こころんの夫の美味しいブログ選

グルメ(料理)

炭水化物のおかず、どこまで許せますか
 同窓会の席で、たこ焼きをおかずにしてご飯がたべられるかという話になりました。大阪ではそれが普通だと思っている人もいるようです。


 その発言の主は、焼きそばだったらおかずで食べられるというもの。焼きそばだってソース味だしたこ焼きとそう変わったものでもないと思いますが、やっぱりたこ焼きはおかずにならないそうです。彼は東京出身。

 一方、大阪出身の同級生は、お好み焼きはおかずにするけどたこ焼きはどうかなあという反論。でもたこ焼きを焼きながらご飯食べたこともあるから、別にそれでもいいよとのこと。大人です。

 そういえば、店ではお好み焼き定食も焼きそば定食も食べたことがある気がします。ソース味なのでおかずになるんじゃないかなあというのが感想でしたが。

 その他にもうどんとご飯というのはよく見る光景ですし、昔の洋食にはおかずとしてスパゲティ・ナポリタンが付いています。ラーメンライスなんて東京の人もよく注文しているし、中華ではちまきがおかずになったりします。さらにチヂミも...。

 そんな他愛無い話をしながら同窓会は過ぎていく...。楽しい時間でした。

幻の天むすとは全く違う名古屋の天むす
 百貨店で天むすが置いてあったので買ってきました。名古屋の有名な店のもののようです。本場のものなので美味しいかなと思って食べたのですが...。


 まずお米が美味しくありません。お米にもう少し甘みというか旨みがないとおにぎりとしてリピーターしたくなくなります。次に海苔。全く味がしません。パリパリにできなくても海苔の味がしないのでは巻かないのと同じです。

 でも天むすというからには天ぷらが美味しかったら問題はないはずと、ひと口。その瞬間に二度と買わないと思いました。天ぷらの海老に全く味がありません。きちんとした海老ではなく冷凍の輸入海老を使っているに違いありません。

 名古屋は天むすで有名な場所。でもその名古屋の有名店の名前を使って美味しくない天むすを売るのは名古屋のためにもいいことではない。こんな味で売るならば全国へ売るのはやめてほしい。

 以前に「天むすは新橋に限る?」の記事で新橋の天むすが美味しかった話を書きましたが、あの味はもう幻のようです。あと食べたことがなくて残っているのは本家「千寿」です。もし、この千寿が美味しくなかったら...。

高菜巻きおにぎりだと侮るなかれ(美味しいめはりずし)
 めはり寿司をご存知でしょうか?旅番組などで南紀の場面があったりするとゲストが大きな緑色の葉で包んだおにぎりを頬張っているのをみたこともあると思いますが、あれです。

 葉っぱの正体は高菜。高菜といえば漬け物でおなじみですが、大きい葉っぱのものはなかなか見かけたことがありません。その高菜を醤油か塩で漬けたもので白ご飯を包んだものがめはり寿司なのですが、最近は白ご飯ではなく醤油飯だったり、酢飯だったり、なかに刻んだ高菜の茎とか鰹節などの具が入っていたりするものもあるようです。

 そんなめはり寿司を初めて食べてみました。食べる前は所詮高菜でくるんだおにぎり程度に思っていたのですが、食べてみるとこれがうまい!
 食べたものは中身が醤油飯だったのですが、その味もくるんだ高菜と合っていて絶妙の味です。大きいものでもあっという間に食べられてしまいます。

 めはりという名前は目を見張るほど大きいとか目を見張るほど美味しいということから来ているようですが、なんだか納得です。高菜巻きおにぎりなどと侮ってはいけません。みなさんも南紀へ出かけられることがあれば、ぜひ一度食べてみてください。手ごろな値段もうれしい熊野名物めはりずし、おすすめです!

ブッシュへ行こう、宮沢賢治の天ぷらそば
 宮沢賢治の本を読んだことありますか?美味しいもの好きの人だったら、たぶん最も知っているのはもちろん、「注文の多い料理店」ですよね。

 この「注文の多い料理店」は、西洋料理店山猫軒に入った2人の紳士の話ですが、読んだことがない人もいると思いますので、あらすじは書かないでおきます。痛快な話ですが、最初この本は全く売れなかったそうです。

 宮沢賢治が有名になったのは彼の没後になってから。生涯独身で、死の直前まで農業指導をしていたそうです。そういうことを知って「雨ニモマケズ」を読むと何とも言えない感情が沸いてきます。

 雨ニモマケズで「一日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ」と書いている宮沢賢治ですが、教師時代に好んで食べていたものがやぶ屋の天ぷらそばとサイダーだったそうです。やぶなのでブッシュと呼び、よくブッシュへ行こうと生徒を誘ったそうですね。

 このやぶ屋の天ぷらそば、本当に美味しい蕎麦でした。宮沢賢治の作品をあまり読んだことがなかったのですが、食べ物からもう少し知りたいと思う入り口も立派な入り口の一つだと思っています。

盛岡三大麺を食べたい!盛岡冷麺編
 岩手旅行でぜひ食べたかった盛岡3大麺なのですが、予定を考えるとどれかをあきらめないといけないことになってしまいました。最初はじゃじゃ麺と思っていたのですが、岩手に着いてから売られている盛岡冷麺を見て、そして時期も冷麺の時期ではないこともあって、盛岡冷麺を後回しにすることにしました。

 盛岡冷麺の売られているものがいつも買っているものと同じだったこともあります。この冷麺は美味しくて、夏には欠かせないメニューでもあるのですが、いつも食べているものとそう変わらないかもしれないと思ったことも理由です。

 そういえば冷麺と聞くと関西では冷やし中華のことなので、焼肉屋さんなどで売られている場合は平壌冷麺とか韓国冷麺と表記されているようです。初めてこの焼肉屋さんの冷麺を食べたときには、あまりに堅い麺で噛み切れず、もう食べないなんて思ったものでした。

 盛岡冷麺ももともとはその平壌冷麺から来ているものなので、しばらくは食わず嫌いしていたのですが、とある日にふと食べてみたところ美味しかったのです。盛岡冷麺は焼肉屋さんの冷麺とは違うんだと思ってからは、いつも美味しく食べています。

 そんな盛岡冷麺を本場でぜひ食べてみたかったのですが、それはまた今度です。岩手は広く、三陸海岸にも行ってみたい場所がありますし、また雄大な八幡平へも行ってみたい気もします。盛岡冷麺の合いそうな夏がいいかな!

盛岡三大麺を食べたい!わんこそば編
 盛岡三大麺の中心は、その派手さからやはりわんこそばだろうと思う。あの食べ終わると急いでふたをしないと次のそばを入れられてしまっていつまでも食べ終わることができないというのをやってみたい。そんな自虐的な好みを満たしてくれる食べ物なんてそうあるものではない気がする。

 花巻空港からわんこそばを食べに花巻市内のやぶ屋総本店へ向う。ここは宮沢賢治がいつも天ぷらそばとサイダーを注文したことで有名なお店でもある。ここで決心がちょっと鈍ってくる。宮沢賢治になってみるのも悪くないななんて気持ちがむくむくと沸いてくる。

 などという言い訳をしているが、お昼にわんこそばを注文してもそんなに食べられないのではないかというのが理由かもしれない。なんせ3000円を越える昼食になる。

 後から入ってきた初老の二人がわんこそばを注文しているようだ。わんこそばは今回は見るだけにしよう。私は天ぷらそばで宮沢賢治の半分だけ試してみよう。なぜ半分かというと、サイダーを注文するのはやめたからなのだが、宮沢賢治の時代にサイダーは天ぷらそばの2倍の値段の高級品だったらしい。なんだか宮沢賢治という人が少し理解できた気がしてくる。

 やってきた天ぷらそばは細いそばで汁も辛くなくて美味しい。よくお店に通ったという宮沢賢治の気持ちがまたわかってくる。そば一杯で気分はもう宮沢賢治通なのだから不思議なものだ。

 店を出るときに聞いてみたいことがひとつあった。わんこそばと天ぷらそばの麺や汁は違うのだろうか。全く同じものというお店の人の答えが、わんこそばにすればよかったかなという迷いをふっきってくれた。やぶ屋総本店いいお店だ。

盛岡三大麺を食べたい!盛岡じゃじゃ麺編
 岩手県には盛岡3大麺といわれる食べ物があります。わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺の3つ。どれも身近にありそうで、一体盛岡のものはどこが違うのだろうと思わせるもの。違いを味わってみたいというのが食べてみたい一番の理由かもしれません。

 まずは盛岡じゃじゃめん。ジャージャー麺とかジャジャ麺とも書かれていたりしますが、どれも茹でたうどんの上にきゅうり、ねぎなどと共に肉味噌が乗っていて、まぜて食べるもののようです。

 味は、予想通りというか、特に感激するほどうまいものではありませんでしたが、さっぱりと食べられて時にはいいかなと思うものです。最初、横に酢とラー油が置かれていて、これをかけて食べるなんてと思っていたのですが、少しかけてみると、その方が美味しい!なるほど、知らない食べ方があるんだなあと思うときです。

 じゃじゃ麺は、高階勘勝という人が中国北東部から持ち帰った炸醤麺(ジャージャー麺)をもとにして盛岡市内の屋台から広まったもののようです。

 ちょっと過ぎてしまいましたが、韓国では、4月14日に食べられるチャージャミョンも炸醤麺の韓国版とのことなので、じゃじゃ麺の親戚ですね。日本では4月14日のイベントはまだ広まっていませんが、そのうち何か食べるようになるのでしょうか。そうそう、もちろん4月14日は2月14日のバレンタインデーから引っ張ってきている日にちです。

懐かしい日本の味か、岩手のひっつみ
 岩手花巻空港は花巻駅から近く、日本の空港でもこれほど便利な場所にある空港は他にないのではないかと思われるほどの空港です。でもここから飛び立つ飛行機は少なく、空港ターミナルビルは小じんまりとした普通のビルのようです。

 そんな岩手花巻空港には食べ物屋さんは2店だけ。その一方でひっつみを食べました。ひっつみといえば、いわゆるすいとん(水団)のことです。岩手県や青森県八戸地方ではひっつみと言いますが、これは小麦粉をひっつまんで(ひきちぎってという意味)鍋に入れるから、そういうのだそうです。

 すいとんは小麦粉を水で練って汁に入れたもの。昔の日本ではよく食べられた料理ですが、最近はメニューにはあまり見かけません。でも岩手県のひっつみはきちんとメニューにあります。

 最初、塩辛いかなと思って飲んだ汁が全然辛くなく美味しく、ひっつみもほどよく小さくて汁に合って美味しいものでした。汁はけんちん汁で、野菜たっぷり。空港で食べても美味しいんだから、街中の美味しいお店で食べるともっと美味しいんだろうなと思わせてくれます。岩手の美味しい郷土料理、次回はぜひそんなお店で食べたいなと思わせる味でした。

レバニラかニラレバかの前に何のレバー?
 吉祥寺でちょっと食事をと思って入ったラーメン屋さんにニラレバ定食がありました。思わずラーメンではなく、それを注文することにしました。

 ところで、あっちこっちでよく「レバニラ」なのか「ニラレバ」なのか議論になっていたりします。だいたい3分の2がレバニラ派で残り3分の1がニラレバ派というような感じですね。この店ではニラレバと書かれていました。

 また、検索で調べてレバニラはレバニラ定食が多くて、ニラレバはニラレバ炒めが多いというような意見もあるようです。さらにはにらとレバー以外に入っているもやしの立場がないというもやしに優しい意見も...。

 ところで、ニラレバかレバニラかと言う前にレバーの肉が違うのではないでしょうか?レバニラのレバーは何を思い浮かべていますか?牛?豚?鶏?

 調べてみても、どの肉もあるようです。好み次第なんでしょうが、売ってるかどうかも重要な要素ですよね。関東だと豚レバーが一般的ですが、関西では豚レバーをあまり見ないので牛レバーになるんでしょうね。牛と豚では値段も違うので、豚が主流の関東の方が安く作れることもあってレバニラのある店が多いのでしょうか。レバニラは関西の店ではあまり見かけないメニューですもんね。また、鶏のレバーでも同じように作られるようですが、お店にはあまりない気もします。

 どのレバーが美味しいのか、食べ比べてもいいかもしれないですね。

東京と大阪のしょうが焼の違い
 井の頭公園を歩いて三鷹の森ジブリ美術館への手前まで来ると、ふと足を止めて佇んでいたくなる場所がありました。この時期にこんな景色に出合うと思っていなかったからというのもその要因でした。

 そこはもう桜が満開だったのです。きれいな桜色の花とやや赤い花。赤い桜はあまり馴染みがないのですが、どちらも寒桜のようです。例年よりも2週間ほど早い開花だそうで、やはり地球温暖化の影響でしょうか。

 地球温暖化といえば、A・ゴア氏の不都合な真実が売れているそうですね。内容は地球環境に興味があればあたりまえのことばかりだと思って著作も気にしていなかったのですが、書店で積み上げてあったのでふとパラパラと読んでみました。その巻頭に懐かしい写真はありました。

 今ではグーグルアースもあって珍しくもないのですが、その当時は画期的なものでした。そうトムヴァンサント氏の地球です。私はサンタモニカの彼のアトリエへ伺ったことがあります。入ったすぐのところに直径1.8mの巨大な地球儀がありました。地球環境を地球儀で見せようという試み。これからますます重要になってきますよね。(その地球儀は制作費10万ドルとのことでした)

 そうそう、井の頭公園を散歩してお腹がすいたので、何を食べようか。生姜焼にしようかななんて思っています。そういえば東京と大阪の生姜焼きの違いをご存知ですか?お店の生姜焼きに関してですが、東京はバラ肉の店が多く、大阪はロースが多い気がします。どっちが美味しいか。これが意外とばら肉なんですよね。

巨大な寿司ネタの寿司は美味しいのか
 テレビや雑誌によく登場する大きい寿司ネタの寿司屋さん。あまりに大きい魚や卵焼きの下に申し訳ないほどのシャリ。実際はシャリの大きさは通常の寿司の大きさと変わらないらしいのですが、ネタが特大のためにそう感じるのですが...。

 食べるときには一体のものとして全く食べられません。まず巨大なネタを食べて、シャリを食べて、残りはネタだけ食べて...。

 テレビで紹介されても、食べたタレントの感想は美味しいというコメントばかりなので、参考にならないですよね。口に入れてすぐ、味わう前に美味しいと言っているものがほとんどですし。それはどのグルメ番組でも同じなので、どんな味なのかは自分で確かめるしかありません。

 巨大寿司ネタの寿司も試しに食べてみました。感想は...、これは寿司ではないですね。ネタとシャリがハーモニーしていない。刺身とご飯が別々に主張する。その割には刺身に繊細さがない。話のネタにはいいかもしれないですが、寿司のネタには普通の大きさのものがやはりおすすめです。

 美味しいお寿司屋さんにはやはりネタの新鮮さの方が大切ですね!

今年の恵方は北北西(節分の恵方巻)
 今年の恵方は北北西のようです。そう、節分に海苔巻き(恵方巻き)を食べるときに向く方角です。

 節分は各季節(春夏秋冬)の始まる日の前日を指すので、本来なら年4回あるはずなのですが、今では2月3日だけのようになっていますよね。その節分に恵方巻を食べるのはかつては関西だけの風習だったのですが、10年ほど前からコンビニが全国展開し始めたのをきっかけに今では全国に広まったようです。

 さらに遡れば、戦後しばらくは関西でも行われなくなっていたようなのですが、オイルショック後頃に海苔の普及のために大阪の海苔問屋が再開させたもののようですね。

 販促目的で全国に広まった行事は他にもたくさんありますが、季節を味わえるものでもあるので、まあいいかななんて思っています。でも販促がメインになりすぎて食べ物の品質を落とすことがないようにだけはしてほしいものです。

 さて、今夜みなさんは恵方巻?豆まき?節分イワシ?

もつ鍋ブームの果て
 博多のもつ鍋屋さんで以前に働いていたと言う大将に話を聞く機会がありました。最近、またもつ鍋ブームだけど今回も1年くらいのものかな、と。返事はやっぱりというか、へぇというか...。

 前のブームのときのもつはアメリカからの安いもつが輸入されてから、誰も食べなくなったとのこと。もつはやはり鮮度がよくないと美味しくないとのことです。

 今のもつ鍋ブームが同じ道を歩めば、またもつ鍋ブームは短いものになるのでしょうが、その行方は商社にかかっているようです。これは別にもつ鍋に限ったことではありません。ブームに踊らされるということはどういうことなのか、納豆も同じですが、その背後にある何かをしっかり見極める目が必要ですね。

 今のもつ鍋ブーム、15年前とは違う国産の肉をもとにしているお店を選ぶことが大切なようです。

売ってなければ作ればいい
 海外の知り合いが糠床を持参していることを知りました。住んでいるのはカナダ・バンクーバー。海外で糠漬けを買うのはなかなか思い通りのものがないかもしれません。なかったら自分で作る!これが今の日本ではなかなかできないことなのですが、海外だからかえってできるのかもしれません。素敵ですね。

 昔の日本ではいろいろなものが手作りされていました。それはその土地の食べ物を美味しく食べたり、保存したり、加工したりするためにいろいろなくふうがされているものだったと思います。

 それが、いつからかそんな大切な日本の地域の食文化は簡単に買える食べ物に壊されていくことになりました。その土地土地の美味しい味はいつの間にか全国均一の関東風の味に置き換わっていくことになります。呼び名も統一され、土地の美味しいものはなかなか手に入らなくなってしまったものもたくさんあります。

 簡単に買えるようになった代償として、地域の食文化が廃れて行った以外に最も大切なものを日本人は捨ててきました。それは食べ物の安全と安全に対する意識です。

 例えばヨーロッパを旅行していると、食べ物の安全に関して日本人がどれだけ無頓着なのか考えさせられます。食に関する知識をきちんと教える機会がないことが最大の問題だと思いますが、なかなか改まることがないのは、教える人がいないためでもあると思います。なぜ教える人がいないのか。それは行政が生産者中心で構成されているため、教育においても同じだからです。日本には国民生活省がない、圧力団体ではないもののことを考える政治家や官庁がないことが原因のため、これが改まることはないでしょう。

 象徴的な話があります。以前にも書きましたが、ある全国規模のパンメーカーの社員が「自分たちがいるからこそ日本の隅々でパンが食べられる」と自慢気に話していたそうです。自分たちがその土地のパン屋をつぶし、そのせいで田舎で安心なパンを食べることができなくなったという日本の食の大きなマイナスを感じられない社員。もしこの社員が今後社会のためにできることがあるとすれば、自分たちがやってきたことを反省し、食の安全の意識を高めて地域の食文化の復活を支援することだと思います。

 4年前の菓子パンが腐らない事実。虫もつかず、カビさえはえないものを食べさせられている日本人。

 まずは自分で作れるものは自分でつくることから始めるしかなさそうです。

大晦日はやっぱり年越し蕎麦
 今日はもう大晦日。そば屋さんのかきいれどきですね。香川県では年越しうどんだったり、沖縄では年越し琉球そばだったりするようですが、みなさんは年越しそばを食べますか?

 年越しそばのいわれは、昨年の「1年の締めくくりの年越しそば」で書いたのですが、ほとんどの人はいわれに関係なく、習慣だから食べるというものかもしれないですね。

 テレビで年越しそばを残したらどうなる?というクイズをやっていました。答は翌年お小遣いが貯まらないというもの。そんなことにならないようにしっかり食べて、お小遣いを貯めたいですね!

もつ鍋がまたブーム?
 おそらく1992年から93年だったと思いますが、全国でモツ鍋ブームがありました。安くて美味しいもつ鍋を注文して、なかなか噛み切れないもつ肉と格闘した人も多いと思います。でも出汁が出てて美味しい鍋でした。そんなもつ鍋がまたブームになってきているようです。

 もつ鍋は福岡あたりの郷土料理のようです。最近開店しているお店も博多と書いてあるものが多いことでもわかります。でも90年代のブームのときは今ほど博多と書いてあった気がしません。今の時代は食べ物もブランド戦略ということなのでしょうね。

 そういえば前のブームが去ってからは数年前に一度だけもつ鍋を食べたことがあります。久しぶりに食べると結構美味しくて、地味に店があるのがいいなあと思っていたのですが...。

 ブームになってしまうとまたあっという間に店がふえて、またしばらくしたらいつの間にか店がなくなってしまっています。あの地味に続けていたお店もそんな流行に巻き込まれてなくなってしまうことがないようにそのまま地味に続けてくれるといいのですが。(そういえば昨年ブームだったジンギスカンのお店はもう減り始めているようですね。ブームは難しいですね。)

 ホルモン文化の大阪でも最近またモツ鍋がふえているようで、焼いて食べるホルモンと鍋にするもつを同じものだけどを言い分けているようです。

 今度のもつ鍋のブームはどのくらい続くでしょうか?今のもつ鍋は安全が確保されてこそ続けられるもの。もしそれがあいまいなお店が多くなってくると、そのあたりまでかもしれないですね。そうならないようにしっかりとお店を選びたいものです。

そのお好み焼き、押さえないで!
 テレビドラマでお好み焼きを焼いているとついつい気になってしまうのが裏返したときにお好み焼きを押さえることです。いつも「あ!押さえない方が美味しいのに!」なんて思ってしまいます。でもそんな私も昔は思いっきり生地を押さえていました。

 まだ東京にお好み焼き屋が少なかった頃、渋谷のこけしがよく行くお好み焼き屋でした。薄く生地を広げて焼いて、裏返したらパンパンと押さえて、さらにコテで切り目まで入れます。

 今考えると、まるでネギ焼きですね。でもそうするとはやく焼けてすぐ食べられたので、こけしではみんなそうしていました。

 そんなときに旅行で来て食べた大阪のお好み焼きの美味しかったこと!まるで別の食べ物でした。分厚くて柔らかくて甘くて、粉くさくなくて...。

 それでも私はまだ押さえる習慣があったらしく、何気なく押さえようとしているところを京都出身の知り合いに注意されてしまいました。なぜ押さえるの?押さえると美味しくなくなるよ、と。

 おそらく初めて押さえずに焼いたお好み焼きはまるで自分で焼いたものとは思えないほど柔らかくてホクホクと美味しいものでした。それ以来、お好み焼きを裏返しても決して押さえません。テレビのドラマで鉄板少女が押さえるのを見るとプロではないと思ってしまいます。同じものなら美味しく食べなきゃ!

そろそろハフハフと美味しいお鍋の季節
 涼しくなってきて、そろそろテレビ番組やテレビのCMにも鍋が登場してきましたね。スーパーマーケットにもおでんセットやあんこうや鱈のセットが売られていたりして美味しそうです。明日は鍋なんていかがですか。

写真はあんこうなのですが、あんこう鍋も美味しいですよね。ふぐのあっさり上品な鍋と違って旨みのある美味しいあんこう鍋!その鍋の最後は雑炊かうどん。これが最高に美味しい!鍋はいいですね!

