い ろ い ろ

  暖房器と熱量計算     Q値とC値    停電時は?     Q&A  新聞情報等    ひとりごと    

                       換 気

  人間の必要酸素量として、軽い仕事をする人で1時間約500の空気を必要とされています。一日の労働時間だけでも、我々はおよそ4000の空気を肺に通しており、  摂取食事量の20倍以上、摂取水分の10倍以上の空気を消費していることになります。  また、人は1時間におよそ15から20の二酸化炭素を吐き出しています。

部屋の二酸化炭素の濃度は、容積、換気量、人数によって左右されます。濃度は100万分の1の単位で計り、略してppmとして表現され、環境基準に厳しいスウェーデンでは1000ppmを超えると有害とされております。

  特に、新築住居における建材・家具等からのホルムアルデヒド等に関する規制により平成15年7月1日からシックハウス対策として全室換気が義務化されました。

   計画的な換気方法としては

        第1種換気     給気・排気ともに機械力(ファン)による。
        第2種換気      給気は機械力、排気は換気口による。
    第3種換気    給気は換気口、排気は機械力による。

  がありますが、木造住宅では第2種換気は用いられないことになっています。
理由は、室内を加圧することにより湿った空気が壁体内に流入して内部結露を起こすからです。
当社では第3種換気を用いています。(先進国であるスエーデンのガデリウス社製エクソネット換気システム)  この設備は、外壁の数カ所に給気口を設置して室内に新鮮な空気を流入させるとともに、各部屋からの排気は排気管を通じて機械により屋外へ排出するもので、給気と排気は完全分離です。

室内の容積・間取り・家族数に応じた給気口数と排気容量を計算し決定します。
  また、暖房機の熱量は、外壁、床、天井の断熱構造により算出して決定しますが、そのときも換気による熱量ロスを加味します。そして、当社の有言実行は「作るだけの大工となるな。」であり、換気計画設計図、熱量計算ともに当社の大工が実施しています。「計算した人が施工する。」ので、工事は手抜かりなく、細かいところまでキッチリと手が届きます。こうした大工を育成しているのも当社の大きな財産です。

特にこれから育まれるお子様にとって、シックハウス等アレルギー対策として換気設備は大変重要です。        

              換気はアレルギーの根本対策です!

   いろいろな要因で室内空気が汚れています。家族の健康の為に換気は大変重要です。

住宅内の汚染物質(室内の汚れ)発生元はつぎのようなものがあります。

                        家具・備品         炊事・洗濯        開放型暖房器         入浴

    ハウスダスト(浮遊粉塵)         内装材
 

シックハウス等アレルギー対応住宅  ジョイ・コス住宅システム

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                        暖房器 熱量計算

   高断熱・高気密住宅において、熱量計算は不可欠です。

床、壁、天井、窓からどれくらいの熱量が外に逃げるのか、いわゆる熱量ロスを求めてそれに見合った暖房器の容量を決定しなければなりません。これをせずに部屋それぞれに暖房器を設置すると暖房料金が膨大になります。したがって、この熱量計算というのが大変重要になります。

  また、せっかく計算する人がパーフェクトに算出しても、施工する大工が熱量計算の知識なしに施工した場合、大変な光熱費のロスが生じます。

  当社では、「作るだけの大工となるな。」の合い言葉のとおり、大工自らが熱量計算を実施しています。

  この熱量計算というのは、使用する材料ごとの「熱伝導率」をベースに各部材厚や寸法ごとに「熱貫流率」というのを計算し、外気と接する面の面積を乗じて求めます。

  当社で想定される162断面についての「熱貫流率」はすでに計算済みであり、あとは設計図面に従ってスピーディーに熱量計算が出来る体制が整っています。

当社の大工は、この熱量計算をはじめ、換気計画など理論上よく理解できているので、それをそのまま現場に活かすことができるのです。(ジョイ・コス住宅システムの定期講習会に参加し勉強しております。)

  同じ断熱材を同じ数量使ったとしても、知識のあるなしでは細部処理の施工の違いにより断熱効果が大きく相違します。

  「必要にして最小限の光熱費」を追求し、お客様にご満足いただける住まいの提供に従業員一丸となって取り組んでおります。



職場研修会
2ヵ月に1回行われる「ジョイ・コス技術研修会」
後は職場に於いて復習を兼ねて研修会を実施。
「ジョイ・コス技術研修会」実施状況。

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  Q値とC値を確保する!

