コーヒーの点て方。

 コーヒーにこってくると、自分の好みのコーヒーを飲みたくなります。
私の場合は、16歳の時に、近くの業務用品を扱ってる食器やさんに頼んで
取ってもらいました。当時はかなり高額だったようです。

 皆さんも是非、サイフォンやドリップでコーヒーを点ててみて下さい。
珈琲屋さんの苦労が解る事でしょう。

 機材などは近くの行きつけの喫茶店でもほとんどのものは、手に入ると思います。
お店の経営者、マスターなどに聞いて下さい。私個人としてはパーコレーターやコーヒーメーカーはお奨めしません。


サイフォン。
 サイフォンの良いところはなんと言っても演出効果でしょう。恋人と二人の時など照明を落としアルコールランプの炎でコーヒーをたてるときの雰囲気は何ともいえません。
 ただし、かなり高価で壊れやすく手入れが難しいので少し経験が必要です。しかし試行錯誤してる間も楽しいものです。
ドリップ。
 ドリップは、手軽に誰でもすぐできて、かなり美味しく、価格が安いので入門用には最適です。
ネル布と、ペーパーフィルターがありますが、最近ではペーパーの方が多いようです。
 ネルの方は管理が難しく、味を一定に保つのも難しいので一般的ではありません。ここではペパーフィルターを説明します。
水出しコーヒー。
 水出しコーヒーは当店でお出ししてるコーヒーで、世界的に見ても珍しい点て方でしょう。原理としてはかなり昔からあったようです。最初の頃はそのまま砕いた豆を水につけて飲んだようです。一般的でないのでここでは省きます。興味のある方は、お店の方に来て下さるか、メールでも下さい。
その他。
パーコレーター、コーヒーマシン、エスプレッソマシン、etc。

サイフォン。

サイフォン

 サイフォンは、ボトムと、トップからなっています。(ボトムはフラスコ、トップはロートとか言われてますが、ここではボトム、トップで言います。)二人用から、5.6人用が普通ですが、点て方は同じです。
それにアルコールランプ。これは火力が弱いのでできればコーヒー用ガスバーナーが良いでしょう。もちろんアルコールランプでもかまいません。それとネルフィルターとフィルター金具。セットで買われるとこれらは一緒についてきます。

サイフォンはかなり経験がいりますが、本当に上手くできたときは最高に美味しいものが出来ます。

 まず、トップに人数分のコーヒーの粉を入れボトムに同じく人数分のお湯を入れます。おひとり分約150ccが目安ですが、少し多めに入れます。アルコールランプに火をつけてお湯が沸騰するまで沸かして下さい。このとき気をつけるのはお湯が噴き出すことがままあるので注意して下さい。

 お湯が沸いたらいったん火を止めて、トップをゆっくりボトムに差し込んで下さい。しっかり差し込んだら再び火をつけて下のお湯がトップの方にに上ってしまってから、竹のマドラーみたいなもので軽く混ぜて下さい。このとき激しく混ぜるとコーヒーの灰汁がでてしまいにごてしまうので気をつけて下さい。
 後は好みで時間を長くしたり早めに火を止めたりしますが、目安はコーヒの粉が十分にふくらんでから10秒から30秒くらいでしょう。

 火を止めて濡れたふきんでボトムを軽く拭くように包んで下さい。そうするとボトムの空気が冷やされ下に落ちるのが早くなります。コーヒーが落ちてしまったらすぐにトップを抜いて下さい。長くそのままにしてると灰汁が落ちてまずくなります。
トップを取るときに取りにくい場合は軽くねじるととれやすくなります。温めたコーヒーカップにそのまま注いで召し上がって下さい。

 終わったら必ずフィルターを水につけて冷蔵庫に保管して下さい。
トップとボトムは洗剤で洗っても良いですが、フィルターは絶対洗剤で洗わないようにして下さい。


ドリップ。

ドリップ

 ドリップは安くて簡単にコーヒを点てることができるので入門用には最適です。ロトと、サーバーからなっています。
セットで買われると良いでしょう。
 ロトは陶器製とプラスティック製がありますが、少人数用は陶器でもかまいません。陶器製の場合は必ず暖めてつかってください。大きめのものを買われることをお奨めします。

 まずペーパーフィルターを入れますが縁の所を下から折り横を反対側に折り込みます。沸かしたお湯でフィルター全体をしめらせぺーパーの臭いを取ります。最近のペーパーフィルターは品質が良くなったので臭いが少ないですが念のためにやった方がいいでしょう。人数分の粉を入れます。この時は粉を凹形にしたり、凸型にしたりしますが、色々試して下さい。
私はちなみに凹型です。これだとお湯が平均して行き渡るようです。

 真ん中から静かにお湯を注ぎ次第に外の方へゆっくり回しながら注いでいきます。最初のお湯の分量は粉全体に行き渡る程度に落とします。しばらくすると粉が膨らんでくるので粉が十分膨らんでしまったら次のお湯を注ぎます。

 二回目はフィルターの一番上に来るまでお湯を入れます。この時注意することはペーパーに直接お湯が当たらないようにして下さい。粉とフィルターの間からお湯が落ちてしまい薄くなってしまいます。三度目は分量を調整しますが、灰汁が粉に当たる前に注ぐことが秘訣です。二度で落とすか、三度で落とすかで味も変わってくるので好みで研究して下さい。

少しずつゆっくり落とすとこくがあるどっしりとしたコーヒになり、早めに落としたコーヒーはあっさりとしたライトタイプになります。
点てる方の精神的なものもかなりでてくるので注意して下さい。


その他。

 その他に、パーコレーターやコーヒーマシン(コーヒーメーカー)などがありますが、パーコレーターは、基本的にコーヒーが循環してしまう構造のために灰汁がでてしまい美味しいコーヒーを作るのは難しいです。

 コーヒーマシンはお湯の温度が低いのでどうしても美味しいコーヒーが出来難いようです。最近のマシンは温度も多少上がりましたが、それでも構造的に温度を高くできないようです。

 特別にエスプレッソマシンがありますがこれはピンきりで下は2〜3000円から上は200万円以上の物まで有りますが、
本当に美味しいエスプレッソコーヒーを作るのは至難の業です。

 人数が多かったりしたときはマシンで点てることも仕方がないかもしれませんが出来るなら、サイフォンやドリップで点ててみて下さい。100回に一回、美味しいコーヒーが出来たときの喜びは他の人には解らないものがあります。


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