はじめての山歩き 蝶ヶ岳 1978年8月 |
るのでこりゃ信州の山の中なので、けものの目にライトが反射してるだなと思っているうちに蝶ヶ岳登山口の三股へ着きました。 普段体を動かすこと無いボクにとっては、登山はかなりハードルが高いことを、思い知らされました。 やっとのことで稜線にたどり着き、遠くに蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根が見えた頃には、予定時刻はかなり過ぎていて ヒュッテは足の踏み場もなほどの混みようでしたが 朝陽で赤く染まった槍穂高山稜は、時間が経つにつれて色褪せていきました。
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アイゼン無しの白馬岳登山 1979年6月 |
山荘から二十分程歩いて白馬岳山頂に向かいました。 |
白馬三山縦走 1981年9月 |
夜行急行「アルプス号」、バス、山小屋などガラ空きだった。 79年6月の白馬岳登山と今回との違いはアイゼン装着して登ったことで キックステップで足場をつくり滑らないようにして登った前回とは安全と疲労度が大違いで 体調も良く、どんどん登ったので猿倉荘から白馬岳まで4時間程度で到着 村営小屋に着いたのが午前11時だったので、今日は天狗小屋までへ足を伸ばし 翌日通過予定の不帰キレットに備えようと、昼食もそこそこに今日の宿泊地の天狗山荘へ向けて出発 丸山付近から風力が増しガスで視界が不良になってきて、登山コースを踏み外してしまい 地図のコースタイムと歩いた時間で歩行距離を計算し、よく注意し辺りを見渡しているうち ガスの切れ間に天狗山荘現れてホッと胸をなでおろしました。 この日の宿泊者は私1人だけで、翌朝はガスと小雨がさらに強くなり、予定していた不帰嶮~唐松岳は危険なのであきらめ鑓温泉に下る。 雨の中歩いたので昭和の軽登山靴ナイロン生地の「キャラバンシューズ」は、 水が滲みてきて靴下が濡れ足の裏は白くふやける。 しかし大雪渓、杓子岳から白馬鑓ヶ岳にかけてのコース、お花畑、露天風呂は素晴らしかった 白馬三山歩行距離23Km 山行費用2万 写真代7000円 |
運動嫌いのぼくが槍穂高を縦走するまで |
もう何十年も昔の話になりますが、 運動神経が鈍く、虚弱体質で体操の時間は苦手で見学組で評価は1でした。 そんな運動音痴のぼくが、なんと運転免許証を取ることが出来たのです。 免許取り立ての頃はポンコツバイクで近所を乗り回していましたが、慣れるに従い徐々に遠出するようになり その後お金を貯めて中古の軽四輪車スバルを購入し、信州など遠くまで出かけるようになり ドライブ先の安曇野や上高地、平湯、新穂高温泉周辺の北アルプスの山並みを見ているうちに 登って登ってみたくなり、まずは北アルプス入門コースの蝶ヶ岳にチャレンジしました。 しかし普段は体を動かすこともなく、スポーツとは縁が遠かったボクには いきなり思い立った山歩きは無理だったようで、コースタイムを過ぎたあたりから、足が上がらなくなっり このような経験から、何はともあれ山歩きはトレーニングだと思い 近くの古本屋さんで山歩きの参考になるような雑誌「山と渓谷」から、山の情報を仕入れ 毎日軽いランニングや縄跳びを繰り返し続けていました
バテない歩き方として、ぼくが実践していたのは 1 歩き始める前には飲みたくなくても水を飲む 槍穂高縦走 1980年9月9/1 木陰の樹林帯もなくなり、直射日光にさらされ手ぬぐいは絞れるほど汗を吸って、顔から滴り落ち 山荘は見えているのになかなか近づくことが出来ず、何度も休憩し、ようやく午後4時頃疲労困憊で槍ヶ岳山荘着。 9/2 岩場に取り付き体が左右に動く度、肩に下げたカメラが岩に当たるので、注意しながら手や足で岩を探りながら登る こりゃカメラ用サブザックを用意して置けばよかったと思った。 急な斜面の岩場は最初は緊張はしましたが、慣れるに従い落ち着き、両手両足を使い登っていきました。 シーズンオフで登ってるのは僕一人でなので、ゆっくりと最後の梯子を登りきって山頂に着きました。 槍ヶ岳から南岳はアップダウンも少なく穂高連峰や後立山など大パノラマが見渡せ、まるで天上の散歩コースだった。 キレットは険しいコースで一旦足を踏み入れると、ザックを下ろし食事を取るのも出来ないと思われるので、 南岳で休憩し弁当包みをひろげキレットの谷底を見ると、100mほどの深さがありそうでした。 岩稜の狭い足場では岩壁に体を寄せたり捩ったり、鎖場やアップダウンのある岩場などでは体勢を横にした り、しゃがんだり手足を全部使って進み、最低鞍部から北穂高岳を見上げると、切れ落ちた崖や立ちはだかる岩壁に緊張しましたが 最後の急勾配の道を登りきって、北穂岳小屋テラス長椅子に腰をおろした時には達成感と満足感で胸が一杯になりました。
あとから来たパーティに「引き返すのですか」と声をかけられ、数メートル先見えないホワイトアウトの怖さを体験しました。 その後一瞬の晴れ間から穂高岳山荘が見えたので、赤い屋根目指して涸沢岳の岩屑だらけの道を下りました。 登山予定は奥穂高~吊尾根~前穂高~岳沢~上高地でしたが、ガスが濃い吊尾根に不安を感じ穂高山荘裏から 白出沢を下ることに変更し歩き始めると、標高が低くなるにしたがい徐々に霧も薄くなってきました。 下山途中土砂崩れしている箇所には緊張しましたが、なんとか新穂高温泉に下山し深山荘で汗を流し、翌日帰京しました。 槍穂高歩行距離45K 山費用4万円 写真費用1万円 |