  快適な住宅をお建てになるためには、しっかりとした性能数値を知っておく必要があります。それが快適な住まいの基準となるからです。

  最も重要で、しかもわかりやすいのが熱損失係数Q値と相当隙間面積C値です。これは、国が定めた次世代省エネルギーの基本数値にもなっていますから、これを目安にして住宅性能を知ることから始まります。

  熱損失係数Q値とは     

 熱損失係数Q値=(天井から逃げる熱+壁・窓から逃げる熱+床から逃げる熱+換気で逃げる熱+隙間から逃げる熱)÷(延べ床面積)で求められ、単位はW/(㎡・K)です。

 このQ値が小さいほど熱損失量が少なく、冬期間の暖房に要する経費が少なくなります。

  相当隙間面積C値とは

  これは気密測定器で測定しますが、建物床面積1㎡当あたりに相当する隙間の面積を測定するもので、数値が小さいほど隙間が少なく気密性能がよい住宅ということになります。

 「チャコールの家」では次世代省エネルギー基準値の地域区分Ⅰ(北海道)の2.0c/㎡より厳しい0.5c/㎡以下としています。高断熱・高気密住宅としてチェックできる最後の手段がこの気密測定です。                                          

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   停電時はどうなの   !

 「停電になるとオール電化住宅は不便だ。」という話を聞くことがありますが、さて、どうなんでしょうか?

それは

     ○ 暖房器は使用できます。

     ○ お湯は使用できます。

     ● IHクッキングヒーターは使えません。

                                       ということになります。

  暖房器は蓄熱式なので、すっかり冷え切るまではおよそ3日位かかります。少なくとも丸1日は暖かい放熱が続きます。

  お湯は電気温水器に蓄えられており、タンク容量のお湯を使い切るまでは暖かいお湯を使用できます。

  IHクッキングヒーターは電気を蓄えることができませんので、代替として卓上型ガスコンロを1台用意しておくことが必要です。

  停電時間にもよりますが、暖房とお湯に関しては1日ぐらいはまず心配ないと思います。卓上型ガスコンロを備えておけば停電対策は在来型住宅よりも安心です。 

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   Q&A 

Q  結露はどうして出来るのですか?

A  空気は気温が高ければ高いほど水蒸気を多く含むことができますが、気温が低くなるにつれて含まれる量は少なくなります。高い温度の空気がだんだん冷えてくると、いままで含まれていた水蒸気を抱えきれなくなり、含まれる限度を超えた分が水滴となります。

Q  何℃になると結露するのですか?

A  そのときの温度と湿度によって相違するので、何℃になると結露するという定まったものではありません。
たとえば、室温24℃で湿度50%であれば、13℃まで室温が低下すると水蒸気を含む量が限界となり、これ以下になると結露が発生します。このときの温度13℃を露点温度といいます。
この露点温度はその時の温度、湿度により異なり、露点温度以下に達した箇所(窓ガラス、壁内など)に結露が発生します。

Q  熱伝導率って何ですか?

熱伝導率は厚さ1mの板の両面に1℃の温度差があるとき、その板の面積1㎡の面を通じて1秒の間に流れる熱量のことをいいます。

Q  熱伝導率の少ない材料を使用すると断熱性能が良いのですね?

熱伝導率は厚さ1mあたりの数値ですので、使用する材料の厚さを考慮しなければなりません。
熱伝導率÷厚さ=熱貫流率といいますが、この熱貫流率の小さい方が断熱性能をが良いと判断して良いと思います。

Q  ジョイ・コスのパネルは火災に対してはどうなのですか?

上記のように防火構造認定を取得したこともあり、AIU保険会社がジョイ・コス住宅システム「チャコールの家」の優れた性能を評価して出来たオリジナル火災保険「チャコの家安心プラン」があり、掛け金の大変お得な割引内容となっています。

Q  ジョイ・コスではどうして隙間量のC値を0.5以下にしているのですか?

40坪(132㎡)の家で、C値を国の基準ちょうどの2.0c㎡/㎡とした場合、家全体で約16cm四方の隙間ができたのと同じです。ジョイ・コスの基準0.5の場合は約8cm四方の隙間で、国基準の4分の一になります。
この分だけ熱量ロスが生ずるのです。
 当社の試算によれば、C値が1.5の場合と0.5の場合では冬季の暖房に用いる電力料金差額は毎月約2500円となります。 (40坪(132㎡)、天井高2.5m、外部風速4m、外気温-10℃、室温20℃、風上側に障害物のない場合)
C値が少ない程、熱損失が少なく経済的で、換気も自然換気の影響を受けにくく、ほぼ計画どおりできるのです。

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新聞情報等

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先日、秋田放送局から突然「御社の仕事に対する熱意と姿勢に感動したというお電話があり、審査の結果番組から花束を贈呈することになりました。」という電話があった。
よく聞いてみると、ラジオ番組「朝採りワイド」の中で「この人に花束を」というコーナーがあり、建設会社に対しての推薦は初めてなので是非受け取ってほしいとのことでした。もちろん、二つ返事でお受けしました。ありがとうございます。
放送中に社長へのインタビュー電話があったが、日ごろのイベントで鍛えただけあって大変良い出来だった。としておこう。
                さー、これでまた一段と気合を入れて頑張るぞーツ!!