シコンのグラタン
 昨日チコリを買ってきたのですが、なぜチコリを買おうかなと思ったかには訳がありました。

 ベルギーのブリュッセルで入ったレストランでベルギーの郷土料理ということでシコンのグラタンをオーダーしました。シコンを蒸してハムで包み、ホワイトソースとチーズを乗せてオーブンで焼いたものです。

 シコンの食感がサクサクと美味しく、ほろ苦さもチーズとホワイトソースにあって美味しかったのです。このシコンがチコリなのです。チコリはベルギー原産とも言われ、シコンと呼ばれていました。

 そう思って売られているチコリを見ると、ベルギー産とか書かれていませんか?

ヨーロッパでは1ユーロマック
 世界中にお店のあるチェーン店だとどこを旅行していても知ってる店のように感じてしまいます。同じ味が世界中で食べられるので、世界中の人が集まるイベントではよくオフィシャル店になっていたりしますよね。ふと食べたくなって外国でも立ち寄ってみたくなることもあります。

 ルクセンブルグのマクドナルドでは看板に1ユーロマックのメニューがありました。現在では1ユーロが150円ほどなので、150円マックなのでしょうが、もともとは100円マックのヨーロッパ版ですね。

 日本とはメニューが違っていますが、ハンバーガー150円は少し高いかもしれません。ずっと旅行していて感じたのですが、ユーロに対して円が安すぎだと思います。日本より物価が高いと思うこともしばしば。ユーロに統合される前に旅行したときには日本よりも物価が安いと感じた国が多かったのですが...。

 外国のマクドナルドにはいろいろな思い出があります。ローテンブルグのマクドナルドは街の雰囲気に合った店のつくりで、チキンナゲットがまるで中華のような扱いをされていて箸がついていたり、シアトルのマクドナルドでは店員にてりやきバーガーはないかと聞いて大うけでしたし...。

あんこが標準?東海地方のモーニングセット
 ちょっと東海地方に用事があって行ったときのこと。小腹が空いたなと思ってモーニングセットを注文することにしました。370円は、このあたりでは少々高いのかな?などと思って待っていたのですが...。

 出されたモーニングセットにあんこが標準装備。パンにはバターが塗ってあって、それだけでもじゅうぶんなのですが、その他にジャムとあんこが添えられています。その他は茹で卵、サラダ、コーヒーに小さいゼリー。

 これであんこがなかったら普通なのですが、インパクトはやっぱりあんこですね。周りを見渡してもみなさん、あんこを普通にトーストに乗っけて食べています。あんこの挟まれたトーストサンドは経験あるのですが、乗せても食べるんですね。

 東海地方のモーニングセットは豪華だと最近は有名ですよね。でもモーニングセットではなくて、ただ単にコーヒーを頼んだお店で標準で茹で卵が出されたのが、最も驚いたものでした。注文したのはコーヒーじゃなかったのかなと思ったほど。

 東海地方の喫茶店のサービス。機会があったらぜひ経験してみてください。

ミッフィーの街ユトレヒトでみた冷凍寿司
 いよいよ帰国の日です。夜の便までに少しだけ時間があります。1時間以内で行けるユトレヒトへ行ってみることにしました。ユトレヒトは大学の町、そしてミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏の故郷でもあります。

 ユトレヒトへはアムステルダムRAI駅を通ります。ここはかつて初めてアムステルダムに来たときに乗る電車を間違えてやってきた駅。セントラル駅へ行かなければいけなかったのに...。そのRAI駅を列車はあっという間に通り過ぎて行きます。あれ?でもあのとき、確かRAI駅は終点だったのでは?

 RAI駅からユトレヒトは新しい路線のようで高架の線路を列車は快調に飛ばします。となりの運河を大型船が行き来しています。30分ほどでユトレヒトへ着きました。予想よりずっと近い距離です。

 ユトレヒトにはディック・ブルーナ氏の作品がいっぱいかと思ってきたのですが、市内には全くその気配がありません。境港のゲゲゲの鬼太郎を想定していくと全く違って、これほど町に影響していないのも不思議に思えてきます。

 そんなユトレヒトの駅で普通に寿司を食べている人をみかけました。オランダにも寿司はたくさん売られています。試しに食べてみたのですが、ネタはいいのですが冷凍寿司飯が固く、全く別の寿司のようでした。値段は日本の3倍ほどします。つい美味しい寿司を食べさせてあげたいななんて思ってしまいました。でもこんなに気軽に買える寿司!大切な食文化ですよね。

 ユトレヒトの町では初めてコーヒーショップもみつけました。メイン通りにあるので違うのかなと思ってしまうほどです。なんだか不思議な雰囲気の店。オランダのコーヒーショップはカフェと違います。

ベルギー料理うなぎのグリーンソース煮(ベルギー人に教えてあげたいうなぎの蒲焼)
 ブリュッセルのグランプラスの北側へ少し歩くとレストランがいっぱい集まったイロ・サクレ地区です。歩いていると「コニチワ」と、たどたどしい日本語が聞こえてきます。ヨーロッパ人には中国人や韓国人との区別が難しいらしく「ニーハオ」とか「アンニョンハセヨ」などと声をかけられることもあります。でも声をかける店に入ってはいけない地区でもあります。

 混んでいる良心的な店は夕食時になると観光客でいっぱいで、聞くと1時間待ちはざらのようです。半分以上の人がムール貝の料理を食べています。どこもバケツのような殻入れがいっぱいです。

 ムール貝はブルージュで食べてちょっと飽きたこともあって、名物だといううなぎのグリーンソース煮を食べてみました。

 グリーンソースの緑色はほうれん草やパセリなどの色だそうです。ひと口食べて「うーん、骨があたる!」、ふた口食べて「ちょっと生臭い」。そういえばレモンを絞っていなかったので絞ると少し生臭さは解消。み口食べて「ソースは美味しいんだけどね」。これだったらぜひベルギー人にうなぎの蒲焼を教えてあげたいと思ってしまう味でした。

 ムールでもうなぎでもまだまだベルギーの料理は美味しいというにはほど遠い結果。なんだか旬ではないというワーテルゾーイとかを食べる気が少しなくなってきました。フランス料理やイタリア料理の店だと美味しいのかな。美食の国だと思っていたベルギーよりもオランダの料理が美味しかったなあと思えてきた瞬間でした。

国境の実感、オランダとベルギーの体型の違いとパンのバター
 オランダからベルギーに入ると途端に駅を歩いている人の体型が変わりました。最初にオランダに着いたとき、男性も女性もものすごく長身なのに驚いたものですが、まずそんな長身の人が少なくなりました。それ以上にもっと変わったことがあります。それは...。

 ベルギーには太った人が多い!そういえばオランダは太った人が少ない国でした。体型で国境を越えたことがわかるなんて驚きでした。

 その体型のもとをつくるのは食事。日本で事前に思っていたことからすれば、ベルギーは美食の国だからかなと思ってしまいますが、実際はそうではなさそうです。まず朝食から違いました。

 オランダと比べて野菜が少なく、魚もありません。ハム・ソーセージと卵とパンと飲み物というコンチネンタルブレックファスト。そのうえパンをひと口食べただけでベルギーのパンの方がずっとたくさんのバターを使っていることがわかります。そんな何気ない食べ物の材料の差で知らず知らずに太っている人が多いのかもしれません。

 どっちの朝食が好みかと聞かれると私はオランダと即答できます。パンもオランダの方が好みでした。日本のパンは残念ながらオランダよりはベルギーに近いようです。おそらくフランスに近いのだと思います。

 こうなったらこのブルージュでベルギーの美味しいものを探さないといけないと思っています。おそらくフランス料理を食べると美味しいのでしょうが、それではベルギーが美味しいということにならない気もします。美味しいベルギー料理!楽しみですね。

旅の目的地とクロケット(コロッケ)の自動販売機の種明かし
 夕方、飛行機はアムステルダム・スキポール空港へ着きました。ずいぶん久しぶりのオランダです。どんな美味しいものが食べられるのか楽しみです。

 でもオランダの名物料理といって紹介されているものはフリット(フライドポテト)やクロケット(俵型コロッケ)のようなスナックか青豆のスープのようなものが多く、あまりグルメの感じがしません。おまけに前回来たときに食べた豆料理はあまり美味しくなかったような気がします...。

 そうそう、有名なクロケット(コロッケ)の自動販売機ですが、どんな仕組みか興味津々だったのですが、着いてみるとなあんだというものでした。ばらしてもいいのでしょうか。

 自動販売機の近くには必ずテイクアウトのお店があって、そこで作ったものの保管庫として自動販売機を利用しているようです。温めて置いておくためのものをそのまま買えるようにした合理的な発想のものですね。1ユーロでいつも温かいコロッケが食べられます。お店で注文があるとそこから出しているようです。日本だと余ったら入れるのですが、どうもオランダではまず入れるようなので逆ですね。

 久しぶりのオランダ。それにしても寒い。日本だとまだ32〜33度の日が多いのですが、こんなに寒いともう秋本番のようです。それに雨。

 ほとんどの観光客はそのままアムステルダム市内へ向かいますが、今回は逆方向へ行くことにしています。列車で約1時間。最初の宿泊地は美しいデルフトブルーの陶器がいっぱいの町です。

 着いたデルフトも雨。もうお店はほとんど閉まっていました。機内食を食べたばかりでもあったので、機内で食べなかったおにぎりですませることにしました。日本時間だと夜中の3時ですもんね。やはりおにぎりは役に立ちます!

外国人にとってのタケノコといなり寿司
 飛行機のお隣にはニュージーランドからという初老の方が座っていました。聞くとミュンヘンへ行く途中とのこと。到着してから2時間後にミュンヘン行きの飛行機へさらに乗り換えだそうです。その外国人が頼んだ機内食も和食でした。箸の使い方も上手であんこも残さず、なかなかの和食通のようです。でも...。

 タケノコだけは一口食べて食べられなかったそうです。なるほど、ただの繊維を食べているようだったのかもしれません。日本人だとタケノコはこんなものだと思って疑ってもみない食材なのですが、竹のない地域では全くの未知の味と食感です。

 もうひとついなり寿司ですが、これも一口食べて味が足りなかったようで、トマトソースをいっぱいからめてから完食されていました。あんこの方が苦手なのかなと思っていたので少し意外でした。聞いてみると、日本の会社に少し関係されているとのことで、日本食はよく食べられているようです。でもタケノコといなり寿司は...。

 ミュンヘンへは自転車レースに行くとのことでしたが、詳しくはわかりませんでした。ミュンヘンへは一度寄ったことがありますが、2時間くらいしかいなかった場所です。今度ゆっくり訪問してみたいなと思っています。

旅の目的地のコロッケ自動販売機
 今回は2ヵ国訪問の予定です。成田をお昼に出発して現地へは夕方に到着予定。機内食は離陸後1時間で出てきました。もう少し遅いかなと思っていたのでうどんを食べたのですが、これだったらうどんはいらなかったかな。

 成田のうどんで日本食は少しの間食べ収めと書いたのですが、しっかり機内食を和食にしていました。たぶん朝食も和食にするので、それまでは和食でした!

 機内食も以前と比べたらずいぶん美味しくて満足したら映画タイム。アイスエイジ2などを見ましたが、今回は前回ほど途中でお腹がすくこともなく朝食の機内食を迎えましたので、おにぎりは食べないままです。

 そうそう朝食と書いたのですが、到着は夕方なので本来なら夕食なのでしょうが、機内食表には確かに朝食と書いてあって、離陸後と違って軽いメニューです。到着してから夕食は食べてねということなのでしょうね。

 さて、いよいよ到着です。最初はコロッケの自動販売機が街のあちこちにたくさんある国です。そういえばどこなのかわかるでしょうか。いったいコロッケの自動販売機の仕組みがどうなっているのか、興味津々です。

旅のスタートはコンビニおにぎりから
 久しぶりに海外旅行に出かけることにしました。今回の目的地は...。おっと、もう少し行き先を明かすのは先にして、まずは成田空港で腹ごしらえから。4階にいろいろレストランがあるのですが、機内食もあるので軽くうどんを食べておきます。

 うどんといえば以前にニューヨークのシェラトンホテルの近くで食べたうどんは美味しかったのですが、やはり最初は海外の美味しい料理を楽しみたいので、ちょっと間、日本食の食べ収めです。

 あともうひとつ旅の荷物の中に入れておきたい食料があります。それはおにぎり!機内食と機内食の間にお腹が空くんですね。そんなときにコンビニおにぎりが重宝します。飲み物は持ってきてもらえてもおにぎりはないですし、食べやすくてお腹にちょうどいいんです。もちろん手作りおにぎりでもいいんですが、ちょっと長持ちさせたいこともあってこの際だけコンビニおにぎりの登場です。

 さて準備も揃って、いよいよ出発です。

ときどき食べたくなるハンバーグランチ
 西武・千代の富士・ハンバーグが強いもの3つと言われていた頃がありますよね。これは巨人・大鵬・卵焼きが最強と言われた時代から世の中が移り変わったことを言い表した表現ですね。もし今当てはめると、メジャー・朝青龍・マクドナルドになるのかもしれません。

 食べ物の好物を聞くと、昭和30年代以前か昭和40年以降の昭和生まれか平成生まれかが区別できそうです。そんなみなさんの好物は何でしょうか?

 特に好物と言うわけではないのですが、ときどきハンバーグが食べたくなることがあります。ときどき厚焼き卵が食べたくなることもあるんですけどね。(もう少し言えば、ときどきハンバーガーを食べたくなることもあります。)なあんだ、どれもだったら年代わからないじゃないか、と思われそうですね。

 時々ハンバーグが食べたくなるといつも美味しいハンバーグを食べさせてくれるお店へ行きます。ここのハンバーグは国産の黒毛和牛を使っています。ハンバーグになるとどんな牛肉が使われているか表示されていないので心配ですが、こんな身元のはっきりした牛を使っているお店は大切にしたいですね。そのうえ美味しいので文句なしです。

 ときどき食べたくなるハンバーグ、ずっと安心して食べたいので、輸入牛を使っているなら絶対に輸入国表示をしてほしいものですが、どうかな...。

こんな味だったかなあ、マルタイのラーメン
 久しぶりにマルタイのカップラーメンを買ってみました。マルタイといえば棒ラーメンが有名ですが、それ以外にもカップ麺や袋入りのラーメンなどいろいろ商品があります。あまりメーカー名を気にしていないものとしては長崎ちゃんぽんもマルタイの製品ですね。

 食べてみて、あれ、カップ麺はこんな味だったかなあなんて思ってしまいました。棒ラーメンの味とも違います。棒ラーメンもなんだか昔より粉っぽい気がしたりしてたのですが、これも同じような気がします。

 マルタイのラーメンといえば屋台ラーメンのようなトンコツ味がメインなので、そのスープに合うような麺の味なのかなあなんて思ってもみたり...。

 インスタントラーメンの味はどれもこれも昔の味と違う気がするのですが、どう違うのか書かれているメーカーはありません。なぜなんだろう?書けないような材料や製法だったのではないかなんて邪推してしまいそうですが、たまに食べてみると後悔するような今の味だと、やっぱりカップヌードルにはかなわないんじゃないかなんて思えてきます。そんななかでおすすめはイトメンのちゃんぽんめんですね。

松山から坊っちゃんへの片想いと天ぷらそば
今年は小説の坊っちゃんが発表されて100年の記念の年だそうです。江戸っ子の坊っちゃんが四国松山に赴任した話は作者の夏目漱石と重なっていて、小説で坊っちゃんは松山のことを温泉以外全部どうってことないと言っているのですが、逆に松山には坊っちゃん列車をはじめ坊っちゃんゆかりのものがいっぱい!

 夏目漱石の有名な小説は我輩は猫であると坊っちゃんが双璧ですが、坊っちゃんは夏目漱石が松山へ赴任していたことに関連した話ですよね。でも夏目漱石もわずか1年で松山を離れています。

 松山は気候も温暖で食べ物も美味しく、温泉があって城下町の風情もあるいい町なのですが、明治の夏目漱石の時代はもっと田舎だったのでしょうか。1年で離れた夏目漱石が松山に残したのが坊っちゃんという小説の舞台。

 松山にはマッチ箱のようだと書かれた伊予鉄道の坊っちゃん列車が走り、おみやげの定番として坊っちゃん団子が有名で、プロ野球の試合も行われる球場は坊っちゃんスタジアム。道後には坊っちゃんのからくり時計が時を告げ、駅弁でも坊っちゃん弁当が売られています。ものすごい片想いのようですね。

 坊っちゃんはそんな松山で天麩羅蕎麦を4杯も食べて生徒にからかわれます。でもそんな話があるのに坊っちゃんゆかりの天そばはないようです。もともと松山はうどん文化で、今では隣の香川県の讃岐うどんがたくさん売られているほど。あとは五色そうめんかな。おそらく明治の時代でも蕎麦屋は少なかったのではないでしょうか?

 松山からの一方的な片想いの坊っちゃん。読んだことがないならば天ぷら蕎麦を食べながら一度読んでみてもいいかもしれないですね。でも4杯は無理のような...。

あ、その汁捨てないで!
 最近ではつゆだくという言葉も認知されて、つゆだくでと注文する人も多くなってきましたが、昔はそんなこともなくてカツ丼を食べるときなどいつも「その汁、捨てないで!」と思っていたものでした。

 カツ丼なんて全国共通だと思っていたら大間違い。関東と関西でもかなり違う食べ物です。

 まず色!関東のほうが黒くて、関西が黄色。これは調味料として使うのが醤油ベースか塩ベースかの違いですね。次いで卵。硬めの関東と半熟気味の関西。さらに乗っているのが刻み海苔のことが多い関東と三つ葉のことが多い関西。

 それ以外に最も違うのがご飯です。え?ご飯なんて同じじゃないのと思いそうですが、違うんです。関東のカツ丼は白いご飯!
 そう言うと、関西のカツ丼も白いご飯じゃないの?と思われそうですが、関西のカツ丼には汁がたっぷりかかっていることが多いので、食べるときにはカツ丼色!そう、つゆだくが標準なのです。

 関東ではご飯のうえにカツ丼を乗せるときに汁を切って乗せます。関西では汁を切るなんてしません。よく関東で「あ、その汁切らないで!」と思っていたものでした。つゆだくが認知されたことで、関東のカツ丼でも普通につゆだくと言えるようになって少し気楽にオーダーできるようになったのはいいことだなと思ったりしています。

 そうそう関東ではカツ重が多いですが、関西にはあまりありません。お重の伝統もあってカツ丼でも汁を切って乗せるのが粋な関東風なのかもしれないですね。

話題の焼きラーメンの評価は?
 博多のラーメン屋台のまかない食が発祥と言われる焼きラーメン。最近テレビによく登場して話題となってきた食べ物ですが、インスタントが売られるようになったこともあって食べてみました。

 ラーメンの麺をフライパンにあけてキャベツやもやしなどを加え、スープを入れて炒めます。汁気がなくなったら完成。なんだかインスタントの袋入りの焼きそばを作っているような感覚です。

 味はというと、スープがトンコツのラーメンスープなので、やっぱりラーメンの味。でも汁がないので、ラーメンファンには物足りないかもしれません。焼きそばファンには味が物足りないかも。同じ味のラーメンの目先を変えるのにはいいかもしれないですね。

 私はといえば、やっぱりそのままラーメンで食べたい。同じような食べ物だったら圧倒的に皿うどん!焼きラーメンを食べ終えた後には、美味しい皿うどんが食べたいなあなんてすぐ思ったほどでした。でもカップラーメンを美味しく食べるために焼きラーメンにするというのはいいかもしれないですね。

まだまだある熊本名物、高菜めし
 熊本の美味しい料理や食べ物、まだまだたくさんあります。小国そばも有名ですし、小国郷の牛乳もあります。阿蘇高森の田楽もあります。それに九州なので美味しい焼酎もあります。そんななかでは地味ですが、阿蘇の高菜めしも美味しい名物ですね。

 阿蘇には高菜めしを食べさせてくれるお店がいっぱいありますが、最も美味しかったのはその高菜めしで作ったおにぎりでした。

 高菜めしのおにぎりの美味しさ、それはおそらく阿蘇の雄大な景色のなかで食べたからかもしれません。山や田舎の空気の中で食べるお弁当やおにぎりは美味しいですよね。味は食べる人の気分や気持ちで変わるものという典型かもしれません。

 これで美味しいデザートがあれば最高なんだけどなあ、なんて思えてきますね。

熊本にきたら豚骨太麺の熊本ラーメンも!
 熊本の美味しい麺には太平燕やチャンポン以外に熊本ラーメンもありますね。トンコツベースのスープは博多ラーメンと同じそうですが、博多と違うのは麺が太いことのようですね。

 私はあっさりしたラーメンが好みなのですが、九州のトンコツラーメンは食べられるんです。トンコツといいながら基本はあっさりしているからかな。熊本ラーメンも美味しく食べました。

 熊本ラーメンの特徴としてその他に揚げニンニクを入れることが多いようですね。ラーメンの有名な場所は全国にたくさんありますが、九州はやはりトンコツ系が多い。でもどこも美味しくて安いので、かなりおすすめです。美味しくても高い地域だと何か勘違いしてるんじゃないのなんて思ってしまいます。やっぱりラーメンは大衆食でなくっちゃ!

 美味しい熊本ラーメンも熊本旅行ではぜひ一度食べてみてください!

地味な名物、でも不思議な名前の一文字ぐるぐる
 名前を聞いていったい何だろうと思うものありますよね。熊本では太平燕もそうなのですが、この一文字グルグルも何のこと?って思わせてくれるものですね。

 一文字はひともじと読みます。そのため人文字とも書くこともあるようです。ネギ(ワケギ)をぐるぐる巻いて酢味噌で食べるものなので、ぬたそのものなのですが...。

 熊本では葱(わけぎ)を一文字と呼ぶためにそんな呼び名になっているようです。もしかしたら通常の葱(わけぎ)と品種が違うのかもしれませんが、食べた感じでは同じようでした。料理の脇役ですが、ちょっと食べるのにちょうどよくて、美味しくいただけます。

 こんな小さい郷土料理を見つけられるのも旅行の楽しみですね。

だんご汁とは別物!だご汁は味噌味?醤油味?
 熊本で食事をすると何気なく味噌汁のようにだご汁がついてきます。具だくさんの味噌汁のようなので具を食べようとしていると、なかから丸く平べったいだご(団子)が!これが美味しいんです。

 最初はだご汁は大分のだんご汁のようなものかと思っていました。だんご汁は今年の1月18日の記事に書いた「ほうとうと同じようで違う、だんご汁」のようなものなのですが、だご汁は麺ではなく団子。こっちの方がだんご汁のようです。

 このだご汁、熊本市内では醤油味のものがありました。最初、何だろうと思って具をつまんでいたのですが、その具にだご(団子)があったので、だご汁だとわかりました。味噌味と醤油味のどっちがいいかと聞かれたら、私は味噌味かな。美味しい熊本、だご汁もぜひ試してみてください!

