Kyoto Shimbun 2003.11.27 News
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 繊維デザインの技で年賀状市場に挑む
 図案家、ネット販売

 全国の図案家でつくる日本図案家協会(京都市左京区)が、会員が手掛けた年賀状のデザインをインターネットで販売するIT(情報技術)事業に乗り出した。これまで主に繊維業界向けに活動してきたが、「技術と感性を生かして活動分野を広げたい」と路線を拡大、毎年40億枚という巨大な年賀はがき市場に進出した。

 これまでに10人が、同協会のホームページに出品している。来年のえと、申(さる)を題材に踊る姿を彫った版画や逆立ちする群れをデザインした作品、再来年のえと、酉(とり)の立派な尾を装飾的に描いた作品など約60点を販売している。

 デザインを買い取って独占的に使う業者向けには1点数万円で販売。一般向けには、必要枚数に応じて価格を交渉する。

 会員約290人の大半は、主に和洋装や寝装、インテリアなど繊維業界向けのデザインを手掛けているが、和装離れで図案の市場は縮小している。このため会員に新分野での活動の場を提供するとともに、年賀状という身近なデザインを通じて消費者と接点を持ち、協会を広くPRすることにした。

 IT事業を担当する同協会の玉木敬一理事は「参加会員、出品作品数を増やし、大きな事業に育てていきたい」と話している。日本図案家協会のホームページはhttp://nichizu.or.jp

写真=全国の図案家が手掛けた年賀状のデザイン

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