贈呈された花かご 感謝のことばが書かれていました。

五城目町の朝市通りで行われた「市神祭り」へ出展したときのこと。
年配のお父さんが「ジョイ・コス住宅システム」のことを熱心に聞いたあと「2年前に家を建てたが、そのときにこういう工法が出来てたら良かったのになー。」とうなっていた。
それなりに一生懸命に宣伝してるつもりだったが、まだまだ足りないことを実感。金をかけて宣伝するにも限度があるし、ジョイ・コスに入居された人からの口コミに期待するには時間が必要ですし、難しいですねー。

この春、リフォームをするY様を住宅ショウルームへご案内しました。(写真上)                   
奥様と娘さんは納得するまで十分に説明をお聞きしていたが、ご主人はサッと一回りし私と二人で農業談義に花が咲いた。「使う人に任せておくよ。」とはご主人の弁。それはそうですよねー。
 でも、ご主人の農業に対する意欲と実践力には敬服しました。いま、これだけ熱心に農業に取り組んでる若い人がどれほどいるだろうかとふと考えました。                                 

先日、全従業員おそろいでジョイ・コス本社と花巻市内の現場を見学し、ついでに盛岡まで足を伸ばして住宅資材フェアを見て来ました。
ジョイ・コス本社でまず目に付くのは建物の外観だったが、事務室等も斬新な作りだった。戸や窓はガデリウス社の木製3層ガラスで、北欧では普通に用いられているようだが私は初めて見た。我が家を新築する時はこのようなスタイルにしようと思った。(絶対に建てれないのは知っているが。)
花巻の現場は、リフォームに厚さ50mmの特別注文の壁パネルを用いていた。行く先々でいろいろな工法・手法を見るたびに我が社の大工の目つきが変わっていた。
このようにして、いろいろな技術や情報を得て、これからの家作りに生かされることだろう。

ジョイ・コス本社と会議室で研修中のメンバー。

先月みんなで沖縄へ行ってきた。いろいろな観光地を見たけれど、職業柄か一寸珍しい
建物があればみんなそっちへ目が行く。
上の写真は古代の建物(食料庫らしい)だが、アーダコーダいいながら感心して見ていた。
だまって聞いてると、建物の技術は古代も現代も相通ずるものがあるようですね。


先日、商工会から当社のO棟梁が永年勤続で表彰された。社長曰く「名前を呼ばれたとき、毎朝の朝礼のように元気良くハイッと返事をするともっと良かったのに。」と。
しかし、そうなれば10人の中で一番最後に呼ばれたOさんだけが目立つこととなる。仕事には厳しいOさんでも「エー格好しい」のOさんでないのはみんな知っている。それで良かったんですよ、社長!

通りがかりに、白鳥のいるという沼に行くと沢山の白鳥がいた。帰ろうとしたときに遠征?帰りのグループが舞い降りてきたので思わずシャッターを切ったのが下の写真。
エサを取り合いすることはあっても、飛んでるときの整然としている姿は見とれてしまうほどきれいだ。
疲れきって帰ってきたと思ったが、着水したとたん実にアッケラカンとした顔つきだ。
犬や猫を飼ったことがあるが、白鳥もそれと同じく、動物はみんな純真な目つきをしている。一寸違うのは人間だけかなー・・・・。

「チャコの家通信(秋田版)」の取材時、施主様に「お子様は風邪をひかなくなりましたか。」とお聞きしたところ「アッ!そういえばアトピーも良くなったみたいだなー。」とのことでした。
誰でも体調の悪いときは気になるが、元気なときは「それが普通」なのです。気がつかなくて当然かも知れません。良かったねー。

K邸のリフォームで、土間の大きな梁を生かして居間にしたところ大変好評のようだ。見学した人の中には「ここを"田舎のレストラン"にしたらどうか」との話も飛び出すほどだ。
それもいいが、「どこの大工がつくったの?」と一言聞いてくれないかなー。

ジョイ・コス北東北ブロック会議終了後の懇親会で、K建設の専務さんが「当社で今年の新築数がグーンと伸びたのは、昨年の会議で谷村さんからの助言のおかげです。大変感謝しています。」といわれたそうです。
「逆にこっちの方が見習わなければダメだなー。」とは我が社長の弁。「ウン、頑張ろう!」

先日の朝のこと、事務所前にコンクリートの段を上がろうとしたら何と「へび」が昼寝いや朝寝してるではないか。「へび」は苦手なので「オーイ、社長!ヘビだーッ!!」と叫んだ。
社長が見ていうには「これはマムシだ。」とのこと。
首に1cmくらいの抜け殻をつけた長さ25cmのかわいい奴だったが、噛まれるとこわい。社長は奥の畑の方向へ導いてやったが、こんなところでマムシがいるなんてびっくりだ。
いや、かわいいベビーを安全なところへ導いたのだからきっと良いことがあるだろう。と決めている。
                                                           

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