美味しい熊本、馬刺は最高!
 熊本旅行のもうひとつの目的、それは美味しい馬刺を食べることでした。東京や大阪でも馬刺は食べられるのですが、それはなんだか冷凍を解凍した味のような気がするものが多いのです。そんな馬刺と熊本の馬刺は違うのか?

 ひと口食べた瞬間にわかりました。ほんとうに、美味しい!馬刺がこんなに美味しいなんて、と思う味。霜降りのような肉も赤身の肉も試してみましたが、どちらも美味しいです。

 食べていて、ふと気がつきました。もしかして醤油が違うのでは?少し甘いのです。この醤油があってこその味なのかもしれません。熊本には馬刺用の醤油もいっぱい売られていました。

 美味しい熊本の料理。こうなったら他の美味しそうなものもいろいろ試してみよう!なんだか、熊本旅行は食べてばかりになりそうです。

太平燕とチャンポンとどっちにしますか?
 熊本へ旅行に行きました!目的はもちろん太平燕(タイピーエン)と馬刺。以前に「本場熊本で食べたい太平燕」という記事を書いたのが昨年の6月13日。もう1年近く前なんですね。

 太平燕の店を調べるとずいぶんたくさんあるようです。専門店もあってどこへ行こうか迷ってしまいますが、人がずいぶんたくさんいて賑やかな下通りアーケード街の紅蘭亭にしました。ここか中華園がやっぱり老舗ということなので、最初はそんな昔の味を食べてみようと思ったこともあります。

 昼をかなりまわっていたのですが、20人ほど待っている人がいました。一瞬別の店にしようかなと思いましたが、ラーメン屋さんなどでは回転が速いので太平燕もすぐ空くかなと思って待つことにしました。

 20分くらい待って順番がやってきました。メニューも見ずに太平燕を注文。でも周りを見渡すと意外と太平燕を食べている人が少ないことに気がつきました。酢豚定食とか中華定食とかの定食ものが多いようです。そういえばここは中華料理屋さんでした!

 やってきた太平燕は野菜が多く、見かけはチャンポンのようです。スープを飲んでみると少し和風のチャンポンのスープ。野菜もいっぱいで美味しい!それだけ味わってから、さあ本体の春雨へ!あれ?少し歯ごたえがあるようですが、やっぱり春雨の味です。

 隣の席は一方が地元の人のようでしたが、太平燕の小さいセットの中華定食を注文して、どう?あまり食べないんだけどね、なんて話...。スープが美味しいので、このスープにちゃんぽんの麺を入れて食べたいななんて思うことしきりでした。帰りがけにディスプレイを確認してみると同じ値段でちゃんぽんもありました!次回はぜひこっちにしてみようなんて思いながら、初めての太平燕を味わいました!

 あ、太平燕は美味しかったんですよ!でもちゃんぽんだったらもっと美味しいかななんて思っただけなので、もし熊本へ行かれるときにはぜひ名物の太平燕と同じスープのちゃんぽんをぜひどうぞ!

マーライオンとシンガポールの飲茶
 がっかりの観光地、世界で言えばシンガポールのマーライオンがいつも挙げられるようです。港の美しい青と緑の景色のなかで優雅に水をはいている立派な銅像を想像するからでしょうか?

 実際は思ったよりも小さく、水もはいていないことも多く、そのうえ高速道路が走る港の景色が思った景色と全く違うからかもしれません。回りが立派な公園だと思っていたらそんな場所にないからかも。でもこれだって、昔からそんな場所だったわけでもないので、歴史やいわれを聞くと楽しめます。

 マーライオンが小さいからなのかどうか、シンガポールには後で作られた大きいマーライオンがセントーサ島にあります。海上を渡るちょっと高所恐怖症の人にはこわいロープウェーを渡って行くシンガポールのリゾート地のセントーサ島ですが、この大きいマーライオンを見てからの感想はおそらく、あの小さいマーライオンの方が雰囲気あるかなということのような気がします。

 そんなシンガポールのおすすめはやっぱり飲茶です。屋台の食べ物も美味しいのですが、それ以上に飲茶が美味しい!カナダのバンクーバーも飲茶が美味しいのですが、シンガポールも同じくらい美味しいです。

 シンガポールではほとんどの家が食事を作らないそうです。究極の外食国家。そんなシンガポールの人たちはいつもこんな美味しい点心ばかりということもなさそうですが、ショッピングに興味なくても飲茶を食べにシンガポール旅行もいいかなと思えてくるほどかもしれないですね!

マティスのダンスとニューヨークのうどん
 まだあまり美術館巡りなどをしていなかった頃、ニューヨークで近代美術館とメトロポリタン美術館に行ったことがありました。美術の教科書で知っている絵や彫刻をみて少し満足して歩いていました。そんな私をしばらく足止めさせた作品、それがマティスのダンスでした。

 マティスのダンスはいきなりの迫力で迫ってきました。青い色と踊る人たち。そのときは美術の教科書で見た覚えはありませんでした。マティスという名前も聞いたような聞かなかったような...。そんな一枚の絵がその後、美術館巡りをさせるきっかけになりました。

 そんな一枚の絵からの感動。ニューヨーク近代美術館にはもう一枚そんな絵がありました。だが、それは本物ではなくレプリカ。スペインへ返されたピカソのゲルニカ。教科書や写真ではわからない実物大のメッセージがそこにあることがよくわかる絵でした。

 そんなニューヨークで食べたものもたくさんありましたが、巨大なハンバーガーや美味しいチャイナタウンの飲茶などと同じようにブロードウェイ近くのシャラトンホテルから少し行ったところのうどん屋さんが美味しかったのが驚きでした。東京で食べるうどんがまだコシのない麺にそばつゆをかけたようなものが主流だった頃に、きちんとうどん用の出汁とコシのあるうどんでした。

 昔の味覚の記憶はどんどん変わるそうなので、今食べて美味しいのかどうかはわかりません。そんな美味しかった記憶のうどんとしては、高松と岡山の宇野を結んでいた宇高連絡船の甲板のうどんがあります。海をみながら食べるうどんは最高で、高松の駅に着いて食べるうどんよりもずっと美味しいものだった記憶があります。また食べたいですね!

美味しいお茶漬けのような山陰の鯛めし(皆美)
 鯛めしといえば、鯛をまるごとご飯に入れて炊いてその鯛をほぐして食べるものを思い浮かべることが多いかもしれません。でも全国にはいろいろな美味しい鯛めしがあります。私は生の鯛の刺身をお茶漬けのようにして食べるものが好みなのですが、それはまた今度にして、今回は松江の鯛めしです。

 東京や大阪にもお店があるので知っている人も多いかもしれません。色とりどりの具(鯛そぼろや卵、海苔など)をご飯に乗せて出汁をかけてお茶漬けのようにして食べます。これがなかなか美味しい!

 松江藩七代領主松平不昧公(治郷)がオランダ料理にヒントを得て、好みだった汁かけご飯とそば具からつくったとされる大名料理だそうです。鯛の上品なお茶漬けという感じで、大名料理ということもなんとなくわかります。

 山陰といえばずわいガニやイカが有名で鯛のイメージはあまりないのですが、浜田では連子鯛の干物が有名だったりするようですね。でもここの鯛めしはこの連子鯛を焼いて、ご飯と一緒に炊いたよく知っている鯛めしに似たもののようです。これも美味しそうなんですが...。

本物とインスタントで違うもの(インスタントラーメン)
 ラーメン屋さんで食べるラーメンとインスタントのラーメンもずいぶん違うもののひとつかもしれませんね。ときどき本物ではなくてインスタントが食べたくなることってあったりします。

 インスタントラーメンで今一番売れているものは何なんでしょう?よく食べるのはチキンラーメンとか塩ラーメンだったりするのですが...。

 日本で初めてのインスタントラーメンはチキンラーメンで、その開発物語はNHKの朝の連続ドラマで放送されていたのでよくご存知かもしれません。大阪の池田市にはインスタントラーメン記念館があって、インスタントラーメンの歴史などがよくわかります。

 でも、インスタントラーメンを子供の頃食べていた人は、今のインスタントラーメンと味が違う気がする人も多いのではないかなと思っています。昔のはもっと麺が小麦粉くさくて縮れていて、これこそインスタントという味だった気が...。錯覚でしょうか?

 オバケのQ太郎の小池さんが食べているインスタントラーメンは絶対昔の味だと思っています。かなりの縮れ麺のイメージですし...。これも錯覚かな?(そういえばオバケのQ太郎はいろいろな理由でテレビ放映されない漫画になってしまっているようですね)

 最近では冷凍ラーメンなども売られていますが、やっぱり本物の味とは違います。本物のラーメンもどれが本物といえるようなバラエティに富んだ食べ物ですが、なかなかあの味をインスタントにするのは難しいのでしょうね。

ご飯のないお寿司屋さん
 久しぶりに棒寿司を食べようかなと、お店に寄ってみました。以前にあじの棒寿司やさんま寿司を買ったところです。

 どれが美味しそうかなと考えていると、奥からおかみさんがやってきて「すみません。今ご飯を切らしていて炊いているところです」とのこと。どのくらいかかりますかと聞いても答えずに、よかったら出前させていただきますという答え。出前をしてもらうほどでもないので、そのままお店を後にしました。

 でもお昼のランチ終りの時間どきの定食屋さんでご飯が切れたというのはたまにありましたが、お寿司屋さんでは初めてでした。

 やっぱり花見で予定外の注文が入ったのでしょうか。ちょうど桜が満開でたくさんの花見客がいっぱいでした。それぞれいろいろな食べ物を持ち寄っています。近くのスーパーでも花見弁当が山盛りになって売られていました。

 満開の桜も今週の雨でかなり散ってしまうのでしょうね。今週末にはあの満開の桜が嘘のように葉桜になっているのが不思議です。年に一回の自然のイベント。この短い桜のはかなさが日本人には合っているのかもしれません。美しい自然を大切にしたいものですね。

本物とインスタントで違うもの(親子丼)
 本物とインスタントやレトルト食品でずいぶん違う食べ物ってありますよね。まずは親子丼です。

 親子丼のレトルトって買ったことありますか?気軽に楽しめる親子丼なのですが、まるで卵丼と天津丼をまぜたもののような感じです。

 とろみがあることがまず本物の親子丼と食感の違う大きな理由なのですが、なぜとろみがあるのでしょう?レトルトパックで保存のためには水分が必要なのかな?そのためたくさん食べると飽きてきますし、卵の味が薄い気がします。

 本物と同じように作れない理由はいろいろあると思いますが、親子丼なんて出汁に玉葱と鶏肉を入れて卵を溶きいれたらできる簡単料理なので、本物を食べたければレトルトなんて買わないで自分で作れということなんでしょうね。

別世界、祇園のお茶屋さん
 京都祇園といえば、カタカタと下駄の音を鳴らして舞妓さんが歩いているのを見かけることができます。本物の舞妓さんはなんだかずいぶん早足です。

 祇園を歩いていると敷居の高そうな料亭やお茶屋さんがいっぱい。いったいあの中では何が行なわれているのか興味があっても一見さんお断り。紹介がなければ決して入ることができない世界です。

 そんなお茶屋さんに一度連れて行ってもらったことがあります。たぶん分不相応な若造と映ったことでしょうが、そんなことも知らないで普通に二階へ上がって行きました。特に何があるわけではありませんが、そこに舞妓さん芸妓さんがやってきました。踊りとお茶屋遊び。「とらとら」とか「麦つんで」などのたわいもない遊びを楽しむにはまだまだほんとうに若造だったようです。

 仕出しのお寿司を食べてばかりいた気もします。連れて行ってくれた人はもう慣れている様子です。こんな世界が毎日繰り広げられていると思うと、まだまだ日本には知らないことがいっぱいあるんだろうなと思うことしきりでした。

雪崩のスイスとチキンといえば...
 雪崩のために動かなかった電車のために貴重な経験ができた昨日の話。実はその前にも雪崩の予告はありました。

 その前日、氷河急行に乗り込むつもりのサンモリッツ駅でのこと。予定の電車が入ってきません。駅員さんに聞いてみると、雪崩の心配があるため運休するとのことだったんですね。

 サンモリッツは真っ白な雪のなかでした。暖かくなりはじめた5月の連休のことです。アルプスの少女ハイジのテレビ版の風景はこのサンモリッツをイメージして描かれているそうですね。そう聞くと真っ白なときではなく緑のサンモリッツのときにまた訪れたいなあと思います。

 そんなサンモリッツの思い出はユースホステルで一緒だった3人で食べたチキンラーメン。スイスを回っているという学生が持っていたチキンラーメンを3人で食べました。そんな食料を持ち回ることなんて思ってもいなかった私は、そのチキンラーメンがどんな場所で食べたインスタントラーメンより美味しかった気がして、こうやって持って行くのもいいかもと思ったりしていました。

 氷河急行に乗れなかったことで、思いがけず3人で行くことになったリヒテンシュタイン。その小さい国でパスポートにスタンプを押してから旅は3人それぞれの方向へ。二度と会うことはない旅先の友人はチキンラーメンと一緒に懐かしい思い出です。

チキンで思い出す夜に着いたテーシュ
 チキン・ナゲットのチキンは一度挽肉状にされたものを揚げたり、焼いたりしたもののようですね。今日はチキン料理の思い出の話です。

 南へ順調に向っていた列車が急に停車しました。何か言っているようです。訳があまりわからないでいると車掌さんがやってきて降りてくれとのことのようです。列車の乗客は次々と降り始めました。こんなことは初めてです。

 どうやら雪崩の危険があるとのことで列車を降りてバスで輸送するようです。次々とやってくるバスにたくさんの乗客が乗り換えました。ブリークは次の駅なのでそんなに時間がかからないだろうと思っていたら、着いた時にはもうかなり時間が過ぎていました。でもなんとか最終のツェルマット行きの電車に乗れました。これでなんとか着きそうだと思ったのですが、それは間違いでした。

 電車は再び停車してしまいました。見知らぬ町テーシュ。真っ暗なその町に降ろされて途方にくれていたとき、2人の若者が声をかけてくれました。一緒にホテルを探そうと。どうしようかと思っていたので、願ってもないことでした。そのヤンとウルフと自己紹介したドイツ人の2人について行くとなんとかホテルを見つけてくれたようです。そのうえ、一緒に食事に行こうということに。そこで食べたのがローストチキンでした。どの店に行ったのかも全くわからない夜のテーシュ。でもそのチキンの味はそのものの味以上に美味しかったような気がしています。

かえって困った箸つきのチキンナゲット
 外国でマクドナルドに入らなくても...。初めて外国でチキンナゲットを注文したときの話です。

 中世の町並みが美しい城壁の町ローテンブルグ。町の中央の広場はまるで魔女の宅急便のような世界です。その広場から少し歩いたところにマクドナルドがありました。マクドナルドも町の雰囲気に合わせて赤い色使いではなく、町の色に合わせた看板なのが逆に印象的でした。

 注文したのはチキンマックナゲット。箱に入って、そのうえに箸がついてきました。ちょっと長い箸です。不思議に思って店内を見てみるとチキンナゲットはまるで中国の食べ物のようにデザインされた紙に中華っぽい説明があって、箸が添えてありました。一緒に箸の使い方の説明も。

 チキンマックナゲットは日本の天ぷらをもとに当時の料理長シェフ・ルネ氏が発想したものと言われていたことを知っていたので、中国というのが逆に不思議に感じたものでした。遠いヨーロッパでは極東の国は全部中国のイメージになってしまうのかなとも思ったり。

 見渡すとみんなぎこちなく箸を使って食べていました。日本では箸なんてついてこないので手づかみで食べていると、なんだかいけないことをしているような不思議なチキンマックナゲット体験だったことを覚えています。

エクスプロラトリウムと美味しい焼肉
 サンフランシスコは坂の街です。ケーブルカーでの移動が気持ちよく、地下鉄と違って明るい街中を通るので安心して乗れます。

 そんなサンフランシスコの観光地で意外と知られていないおすすめの場所があります。それはゴールデンゲートブリッジの手前にあるエクスプロラトリウム。嵌ると1日中でも楽しめます。

 どんな場所かと言うと、日本のあっちこっちにある科学館の大元のような場所です。最近よくテレビに出ている米村でんじろう先生の実験のもとがいっぱいつまっているようなそんな場所。驚きの連続なのは米村でんじろう先生で実証済ですね。

 日本の科学館とはその規模以外にも、おそらくコンセプトから違っている気がします。エクスプロラトリウムには科学の不思議な現象やおもちゃを体験することで人の好奇心をどんどん膨らませて楽しめるようにできています。子供が科学に興味をもって育つようなそんなくふうがいっぱいです。サンフランシスコで時間があったらぜひ寄ってみてはどうでしょう?

 そんなサンフランシスコで食べた美味しいものに韓国家庭料理のお店の焼肉があります。宿泊したパウエルホテルから何ブロックか歩いていける場所。ハサミで肉を切りながら焼いてくれた焼肉は久しぶりの味だったこともあってすごく美味しい味でした。アメリカにも美味しいものがあるじゃないか!そう思ったものです。

フィッシャーマンズワーフの思い出のロブスター
 春休みに卒業旅行などで海外旅行へ行ったり、まだこれから行くという人も多いのかな。これから行くんだったら、ぜひ思い出に残る旅行にしてくださいね。

 私の海外旅行はひとり旅が多かったので、観光地めぐりをしていたことがほとんどでした。そんなひとり旅にもいろいろハプニングがあって後から思い出すと笑い話だったりするのですが、そのときは大変だったり...。

 アメリカ旅行はハプニングの連続。そんなひとつが予約が無いよ事件。ニューヨークからサンフランシスコへ飛ぶはずの飛行機で予約が無いと言われました。そんなはずは無いといろいろ調べてもらったのですが、やっぱり無いと...。

 でも手元にチケットはあります。ここでくじけたらサンフランシスコに行けません。おそらく途中の区間で乗る便を変更したことで予約が落ちてしまった様子。乗り継ぎや来たルートなどを説明してやっと予約を復活させてもらいました。何が起こるかわからないですね。

 そんな思いをしてやってきたサンフランシスコの思い出はまず寒いということと、そして名物の霧!ゴールデンゲートブリッジは霧に浮かぶ天空の赤い橋のようでした。

 食べたもので一番覚えているものはフィッシャーマンズワーフで食べた安くてでっかくてロブスターです。このロブスターが思った以上に美味しかったことは驚きでした。アメリカなので期待してなかったということもあるのですが。

 ニューヨークやロサンゼルスと比べると小さくて移動しやすいサンフランシスコのイメージはこれだけでずいぶんよくなった気がします。

たまにはクッパも美味しいかも
 焼肉屋さんや韓国料理店で白ご飯以外でご飯ものを食べたいときに注文するのはやはりビビンバが多いのかな。石焼きビビンバが広まってからはビビンバ専門の店までできて、クッパは大きく水を開けられた感じですね。

 でもたまに雑炊のように気楽に食べられるクッパもいいですよね。韓国ではスープにごはんを入れた料理をクッパプと言って、いろいろな種類があるようです。日本のクッパと違ってスープとご飯が別々に出されたりするようですね。

 有名なのは豆モヤシのスープにごはんを入れたコンナムルクッパプとか豚肉スープのテジクッパプなどですが、それぞれコンナムルクッパプは全州(チョンジュ)、テジクッパプは釜山(ぷさん)あたりの南部の郷土料理だそうです。その他にも昆池岩(コンジアム)の牛頭部のソモリクッパプとか京畿道あたりの豚の腸詰のソンデクッパプとかもあるようで、郷土色があっていいですね。

 コンナムルクッパプのある韓国の全州はソウルへ南部の食材や海産物を運ぶ基地のような場所だそうで、料理が美味しいことで有名だそうですね。そう聞くと行きたいなと思えてきます。あのテーブルいっぱいに並んだキムチなどのおかずを食べてみたいな!。

やっと着いたマルセイユとブイヤベース
 山あいの何も無い駅で4時間待って乗り継いだ列車は、まるで絵ハガキのような石積みの橋を渡って、遠くに町を見ながらどんどんマルセイユに近づいていきます。

 マルセイユへは一緒に旅した友人が行きたいということだったのですが、それならと山あいを通るローカル線を選んだのは私でした。その代わり帰りにはTGVでパリへ向かう予定です。

 マルセイユは港町です。小さい凱旋門もありました。夕食に食べたものはもちろんブイヤベースです。このときのブイヤベースの話は「ブイヤベースはマルセイユの味」で書いた通りです。

 翌日、海の見える丘に登り、アルルに寄ってからTGVでパリに向かいました。アルルは緑の多い、水の豊かな美しい町でした。TGVは座席が固定で後ろ向きのままだったり、リクライニングしなかったりという車両で、これだったらローカル線の方がいいなあと思うことしきりでした。

 パリに着くともうすぐ帰途です。友人との2人旅。いろいろあって思い出深い旅でした。

何もない小さな駅のサンドイッチ
 エギュードミディは頂上に少し霧がありました。残念ながらモンブランは霧のかなた。降りてくるときには上りよりももっとこわいロープウェー。晴れた日にもう一度モンブランを見に行きたいような、どうしようかというような...。

 シャモニーから一路南を目指します。延々車窓を楽しむ旅です。途中、冬季オリンピック開催地のグルノーブルに宿泊。最新のLRT(トラム)がずいぶん昔から走っている町です。LRTというのは地面と同じ高さの床の高さで乗りやすくスピードの速い最新の路面電車です。地元の人はさあーっと自転車で乗りつけ、自転車を乗せて普通に移動していきました。

 グルノーブルからは山線を通ります。そっちの方が美しい景色を通るから。でも本数があまりありません。ローカルな線なので大きい時刻表にない列車のあって、適当に前へ進んでいれば乗り継げるだろうと思っていました。でもそれは甘かったのです。

 終点の山の斜面の小さい駅へ着きました。そこで降りてびっくりでした。次の列車まで4時間以上待たなければいけないダイヤでした。お昼を過ぎていたのでこの機会に何か食べようと外に出てみても駅前に1件も店がありません。山の斜面に続く道...。少し歩いてみたけど家はポツポツとあるけど店は無いようでした。

 その町の唯一の店は駅の構内に1件だけのカフェだとわかりました。そんな場所で4時間。コーヒーとサンドウィッチを注文しました。それしか食べ物はなかったので...。その味も普通のサンドウィッチ...。

 あっという間に食べ終えるともうすることがありません。置いてあるのはフランス語の新聞だけ。外に出てみても何の音もしません。乗ってきた列車は引き返していったのか、もういません。名前も忘れた山あいの小さい駅。何も無いことがすごく思い出になる旅でした。

あまりに高いエギュードミディとチーズフォンデュ
 目が覚めると真っ青な美しい湖。夜行列車の旅はそんな驚きと楽しみがあります。スイスの美しさを朝から味わえる旅もいいものでした。

