こいつらは日常そのものだ。
日常から非日常へ
これが俺たちの遊ぶ基本だ。
日常生活と同じ視野、同じ思考では日常生活から抜け出せない
Somewhere else. ここではないどこかへ・・・
Someone else 今の自分ではない誰かに・・・

 

 

狩猟班長より

 え〜このたびは大変多くの参加希望者を丁重にお断りし、カヌ沈隊精鋭部隊3名により、冬期合宿を開催したわけでありますが、すばらしい天候と景色に恵まれ、また 一人の犠牲者もなく帰還できたことは大変喜ばしいことである。さすがにヨコザワ炊事班長の設定したコースも程よく、また寒さにも相当覚悟をし、準備万端で望んだせいか、寒さに泣かされることもなかったわけですが、隊長はヒトリ安酒極まりない酒を抱え込み、「トリスがのみてぇ〜!」と下品に叫んでおりました。しかし天幕内での炊事班長のまったくもって絶妙な味付けによりチゲ鍋をおいしいく頂けたこともあってか、すばらしい合宿となったのであります。といっても標高2600m以上、零下15度にまで気温の下がる世界は尋常ではなく、テントは凍り、携帯ガスのプラスティックのキャップは凍結し素手では取れなくなり、晩秋ではなく確かに初冬といった感じであり、明日からはアイゼンが必要ではないかという状況でありました。

 

 

服装(登山時)

ノースケープの科学素材シャツ上下
スキーウエアーのインナーシャツ
フリース
ゴアテックスの合羽上下
フリース手袋

以上にて快適

就寝時


ノースケープの科学素材シャツ2枚重ね上下
フリース靴下
ダウン90%シェラフ
いんちきシェラフカバー

以上にて快適であったが、シェラフカバーがゴアテックスでなかった為、カバーとシェラフの間に湿気が溜まり、翌日シェラフ外部がびっしょりとぬれていた。やはり、冬山は体温を保持するものは最高の素材にて出来ているものでなければ危険である。

 

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八ヶ岳(白駒池)駐車場に到着

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出発前の隊長と炊事班長

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白駒池キャンプ場までの登山道入口にて

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美味そうにチゲ鍋をすする隊長

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究極の安酒トリスを飲み干し至福の表情にて眠りに落ちる隊長

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早朝の白駒池キャンプ場

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霧氷が樹木を覆い幻想的な風景となる

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霧氷 樹木も凍る厳冬の山

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硬派夜営集団カヌ沈隊

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