PGK沖ノ鳥島支部だより
第1号 1999年2月発行
東京と北海道に本部を置き、全国展開。今や日本のみならず
世界征服をたくらむ悪の秘密結社PGKは、ついに
沖ノ鳥島に支部を開設した。
これは、1970年代にショッカーがここに支部を開設して
以来のことであり、秘密結社としては歴代2社目という、
画期的なできごとである。
ここに派遣されたPGK構成員総勢1名を代表し、
わたくしサヴァ構成員が支部活動、ならびに本部の動向
などを皆様にお伝えする。
沖ノ鳥島支部ってこんなところ
沖ノ鳥島は、日本の南東のはじっこにある。
満潮時には沈んでしまいそうな小さな島であるが、
これがあると無いとでは領海が大違いなので、
日本政府はこの島を、コンクリートの箱入り娘にして
大変大切にしている。
PGKは、日本を一気に征服するため、第一段階として
まず外堀から埋める作戦に出た。
あまりにも外すぎるのではと、私も考えたが、
本部の方針なのでしかたがない。
さっそく支部を建設した。
島には当然のことながら、なにもない。
ガス・電気・水道などの文明の恩恵に
あずかることはできない。
さいわい、島には先輩格のショッカーさんの支部があり、
サバイバル術などいろいろと教えてもらった。
向かって右が、ショッカー支部、左がPGK支部である。
ショッカーさんのところは、とりあえず屋根と壁があり、
うらやましいかぎりだ。
しかし、築30年近いとのこと、少々ガタはきてるようだ。
建替えを申請しているが、予算がおりないとのこと。
この不景気で、秘密結社の運営も、なかなか大変なようである。
資材の運搬が困難なため、うちのほうは、まだテントである。
ショッカー構成員さんと撮った記念写真。
「ここ何んにも無くて不便でしょ。うちのほうの便所、使ってイイよ。」
と言ってくれる。ありがたい。
とてもきさくないい人だ。
…でも、秘密結社の構成員が「きさくないい人」でいいのだろうか?
今月の本部
「ヘーカ」は、感染症で療養中とのこと。
「ヘーカ」はせんべいを主食にしておられるらしい。
となりは、側近の「ラスカル・ド・ア・ラ・イー伯爵」。