 でもアルプスは霧の中。ユングフラウヨッホ挑戦は2度目もお預け。また来るしかありません。予定を変更していろいろまわってからベルンで宿泊。翌日は晴れていました。

 でも今日はシャモニーです。ユングフラウに後ろ髪を引かれながらシュピーツから反対向きの列車に乗り込みました。美しい景色を眺めながら列車とバスを乗り継いでシャモニーに着いたのはもう夕方でした。

 明日はモンブランが見えるエギュー・ド・ミディに登ります。その前にスイスで食べれなかった名物のチーズフォンデュを食べることにしました。このときのチーズフォンデュがの話は「チーズフォンデュの酸っぱい思い出」で書いた通りでした。今でも食べられないんだろうなあ。

 翌日の標高3800mのエギュー・ド・ミディへ登るロープウェーはものすごい高さで、とても下を見ることができませんでした。もしかしてロープウェーがこわくなったのはこの時からではないかなと思っているのですが...。

ブリュッセルの駅のレストランと豆料理
 イギリスのドーバーから乗ったホーバーで船酔いしながらオーステンドにやってきた後、すぐ列車に乗り継げたので一路ブリュージュをめざしました。

 ブリュージュは古い町並みが美しい町。なぜか女性に人気の町なのですが、来てみるとなんとなくわかるような気がしました。周囲を水で囲まれた落ち着いた町。中心の塔から眺めるレンガ色の景色をしばらく眺めていたいほどでした。

 でも初めての海外旅行だという友人と一緒の旅。ブリュージュ観光の次はブリュッセルです。ブリュッセルでは、有名な小さい小便小僧を見て、あちこち...。ゴディバのお店にも寄ったことは以前の「チョコレートとベルギーの旅」で書いたとおりでした。

 ここからフランスに行こうかスイスに行こうか、列車の検討をしていてちょうどスイスのインターラーケンへ行く夜行をみつけました。それに乗ることにして切符を買ってから夕食です。列車はブリュッセル北駅から出発なので、北駅へ移動してから食事をすることにして、手っ取り早く駅のレストランですませることにしました。

 あまり観光客が来ないのでしょうか?メニューはすべてオランダ語です。英語のものを頼めば持って来てくれるのかもしれませんが、どれでもいいやと思っていたこともあって、値段をみて適当に注文しました。

 やってきたのは...豆料理だったのか...。皿には肉も乗っているのですが...。うーん、これは完全に予想外でした。あまり味付けが上手とも言えません。食べながら、次からはやっぱり確認してから注文しようと誓ったものでした。

ドーバーでもやっぱりイングリッシュブレックファスト
 ロンドンから鉄道で南へ2時間行くと港町ドーバーへ着きます。その途中の大聖堂で有名なカンタベリーに寄ってからその町に着いたのは夕方でした。

 その当時はまだユーロスターが走っていなかったので、イギリスから大陸へ渡るには飛行機かドーバーから船というのがルートでした。今だったら2時間あればロンドンから大陸へ到着してしまうのでドーバーで宿泊なんて思ってもみないことの気がします。

 そんなドーバーには海が見渡せるお城があって小さくていい町でした。宿泊したのは百合の花という名前の小さいホテル。そこの朝食が美味しいものでした。典型的なイングリッシュブレックファスト。イギリスで美味しい食事をしたければイングリッシュブレックファストを3回食べればいいというのはよく言ったものだと思います。

 イギリスは珍しく友人と回ったのですが、何を食べたかよく覚えていないほどあまり食事の印象の無い国ですが、ロンドンでもドーバーでもイングリッシュブレックファストは美味しくいただいた記憶があります。

 翌日乗ったオーステンド行きのホーバーは私がたった2回船酔いしたことがあるうちの1回になってしまいました。景色なんて見る余裕はなく、一刻も早く港に着くのを待ち続けた2時間が長く長く感じられたものです。

勝手丼の冬の北海道に行きたい!
 今年の北海道は流氷が少ないそうですね。スキーもしないのに冬の北海道によく行ってて美味しい冬の北海道の味覚を堪能してた頃もありました。

 北海道の行ってない観光地を順番に訪問していたんです。長い休みが取れないので、今回は宗谷岬と利尻礼文、今回は網走と知床、今回は摩周湖と釧路湿原、今回は根室とトドワラ、今回は襟裳岬と幸福駅、今回は富良野と美瑛...などなど。

 冬の北海道では壮大な流氷の景色がやっぱり一番だと思いますが、真っ白い十勝平野とか冬の摩周湖、キラキラときれいなダイヤモンドダストなども美しい景色ですね。

 そんな冬の北海道のもうひとつのお楽しみはやっぱり美味しい冬の幸。雰囲気もあって何もかも美味しい気がします。網走の氷祭り会場の鉄砲汁のような何気ないものが美味しかったり、根室で食べた鯨の刺身がよかったり...。

 そんな北海道の幸を誰もが気軽に楽しめる場所として有名なのが釧路の駅すぐにある和商市場の勝手丼。まず市場の端っこあたりの惣菜屋さんで発泡スチロールの丼に入ったご飯を買ってからスタートです。あとは美味しそうな具を見つけて少しずつ買って乗せるだけ。うに、いくら、ほたて、えび、まぐろ、鮭、イカなど好きなものを好きなだけ。1500円くらいで丼のご飯が隠れてしまいます。あとは海鮮丼として醤油をかけて食べるだけ。醤油はどこでもかけてくれます。

 美味しい勝手丼ですが、失敗もあります。最近は観光地化されてきてしまって、あまりいいネタではないものも置いてあるようです。函館の朝市のようにならないでほしいものですが...。お店のなかには観光客をみつけると執拗に寄ってきて自分とこが勝手丼発祥の店だとか言って高い具を買わせたりしているようです。そこのイクラを食べたのですが、全く美味しくありませんでした。すぐ近くにずっと安くて美味しいイクラも売っていますので、寄ってくる店の人は無視しましょう。客引きする店にいいお店はありません。

 そんなことも社会勉強としたら数百円のことなので、安いものです。和商市場は社会勉強もできる美味しい場所。釧路へ行かれたらぜひ一度寄ってみてはいかがですか。

ぽかぽか暖かい陽射しの春の風景とジャンバラヤ
 一昨日は冬のイメージがオフコースのさよならだという記事でしたが、今日は春のイメージです。春といえばやっぱり雪が解けて暖かい太陽の陽射しに明るい緑が芽を出してくるような景色かな。

 私のイメージはそんな暖かな陽のあたる部屋でラジオから音楽が流れてくる、そんなまったりとしたようなイメージです。流れてくるのはカーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モア。

 曲の詩が好きな曲が流れてくるのを待っていたというものなので、詩のイメージも大きいのかもしれないですが、なんだか春の曲の気がしませんか。実際はずいぶん昔の曲なんですが...。

 カーペンターズといえばその他ではトップ・オブ・ザ・ワールドやスーパースターなどもありますが、食いしん坊としてはやっぱりジャンバラヤかな。ジャンバラヤはアメリカのルイジアナ州あたりのケイジャン料理。ケイジャンというのはカナダ東部のアカディア地方からミシシッピ川を下ってアメリカ南部にやってきたフランス系の移民のことだそうです。

 ジャンバラヤの作り方もいろいろあるようなのですが、鍋で玉ねぎ・セロリ・ピーマンなどを塩・こしょうで炒め、さらににんにく・トマト水煮・タイム・タバスコ・鶏肉・ハム・ソーセージなどを加えて炒めた後、白ワインを加えて蒸し、その後米を足してチキンスープなどで炊きます。これだとリゾットのような感じかな。作り方のよっては最後に炊く時間が短くてその後オーブンに入れて焼くようです。これだとパエリアのような感じかな。実際にアメリカ南部で食べたことがないのでよくわからないのですが、本物はどっちなのでしょう?

 カーペンターズのジャンバラヤでは作り方まではわからないですね。そうそう、料理の作り方の歌といえばキテレツ大百科お料理行進曲のコロッケかな。でもどっちも春というよりもう少し夏のイメージの曲かもしれないですね。

地域名のついた煮物の代表、筑前煮
 和食には昔の国名や現在の都市名などがついた煮物がいっぱいありますよね。地元では全国区のものだと思われていたり、逆に地元だけ別の名前で呼ばれていたり...。代表はやっぱり筑前煮かな。

 筑前煮はいろいろな一口大の野菜と鶏肉を甘辛く煮たものですね。入っている野菜は里芋・椎茸・蓮根・牛蒡(ゴボウ)・人参・筍・蒟蒻(コンニャク)・絹さや(鞘エンドウ)などで、いかにも温野菜を食べてるというような和食にはなくてはならない組み合わせですね!

 この筑前煮は名前の通り筑前地方(福岡県西部あたり)の郷土料理だったものです。油で炒めてから煮るというような中華料理を取り入れた作り方はやっぱり九州だからなのでしょうね。この筑前煮は地元ではがめ煮と呼ばれているようです。ただ、がめ煮には骨付き鶏肉を入れることも多いようなので全く同じではなくなっているようです。なぜそのがめ煮が筑前煮と呼ばれるようになったかといえば、学校給食に出される料理名として筑前地方の煮物の意味で広がったものだそうですが、本当なのでしょうか。

 筑前煮以外にも地域名のついた煮物はいっぱいありますよね。どのくらい言えますか?適当に言ってももしかしたらあるかもしれません。

 では適当に江戸煮。そんなものあるの?と言われそうですが「魚を海苔の佃煮で調味して煮た料理」だそうです。その他にも甘辛く煮た蛸の桜煮を蛸江戸煮と言ったりするようです。次は京煮。これはいかにもありそうですね。甘辛く煮込んだ鰊をにしんの京煮と言ったりしたものが売られているようです。

 でも江戸や京はマイナーかな。有名なものはまず、関東煮。え?と思われるでしょうが、関西でのおでんの呼び方です。「かんと(う)だき」と読みます。これは別として、やっぱり有名なものは土佐煮。これは鰹節が乗った醤油味の煮物のことで、筍、フキ、厚揚げ、牛肉などの土佐煮が美味しいですね。

 その他にも実山椒を使って煮る料理を有馬煮と言いますし、鯨の大和煮などもありますね。いろいろな煮物をつくって名前をつけたりしてる場合もあるのかもしれませんが、美味しい煮物だったらぜひ広めてほしいなんて思ってしまいそうです。

コラーゲンたっぷりのフカヒレ料理(トゥーランドットと金メダルおめでとう)
 荒川静香選手、トリノオリンピックフィギュアスケートの金メダルおめでとうございます。素晴らしい演技でしたね。その会場に流れていた曲はイタリアの作曲家プッチーニのトゥーランドット。彼の未完の最後の曲を友人が完成させたもの。中世中国紫禁城での物語ですね。

 トゥーランドットは氷のように冷たい心を持つというトゥーランドット姫と求婚者の物語。舞台が中国の紫禁城ということでオペラにはポンという料理長も登場します。宮廷料理ですね。

 無理やりですが、宮廷料理といえば登場するのがコラーゲンたっぷりの料理。不老長寿や肌の若々しさのためにコラーゲンたっぷりの料理が好まれていたのでしょうね。コラーゲンといえば思いつくのは軟骨とか牛スジやゼリー、沖縄の料理などいろいろありますが、なんといっても全部がコラーゲンのようなふかひれもそうですね。

 鮫のコラーゲンは動物の肉のコラーゲンよりも分解吸収しやすいようです。老化防止にもフカヒレをどんどん食べて...。なんて、そうそうフカヒレを食べるなんてないですよね。いいフカヒレはずいぶん高価な食材ですもんね。でも美味しいフカヒレ料理は本当に美味しい料理です。中華料理もいいなあと思う瞬間!

 トゥーランドットはトリノオリンピックの開会式で世界3大テノールの1人と言われるパバロッティ氏が独唱した歌でもあります。そんなイタリアを代表する曲。舞台が中国という東洋をつなげる曲でもあり、友人のアルファーノがプッチーニの未完の曲を完成させた友情の曲でもあります。そんな人と人をつなぐ曲での金メダル。ほんとうに荒川静香選手、おめでとうございました。そして、荒川選手、村主選手、安藤選手、感動をありがとう。

焼肉屋さんでの美味しいおすすめ、イカフェ
 焼肉屋さんに行ったときの主目的はやっぱり美味しい肉なんですが、たまに美味しいイカフェが食べたくて行くときがあります。

 イカフェもお店によっていろいろ味が違うのですが、韓国風のイカの刺身にチョジャンという調味料を使ったものの場合が多いかな。ピリ辛のチョジャンがイカや野菜にからんで絶妙の美味しさです。

 チョジャンという調味料は日本の辛子酢味噌みたいなものだそうで、コチジャン(コチュジャン)に酢やにんにくを加えて作るようです。それ以外にもゴマ油・炒りゴマ・砂糖・土生姜など店や家庭によって加えるものがいろいろあるようで、それでお店で食べたときに味の違いになるのかもしれないですね。

 コチュジャンというのは唐辛子味噌のようなもので唐辛子・麦芽粉・もち米・麹などを使って発酵させてつくる調味料です。韓国料理のいろいろなものに入れられているものですね。鍋にこれを入れただけで一気にチゲに早変わりです!

 そうそう、もちろん韓国料理屋さんへ行ったときにもよくイカフェを注文します。イカの代わりに蛸を使ったタコフェもあるのですが、こっちは注文したことはありません。なんだかイカフェの方が美味しそうに見えるからかな。

 時間的には国内線の感覚で行ける韓国なのですが、私はまだ行ったことがありません。正確にいえばストップオーバーで2時間ほどソウル市内と近くの神社を観光したことはあるのですが、今度のんびり美味しいものを食べに行きたいななんて思っていたりもします。でもいつ行けるかなあ。

餃子とは別物、パリパリの皮を楽しむ一口餃子
 餃子と聞けば皮がパリっもちもちとしてて、具がジューシーで野菜と肉の旨みがジュワーっと染み出してくるのをラー油をちょっと垂らした酢醤油で食べるなんてのが思い浮かぶのですが、大阪の餃子は違うようです。

 餃子で有名なのは栃木県宇都宮市。こには美味しい餃子のお店がいっぱいあります。そんな宇都宮の餃子とは全く違う大阪の餃子。食べたことありますか?

 最近は駅や空港のお土産としてもいっぱい売っていますので、買って帰った人も多いかもしれませんね。でも二度目を買うかどうか。好みが分かれるかもしれません。ホワイト餃子のような餃子が好みの人にはどうかなあと思ったり...。

 大阪の餃子はとにかく小さい。初めてそのお店に行ったときには前の人が餃子50個なんて注文しているので、なんて大食いの人なんだろうと思ったものですが、案内してくれた知人によると50個なんて軽い軽いとのこと。不思議な会話が交わされます。

 でも食べられなかったら困るからまずは10個なんて言ってると、大阪では通用しません。ひどいことに追加注文不可。こんなお店知りません。50個も注文して余ったらどうするんだ!そんなお店をやるなんておかしいのではないか!

 でも仕方なく知人にすすめられるまま50個オーダーしました。ところが、出てきた餃子はびっくりするほど小さく、薄い。食べてみると10個なんてあっという間です。50個の意味がわかりました。50個食べても普通の餃子の10個分もない気がします。薄くて小さい餃子はパリパリの皮とニラの味の濃い少しピリ辛のひとくち餃子です。あの具からしみだす感覚も皮のもちもち感もない新しい餃子の気がします。

 餃子好きには物足りないだろうなあ、でもスナックのようかも。なんて思っているとあっという間に食べ終わりました。まだ食べられそうですが、追加注文不可です。これは何とかしてほしい気がします。でも、待っている人が多いので回転をよくしてあげようという気持ちなんでしょうね。

 大阪へ行ったら一度味わってみてはいかがですか?北新地や心斎橋に有名なお店があります。

海外旅行と和食とお寿司
 オリンピックのスキー競技、滑降コースなどから見るイタリアアルプスの景色は素晴らしいですね。海外旅行へ行きたいなと思う瞬間かもしれません。

 そんな海外旅行先でずっとその土地の食事を続けられるのが理想なのでしょうが、やっぱり途中であっさりした和食が食べたくなったりするときがある人も多いと思います。

 大都市だったら日本料理のお店があったりします。オーストラリアのメルボルンで日本料理屋さんへ行ったことは書きましたが、海外でもやはり食欲がなくなったりしたときには和食は必要だなあと思います。

 そんな和食のうち圧倒的に多いのはやはりお寿司屋さんです。日本料理屋さんには少ない外国人もお寿司屋さんにはいっぱいだったりします。ニューヨークの国連ビルの近くの日本にも何件かあるチェーン店のお寿司屋さんに行ったときには、隣で仕事帰りのような女性がやってきて日常の風景のようにさっとお寿司を食べて出て行きました。

 バンクーバーでは地元の人で賑わっているお寿司屋さんへ行ったところ日本人の姿は全くなくて、お寿司はもう日本食というより世界の食べ物なんだなと思ったりしもしました。握っているのも地元の人で日本人ではありませんでした。味も別の場所の日本人がやっている観光客向けのお店よりも美味しいほどでした。もちろん値段もリーズナブルです。

 中華料理ほどではないですが、お寿司は世界と日本をつなぐ重要な食べ物だと思います。外国とその国を理解するにはまず美味しい食文化を理解することからというのが最も近道ではないかと思いますが、お寿司はそんな架け橋ですね。お寿司を食べながら日本の話をできることが外国旅行ではなんだか楽しかったりします。トリノにもお寿司屋さんはたくさんあるのかな?

初めてのイタリアとパスタとカプチーノ
 いよいよトリノで冬季オリンピック開幕ですね。時差があるので開幕式は日本時間では明日の早朝になってしまうのですが、楽しみな種目もいっぱいですね。

 トリノといえばイタリア北部の町。昔、地理の時間にミラノやジェノバと一緒に覚えた気がします。でもまだ行ったことがない町でもあります。どんな町なのかオリンピックの映像は楽しみです!

 初めてイタリアへ行ったときはドイツのミュンヘンから夜行列車でした。ミュンヘン発ベネチア行。3段の寝台列車は今では日本でもほとんど走ってないですが、そんな3段寝台の真ん中の狭いスペースに乗ってのひとり旅でした。

 パスポートを車掌さんに預けて寝台から落ちないようにちょっと手すりを紐でくくって発車するともうみんなおやすみなさい状態の夜遅い列車でした。国境は寝ている間に通過します、それも2度。ドイツからオーストリアのチロル地方に入り、さらにイタリアへ。パスポートを預けるようになっていないと2回起こされるんですね。

 目が覚めるともう明るくなってきています。ベネチアはもうすぐです。イタリアといえばまずはローマ、そしてこのベネチアへ行ってみたかったのです。ローマはもちろんローマの休日。映画の通りに追いかけて観光しました。そのため映画のシーンにないフォロロマーノへ行くのを忘れてしまったほどです。ベネチアはシェークスピアのベニスの商人、というわけではなくマドンナのライク・ア・ヴァージンのプロモーション映像でした。駅を降りるともうマドンナの歌が聞こえてくるような気がしたものです。

 そんなイタリアへ入ってまず食べたのがやぱりパスタ。それとカプチーノコーヒー。美味しい!イタリアに来てよかったと思った瞬間でした!食べ物が美味しいことってやっぱり大切ですよね!

 またイタリアへ行けるようにトレビの泉で投げたコインが1個だったことは言うまでもありません!(でもまだローマへ戻れるという1個のコインの効果を味わっていないんですよね...)

トリノオリッピックとカップ焼きそばイタリアン
 もうすぐトリノオリンピック開幕ですね。イタリアでの冬のオリンピックは半世紀ぶりのようです。それに合わせて売られているカップ焼きそばとカップうどんを買ってみました。

 パッケージはイタリアの国旗をアレンジした色。でも焼きそばのナポリタンと海鮮うどんの両方ともちょっとどうかなあという組み合わせですね。普通のものの方が美味しいかもしれないなあと思いながら食べてみました。

 焼きそばはなるほどぉと思う味ですが、やっぱり焼きそばの麺では少し食感が物足りない気もします。予想よりは美味しくいただけましたが、ケチャップ焼きそばの味かもしれませんね。うどんの方は食べた瞬間にシーフードヌードルの味かなと思いました。これもうどんの味とつゆの味が分離している感じでシーフードヌードルの方が美味しいのではないかなと...。あ、美味しいのは美味しいんですよ。

 カップうどんとカップ焼きそば以外にカップヌードルも一緒に発売されているのですが、それは今回買っていませんでしたが、ちょっと買ってみようかなと思ってきています。なんだか実験作品のようでもあり、楽しいですね。

 トリノオリンピック、ぜひ素晴らしい競技を期待しています。ヨーロッパなので時差があって寝不足にならないようにしないといけないですね!そういえばヨーロッパを旅行していたとき、イタリアへ入った瞬間に料理が美味しくなったことを思い出しました。今はオリンピックで混んでいるんでしょうね!

冬の北海道のダイヤモンドダストとちゃんちゃん焼き
 さっぽろ雪祭りで北海道へ行く人はすごく多いようで、この時期の北海道行きの便はかなり混んでいてホテルもいっぱいだったと思います。

 だったら札幌ではなく道東へ行って泊まろうと屈斜路湖畔で宿泊しました。にぶしの里という民宿だったと思います。ロビーに暖炉があって集まれるようなつくりになっていました。美味しそうな郷土料理が夕食でだされます。そういえば別注で美味しそうなちゃんちゃん焼きがありました。

 ちゃんちゃん焼きといえば、大きい鉄板の上で野菜と一緒に鮭か鱒を焼いてからほぐして、味噌と一緒に混ぜて食べる北海道の郷土料理ですね。あっさりした鮭や鱒の味が味噌にあってホクホク美味しく食べられます。

 にぶしの里では、冬の時期に氷点下10度を超えると川湯温泉で人工的にダイヤモンドダストをつくるイベントに合わせて送迎してくれます。氷点下10度以下の痛い寒さのなかでキラキラ光るダイヤモンドダストはほんときれいです。

 でもほんとに寒い日だったら翌朝、にぶしの里の庭でも本物のダイヤモンドダストが見られると思います。その日の朝、朝日にキラキラ光る空気を見ながらきれいだなあと感激していたことを覚えています。冬の北海道は半端じゃなく寒いですが、真っ白で美しい世界。行ったことがない人はぜひ一度いかがですか?

