ぴあの

 ピアノが好きです。もう先生にはついていないのですが、わりと長い...時間のなか、ほろほろとひいています。

 私は自分で自分の感情を把握するのが苦手です。把握...とはちょっと違うかな。ええと,,,なんていうか...感じたことを頭が納得する形に変換できない、んですね。

 そしてピアノは。いろいろな感情が沸き起こったとき、その想いを音にかえてしまう。そのために。なんていうのかしら、もやもやを、形ある、何かつかめるものに変えたいときに、ピアノはとてもよいお友達です。

 なので、私はでたらめ曲をよく弾きます。「今のこの心のもやもやは何の音かしら?ら?ふぁ?それともしゃーぷのど?」「今動いた感じはオクターブ三つ分上?」「あ、まざった、和音だ....。」でたらめ曲の始まりです。  

 でき上がった曲を弾いて見ると、「ふうん。私、こんな感じだったんだ...」ってあらためておもったりします。不思議です。

 きちんと曲を作るときにも、まずは何か絵があります。その絵。心。にあう音。それをひたすらさがします。絵や風景が流れていくのを音に変えているだけのような気もします。心に流れるものを音の形で書き留めるだけなので、これは”曲をつくった”っていえないんじゃないかなって思うこともあります。

 そうして、とても嫌な感情がおこってしまったときに、ピアノはとてもよい慰め役?でもあります。ひたすらその嫌さにあう音を弾いていきます。怖い曲を弾くこともあります。激しい心にあうような、らふまにさんとか。弾き終わったあとはもうぐったりです。嫌さは音に溶けてしまうので、私はほとんど抜け殻状態で、ぱたんって眠ってしまいます。そうすれば、もう、嫌々はなくなっています。

 ときどき、何の気なしに、習った、もしくはちょっとづつ練習している奇麗な曲、素敵な曲をひきます。(奇麗に素敵に弾けるかどうかは別(笑))そうすると、それだけで、幸せです。たどたどしくもおっていく、人が残してくれた幸せのかけら。そのあまりの旋律の奇麗さに...わけのわからない感覚にこまらされ、ひいたあとでたらめ曲に戻ってしまうこともありますが。それもまた、しあわせ、です。

とにかくピアノは、しあわせの、だいじな、おともだち、です。

p。s。 でたらめ曲の簡易版には「はなうた」もあります。

p。s。’s p。s。 私のおすすめ...は

 ♪ショパン「ノクターン(op.9.no.2)」「ワルツ(op.69.no.1)」 ♪ドビュッシー「水の反映」「月の光」 ♪中村由利子「赤い靴」「ウインター ロマンス」  ♪坂本龍一「Ballet Mecanique」「Merry Christmas Mr. Laurence」 ♪バッハ「インベンション13(二声)」「4(三声)」 ♪サティ「ジムノペディ」 ♪リスト「愛の夢 第三番」 ♪おまけ ラフマニノフ「前奏曲 えいハ短調」(怒っているとき) 

 などなど。    


ていと あ ていと うかんではきえるあわのように