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NPTニューヨークレポート 5

◇ 国際シンポジウム ◇

 27日は午後からうたごえの旅行団ときたがわてつさんのコンサートへ。
会場はセントラルパーク側のエシカルソサエティー。別府公民館にどこか似た雰囲気のレトロな建物でした。 温かみがあっていい感じでした。

 この日は「日本国憲法」「ヒロシマの有る国で」「私のこどもたちへ」など 今この地で聞くてつさんの歌声はさらに深く心に沁みました思えば自分の人生の中でも思い出深く心に刻まれた歌ばかりです 過去の感動したその時の自分にまた出逢えたようで、そんな点と点がつながって今私はここにいるというような感慨さえ湧いてくる。
歌の力ってすごいなあー

 うたごえの皆さんも「青い地球を」等々英語で合唱。最後にみんなで「一人の手」を歌ってフィナーレとなりました。
これもピート・シーガーさんの曲だったのですよね(昨年ピート・シーガーさんも笠木透さんも亡くなられたなあとしみじみしつつ、でも歌は残っていくし想いを歌いつないでいく人たちがいる。そうや歌っていこう!!)

 夕方4時からは国際シンポジウムに参加しました。
4か国のパネリストの方々の発言は核軍縮に向けて長年努力を続けてこられているだけに、信念に満ち展望を持って力強く感じられました。特にメキシコが軍縮に向けての提起をアメリカに打ち出しているという発言は、日本政府との違いを大きく感じました。

 政府、国際組織、市民社会、個人が決意し共同して目標実現に努力すれば核兵器のない世界の展望を開くことができます。「共同して」がカギです。というドゥアルテ元軍縮問題担当のことばにも納得でした。
会場からは、「署名が本当に生きているのか」との質問も出されましたが、「日本から寄せられる多くの署名が、国連の会議で大きな役目をしていること、核兵器のない世界に向け、今後も大切である」と返答されていました。 わずかな国が人類全体を破滅させることに市民として声をあげて抵抗しましょう。という発言にも励まされる思いがしました。

セルジオ・ドアルテ元軍縮問題担当国連上級代表、ホルヘ・ロモナコメキシコ軍縮大使、 ジョセフ・ガーソンアメリカフレンズ奉仕委員、ジェニー・クレグイギリス核軍縮運動 

 広島からの被ばくしたお父様の遺志を継いでの熱い訴えが改めて胸に響きました。

 ちょうどこの日は国連傍聴と女性の交流会と時間帯が重なり、参加できなかったことが残念でした。 新婦人の皆様ごめんなさい。