さっぽろ雪祭りとピザの接点
 今日から札幌の雪祭りが開催ですね。一度ぜひ行ってみたいと思わせるイベントですよね。今年の雪祭りのニュースであっ!と思ったものはメルボルンのフリンダースストリート駅でした。

 メルボルンといえばオーストラリア。オーストラリアの首都はシドニーですが、さらに南にあるメルボルンは緑いっぱいの公園都市。トラムという市内電車が走っていてヨーロッパ的な雰囲気の漂うの美しい町です。フリンダース・ストリート駅はそのメルボルンの中心の歴史的な建物ですね。

 オーストラリアに行ったときはひとり旅。よくストライキをする国らしく、エアーズロックへ行くはずの日程がストのためメルボルン行きに変更になりました。でもそのメルボルンはほんといい町でした。そんなメルボルンで食べた料理はあまり覚えていないのですが、どこかの日本料理店に入ったことと、宅配ピザを食べたことは覚えています。

 その宅配ピザは美味しかったのですが、少し困ったことに...。そう、受け取ったサイズが巨大だったのです。1個なので深く考えもしないで注文してしまったのですが、結局ずいぶん食べたのに半分ほど残してしまいました。もったいない...。

 今でも巨大なのでしょうか?オーストラリア人はよく食べるんだなあと感心したような記憶がありますが、宅配ピザなのでもちろんいつもひとりで食べるというわけではなかったんですよね...。

 オーストラリアではメルボルン以外にもブルーマウンテンやゴールドコーストにも行きました。また行ってみたいですね。そしてピザの大きさを確かめてみよう!

やっぱり海を渡ったちゃんぽん
 大分の食堂にはやっぱりちゃんぽんがありました。でも長崎のちゃんぽんとは違います。

 愛媛の南予地方ではラーメンよりちゃんぽんがよく食べられていて、ちゃんぽんが名物のような地域です。でもちゃんぽんは長崎が本場。かつては長崎のちゃんぽんは海を越えたときに和風に味を変えたのかなと思っていました。

 でもどうも違うようです。大分のちゃんぽんは愛媛と同じ和風味。大分と愛媛は海を隔てて交流があって、同じ海の恵みをいかした和風のちゃんぽんなんですね。海を隔てて同じ味といえば、愛媛のさつま汁と宮崎の冷汁も同じような食べ物ですよね。

 ちゃんぽんは海を渡るときではなくて、山を越えるときに味を変えたのかもしれないですね。それはちゃんぽんが海産の食べ物だからかな。山と大地の恵みは山を越えるときではなくて海を渡るときに味を変えるのかもしれないですし。調べてみたいですね!

 そうそう、大分のちゃんぽんですが、麺の味が愛媛の南予地方のものと違うようです。麺は大地の恵み。どこかで味を変えているのでしょうか。

とりてん大盛り!唐揚げじゃないの?
 大分で食事をしていたときのこと、隣の席に座った人が注文したとりてん大盛り。運ばれていくのを見るとなんだか、すごく美味しそうでした。

 鶏の唐揚げのちょっと揚げ色のうすいもののように見えます。隣の人はあっという間にたいらげて、支払いをして出て行ってしまいました。何気ない大分の風景...。次はぜったいそれを食べようと思うのにじゅうぶんなインパクト。でも大盛りではなくていいのですが...。

 とりてんはとり天、つまり鶏肉の天ぷらのようです。唐揚げとは違うんですね。そういえば鶏といえば唐揚げと思っていたので、天ぷらにするなんて思いもよらないものでした。美味しいのかな?そう思うと注文せずにはいられません。

 早速、次の日に湯の町別府の食堂で注文しました。アツアツのとりてんが運ばれてきました。あついのでフーフーしながらひと口!うん、美味しいです!鶏のくささもなく、どんどん食べられます。とりの天ぷらって美味しいんですね!

 大分以外ではあまり見かけないとりてん、昭和37年に大分市内の飲食店の主人が当時流行っていた大きい唐揚げが女性に食べにくそうだったため小ぶりのとりてんを思いついたものが、大分じゅうに広まったものだそうです。そんな心優しい大分の人の気持ちのこもった料理なんですね。

 酢醤油で食べるアツアツのとりてん、美味しいですよ!

ほうとうと同じようで違う、だんご汁
 由布院の昼食は大分名物だんご汁にしようと決めていました。大分に行ったらぜひ食べたいと思っていたのです。

 寒いときには温かいだんご汁が美味しそうです。見た目は以前に書いたほうとうのようですが、味は違いました。うどんの仲間のようなほうとうと違って、だんご汁はすいとんの仲間ですね。

 もちもちした麺と味噌仕立ての出汁がうまくマッチして美味しい食べ物ですね!この麺のもちもち感がすいとんのようです。寒い時期にはすいとん汁も美味しいですよね。

 だんご汁は熊本県ではだご汁と呼ばれているようで、南九州一体に同じものがあるようですね。南九州旅行のときにぜひ一度食べてみてほしい郷土料理です。
 ところで、大分にはこのだんごをうどんのように延ばした鮑腸(ほうちょう)という料理もあるようです。なんだかほうとうに似てきましたね!

仙台といえば牛たん定食
 仙台へ宿泊して行きたかった場所は青葉城と日本三景松島。食べたかったものはやっぱり牛タンとカキでしょうか。心配は混んでいて入れなかったらどうしようということでした。

 牛たんは食事時間を少しはずして行くことにしました。寒いなかで待たなくていいようにということと、やっぱり食べなきゃ!という理由ででした。

 時間をはずして行っても結構お客さんがいるものなんですね。すぐに入れたからよかったのですが、夜にはあっちこっちに列ができていました。地元でも牛たんは大人気のようです。

 座ると即座に定食でいい?と聞かれました。パッとメニューを見ると牛たんの主なメニューは単品と定食しかなさそうです。ならば定食の方が得なんだろうとそっちにしましたが、今度は枚数は3枚か4枚かという質問。1枚あたりの単価を考えると4枚でもそうお得のようではなく、時間的に3枚にしました。

 牛たんはオーダーを受けてから焼かれていました。手際よくひっくり返し、あっという間に出来上がり。よく食べるタン塩よりもずいぶん厚めの肉です。
 食べてみると少し塩辛い。東北の味付けを実感する瞬間です。もう少し辛くなくてもいいのになと思いながら麦ご飯がすすみます。定食にするのは必須のようです!

 タンのイメージが少し変わる仙台の牛たん。美味しい名物ですね!でもアツアツのうちに食べるのがコツのようです。最初柔らかくて美味しかった肉が、時間がたつと少し顎が疲れる食べ物に変身し始めたようでした。

 美味しい仙台の牛たん。もう一度、夜に行列のできていた柔らかさと厚みが自慢というお店へ行って食べたかったのですが、残念行けませんでした。またまた次回のお楽しみを残した仙台の旅になってしまいました!また行かなきゃ!

にゅーめんと違うの?白石うーめん
 お正月におせちを食べ続けると、あっさりしたものが食べたくなりますよね。そんなときには麺類がやっぱりいいですね。

 会津から仙台へ向かう途中に白石があります。名物は白石うーめん。ラーメンではなくうーめんだとよく説明されていますが、その写真を見るとどうみてもにゅーめんのように思えてしまいます。

 うーめんは温麺と書くようですが、にゅーめんは煮温麺。そうか!煮るかどうかが違うんですね!煮込みうどんと温かいうどんの差?
 うーめんの作り方は温かいうどんの作り方と同じようで、茹でてからざるに上げ、水でしめてから食べるようです。温かいうーめんはそれを温めて熱いつゆに入れるようです。

 うーめんは素麺と同じく油をぬらない作り方のようです。稲庭うどんと同じく、東北へ伝わってくる途中で油を使わない作り方が伝わったのでしょうが、これには美談が語り伝えられているようです。鈴木味右ヱ門という人の親思いの消化にいい油を使わない麺。温麺という名前にはそのみちのくの温かい思いやりが込められていうそうです。

 食べやすい短い麺のうーめん。東北旅行の際には一度いかがですか?

会津のホテルでも会津名物わっぱ飯
 会津ではもっと美味しいものを食べに行きたかったのですが、冬の雪や閉店が早いなどなかなか足を延ばせずに残念でもありました。でもホテルでも名物が食べられたりします。

 ホテルのバイキング。朝から入口でわっぱ飯はいかがですか?との案内が。ご飯やお粥、パン、シリアルなどはよくあるのですが、わっぱ飯は初めてです。

 最初はなぜと思ったのですが、会津名物とのこと。朝からわっぱ飯にすることにしました。わっぱ飯を入れる曲輪箱(曲げわっぱ)も檜枝岐村産。こちらが先に名産だったのかな。

 軽いご飯で思ったより食べやすく、朝からでもどんどん美味しく食べられました。乗っている食材は時期やお店でいろいろ変わります。でもどんな具材でも美味しく食べられそうです。美味しい名物は、いいですね!

 その他にも夕食には少しずつ名物料理が盛られていたりしますので、ホテルの宿泊はそんなところも楽しみです。会津の名物には棒タラ煮、ニシンの山椒漬、味噌田楽や青ばと豆腐もありますね。こづゆや桜肉も美味しそうですが、今回は食べられませんでした。また次回、裏磐梯旅行とともに楽しみにしたいなと思っています。

 美味しい会津、まだまだいっぱいあります!みなさんもいかがですか?

讃岐うどんと同じ雰囲気の喜多方のラーメン
 会津と仙台へ旅行に行ってきました。どちらも食べてみたいものがいっぱいのグルメの旅。真っ白な雪の世界に温かい美味しいもの。いいですね!

 雪の予想に反して喜多方についた頃には晴れ間が見えてきました。雪吹雪の舞う真っ白な世界が太陽に照らされて幻想的な世界です。

 バスを降りた喜多方の町は蔵の町。古い蔵を使った雰囲気のいいおみやげ物屋さんがいっぱいです。そんな場所から少し路地を入ったりしたところにラーメン屋さんがあったりします。有名な太麺の喜多方ラーメン。本場で味わうのは初めてです。

 事前にホテルで美味しいお店を聞いて行きました。地元の人のおすすめが最も信頼できるからです。おすすめのお店の1つが有名な坂内食堂。あっさり塩味のラーメンでした。少し麺に小麦粉っぽい味が残っている気がしましたが、出汁も美味しく後口もよくて食べやすいラーメンです。

 でもその味よりも店の雰囲気がやはり本場を感じさせるものです。普通の町の食堂というか、どことなく讃岐うどんのセルフのお店を思い起こさせるような雰囲気を感じます。やっぱり本場で食べる美味しいものはいいですね!

 その後、もう一軒のおすすめの阿部食堂へ向かいましたが、そこには本日終了の看板が!こんなに早い時間に売切れてしまうんですね!喜多方ラーメン恐るべし!
 みなさんも会津旅行の際には喜多方のラーメンもぜひどうぞ!ラーメンだけでなくいい雰囲気の町ですよ!

お正月にぜんざい・お汁粉食べますか?
 お正月はお雑煮を食べるというところがほとんどですが、そのお雑煮の翌日にぜんざいやお汁粉をたべたりしませんか?

 お餅がたくさんあるからぜんざいやお汁粉でもというわけではなくて、鳥取県にあるようなぜんざいのようなお雑煮というわけでもなくて、きちんとしたもののようです。
 永平寺では元旦の小食はすまし雑煮餅、二日目の小食はぜんざい餅で餅は焼いたものを食べるようで、ちなみに三日目は精進おせち料理やお雑煮とのことです。お雑煮は、すまし・小豆・みそというように3日間で味が異なるように作られているとおことなので、ぜんざいもお雑煮の一種という扱いのようなのですが。

 元旦のお雑煮よりも2日目のぜんざいの方が甘くて好みで待ち遠しかったり...。そう考えると、鳥取県のお雑煮はなんて子供思いなんだろうなんて思えてきますね!

 そうそう、ぜんざいとお汁粉ですが、「ぜんざいとおしるこ、どっちが食べたい」の記事で書いたように東西でほとんど反対の食べ物です。ここでは永平寺でぜんざいという言い方だったのでぜんざいと書いていますが、東京だったらおしるこなんでしょうね。

 美味しいぜんざいやお汁粉、甘酒と一緒に新年の振る舞いだったりします。寒いときに食べるといっそう美味しいですね!

謹賀新年、今年のお雑煮
 お正月といえばお雑煮ですね。

 お雑煮は地域によっていろいろな違いがあって、家々でもそれぞれ独特の味があってお正月を彩る楽しい食べ物ですね。

 すまし仕立てや味噌仕立て、味噌も京都のような甘い白味噌のものもあったり、具がたくさんの地域や少ないのが粋な地域、角餅と丸餅、餅もそのまま煮込むか焼いてから入れるか、ほんとうにいろいろありますよね。

 有名なのは讃岐香川の餡餅を入れるお雑煮。白味噌仕立てのお雑煮に餡餅を入れてあってその餡の味をからめながら食べるお雑煮のようです。味噌の味と合わせて食べると美味しいのではないかと思っていますが、正月に香川県に行かないとなかなか食べる機会はないですよね。

 京都の白味噌のお雑煮はほんとうに上品で美味しいものでした。お正月を京都で過ごされる方はホテルで出されるのかな。一度味わってみると濃厚な味噌味のお雑煮もいいものだなと思えてきます。

1年の締めくくりの年越しそば
 早いものであっという間に大晦日ですね。大晦日といえば年越しそば。今年もいつものお店で、今年は旅先で、今年はおうちで、それぞれ美味しい年越しそばで新しい年がいい年であるように願いながら迎えたいですね。

 年越しそばは江戸時代からの風習のようで、その由来もいろいろな説があるようですね。そばが細く長く伸びることから寿命や身代が延びることを願ったもの、金銀細工師が金銀粉を集めるのにそば粉を使ったからという縁起説、そばが切れやすいことから1年をここで切ってしまうというもの、そばの実が三角なことから三角(みかど)縁起説、などなど。

 今年も1年ありがとうございました。来年はもっともっといい年になるようにがんばりましょう!みなさん、よいお年をお迎えください!美味しい年越し蕎麦で!

辛くて温まるキムチチゲうどん
 冬の鍋で人気上位にあるのがキムチ鍋。ピリリと辛いのが食欲をそそり、ぽかぽかと温まるからでしょうか?

 そんなキムチ鍋にうどんを入れたチゲうどんという商品が売られていました。食べてみると辛さにうどんがマッチして美味しいです!キムチ鍋の最後にうどんを入れたみたいですね。

 でもチゲ=鍋だと思うので、チゲうどん=鍋うどんになってしまうので実際はキムチチゲうどんなのかな。チゲ鍋なんていう言い方もされていたいしますが、本当はキムチチゲかチムチ鍋が日本によくあるチゲ鍋なんですね。

 寒い日には辛い唐辛子の辛いものは体のなかから温まりますよね。このチゲうどん、うどんを食べ終わったあとでフライパンに入れてご飯を混ぜて炒めてみました。そのまま石焼きビビンバの味です。ナムルがあればぜひ混ぜて炒めてみましょう!思った以上に美味しいですよ!

初めてのほうとう、うどん?鍋?
 おみやげでほうとう鍋セットが売られていましたので、買ってきました。一度食べてみたかったんです。ほうとう鍋初挑戦ですね!

 ほうとうにはかぼちゃと里芋が欠かせなくて、味噌仕立ての汁ですね。味噌煮込みうどんときしめんの合体作のような雰囲気です。

 でも食べてみると違いますね!きしめんよりもすっとコシがあって讃岐うどんのようです。ちょっと少ないかなと思って食べ始めたのですが、かなりお腹にきます。味噌味も美味しくて、かぼちゃや里芋も合っています。予想以上に美味しい鍋でした。でも鍋というよりうどんかな。

 ほうとうは山梨県の名物。武田信玄の陣中食だったとも言われているようですが、甲斐の国では米がとれなかったためうどんと同じ時期に中国から伝わって発達した家庭料理だとも言われているようです。

 東京からだと山梨県は行きやすいのですが、それ以外からだとなかなか行けない県ですよね。富士五湖へ旅行に行きたいなと思っているのですが、なかなか実現していません。山梨県から長野県へ入った八ヶ岳高原あたりと一緒に今度行きたいなと思っています。そのときにはぜひ風林火山の旗がなびく本場のお店でほうとうを食べてみたいものですね!

美味しいチヂミ、今度作ってみようかな
 以前に食べたチヂミの油がどうも合わなかったので、チヂミを注文するのは遠慮していました。また同じだったらどうしようと思ってしまうので。でもそんな遠慮を打ち破る瞬間はあるものです。

 近くのテーブルの人が注文したらしいチヂミをお店の人が運んでいるのを見ると、あまり油っぽい感じがしません。他の料理が、思い切って頼んでみようと思わせる味の店だったこともあります。

 相当久しぶりに食べたチヂミはすごく美味しいものでした。やっぱり美味しい店は何でも美味しいんだなあと思った瞬間です。これでまたひとつ食べないメニューが減りました。うれしいですね。

 どこでも何でもそうだと思うのですが、美味しくないものを食べるとその食べ物全部が好き嫌いの対象になってしまいます。本当だったら美味しいはずなのに、本物を食べなかったために、という食べ物はすごく多いのかもしれません。

 以前にテレビでしいたけ嫌いのタレントに山でとれたてのシイタケを醤油をつけて焼いて無理やり食べさせたところ、美味しいといって何個も食べていた映像がありました。それに似た経験はもしかしたらみなさんにもいろいろあるのかもしれません。

 チヂミの作り方を見てみると、ニラ、イカ、白菜キムチを小さく切っておいて、小麦粉、卵を塩と出汁を加えた水に溶いたものに混ぜ合わせ、ゴマ油をひいたフライパンで薄く広げて焼けばできあがりのようです。あとは食べるときの酢醤油を用意しておけばいいだけ。酢醤油はポン酢に粉唐辛子をいれればいいらしく、簡単そうですね。今度作ってみようかな。自分好みにたぶんちょっとごま油を少なめにしてそうですが...。美味しいものは自分の味にぜひどうぞ!

絶景の値段と関西うどん
 日本三景をご存知ですか?奥州・松島、安芸の宮島、そして丹後の天橋立。江戸時代の儒学者貝原益軒が最初に日本三景の言葉で紹介して定着したもののようです。

 その天橋立には股のぞきの場所が2ヵ所ありますが、発祥の地である府中地区の笠松公園にはその絶景をみながら食事できるレストランがあります。そこでうどんを食べました。

 よく観光地のレストランに入って後悔したことがある人は多いのではないでしょうか?どうして観光地のレストランはあんなに美味しくない店が多いんでしょうね。
 でもここはだいじょうぶでした。普通の味さえ出してくれればあとは絶景がカバーしてくれます。この絶景の値段はプライスレス。

 うどんは関西のうどん、つまり大阪うどんでした。期待以上にダシが美味しいです。大阪うどんはおそらく讃岐うどんとは対極のうどん。讃岐うどんがとことん麺の美味しさを追求してその麺を味わうために醤油だけで食べたりするのと違って、大阪うどんはとことん具とダシにこだわって麺はその脇役にすぎません。

 味噌汁にそうめんが入っていてもそれは味噌汁であって、そうめんではないですが、大阪うどんはそれと似ているかもしれません。美味しい出汁と美味しい具を味わう1つの材料にうどんがあるのかもしれませんね。
 なので、大阪うどんのうどんは打ちたてではありません。しばらくねかせてモチっとしてから使うようです。その方が出汁を吸うからだとか。

 私は讃岐うどんのほうが、うどんとしてはずっと美味しいと思っていますが、確かに出汁は大阪うどんが美味しいですね。

 そんな大阪うどんを味わいながら日本三景天橋立の絶景をしばらく味わえるレストラン。股のぞきがすんだらすぐに帰ってしまわないで、のんびりうどんでもいかがですか?(そうそう、日本三景にはその昔には駿河・田子の浦や伊勢・二見ヶ浦を加える説もあったようですね)

ソース2度浸け禁止、揚げたての串揚げ・串かつ
 揚げたての串揚げ・串カツは美味しいですよね。いろいろな具があって、どれもアツアツで何本でも食べられそうです。

 最近は自分で揚げる店もふえてきて、気軽に串揚げ・串カツを楽しめるようになってきましたが、やっぱり目の前で揚げてもらった大きい串にソースをつけて食べるのが美味しいですよね。

 東京では串揚げが一般的ですが、関西や名古屋では串カツです。でも、串揚げと串カツの違いはそれだけではないようで、関西では串カツといえば牛肉、名古屋では豚肉の揚げたものを指すようです。
 名古屋ではほとんど豚の単品、関西では牛以外はアラカルト扱い、どっちも立ち食い屋さんで食べるジャンクフードですね。

 有名なのはソースの二度浸け禁止。名古屋でも関西でも同じルールですね。あと共通しているのはキャベツ食べ放題。二度浸け禁止はみんなで同じソースをずっと使い続けるためですね。

 一度だけその串カツ屋へ行ったときのこと。注文は1本1本、適当に食べたいものを言えばいいだけ。でも店の主人は半分くらいしか気にせずに適当に揚げている感じ。揚がったものが欲しければその場で声を発するとやってきます。主人のおすすめメニューとオーダーの中間かな。主人が売りたいものを多めに揚げれば、待ちきれない客がそれを持っていくのでうまくネタがまわる仕組みなんですね。

 同じようでも店によってネタの新鮮さや味付け、ソースが違うので、やっぱり美味しい店を探して行ったほうがよさそうですね。美味しい串カツ、一度本場でもいかがですか?

寒い日にはふーふーしながら石焼ビビンバ
 毎日寒くなってきましたね。今日のお昼には改装した韓国家庭料理のお店で石焼きビビンバを食べました。

 お昼に行くとみんな全員が石焼きビビンバ!。キムチチゲなどもあるようなのですが、こんなにみんなが石焼きビビンバだと他のものは注文できないですよね。私も迷わず石焼きビビンバにしました。

 ジュージューと美味しそうな音をたてながらやってきました!さあ写真をとって混ぜて食べようかなと思っていたら、お店の人が混ぜ始めてしまいました。写真は混ぜた後のものです!でも美味しそうでしょう?

 美味しいおこげも味わってから、残りが少なくなってくると、一緒に出されているわかめスープを入れて食べます!そんな食べ方をしている人はいなかったのですが、美味しいんですよ。うなぎで3回違う味の楽しめるひつまぶしみたいなものかな。

 寒い日にはふはふしながら、美味しい石焼きビビンバもいいものです。

あんかけスパは懐かしい味
 名古屋名物のあんかけスパ。以前にどんな味かなと書いたのが、もう1年近く前になってしまいました。

 売っていたスーパーが模様替えしてしまって商品を減らしてしまったので、あんかけスパを置いてなくなってしまいました。食べたくなったらまた売っている店を探さないといけないですね。

 味は懐かしいスパゲッティーのような味です。日本のスパゲティーの本道を突き進めたような味かな。昔の喫茶店などではナポリタンとミートソースが定番のようなものだったと思いますが、その両方の良さを取り入れた商品のようでもありますよね。

 名古屋はずっとホテルも満員が多くて、旅行に行きにくい状態が続いていましたが、もうだいじょうぶかな。また美味しいもの食べに行きたいですね!

