2000年 美山サイクルロード

2000.5.14

美山サイクルロード参戦(?)記

5/13・14、京都府の山里、美山町で開催された「美山サイクルロード」ヘ行ってきました。
数年前から興味を持っていたのですが、これまでは三宅島のレースやTOJの大井のレースと日程が重なることが多く参加できずにいました。今年はその問題点が解消されたので、高額の足代(往復で3万円超!)を省みず思い切ってエントリーしたわけです。
しかし、いつの間にか日本は便利になったものです。京都で新幹線から嵯峨野線に乗り継いで、最寄り駅の「和知」までアッという間の約3時間。そこから約20kmの自走で目的地の美山町に到着してしまいます。地元の人たちの京都言葉を聞かなければ、自分が京都の山深い里にいることをなかなか実感できません。陸前高田のレースへ10時間あまりもかけて出かけるのとは大違いです。
美山町の茅葺きの家屋を残した風景は、地元のPR言葉によれば「日本の源風景」とか。その中に十数軒ほどの旅館や民宿が点在していて、たぶん普段は鮎釣りなど川釣りの人が利用しているのでしょう。泊まった宿の前にも茅葺きの家が1軒あって、その家へ行くには川に架かった20mほどの木の橋を渡るのですが、橋の上には土が敷いてありそこにはタンポポなどの雑草が生えているのです------ 広がる風景はそなんふうに長閑で、ふっと心休まる穏やかさと美しさに彩られています。

レースは、十数年前に京都国体の自転車レースがここ美山町で行われたことに端を発しているそうで、その時と同じコースを使って毎年開催され、今年は第15回大会。ここ数年の参加者数のジリ貧状態を解決すべく、カテゴリー分けや計測・集計方法を刷新したということでしたが、目標750名に対して実際の参加者数は700名弱といったところだったようです。
約2km(高低差90mほど)の登りを含んだ約11kmの周回コースは、鋭角の曲がり角も数カ所あり、どちらかというとトリッキーな印象ではありますが、その他はほぼ平坦で路面の状態も良好。実際にはかなりハイスピードなレース展開になるのでは・・・と思われました。

自分の名字と同じ名称の土地で、自分の名前を冠したかのようなレースに特別の思い入れを見せていたM山選手は、3つに分けられたレディース・カテゴリーの中の1周の部にエントリー。何度も‘緊張トイレ’に通ったあと、M山選手は、朝8:50分に9名による闘いをスタートして行きました。応援といっても私はゴールしてくるのを待つしかないわけで、しかもその時には、私は招集場所に並んでいなければならず、M山選手の走りを実際に目にすることはできませんでした。ゴールした後、汗を浮かべて私の前に現われたM山選手の話によると、思ったよりもロースピードの展開で、峠の登りまでは集団状態で切れることなく行けたのだが、登りにかかってからはやはり遅れてしまったということでした。結果的には6位。とはいえ、初めての慣れないコースで無事にゴールできたことをよしとしよう。

1周の部がすべてゴールした後、2周の部のスタート。
私T中は40歳以上のシニアの部に出走したのですが、招集場所で見回すとみなさんなかなかの猛者ぞろいといった雰囲気を漂わせており、気の弱い私は走る前からすっかり気圧されてしまったのでありました。直前に左シューズの底がはがれてしまうというトラブルを、近くのAコープで買った瞬間接着剤でなんとか対処し、気を静めてスタート。
しかし、思った通り、いきなりからのハイスピード展開で、メーターは40km/h後半〜50km/h前半の数字を示している!じゃありませんか・・・
10番手あたりに出なければと前へ出てはみるものの、右から左からたえず前へ出ていく繰り返しで、集団の中でラクをするというのとはほど遠い状態でした。そんなこんなですっかり足を使ってしまったT中は、登りでズルズルと後退し、すでに1周目の終わりにして、もうかなり疲れ果てた情けない走りでM山選手の前を通過し2周目に入ったのでありました。
その後も‘ズルズル後退’は続き、(ほんとにたくさんの人に追い越され、追い越したのはほんの数人だったなぁ)結局、完走60数人中41位でゴール。メーターを見ると下りのMAXスピードは67km/h強なのに、アベレージは37km/h弱。登りと2周目の平地のスピードがいかに遅かったがアリアリ・・・という結果でした。(入賞すると商品はお米の4kg袋入り。自走で持って帰るのは無理だし、入賞しなくてよかったなぁ)

帰りは道に迷いつつ、途中、骨董品がいっぱいの民芸茶屋でうどんをすすり、園部までの約30kmをのんびりと自走しました。園部駅の手前で少し雷混じりの雨に降られましたが無事に到着。普通電車に50分ほど揺られて京都に着き、駅弁とお酒を少々買い込んで「のぞみ」の車上の人になったわけです。

レース自体は前述したような結果でしたが、気持のやすらぐいい旅でした。懐具合さえ許せば、来年も参加したいと思っています。もちろん、その時はもっといい結果を出せるように準備をして。

reported by Tanaka


戻る