台湾
2泊3日の台湾旅行記
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バイク(北海道)、船、飛行機(海外/シンガポール&ビンタン島、ソウル、フランス…)などで出かけた旅を綴ったコーナーとっこのHP管理者のtagucchanさんが育った町(岩手県二戸郡)、生活している街(横浜)などを紹介するコーナーで構成されているサイト。
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定番の観光スポット
当り前、でも外せない
台湾の見どころ!

 日本を出発して、約4時間で台北の中正国際空港に到着。今回の旅行は2泊3日。ホテルのチェックインを済ませ、早速、現地のガイドさんとともにバスで観光を開始。
 最初に訪れたのは龍山寺。1738年建立の台湾ではとても有名なお寺らしい。境内(台湾でもそういうのかは定かではないが…)に入ると線香の煙がモンモンと立ち込めている。そこで使われている線香は、日本のそれよりとても太く長い上に、1人が5本も6本も手に持っているのだ。お祈りの姿も日本では見られないような熱心さで、この国の信仰深さが感じられる一コマだった。

 次に向かったのは中正紀念堂・音楽庁・戯劇院からなる中正公園。公園の正門をくぐると、そこの広さにびっくり。正面にそびえ立つ中正紀念堂にたどり着くまでには結構な距離があった。この中正紀念堂は1975年4月5日に逝去した蒋介石の業績を記念して建てられたもので、高さは約70mもあるらしい。ビルなら23階建てに相当するわけだが、実はその内部は2階建てである。89歳で人生を終えたことに由来するという89段の階段を上ると、正面には蒋介石の大きな全身像がある。1階に降りてみると彼が実際に使用していたと言う高級車などが展示してある。ちなみに「中正」とは、蒋介石の本名の姓のようだ。

 2日目は、まず忠烈祠へ。1969年にできたというそこは、戦争で亡くなった約33万の将兵の霊を祭った祀場で、軍の管理下にある。本殿は北京の紫禁城の太和殿を模倣した明朝風宮殿式で、隣接する記念館には位牌とともに、将兵たちの遺品や写真、勲章などが展示されている。この忠烈祠で1時間ごとに行われている衛兵交代は見逃せない観光の一つになっている。

 昼食はニューヨークタイムズで世界のレストランにも選ばれたという、小龍包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)へ。口の中に入れた瞬間に皮の中から出てくる、あのジューシーな肉汁にはちょっと感動。腹ごしらえを終え、次の観光スポットは故宮博物院。パリのルーブル美術館と並び、世界4大博物館に数えられている。中国歴代王朝から受け継がれてきた70万点にも及ぶ所蔵のうち、常時展示されるのは1万2千点ほどらしい。

 台北市の市街地から1時間弱のところに淡水という河が流れている。河といっても海がすぐそばなので、川幅はかなりあるし潮の香りがするので、何も知らなければ海かと思うほど。晴れた日の夕日は素晴らしいそうで、デートスポットになっているらしい。この川岸沿いの道には出店がたくさん並んでいて、食べ物や土産物を売っている。夕食はこの淡水の吉六福平価海鮮というレストランでとることに。1階に魚介類がたくさん並んでいて、その食材を指定すると調理して2階のレストランに運ばれてくるというシステム。出てきた料理はうれしいことに台湾料理だった。

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