休みの日はパスタにしようかな
 休みの日の朝はゆっくり起きて、朝食と昼食いっしょのブランチにしようかなと思ったときに、トーストでは少ないし、きちんとおかずを作るのも大変だし、というときはパスタなんかいですよね。

 パスタといってもいろんな種類があって、家で作りやすいのはやっぱりスパゲティ。パスタ鍋に麺と塩を入れて茹でている間に、好みの具の用意をします。家で作るときは、トマトがあったらトマトソース、きのこなどがあったときには炒めて醤油ベースの和風、夏だったら冷製のものも多いかな。

 いろいろな種類のレシピがすぐ作れるパスタは気分で味も変えられるので、いいですよね。でもクリームソースはカロリーが気になったりすると家ではあまり作らないかも。
 そうそうずいぶん前ですが、名古屋のあんかけスパなども試したこともありました。

 そうそうパスタといえばロングパスタとショートパスタに大別されて、ロングパスタの代表がスパゲティですよね。その他にはフィットチーネとかタリアッテーレのような平たい麺やリングイネのような楕円タイプ、極細のバーミセリーなどがあります。外で食べるときにはフィットチーネのクリームソースなんて美味しいですよね!
 ショートパスタの代表はマカロニかな。その他にもペンネとかリガトーニ、蝶の形のファルファッレなどいろいろありますが、なんかパスタというよりサラダに入っているものという感じがしてしまいますよね。

 そういえば日本に昔からあるイタリアン(ナポリタン)はケチャップを使うスパゲティですが、イタリアではパスタとケチャップは味が合わないので一緒に使わないそうですね。スパゲティ・ミートソースも含めてイタリアにないスパゲティ。喫茶店にはよくあったメニューですね。

 イタリアにパスタが広まったのは17世紀後半のようです。そんなに古い料理というわけでもなようですね。日本に伝わったのは明治28年とのこと。この頃にナポリタンやミートソースが作られたのでしょうか?

 私は今日はちょっと早く起きたのでブレックファストでしたが、まだ寝ている方!今日のブランチに美味しいパスタでも、いかがですか?(あ、寝てる方はここ読めないですね!)

洋食屋さんの人気メニュー、煮込みハンバーグ
 ハンバーグというとなんだか子供メニューのようで注文しにくい雰囲気のことってありませんか?そんなときはトンカツにしたり、焼肉にしたり。でも煮込みハンバーグになっただけで大人のメニューのようで気にせずオーダーできたりします。

 「洋食屋さんといえば思い浮かべるのは?」で書いたように洋食屋さんのメニューといえばオムライスやトンカツ、エビフライなどと一緒にハンバーグがありますよね。

 子供の好きな料理でずっとハンバーグが1番のように言われてきたこともあって、ハンバーグにはお子様ランチのようなイメージを少しだけ持っているのでしょうか。
 ハンバーグ専門店などにいくと鉄板で焼いたハンバーグにとろーりと美味しそうなソースなどがかかっていたりして、それがジュージュー焼けている様子は全然子供料理ではないのですが...。

 そんなハンバーグをデミグラスソースやトマトソース、ホワイトソースなどで煮込んで出してくれるお店がありますよね。ハンバーグよりももっと柔らかくてソースの味が美味しかったら絶対こっちの方がいいなと思ってしまいます。

 お昼のランチにぴったりの煮込みハンバーグ!寒くなってくるとほんといいですね!

美味しいお店の不思議な名前ディアブル風
 よく食べに行く洋食屋さんのお昼のメニューに地鶏のカツレツ・ディアブル風というメニューがあります。少しピリッとした甘辛いソースがかかった柔らかいチキンが美味しいものですが、ディアブル風って何?と思ったりしませんか?

 ディアブル風は悪魔風とか小悪魔風とか訳されているようですが、「悪魔風かなるほど!」なんて思ったりしません!余計わからないですね。何が悪魔風なんだろう?

 唐辛子や胡椒などピリピリする食材をきかせた料理のことを悪魔風と呼ぶようです。あまりに辛くて食べた人の顔が悪魔のようになるからとか鶏一羽を開いた形がマントを広げた悪魔の姿のようだからとかいろんな説があるようです。
 イタリア料理の鶏肉の皮をカリッと焼いた料理法がもともとのようなので、ならばディアボラ風というイタリア語の方が合っているのかもしれないですね。ディアブルはフランス語でスペイン語のディアボロが使われていたりもするようです。

 イタリア料理にはその他にも、漁師風(ペスカトーレ)や娼婦風(プッタネスカ)、狩人風(カチャトューラ)、炭焼き人風(カルボナーラ)などいろいろありますね。
 ペスカトーレは漁師がとってくる海老やいか、貝などの海産物をたくさん使ったパスタ料理、プッタネスカは娼婦が簡単に作ったからという説などが名前の由来らしいアンチョビを使った料理だそうです。

 その他にもジェノバ風はバジリコの色と風味を生かした緑色のペスト・ジェノヴェーゼというソースを使った料理、リヴォルノ風はトマトを使った煮込み料理、ミラノ風は黄金色に調理された料理のことで、イタリア料理の命名は楽しいですね。(由来を書くと、ジェノバはバジリコの産地、リヴォルノはトマトが伝わり栽培された場所、ミラノは経済の中心でリゾットに金箔を入れたりしたイメージからのようです)

 料理の名前も由来を知ると歴史や特産の話が関係したりして奥が深いですね。日本料理にも地名や人名の名前の料理がありますが、世界中同じなんでしょうね。

 そうそう、地鶏のカツレツ・ディアブル風はそんなことを考える間もなく、ぺロッと食べてしまいました!

マイナス196度の冷凍鍋焼うどん
 久しぶりに冷凍鍋焼きうどんを食べてみました。コンビニによく売られているものですが、そのまま火にかけて食べられる超簡単鍋焼きうどんです。

 かなり前に食べたときにはつゆはそこそこ美味しいけど麺が柔らかすぎていま一歩かなという感じでしたが、讃岐うどんブームのおかげかどうか、コシのある麺に変わっていました。これならだいじょうぶですね。

 普通の鍋焼きうどんとえび天鍋焼きうどんを食べ比べてみましたが、出汁の味は普通のものが関西風、えび天の方が少しだけ関東風かな。違いがあって両方食べ比べてみてもおもしろいですね。簡単に鍋焼きうどんを食べたいときにはいいかもしれません。

 ところで、この冷凍うどんですが、液体窒素で瞬間冷凍させたもののようです。液体窒素の温度は氷点下196℃。よくテレビなどでバナナで釘が打てるというシーンやバラの花が一瞬で砕ける実験がありますが、あのときに使うものですね。科学技術館のような科学施設でよく実験してるのではないかと思います。
 瞬間冷凍させるとそのままの状態で一瞬に凍るためうまさが作りたてのまま保存されるとのことのようですね。

 でもどっちかというと一人暮らしとか料理をしない人向きのような気がするのですが、そうでもないのでしょうか?

もう完売?おせち料理の予約
 デパートなどではもうおせち料理の予約が始まっています。有名料亭やホテルのおせちはもう完売のものもあるようで、もうすぐ年賀状も販売されるし、早いものでもうお正月の準備なんですね。

 おせち料理は縁起のいい山の幸や海の幸の食材を正月3日の家事をしなくてもいように考えられた保存食ですよね。その起源は江戸時代後半に宮中のお節供の文化が庶民に広まったことからのようなので、日本の食文化としては伝統はあるけど新しいというようなものなのかな。

 地域によってとれる食材が違うため日本中ではいろいろなおせち料理があるのでしょうが、最近では料亭やホテルのものをテレビなどで報道したり、全国チェーンの店で売っていることなどもあって全国に同じようなおせちが広まっているのかもしれませんね。

 おせちに入っているものとしては、黒豆・数の子・田作り(ごまめ)・昆布巻・鯛・錦たまご・きんぴら・野菜の煮物(ごぼう・れんこん・里芋)・なます・紅白かまぼこ・栗きんとん・伊達巻・えび・鮑・お多福豆・菊花かぶ・橙・キンカンの甘煮などがありますよね。それぞれ縁起もので、豊作や子孫繁栄・健康・めでたいなどの意味を持っているようですね。それぞれのいわれ、ご存知ですか?

 本来はお重が五段重のようで、一の重が祝肴、二の重が酢の物、三の重が焼き物、与の重が煮物、五の重が控えの重だそうです。地域によっては二の重が焼き物、三の重が煮物、与の重が酢の物だったりもするようで、きちんと決まっているものでもなく、最近は2段や3段のものの方が多かったり、庶民文化が起源のこともあって、柔軟な食文化のようです。でも形は違っても、豊かに暮らせること、一族の繁栄を願うことというおせちの心は一緒。肉やケーキをおせちに入れても気持ちがあればいいのだと思います。

 おせち料理は3万円から5万円のものが予約の人気のようです。でもその土地にあった手作りのおせちも気持ちがこもってていいですよね!

新そばの季節の美味しい蕎麦
 新そばが売られ始めました。北海道では9月頃から新そばがとれはじめ、信州では10月に収穫したものを11月頃から売り始めるそうですので、今の新そばは東北あたりのものでしょうか。

 時々、無性に美味しい蕎麦が食べたくなったりしませんか?私は真っ黒なつゆに真っ黒な蕎麦が好みなので、上品な更科そばよりも駅のそばの方がそのイメージに近い蕎麦だったりします。

 真っ黒な蕎麦といえば有名なのは北海道の音威子府そばですね。なぜこんなに黒いかというと、ルチンという蕎麦に含まれるポリフェノールの色素系のフラボノイドが多く含まれている甘皮や外側の粉を中心に使って作った蕎麦だからとのこと。ルチンはビタミンCと一緒に摂ると効果的で、血管を強くして血液の流れをよくするそうです。黒い蕎麦は健康にもよさそうですね!

 フラボノイドにはルチン以外にもぶどうや紫蘇に含まれるアントシアニン、玉ねぎなどに含まれるケルセチン、レモンなどに含まれるエリオシトリン、ピーマンなどのルテリオン、お茶のカテキン、大豆のイソフラボンなどがあります。
 フラボノイド以外のポリフェノールであるノンフラボノイドにはコーヒーのクロロゲン酸やお茶やワインのタンニン類などがあって、体内の活性酸素を抑えたり、血液をサラサラにしたり、抗アレルギー作用があったり。うまく食生活に取り入れていきたいですね!

 でもやっぱり、そんな効用も美味しさがあってのもの。美味しい新蕎麦はもってこいの食べ物かもしれません。美味しく香り高い新そばの季節。美味しい蕎麦が食べたくなってきました!

毎日行列のお肉屋さんのコロッケ
 肉屋さんのコロッケと聞くだけで、なんか美味しそうですよね。ホクホクとしたジャガイモとジューシーなビーフの味がうまくミックスされていて、カリっと揚がったアツアツを食べる瞬間!

 近くに毎日いつでも行列している肉屋さんがあって、その片隅でコロッケとメンチカツ(ミンチカツ)を揚げているところがあります。どっちも注文を受けてから揚げるのでいつもアツアツ。たまに1個だけ食べたくなって買ったりしています。

 コロッケもメンチカツもアツアツの揚げたてが一番美味しいですよね。買ってその場で食べながら歩いていると行儀悪いと言われそうですが、でも本当はそれが一番美味しいことはみんな知っているのかもしれません。
 持って帰って食べるときには食べたい意識も少し薄らいでいるのかな。そのときには普通のおかずになってしまっている気がします。

 コロッケはクロケット(Croquette)から来ている言葉で、幕末明治時代に初めて聞いた日本人にはクロケットがコロッケと聞こえたようですね。そう思ってCroquetteを発音してみると確かにコロッケですね。
 コロッケは幕末・明治初期に日本に伝わり、明治時代の終わりごろから普及したようです。

 ところでみなさんはコロッケには何をかけますか?買ってそのまま食べるときには何もつけないですが、家で食べるときにはソースでしょうか、醤油でしょうか?両方つける人もいるようですが、割合にしたら約2:1でソース派が多いようです。
 私はソースしかつけたことがなかったので醤油派がそんなにも多いことに驚きだったのですが...。そうそう、同じソース派でもウスターソース派やとんかつソース派などもありそうですね。

美味しくて体にもいい具だくさんの味噌汁
 味噌汁の具といえば思い浮かべるのは何でしょうか?豆腐、ワカメ、油揚げ、麩、大根などなど、野菜や海草などのものも多く、体にいい食材も多いですよね。

 知り合いの先生と話をしていたら、昨年末に具だくさんの味噌汁の本を出されたそうで、その売れ行きがいいとのこと。
 手軽に温野菜が食べられて健康にいいことで、負担にならずに健康に気をつけることができることもあっておすすめだと。そういえば私もいつも具だくさんの味噌汁です!

 野菜だけでなく、旬の食材や前の日の残り物など、気にせず何でも入れて食べられます。モロヘイヤとソーセージの味噌汁なんてやったことある?と聞かれたのですが、ソーセージは入れたことがない気がします。豚汁にだったら合いそうかもなどと考えてしまいましたが...。でも美味しいそうですよ。

 味噌汁は塩分をとり過ぎることが要注意でもあるので、1日1杯にした方がいいそうですが、その1杯にいろいろなものを入れて食べることでよりいい1杯になりますよね。

 たくさんの具だと豚汁とか芋煮との境も曖昧になってしまいそうですが、くふうして体によくて美味しく食べたいですね!

だけど札幌で食べたいスープカリー
 スープカリー(スープカレー)というと札幌の名物とも言えるほど有名になりましたが、最近では首都圏や近畿圏でも店がふえてきて、気軽に食べられるようになってきました。スパイシーで具がたくさん食べられていいですよね。

 そんなスープカレーの簡単なカップタイプを買ってみました。お湯を注ぐだけで1分間で食べられます。その他にはクッキングタイプとレトルトタイプもあります。
 お湯を注ぐタイプでは具が少ないので、まだ食べたことがない人向けの入門編かな。芳醇辛口と濃厚辛口の2種類の味があって、そこそこ美味しくいただけますが、芳醇辛口の方が魚醤の味が少し気になるかもしれません。生臭さの苦手な人は濃厚辛口がおすすめです。そうでない人なら芳醇辛口もスパイシーでいいかもしれません。

 レトルトタイプもそう具が多くはないようですので、クッキングタイプを買って野菜や肉をたっぷり入れて作ると美味しいかもしれません。カレーとは別の食べ物でスパイシーなスープを楽しむ感じですね。

 スープカレーはご飯をスープにくぐらせて食べたりしますし、最後にご飯を入れてしまって食べたりするのもおすすめの食べ方のようですが、そういえば味噌汁とかにご飯を入れて食べるねこまんまを思い浮かべてしまいました。そんな気軽な食べ物なんですね。

 インスタントでもそこそこ美味しいと、もっと美味しいと思う本場で食べてみたくなりますよね。これから北海道はどんどん寒くなっていきますが、温かいスープカリーをふうふうしながら札幌のお店でのんびり...食べに行きたいですね!

焼肉ランチはやっぱりジャンクフード
 焼肉といえば美味しいカルビやロース、ハラミを網の上で焼いてからタレをつけて食べるものですが、焼肉ランチ(焼肉弁当)というとちょっと違う肉のイメージですよね。

 昼時には薄い牛肉をその店独特のタレで炒めて、皿の上にキャベツなどの野菜と一緒に並べて出される焼肉ランチの店がいっぱいです。それぞれの店で味付けは特徴があるようですが、焼肉のタレの味の店よりもソース味だったり、醤油味だったり、塩味だったりする店の方が人気だったりします。

 そんな醤油と塩ベースの店で久しぶりに注文してみました。12時を超えると行列ができる人気の店ですが、濃い目の味付けで塩からいです。でもその濃い味がくせになるんですよね。塩分の取りすぎはよくないんだけどと思いながら食べましたが。
 ジャンクフードですね!客層はビジネスマンが多いのですが、女性も思った以上にいるようです。

 そんな焼肉を家で作ると焼肉ではなく、肉炒めに変貌です。でも辛すぎず、野菜もいっぱいとれて健康にいいですよね!今日は自分で作ってみようかな。

秋の蔵王の思い出、美味しい芋煮
 この時期の山形県の休日の川原は芋煮会でいっぱいなのでしょうか?一度行ってみたい場所です。芋煮、美味しいですよね。

 蔵王温泉へ行ったときに予想していなかったのですが、食事に芋煮が出ました。本当は材料を持ち寄って楽しく食べるものなのでしょうが、観光客にはホテルで地元の名物が出されるとうれしいものですね。

 蔵王温泉は有名な大露天風呂があって真っ白なお湯にたくさんの人が入っていました。ホテルのお湯も真っ白。そのときのホテルの芋煮はすごく美味しいものでした。またあの味を求めて山形へ旅行したいほどです。

 芋煮も山形の大きく分けて4地域それぞれでも味付けが違うようですね。南の置賜地方は米沢牛と飯豊牛で有名なところで牛肉を入れ、隠し味として味噌をちょっと入れた醤油味のようです。中心の村山地方は甘めの醤油味、北の最上地方は醤油味ですが、豚肉をを入れるようですね。海沿いの庄内地方は味噌味で豚肉を使うようです。蔵王で食べたのは牛肉で醤油味だったので、村山地方のものだったのかな。

 帰ってきた後でレシピを見ながら作ってみたりもしました。簡単な作り方なのですぐできて美味しい芋煮が味わえますので、まだ食べたことがない方も一度いかがですか。里芋を剥いておいて食べやすい大きさに切ってから鍋に水と少々の醤油やお酒などで柔らかくなるまで煮ます。こんにゃくもこのときに一緒に。柔らかくなったら牛肉を入れて醤油と砂糖で味付け。最後にねぎを入れて煮立てればもう完成です。しめじや大根、厚揚げなど好みで足してもいいですね。また作ろうかな。

 そうそう宮城でも芋煮会はあるそうですが、味噌味で豚肉を使うことが多いようですね。その他、秋田や福島でも作ることもあるようですが、味は違うのでしょうか。

町の生姜焼定食、どっちが好みかな
 町の定食屋さんや食堂で生姜焼き(しょうが焼き)を注文したときに予想と違ったことはありませんか。肉の厚さや種類、玉ねぎが入っているかどうかで、しょうが焼定食も別の食べ物の気がします。

 関東で注文したら玉ねぎの入った薄い豚肉のことが多い気がします。豚と玉ねぎの生姜炒めのような感じで、汁も多く、千切りキャベツにもよく合います。ところが、関西で注文したら厚い豚肉を生姜をつけて焼いたものを洋食のようにキャベツを添えてというような感じで、汁はほとんどなくて、焼肉のようです。

 肉も薄い肉の場合にはバラ肉だったりロース肉だったりするのですが、厚いものはロース肉です。同じ豚肉の生姜焼きでも豚肉に対する食文化の違いでしょうか。私は薄い肉で玉ねぎを一緒に炒めた関東の生姜焼きの方が好みで、ときどき食べたくなったりします。

 吉野家で一部の店だけでやっていた生姜焼定食が全国メニューになったようですね。もちろん薄めの肉の関東タイプなのですが、玉ねぎと炒めたものではなく、汁は少なくてキャベツと合わせて食べるような感じでもなく、中間タイプのようです。

 豚の生姜焼き、全国で同じかなと思うような料理でも地域の特徴があって食文化は興味深いものなんだなと思っています。

予想の味と少し違ったソースカツ丼
 福井県ではカツ丼といえばソースかつ丼のことを指すということはテレビで取り上げられたりして有名ですよね。

 一度そんなソースカツ丼を食べてみたいと思っていました。福井で有名なのはヨーロッパ軒というお店で、敦賀には暖簾わけした敦賀ヨーロッパ軒というお店もあります。福井では省略してパ軒と言われているようですね。

 その敦賀に行ったときにはちょうどお店が休みでした。調べていけばよかったですね。立派な外観のお店で、お店の車には横にでっかいかつ丼の文字とソースカツ丼の写真が書かれていました。敦賀ではその他にもソースカツ丼を置いてある店もあったのですが、なんとなく別の店では食べたくなくて別のメニューを食べたため、本場ソースカツ丼は未経験のままでした。

 そんな気になる存在のソースカツ丼を食べてみました。大きいどんぶりに大きいカツが3枚乗っています。一口め、サクっとしててカツの味が広がって美味しいです。ソースも甘すぎず辛すぎず、衣はソースカツ丼用の細かいパン粉を使っているらしく、普通のカツとは違った食感です。カツというより竜田揚げの方が近いかな。

 ご飯にかかったソースもいい味です。お米は福井産コシヒカリと書いてありました。こだわっているんですね。豚肉の味が普通の卵でとじたカツ丼よりもよくわかるため、いい豚肉でないと美味しくない気がしましたが。

 順調に美味しく食べていたのですが、ちょっと量が多いかもしれません。それとひとつ問題点を発見してしまいました。ご飯にソースがかかっているのをうまく食べないと最後にソースたっぷりのご飯だけ残ってしまい、さすがにこれだと辛くて食べられないかもしれません。慣れが美味しく食べるコツですね。

 敦賀で地元の人に聞いたら、その人はソースカツ丼より上カツ丼(普通のカツ丼)の方がいいとのことで、地元でもみんな食べてるわけではないよと。名物なんてそんなものかもしれないですね。でもぜひ一度あの味と食感は試してみる価値はあると思います。

休日のお昼は気軽にカレーうどんでも
 休日は朝昼兼用のブランチの方も多いですよね。ゆっくり寝て午後から外出、トーストと卵くらいだと夜までもたないし、その前に何か食べてという場合にカレーうどんはいかがですか?

