サブウーハー製作記
AURA1808
本来キャビネットすべて自作するつもりでしたが
超多忙、肉体精神的疲労のため設計した外形のみ
カーオーディオ専門店に製作を依頼。
補強、バスレフダクト、ユニット取付けチューニング
は自分で行った。
完成した引き取り前の特注BOX
今回BOXを注文したのはカーオーディオ専門のお店、Sound Spot COCO。いきなりの無理な注文にも快く引き受けてくれた。見積もり2台で9万円也。およそ10日で完成。
愛車AE86にはどうやっても乗らないのでレンタカーを借りようと思っていたが、2tのトラックを貸していただいた。
最後にちょこっと値引きしてもらいました。スタッフのみなさんありがとう御座いました。それにしても、あの位の工作場欲しいなぁ。
我が家に運び込んだ
とにかくデカイ!これから補強チューニングをこつこつと。材質は18mm厚のMDFで外装は2mm厚位の黒のモケット。サイズは1100mm(H)×800(W)×450(W1),330(W2)のスラントバッフル。手で叩くとカンカンと内部で甲高い共鳴音。吸音材が入っていないので当然だが、46cmの
ウーハーのパワーを受け止めるには、かなり補強が必要そう。
とりあえず46cmウーハーを取り付け穴に入れてみる。
ガタもなくなかなかいい感じ。この段階では密閉になるので、箱を叩いても甲高い響きは聞こえなくなる。
ウーハー取り付け用のアルミパネル加工
46cmウーハーを固定するための、アルミパネル(5mm厚,500mm×500mm,2枚で約\14,000)を切り出す。
5mmのアルミの加工は、かなり骨が折れる。このパネルをバッフル裏に貼りつけてウーハーを固定する。
裏板の切り抜きとアルミパネルの状態
補強作業とメンテナンスのため裏板を切り抜く。パネルは写真の様に固定する。
ウーハーの仮取り付け
アルミパネルに6mmのタップを8本立て、ウーハーを仮組み。
少しだけ音出し。この状態では後面開放だが、既に恐ろしい
低音が響いている。とりあえず、次は補強。
補強
写真のように補強を入れる。スラントバッフルなので角度付きの加工は面倒。これだけで驚く程効果がある.
バスレフダクトの取付け
今回使ったダクトはPVCというもので内径101mm,
外径114mmと肉厚のあるもの。以前は普通の塩ビパイプを
使用したが、薄くて頼りなかった。長さは300mmで板厚を
含めチューニングは約20〜22Hz。
BOX内部、ダクトの処理
補強板の意味も含めダクトを支持。
吸音材は粗毛フェルトを少量。
フロントバッフルから見た内部
内部配線は5.5スケのキャブタイヤ。
吸音材の量は少なめにしているが、もう少し増やした方が良いかも
補強増加、フロントバッフル各所に18mmのラワン合板を貼付け。
ルーターによるダクトの仕上げ
後加工だったので多少の段差があったダクト
をルーターで仕上げる。
セッティング
とりあえず形になったので並べてみる。
センタースピーカーの中低域100〜300Hzが6dB盛り上がった。
バッフル効果とホーン効果によるものか?
L,Rchはf特上の変化は見られない。
測定
Rchスルーで測定。深夜に測ったのでレベルは低め。緑の高域部分は
暗騒音で、20〜30dBspl、16kHzはパソコンのノイズ。
1.5KHzまで高域は伸びている。5.1ch用なので100Hz以上は無視。
左から1番目のBarはFull、2番目が20Hz。32Hzの落ち込みは不明。
大口径らしい風圧が感じられる。更にこれからチューニング。
現在日中バーンインCDでエージング中。
バスレフダクト内の特性
これからすると充分バスレフが効いている。インピーダンスは
後日測定。500Hz位のピークははダクトの共鳴と思われる。
ユニット直前の特性
ダクトトとユニットのクロスは約50Hz。
100Hz位まで充分な出力が得られる。
DG-28で20〜70Hz位をブーストすれば
まさにウルトラサブウーハー!
インピーダンス特性
LMSにてインピーダンスカーブを測定してみた。
レンジは10〜40kHzまでなので下の山までは
残念ながら表示出来ず。
Fdは18Hzで設計当初より低くなっている。
内部補強、吸音材の容積をさばよんだのだが
まだ足りないようだ。
もう少し吸音材を多めにしてみるか。
サブウーハー用パワーアンプ
上が今回サブウーハー用に購入したパワーアンプ。
QSCのMX 1500aシアターやSRに使う業務用。
出力は350W×2/8Ω、ブリッジ1000W/8Ωで、
現在350W×2(MONO)で使用中。使いこなしは
難しい。高効率アンプで、冷却ファンがリアで
回っているので、そのノイズはなんとかしたいが。
下にあるのは以前使用していたPioneerのM-90。
既に引きとり手は決まっている。
次回につづく。