 カレーうどんといえば、ダシが決め手。本格的に作ろうとしたら結構手間のかかるメニューだったりもします。そのダシも昆布や鰹節でとったものを、ブイヨンなどに合わせたカレー粉を使って汁を作るのですが、カレー粉を玉ねぎなどと事前に炒めたりして風味を出したり、いろんなスパイスや隠し味を加えたりしてくふうすればするほど美味しくなるメニューなのかもしれません。

 簡単な作り方だと残ったカレーをダシやブイヨンでのばしてうどんにかけるものもあったりします。でもちょっと味が違うんですよね。

 カレーうどんといえば、うどん屋さんで並んでいるお店の看板メニューがカレーうどんだったりするところも多いですよね。
 そんなお店で気をつけないといけないのは食べるときに汁を飛ばさないこと。洗濯してもなかなか落ちなくて大変だったりします。

 さて、今日は土曜日、もうすぐお昼ですね。今日のお昼はどうしようかな。

いなり寿司のお揚げは四角ですか三角ですか
 何気なくいつも見ている「いなりずし」。最近は空弁で真っ黒ないなりずしが売られてたり、ジャンボいなりとかつゆだくいなりなどもあったりします。

 そんないなりずしですが、みなさんの知っているいなりずしのお揚げは三角ですか、四角(俵型)ですか?正方形の薄揚げを斜めに切るか、長方形の薄揚げを横に切るかの違いなのでしょうが、関東では四角、関西では三角が多いですよね。九州では最初から三角のお揚げもあるようですが、四角は米俵、三角はキツネの耳を模しているそうです。

 それ以外でも関西は具のたくさん入ったものが多く、関東では入っていないかゴマのようなシンプルな具のものが多い気がします。
 大きさも関東の方が小さいかな。ご飯が見えているものも関西が多いですよね。

 呼び方も関東ではいなり、西日本ではきつねの場合も多いですね。関西ではいなりのようですが...。名前の由来は、油揚げが稲荷神社のキツネの好物とされたことによるようなので、稲荷寿司でもきつね寿司でも同じなのでしょうが...。

 味も違っていて、やはり関西の方が酢飯がやや甘めのようです。どっちが好みかはやはり慣れなのかな。私はどっちも食べていましたが、最近は具のいっぱいの甘めのおいなりさんがいいかな。

 歌舞伎十八番の「助六由縁江戸桜」の主人公助六の愛人の名が揚巻だったことから油揚げ(いなり寿司)とのり巻きを組み合わせたものを助六寿司と言ったりもするようです。
 愛知県豊川市の有名な豊川稲荷の門前町が発祥の地とされるいなり寿司。たまに食べたくなったりしませんか。

最初はソース?明石焼の初めて
 明石焼、どのくらい食べたことありますか?やっぱりたこ焼きの方が食べる頻度はずっと多いかな。
 明石焼は、本場明石では玉子焼と言われていて、卵がたっぷり入った味で美味しいのですが、最初は食べ方がわからなかった思い出があります。


 たこ焼きにはソースが予め塗ってあってそのまま食べられるので、明石焼もイメージはやっぱりそのままだったかな。ソースを塗って食べると生地が柔らかくて美味しかった気がします。

 でもダシにつけて食べるんだよと...。そうなんですか?試してみましたが、味が薄くてやっぱりソースの方が美味しい気がします。
 ダシにつけて食べると教えてもらったのに再びソースをつけて食べてるとなんか気まずいですよね。それからこっそりソースを塗って...。ソースを塗ったものをダシに入れて食べました。でもこれ、案外いけます。

 そんな明石焼の初めて物語以来、しばらくはソースを使っていた気がしますが、今ではダシだけになっています。慣れたのかな。
 みなさん、初めての明石焼の味が薄いと思われたりしなかったでしょうか?明石の地元ではそんなことは聞けないのですが...。

 明石焼とたこ焼きはその起源が全く違うようで、明石の玉子焼にたこを入れていたことを真似してたこ焼きにたこを入れるようになったそうですね。
 美味しい明石焼き、たまに食べたくなったりします!

味噌の焼けるにおいが誘う味噌田楽
 おでんの語源でもある田楽。田楽と聞くとやっぱり思い浮べるのは美味しそうに焼きあがった味噌田楽ですね。

 豆腐料理屋さんとか地方料理のお店とかに行くと味噌田楽があったりします。ゆず味噌だったり、木の芽味噌だったり、八町味噌だったり、いろいろな味が楽しめて美味しいですよね。

 味噌田楽が有名な地方は全国にいろいろあるようですが、会津地方のように内陸がやっぱりイメージですね。美味しい味噌田楽は夏でも食べられて田舎の香りのする郷土料理です。

 この田楽というのは、平安時代にはすでに行われていた芸能の田舞という踊りから来ているようですが、芸能は室町時代には廃れ、その頃に作られた田楽焼の方が田楽の名前を名乗っているようです。さらにその田楽の女言葉からおでんという言い方ができたそうですね。

 最近まで関西ではおでんといえばこんな焼き田楽を指し、煮込んだものは関東炊きと区別した言い方もよくさえていたようですが、最近では関東炊きとはあまり言わなくなったようですね。

 美味しい味噌田楽のお店があったら、ふらっと入ってみたくなってしまいます。

洋食屋さんといえば思い浮かべるのは?
 洋食屋さんといえば昔懐かしい味の、町の小さいお店を思い浮べる人も多いですよね。本来はフレンチもイタリアンも洋食のはずなのですが、洋食屋さんとは違う気がします。

 そんな洋食屋さんで思い浮べるメニューは何ですか?やっぱりふわふわ卵のオムライスでしょうか?子供のときによく食べたハンバーグでしょうか?ステーキとかグラタンかな。トンカツやハヤシライスもありますね。
 私が洋食屋さんに欠かせないメニューだと思っているのは、美味しそうなエビフライです。タルタルソースでカリっと食べるエビフライ、美味しいですよね。

 洋食屋さんと聞いて思い浮べる町は東京では銀座、関西では神戸が多いそうです。なるほど、そんな気がします。その他では浅草、横浜、函館などやはり昔からの町が多いようですね。

 でもエビフライといえばやっぱり名古屋。名古屋の洋食のイメージは少ないですが、でもエビフライは安くて大きくて美味しいですね!名古屋へ行ったときにはぜひエビフライも食べてみてください。

 そうそう、洋食って言ってますが、料理は外国とは違った日本独自のメニューばかりですよね。ほんとは洋食屋さんは和食でも日本料理でもないけど日本の料理メニューのお店なんですよね!

多すぎたアイスバインと美味しい白ビール
 美味しいドイツ料理屋さんへ行ったときの気になるメニューにアイスバインがありました。豚すね肉の煮込みのようです。

 なぜ気になるかというと、他のメニューが1人前なのにアイスバインだけが2〜3人で御注文くださいと書かれていたからです。そんなに多いのかな。1人前にはできない料理なのかな。
 そこのアイスバインは美味しいと聞いていたこともありました。

 ソーセージやジャーマンポテト、サラダとともに注文してみました。もちろんいつもの白ビールも。白ビールといえばベルギーのヒューガルデンホワイトが有名ですが、ここはドイツ料理屋さんなのでドイツのフュルステン・ヴァイスという飲みやすい白ビールです。美味しいですよ。

 ずいぶん時間がかかってからテーブルに置かれた料理は、巨大な豚足のなごりでした。確かに2〜3人で頼んだ方がよさそうです。とろりとしたじっくり煮込んだ豚のすね肉。ずいぶん食べ応えがありました。ジャーマンポテトとソーセージ、少なめにしておけばよかったです。

 美味しかったのですが、やっぱり食べ残してしまいました。美味しいのに残さなければいけないときは、ほんと申し訳ない気持ちです。口に合わなくて食べ残したわけではないですからと店を出るときに念を押しておきました。
 また美味しいドイツ料理を食べに行きたくなってきました。

土用の丑、鰻以外の「う」のつく食べ物
 今日は土用の丑の日ですね。うなぎ屋さんは大忙しですね。いつもは鰻をあまり食べない人も今日は食べるという場合も多いかもしれません。

 今日みなさんが食べる予定なのは、蒲焼ですか、うな重ですか、うな丼ですか?うなぎが苦手という人はうな茶漬けだったら美味しく食べられるかもしれません。おすすめはひつまぶしかな。お茶漬けを含めて3つの味が楽しめます。

 そんな土用は中国から伝わった陰陽五行説から来た考え方のようですね。五行説ではすべての事象を木・火・土・金・水の5つに分類し、春は木、夏は火、秋は金、冬は水で、土を季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬前の各18日間としたことから年に4回の土用があるようですが、今では一般的に土用といえば夏の土用を指すようです。

 そんな土用には土用餅や土用しじみを食べたりする習慣もあるのですが、土用の丑の日には「う」のつく食べ物を食べる慣わしもあるようですね。

 「う」のつく食べ物の代表がうなぎということですが、それ以外だったら瓜、うどん、梅干、牛や馬の肉などもあるようです。今日は鰻料理の代わりに暑い夏に夏バテ対策の焼肉とか、疲れた胃にあっさりうどんなどもいいかもしれませんね。

昔の味の中華そば
 ふと入ったお店でラーメンのメニューの他に中華そばと書かれていました。ラーメンと何が違うんだろう。写真でみるとあっさりしょうゆ味のラーメンのような感じに見えます。

 そう思い始めると注文する品に迷いはありません。「中華そばひとつ!」味が楽しみです。
 みなさんにも子供の頃に食べた懐かしい味があると思います。そんな味がラーメンにある人も。

 昔のラーメンはシンプルな味で醤油味でコショウのにおいがいっぱいしてて、なるととメンマ、ネギが少しだったかな。もしかしたらワカメが入っていたりしたかも。麺もあまり特徴のないまっすぐな麺。あれ、縮れ麺だったかな?

 そんな思い通りの外観のものでした。まさしく中華そば。ラーメンという食べ物になる前の食べ物のイメージですよね。食べてみてもそんな感じのする味でしたが、でも本当に昔の味で昔のままなのかはわかりません。
 以前にイトメンのちゃんぽんめんの記事でラーメン発見伝の番組の話をしましたが、そこではやはり昔の味のままでは今の人には受け入れられないと言っていました。昔の味を食べたわけではないので確かめられないのですが、記憶のなかで味が美味しく現代的に進化しているそうです。

 ラーメンを初めて食べた日本人は水戸光圀公だとも言われている食べ物。中華そばとラーメンの境目は個人個人によって違うのでしょうが、今回食べたものは私にはやっぱり中華そばでした。

もちもちで皮が美味しいホワイト餃子
 ときどき無性に食べたくなる餃子。美味しい餃子のお店は大切ですね。餃子で有名なのは宇都宮で、私はわざわざ餃子を食べに宇都宮へも行ったことがあります。美味しいですよね!

 最近では全国の餃子のお店を集めた餃子博物館のような場所もできたりして、いろんな餃子が楽しめるし、お土産の餃子も売ってたりするのでときどき買ったりしています。

 そんな全国の餃子でも異色の名前の「ホワイト餃子」を食べに行きました。お店は千葉や埼玉に多いようですが、関東を中心に九州、広島や東海・北陸にもあるようです。関西では一番近いのは長浜のお店かな。

 もちもちとした厚い皮が美味しい特徴のある餃子です。食べ応えのある餃子なので結構お腹がいっぱいになります。食べ方も特製ラー油をたっぷり入れた小皿に醤油と酢を足してからつけて食べます。

 作り方も普通の餃子のように水を入れて蒸すようなスタイルではなくて、お湯で蒸した後でもう一度油で揚げるような作り方です。皮の美味しいもちもち感は揚げることで出してあるんですね。
 近くにお店があったら、ぜひ一度味見はいかがですか?

半分も食べられなかった巨大なハンバーガー
 佐世保バーガーが話題になっていますよね。東京や大阪にも店ができて全国に広がるのかなと思っています。

 いつも食べているハンバーガーの肉がもっと美味しかったらハンバーガー自体も美味しいだろうなと思われることも多いと思いますが、そんな人にぴったりのようです。ステーキがはさんであったり、巨大なものがあったり話題的にもいいですよね。今度食べてみたいなと思っているのですが...。

 そんなハンバーガーで思い出すのはアメリカの自然史博物館近くのお店で何気なくオーダーしたハンバーガーです。なんとなく値段が高いなとは思ったのですが、レストランだとハンバーガーもそんな値段なのかなと思っていて、出されたものをみてびっくり!

 一体何人前だろうかと思う量でした。バンズではさむなんて初めから考えていないようです。これでもかというほどポテトも溢れています。
 いくら食べても全然減りません。1割くらい食べたところでもうあきらめようかと思いました。でもこうなれば肉だけでも...。
 なんとか肉を半分くらい食べたところで、もうお腹いっぱいでした。パンズにはほとんど手をつけていません。これだったらハンバーガーではなくて、ハンバーグとパンとポテトのセットだったなあと思いました。

 ハンバーガーのそんな思い出。外国ではデリのようなところで、自分ではさむものをチョイスできるハンバーガーがいっぱいあって好みのものをはさんで美味しく食べられたりもします。
 佐世保バーガーから日本のハンバーガーも変わるといいですね!

慣れると美味しい麦みそのみそ汁と夏には冷や汁(さつま汁)
 麦味噌をご存知ですか?日本中で売られているほとんどの味噌は米味噌なので、知らない人がほとんどかもしれません。知っていても食べたことがある人はもっと少ないですよね。
 そのうえ、一度食べたことがあっても美味しいと思った人はもっともっと少ない、そんな食材が麦味噌かもしれません。

 麦味噌を食べるのは九州が中心で、その他では山口県を中心とした中国地方と愛媛県を中心とした四国地方のようです。その他には栃木県の渡良瀬川地方や伊豆の大島、神奈川県の一部などでも作られているようですが、いずれも米が作れない地域独特のもののようですね。

 麦味噌で作ったみそ汁は独特の味がします。麦の味という感じで米の甘みはなく、初めての人には苦手な味かもしれないです。
 といっても全国では米の味噌がほとんどだし、美味しさでいえばやはり米の味噌のほうが美味しいものも多いので、みそ汁だけなら無理に麦味噌を使うことはないのかもしれないですが、九州や四国には麦味噌でしか味わえない美味しいものがあります。

 その代表が宮崎の冷や汁と愛媛のさつま汁かな。愛媛のさつま汁は九州から伝わって最初は冷や汁と言っていたそうなのでもともとは同じものだと思われます。麦ご飯に冷や汁(さつま汁)をかけて食べるといくらでもご飯がすすみそうです。さつま汁には鯛がまるごと入っていたりするようなので、高級なねこまんまなのかもしれません。ほんと夏向きの料理で、美味しいですよ!

 その他にも以前にご紹介したみがらしでも美味しい湯引きが食べられます。
 私は麦味噌のみそ汁なら少々甘く作ったものがいいので、時々売られている鹿児島の麦味噌が塩からすぎるのですが、これはどう使えばいいのかなとちょっと考えたり...。麦味噌も地域によっていろんな味があるようです。

日本にもあればいいな、ニューヨークの屋台
 屋台といえば思いつくのはおでん、たこ焼き、ラーメンあたりでしょうか。博多のように屋台が並んで有名なところではいろいろな料理の屋台があって見て回るだけでも楽しいものですが。
 日本の屋台は、夕方からの営業というイメージのものが大きいですよね。

 ニューヨークへ初めて行かれた方は、朝から街の通りの角ごとに屋台が並んでいることにびくりするかもしれません。屋台というかフードスタンドと言った方が合ってるようなものなのですが、実にたくさんの種類の食べ物が売られています。

 朝だとパンとコーヒーかな。安くて美味しく、歩きながら食べてる人も多いので、気軽に食べられます。ホットドッグやベーグル、ドーナッツも手軽に食べられるメニューですね。
 意外と多いのがプレッツェル。塩からいプレッツェルが朝食になるのでしょうか?

 昼間ももちろん営業していて、私のおすすめの屋台の食べ物はシシケバブでした。聞いてるとシシカバブと聞こえるのでずっとそう言ってましたが、ニューヨークの屋台のものは肉を削り取るものではなくて、最初から串焼きにしているものがほとんどでした。これが安くて美味しいので何本でも食べられそうです。

 日本で歩きながら食べていると行儀が悪いと思われたりしますが、文化の違いかな、みんなそうやっているとそれが普通で、全然行儀悪いなどとは思えません。ファーストフードなどもともとそんな食べ物ですもんね。

 怖いイメージのニューヨークですが、コーヒーやサンドイッチも美味しく、魚料理もビッグサイズで満足できたりと、おすすめの街です。またシシケバブ食べに行きたいですね!

冷やし中華(冷麺)の美味しい季節
 冷やし中華始めましたの張り紙を見る季節になりました。暑い夏に冷たく食べやすい冷やし中華は野菜も摂れていいですね。

 ところで、冷やし中華の発祥の地は仙台だそうですね。戦前の昭和12年に仙台の中華組合で夏場に売り上げが落ちる対策として夏に食べられる中華として龍亭という店のの初代主人の四倉義雄氏が考案したものだそうです。
 名前は「涼拌麺」(りゃんばんめん)。つゆがいっぱいなのは、関西の冷麺に近いかもしれません。

 そうそう、冷やし中華ですが、関西以西では冷麺、東北以北では冷やし麺とか冷やしラーメンということも多いようです。東北で冷麺といえば岩手の盛岡冷麺の方が有名ですもんね。
 私は東京に多い濃いタレが少しのものを冷やし中華、関西に多いつゆがそこそこ多くて少し酢の入ったものを冷麺と呼んでいます。この酢の味も美味しいですよ。

 ところで、よく登場する名古屋の話題ですが、名古屋では冷やし中華にマヨネーズをつけるのが一般的のようです。このマヨネーズ文化圏ですが、名古屋を中心に京都の一部あたりまで広まっているようです。その他でも米沢周辺でもマヨネーズが一般的だとか、佐賀でも多いとかいろいろな地域でマヨネーズをつけるようですね。

 この冷やし中華のマヨネーズですが、食べてみたら案外美味しいのでぜひ一度いかがですか。

知ってる親子丼は黒い?甘い?
東京の店で親子丼を注文して「え?黒い!」と思ったことありませんか?
東京に住んでいる人だとそれが普通の親子丼なのですが、他の地域ではもっと黄色かったり、白かったりの方が多いですよね。

 西の方は薄口醤油だからということでもなく、もともとの作り方が違うようですね。東京のお店の親子丼はみりんや割り下がベースのものが多いのに対し、西ではほとんどが煮出し汁がベースです。黒いつゆでぐつぐつ煮る東京の親子丼が黒くて、透明の出汁に薄く色が付いているなかで煮る西の親子丼が卵色なのはあたりまえですね。

 逆に東京から西のほうに来て「親子丼が甘い!」と思ったことがありませんか?あと、つゆが多いことも。関西では砂糖が入っていることが多いので、その味はかなり違います。
 あと、カツ丼などでもそうなのですが、東京ではごはんに乗せる前につゆを切ってから乗せることが多いようです。関西では切りません。なので関西ではつゆだくのどんぶり、関東では白ご飯のおかずの感じの食べ物のようです。
 そうそう、乗ってるのが海苔と三つ葉の違いもありますが、これは店の違いだけなのかな。

 どっちが好みなのかは普段の食生活によってさまざまで、意見が分かれそうですね。でも全国チェーンの店やレトルトパックではそんな食べ物の地域性を考えずに真っ黒な親子丼に決められているのは残念だったりします。

 そうそう、東北の親子丼もあまり黒くなくて卵がとろとろの半熟のものが載っていたりしますが、それよりもなんといっても材料の秋田の比内鶏という文字に心躍らされますよね!比内鶏の親子どんぶり、食べてみたいですね!

天むすは新橋に限る?
 天むすといえば海苔を巻いた少し小さめのおにぎりの角に海老天が入ったもので、名古屋の名物ですよね。
 最近ではコンビニのおにぎりのラインナップにも入っていたりするので、身近なおにぎりになってきましたが、コンビニのは大きいものが多い気もします。

 そんな天むすですが、有名なのは名古屋の大須にある千寿というお店ですが、もともとは三重県の津にある千寿というお店から暖簾分けしたお店のようですね。
 ということは本当は名古屋名物ではなくて三重名物だったのかも。その津の千寿でまかない用に作ったら美味しかったのでメニューになったものだとか。

 天むすの美味しさはご飯や海苔が美味しいのはもちろんなのですが、やはり海老天が美味しくないと!その海老天の海老が甘く、旨さがあってサクサクと食べられるものがいいですね。

 そうそう、私が食べた美味しい天むすは東京新橋のものです。なぜ新橋?有名なお店があったかな?と思われるかもしれないですね。冷凍の海老ではなくて新鮮な海老を新しい油で揚げた朝一番の作りたてを食べたからかなと思っています。知り合いが買ってきたものを車に乗って行って郊外で食べたという雰囲気も大きいですよね。そのお店の名前も場所も未だに知らないのですが、もしかしたら目黒の秋刀魚のような話かな。

 美味しい天むすを持って爽やかに晴れた初夏の山や海へ!いいですね!

本場熊本で食べたい太平燕
 ずいぶん前から食べに行きたいと思っている美味しそうなものも全国いろいろになってきました。名物に旨いもの無しなんて言われてたりするようですが、地元で美味しい店を聞いてから行くと、そんなことはなくて美味しいときが多いと思っています。

 前に書いた青森のいちご煮や福井の有名なヨーロッパ軒のソースカツ丼、長野県伊那地方のローメン、北海道根室のエスカロップ、新潟みかづきの新潟イタリアン、山梨のほうとう、福岡のアラ、岡山の鰆、長崎のトルコライス、大分のやせうま、などなど食べに行きたいなと思うものはその他にもいっぱいです。

 そんな食べに行きたいものに太平燕(タイピーエン)があります。熊本の名物で春雨のチャンポンのようなものかななんて勝手に思っていたりするのですが、美味しそうです。もともとはフカヒレと燕の巣を使っっていたものを春雨と揚げたゆで卵で代用した中華料理だそうですが、もう独自の料理ですよね。そうそう、ゆで卵もうずら卵のものがあったりとか店によっていろいろな味があるようですが、やはり発祥といわれる紅蘭亭で食べるのがいいのかな。
 熊本にはその他にも本場の馬刺し、だご汁などもありますよね。そういえば熊本は何度か行ったのですが、いつも素通りしてしまってたようです。
 阿蘇には2度行って、表からと裏からとその雄大な景色を見ました。雲仙から船で上陸したことも。球磨川から椎葉村へと抜けたこともあります。でも宿泊したことがなかったことに気がつきました。

 今度は阿蘇の麓でのんびりしながら市内では美味しい太平燕を食べてみたいなと旅行計画は広がります!美味しいものは人を呼ぶんですよね!

デパートのわらじ型と違う、馬籠の丸い五平餅
 お腹がすいているときに、デパートで焼いている香りがしてくると、思わず買ってしまってたりする五平餅。五平餅といえば、平たい柄につぶしたごはんをワラジ型に握りつけて焼いたものを思い浮べますが、馬籠で食べたものは団子のようなものでした。

 馬籠のある中津川市とその南の恵那市北部のあたりだけ、団子型の五平餅が普通のようです。さらにその団子も真ん丸だったり、扁平だったりするようなので、探してみると楽しそうですね。
 ワラジ型の地域でもワラジが丸かったり、四角かったり、きりたんぽのような形だったりするようなので、その地域によっていろいろな五平餅があるようです。

 五平餅は、炊き立てのごはん(うるち米)に塩を少しふってから、すりこぎで6〜7分だけすりつぶしたごはんに、つぶしたクルミとゴマに醤油、砂糖、みりん、卵でつくったタレをつけながら焼けばでき上がりです。
 タレには味噌が加わったり、卵を入れてなかったり、クルミの代わりに落花生だったり、ゴマの代わりがエゴマだったりといろいろな味があるようで、その場所によって微妙に味が違うのがまたいいですね!

 五平餅の名前の由来は、五平さんが作ったから五平餅とか、山の神の祭りに御幣(幣束)の代わりに使ったから御幣餅だとか、五平五合といって一人前五合の米がいるぐらい沢山食べられるからだとか、いろいろな説があるようです。

 でもあのデパートでのいい香り!思い出すだけでもなんか食べたくなってきます!

雄大な景色の思い出、帯広の豚丼
 以前に「夫が休日に超簡単に作ってあげられる料理(BUTADON)」という記事で簡単につくれる豚丼をご紹介したのですが、豚丼はなんといっても北海道の帯広が有名ですね。

 最近は千歳空港でも食べられる名物になった帯広の豚丼は、肉を煮込むのではなく焼いてタレをいっぱいつけてからご飯に乗せて食べる、肉の美味しさを味わう丼ですね。
 もともとは北海道開拓の際に一緒に連れてきた豚を、ドンブリにして食べたところから来ている料理のようで、歴史のある名物なんですね。

 つくり方は簡単で、豚肉を5mm程度にスライスして、タレをつけてから網やフライパンで焼き、片面が焼けてきたらもう一度タレをつけて焼いてひっくり返すとすぐ両面が焼けた状態になりますので、それで肉は完成です。
 ごはんに予めタレをかけてその上に今焼いた肉を乗せて、さらにタレをいっぱいかけます。最後にグリーンピースを乗せたらできあがりです。お好みでコショウをかける場合もあるようです。
 タレは、醤油・砂糖・日本酒を濃くなるまで煮込んでつくります。さらにハチミツを入れるとコクがでるようです。

 帯広あたりはもう雄大な北海道の景色です。鉄道で千歳方面からくると狩勝峠付近からどんどん下ってくる景色は車窓の眺めのなかでもベスト10に入るものだと思っています。北へ行くと白樺林の続く三国峠を抜けて層雲峡へ、南は広い大地の中を幸福駅などを超えて襟裳岬へ。
 初夏の北海道は、もうすぐかな。いいですね!

美味しい五島うどん再び
 以前食べて美味しかった五島うどん。長崎物産展のような催しがないとなかなか買えないのですが、ありましたありました、そんな催し。さっそくまた買ってきました。

 前に買ったものと違うものですが、五島手延べうどん協同組合のうどんとあごだしのセットです。五島うどんは「細麺で椿油を使用しているため、のどごしがよく、のびにくい」と書かれていますが、本当にその通りですね。
 上品な味わいのあっさりしたのどごしのいいうどん。そのうえ、のびないのでゆっくり食べられます。

 五島地方の名物はその他には、「かんころ餅」や「かっとっぽ」というハコフグのようですが、昔のあじそのままのような料理なんでしょうね。美味しいものは一度行ってみたいという思いをますます拡大させてしまいます。

大阪には存在しない「大阪焼」
 おばあちゃんの原宿として有名になった東京巣鴨地蔵通商店街に行ってきました。この地に足を踏み入れるのは初めてです。確かに年齢層が高いですね。

 縁日の屋台がたくさんあって商店街の店とともに大賑わいでした。そんな屋台の中に何件か「大阪焼」がありました。
 どんな食べ物か見ていると、大判焼(今川焼)のような型に小麦粉の生地を敷き、そのうえに揚げ玉、紅しょうが、鰹節粉、千切りキャベツなどを乗せて、その上に卵を割ってひっくり返し、焼けたらソースとマヨネーズをつけて食べるお好み焼き風なものです。

 簡単スナックのようなものかな。豚肉もイカも入っていないし、生地に卵が少ない気もします。もちろん大阪のお好み焼きに入っている山芋も入っていないようです。
 大阪焼を食べたことがない大阪の人はおそらく99%以上ではないでしょうか?大阪で売っているのは見たことがありません。大阪名物と書いてありますが、どうしましょう?

 では美味しくないのかというと、縁日の屋台で食べるものには独特の雰囲気がありますよね。歩きながら食べると、美味しいです!東京でも屋台とパーキングエリアあたりでしか売っていないようですが、安いし、見かけたらおすすめかもしれないですね。

蕎麦の美味しさは奥が深い
 手挽きという響きに引かれて蕎麦を注文しました。手挽きと二八との食べ比べ。でも手挽きはなんかボソボソ感がして、麺にコシと弾力のある二八の方が私は好みでした。

 長野県の白馬で食べた十割の蕎麦はすごく美味しかった思い出があります。でも美味しいと書かれている蕎麦自慢の松本の店では全く美味しく感じなかった...。蕎麦は不思議な食べ物です。
 そばも打ちたてが美味しいはずなので、食べたときの打ってからの時間に当たり外れがあるのかもしれません。乾燥してどんどん風味が落ちた蕎麦と思っただけでも美味しくなさそうですもんね。

 私は蕎麦といえば殻ごと挽いた真っ黒のものの方が、殻をはずした白い更科のような上品な味よりも好みのようで、確かに白馬の店はそんな黒い蕎麦でした。
 私にとっては、美味しい蕎麦と書いてあっても好みに合うかどうか食べてみないとわからない、そんな食べ物の代表かな。でも美味しいと思える蕎麦に出合ったときはうれしいですね!

 あ、そうそう、この手挽きの蕎麦、食感がちょっとボソっとしただけで味は美味しかったです。お店の雰囲気もよくておすすめですが、特に後でいただいたそば湯が濃くて美味しく、これは今までの蕎麦屋さんで一番でした!

ロコモコ食べたことありますか?
 昼食食べようかなとふとメニューを見たら、ロコモコって書いてありました。ロコモコ、聞いたことあります。確かハワイの料理だったかな。

 ご飯の上にハンバーグと目玉焼き、それにグレービーソースをかけた簡単なものです。ハンバーグも冷凍ハンバーグでいいらしく、目玉焼きは黄身がとろとろでご飯に混ぜて食べられるくらいのもの。グレービーソースも缶詰を売ってるようです。簡単に作れそうですね。

 味の決め手はグレービーソースらしく、美味しい店はこれにこだわって作っているとか。本場で食べたことがないので、美味しいグレービーソースが想像つかなかったりするんですが。

 ところで、ロコモコはハワイ料理じゃないそうですね。日系の人が持ち込んだどんぶりがもとになっているハワイのローカル料理だとか。日本でいえばカレーライスとかラーメンみたいなものなのかな?

 このロコモコ、食べなくても味の予想はつきますよね?あ、そうそうロコモコは朝食なんだそうです。

B級グルメの代表?ハムカツ
 ハムカツというとサンドイッチやパンの具というイメージですか?ハムカツ定食のような学生街の食堂や学食メニューのようなイメージもあるのかな。給食かな。

 意外とファンが多いハムカツ。厚いハムがいいか薄いのがいいかとか、丸いハムが本物か四角いのかとか、いいロースハムよりも安くて周りが赤い魚肉ハムの方が美味しいとか、いろいろ議論されてたりするようです。
 このハムカツ、東京で見かけることが一番多く、関西やその他の地域では少なかったような気がするのですが、どうなんでしょうね。
 でも最近ではハムカツ定食を置いている街の食堂が少なくなったということで、雑誌の企画で幻のハムカツを探すというようなものまであったりします。

 そんなハムカツ、たぶん瀬戸だったと思ったのですが、街角に揚げたてを売ってる店があって、1個買って食べながら歩くとなんかすごく美味しく感じたことを思い出しました。
 ああやって食べると揚げたてのものって美味しいですよね。コロッケなんかも揚げたてをその場で食べ歩きするのが一番美味しい!

 ちょっとした昔の雰囲気のある街角で、昔ながらの店先で揚げたてのハムカツが置いてあるのを見かけたら、ちょっと1枚食べてみませんか?

意外と美味しいダイナマイトロール
 ダイナマイトロールって食べたことありますか?最初聞いたときには「え、何?」っていう感じだったのですが、何が入っているのか聞いてみたら美味しそうだったので注文してみました。

 エビの天ぷらとアボカドやトビッコ(トビコ)などを海苔が内側になるように巻いた巻き寿司のことです。場所によっては同じ名前でツナ・サーモン・キュウリ・アボカド・カニ(カニかま)・マヨネーズなどの組み合わせの場合もあるようですので注文のときにはぜひ中身を聞きましょう!

 外国のお寿司(鮨)というとアボカドの握りが有名で、あんなものを寿司ネタにするのは邪道だと言われていたものですが、最近では寿司ネタもお漬物とかネギとかいろいろ乗っていることを考えたら、美味しかったら何を乗せてもいいのがお寿司ということなのかなとも思えます。

 ところで、ダイナマイトロール以外にもBCロールとか有名なカリフォルニアロールなど、その土地土地の名前が付いている巻き寿司があります。カリフォルニアロールはアボカド・カニ(カニかま)・卵焼き・トビッコなど、BCロールは鮭の皮を焼いたもの・トビッコなど、その他にもスモークサーモンで巻いたアラスカロールとか、チーズのフィラデルフィアロールとかレタスのボストンロールとか...。

 黒い海苔が苦手の外国人が多いので海苔が内巻きになっているようなのですが、サイズはほとんどが太巻きより大きいようです。でも本当に意外と美味しいのでぜひ機会があったらためしてみてください。
 外国で探すときにはぜひガイドブックの有名店ではなく、地元の人が行く店を聞いて行くのがコツです。

満開の桜とメンチカツ
 満開の桜を見にたくさんの人が出かけられたのかな。近くの桜の名所も満開でした。桜はあっと言う間に咲き、はかなく散ってしまうのが日本人の感性に合ってるという話を聞いたことがあります。そういえば外国では長い間咲いている八重桜の方が好まれるようですもんね。

 ところで、さすがにたくさんの人だったようで、商店街のコロッケのお店であつあつのコロッケを食べながら歩こうかなと寄ってみたら、桜見物の人であっという間に売り切れたとのこと。土日だけだけどねと言うことでしたが、仕方ないのでそのかわりにメンチカツにしました。

 メンチカツ、そういえばミンチカツということもあるようです。minced cutletが語源だそうですが、machineがミシンになったりしたので早口の母音や子音は聞き取りにくかったのでしょうね。
 そういえばヒレカツとヘレカツの言い方の違いもありますよね。これはfilletなのでfの音の聞き取り方の違いなのかな。最近だったらフィレカツですよね。
 このカツの言い方ですが、やはり東と西で言い方が違うようです。「メ」「ヒ」が東で「ミ」「ヘ」が西のようですね。イ音とエ音がどっちかに決ってるわけではないようですね。みなさんはどちらを使いますか?

 そうそう、そういえばミンチカツとメンチカツには大きな違いがあるようです。メンチカツのミンチ=牛肉と豚肉の合挽きミンチ(ここではミンチと言う)なのに、ミンチカツのミンチ=牛肉のミンチのことが多いようです。食べる肉の習慣の違いなんですね。そう考えるとミンチカツとメンチカツは違うものですよね

春の花見のお弁当
 今日は暖かくなりそうで、桜の開花が一気にすすむかな。といっても北海道にはまだまだ雪マークがあって日本の広さが感じられますが。

 昨夜はまだまだ咲きかけの桜の木で宴会している人たちがいました。昨日は寒かったのとまだ咲いていないのとで、花見ではなく単に飲むための宴会をしたかっただけのように見えてしまいましたが...。
 今週末は雨予報のようですが、せっかくの花見、いい天気になるといいですね。

 そんな花見にみなさんは何を持っていきますか?毎年、近くの花見の名所ではたくさんの人が思い思いの場所でいろいろなものを囲んでわいわいやっています。弁当を広げてたりする人が多いのですが、本格的にバーベキューをしてる人たちもいます。
 外国の人たちもいて、楽しみ方もやっぱりその国っぽいことが多いので、花見をしてる人たちを見ててもいろいろ楽しいものだったりします。

 春になるとスーパーでも新キャベツや新たまねぎ、新じゃがなど「新」がつくものがいっぱい売られています。「新」野菜や山菜を入れて美味しいお弁当を用意して花見を楽しみたいですね!

いか焼き、洋食焼きと来たらやっぱり、ちょぼ焼き
 以前にご紹介したいか焼きと一銭洋食と同じく、大阪の阪神百貨店の地下のスナックパークにある名物に「ちょぼ焼き」があります。

 一銭洋食がお好み焼きのルーツと書きましたが、ちょぼ焼きはたこ焼きのルーツのようです。
 そういえば、いか焼きや一銭洋食はどっちかと言うとかたい生地なのに、ちょぼ焼きは柔らかい生地です。でき上がったちょぼ焼きはソースをつけるかポン酢をつけるかを選べます。たこ焼きのイメージだとソースなんですが、ポン酢もなかなかいけるようです。

 このちょぼ焼きには専用のちょぼ焼き器もあって、売ってるようなのですが、簡単に作るなら家の卵焼き器で代用しても作れます。
 たこ焼き粉を買ってきて、やや薄めに水に溶いて、こんにゃくやネギ、天かすなどを入れて焼くだけで、たこ焼きよりも簡単です。焼きあがる前にちょっと醤油をたらすとか、お好みによって紅しょうがやキャベツを入れて自分の味を作るのもいいですね!

思い出の塩味シンプルなタンメン
 野菜たっぷり、少しだけ海鮮、塩味の透明なスープ。大学の食堂でこんなタンメン(湯麺)をよく食べていました。
 あっさりした味に野菜と海鮮の旨みが染み出していて、こってりしたラーメンと違って食べやすかったのかな。

 関東地方には時々見かけるタンメンも関西以西ではあまり見かけません。普通のメニューのようなのに実際は地域限定なのでしょうか?
 調べてみるとタンメンは横浜が起源とのこと。同じく醤油ラーメンにもやしのあんかけ炒めを乗せたようなサンマーメンも横浜起源のようです。横浜起源のため関東限定のようなものなのかな。

 そういえば最近はタンメンをあまり食べていません。ふと東京有楽町の駅にタンメンがあったので入りそうになりました。今度、美味しそうな店を探して久しぶりに食べようかなと思ったりしています。

知ってますか、一銭洋食
 小麦粉とソースの味を楽しむ素朴な一銭洋食、ご存知ですか?鉄板の上に薄く伸ばした小麦粉の生地の上にねぎや紅しょうが、粉鰹、とろろ昆布など何でも乗せて焼いてソースをつけて食べるおやつです。

 昔は京都で駄菓子屋さんの店先で焼いて売ってたようで、東京のもんじゃ焼きと同じようですね。

 もんじゃ焼きや仙台のどんどん焼き、広島焼も含めて関西のお好み焼きのルーツといわれているようです。昔は一銭で売られていたようです。
 お好み焼きのような生地の深みのある味ではなく、広島焼のような野菜の味わいもない、ほんと素朴な小麦粉とソースの味という感じなのですが、時々食べたくなるような不思議な味です。

 京都のもののようですが、仙台などにも一銭洋食のお店があるようですし、お祭りの屋台などでも売ってるときがあります。関西ではいか焼きでご紹介した阪神スナックパークでは洋食焼きという名前で売っているようです。一度ぜひいかがですか?

東京・大阪・名古屋の結集、美味しい「串味噌とんかつ」
 トンカツ、串カツ、味噌カツ、それぞれ美味しいですよね。この歴史を調べてみたらなかなか興味深いです。

 とんかつは明治32年に東京銀座の「煉瓦亭」の二代目主人木田元次郎氏によって初めて作られたものだそうです。そのときの名称は「ポークカツレツ」。初めて豚カツという名前を使ったのは昭和6年頃に東京上野の「楽天」という名前の店が最初らしいとのことです。

 一方、串かつは昭和初期に大阪で作られた食べ物のようです。大阪では串カツ屋さんがたくさんあり、ソースの二度付け厳禁というのは有名な話ですね。

 さらに味噌かつは、昭和20年代に名古屋で串カツを味噌を使ったどて煮に浸して食べてから広まったというのが起源のようです。

 そんなそれぞれのいいところを集めたものがこの「串味噌とんかつ」です。串カツではなくて豚カツを串に刺したもの。ご飯のおかずにしてもいいし、歩きながら食べてもいいし、お酒のあてにもなります。東京・大阪・名古屋のいいとこを集めた逸品かな。味噌をかけたら最終的には名古屋のものっぽいですが、とんかつソースも選べるのでギリギリ結集かな?もしかしたらお近くのデパ地下あたりで売ってるかもしれません。美味しいですよ!

チーズフォンデュの酸っぱい思い出
 チーズフォンデュといえばスイス。ぜひ本場で食べたいと思って、昔シャモニーへ行ったときにオーダーしてみました。

 日本で食べるチーズフォンデュはパン以外にもいろんな野菜やウインナーなどにチーズをからめて食べるものが多いのでてっきりそう信じていたのですが。
 出てきたのはパンばかり。うーん、オーダー間違えたのかな?さらにチーズにからめて食べようとするのですが、全然食べれません。入っている白ワインの量が多すぎて、酸っぱいし喉に来るし、こんな味だとは思っていなかったので少しずつからめて食べるしかありませんでした。

 チーズフォンデュにはそんな思い出があります。今でもその思い出があるのでワイン少なめは絶対条件だったりするのですが、チーズフォンデュ好きの人にとっては、ワインが多いほうが美味しいのにというようなものなのかな?ただ単にワインのアルコールがとんでなかっただけなのかな?
 
 外国で食べる食べ物は日本と味付けや作り方が違って、いつも新鮮です。また食べたいなと思わせてくれます。でもチーズフォンデュはやっぱり本場はワインが多いのが一般のようであの味が本場の味のようですし、具もパンだけことも多いようなので、ちょっと確認してからオーダーしようと思っています。

 あ、そうそう、ジュネーブから行くのですが、シャモニーはフランスです。ちょっと本場じゃなかったかな?でもアルプスの山はきれいだし、ジュネーブよりもかなり物価が安くなった感覚があっていいところでした。

旅のプロローグの機内食
 海外旅行へ行くと必ず飛行機の機内で出てくる機内食。航空会社によっていろいろ特色があって楽しいですね。

 最近は昔よりも美味しくなってどこの何が使われているのかが楽しみだったりします。機内食は美味しさからいうとやっぱり日本の航空会社のものかな。
 日本の航空会社以外でよかったのはニュージーランド航空。あとはエアカナダ。みなさんのおすすめの航空会社の機内食はありますか?

 機内食というとプラスティックの食器に素っ気なく乗っているようなイメージですが、ニュージーランド航空ではガラスのコップを使っていたりします。そのため機内で落として割れたりして大変だなあと思ったり。でもガラスや陶器の方が美味しいですもんね。

 国内線では機内食は出ませんが、全日空のスーパーシートの食事時に飛ぶ便ではお弁当が出るようです。それ以外で何か食べようと思ったら空弁かな。

 あと航空会社によっては途中でアイスクリームを配ってくれたりもしています。乾燥した機内でのアイスクリームはいつもより美味しいです。

 機内食を食べながら、これからの旅行をわくわくして迎えるのっていいですよね!

大阪名物いか焼き

大阪駅前の阪神百貨店の地下1Fの食品売場の端っこにスナックパークという場所があって、いつも人でいっぱいなのですが、そこに有名な「いか焼き」があります。

 イカ焼きと言っても大阪ではイカの姿焼きのことを指さなくて、小麦粉の生地の上にイカのげそ(足の切れ端)を置いて、ソースをぬり、プレス機で焼いたものです。見た目にはソースがぬられていないようですが、折り曲げた内側にぬってあります。

 大阪で初めて食べたときにはなんでもない食べ物のように思ってしまうかもしれません。生地が特別美味しいわけでもなく、イカのゲソが特別美味しいわけでもなく、単純な味なんですが、知らないうちにその単純な味がおやつにピッタリでリピーターになってしまうというような食べ物のようです。
 ふんわりしたお好み焼きやたこ焼きと違うので冷えてもあまり味が変わりません。冷凍も売っていておそらくそのままの味のものが食べられると思います。

 いか焼き機を持っていたら、生地も美味しくイカも新鮮でもっと美味しいものが作れそうです。

 といいながら、ぜひ一度大阪へ行かれたら阪神百貨店で一度どうぞ!美味しいですよ!

ぜんざいとおしるこ、どっちが食べたい

寒い時期に旅行していると、つい温かいものがほしくて喫茶店に入ってしまうことがあります。
 そんなときに「ぜんざい」とか「おしるこ」の文字を見つけると甘いものが好きな私(夫)は、ついつい「ぜんざい」くださいとか「おしるこ」お願いしますとか言ってしまっています。

 ところで旅行中に頼んだときに思ったものではないものが運ばれてきたこと、ありませんか?
 私(夫)も疑問に思いながら、甘いものなのでまあいいかと思って食べていました。店によって違うんだろうななどと思っていたのですが。

 というのは粒あんとこしあんの違い、お餅と白玉の違い、汁っぽいか餡子っぽいかの違いなど、いろいろ違うからです。
 せんざいについて言えば、関東はこしあん濃い目白玉が多い、関西は粒あん汁目お餅が多いというもののようですが関西の一部には「亀山」という知らない名称もあるようで全国ではいろいろ違うのかもしれません。おしるこもぜんざいと反対のようなのですが、関東には御膳しることか田舎しるこという区別もあってなかなか難しいです。

 粒あんで焼餅が入っている汁っぽいものが好みの私(夫)は、関西ではぜんざい、関東ではおしること言ってオーダーすればいいのかな。田舎しるこなのかな。
 さらに夏には冷たいものもありますが、その場合は白玉で濃い餡子のものが好みなので逆なのかな。

 でもいろんな食べ物であるのですが、この境い目はどこなんでしょう。うなぎの背開き腹開き、焼き蒸しの境境い目は確か愛知県東部だったような。うどんのつゆは岐阜県だったかな。旅行に行ったら確認してみましょう。

うどんと違うの?伊勢うどん
うどんと言えば讃岐うどん。香川県では製麺所やセルフの店で100円で食べれる美味しいうどん。
 最近ははなまるうどんなどが全国にあって、讃岐うどんがどこでも食べられるようになりましたが、全国にはその他にもいろいろ美味しいうどんがあります。

 そんなひとつが、伊勢うどん。成城石井というスーパーで伊勢うどんを売ってるのを見つけました。こころんが食べたことがないらしいのでさっそく購入。私(夫)は以前に伊勢神宮へ行ったときに一度だけ食べたことがあるんです。

 太めのうどん。コシはないけどうどんの味がしっかりします。温かいうどんに濃い色のタレをかけます。たまりと魚や昆布からとった出汁を混ぜているタレのようです。

 辛いかなと思って一口。うどんが太のでちょうどいい辛さ。そう言えば伊勢で食べたときもこんな味だったかな。伊勢ではうどんのメニューがいろいろあるのと別に伊勢うどんが!あれ?伊勢うどんはうどんじゃないの?と思った思い出があります。でも名物伊勢うどん。一度ぜひどうぞ!

 そうそう、伊勢といえばおすすめは夏の期間だけ限定の赤福氷が美味しいです!確か名古屋のデパートでもあるそうですが、夏に伊勢に行ったときにはぜひ食べてみてください。

美味しい沖縄そば
沖縄に行くと空港のレストランにも沖縄そばの店があります。市内には美味しい店もあり、ぜひおすすめです。

沖縄そばといってもそば粉は使っていない小麦粉のそばで、灰汁(アク)かかんすいを加えて作っているので和風のラーメンというような感じかな。少し平たい太い麺です。

出汁もあっさりしていて食べやすく美味しいです。

ソーキを乗せたソーキそばも有名ですが、あっさりの方が好みの人はそのまま普通の沖縄そばの方がいいと思います。

石垣島などの八重山へ行くと八重山そばがあり、沖縄そばと少し違うようですが、これも美味しいそばです。

前に書いた中華そばは、少し近い味かな。

沖縄にはほかにも他所では食べないいろんなめずらしい食べ物があります。行かれた方はぜひ沖縄ならではのお店へどうぞ!

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