この世は舞台?

小さいころ、特に車に乗っているときに起こった感覚。「外景は舞台なんだ」というもの。つまり、車は実は決まった同じところをぐるぐると走っていて、ぐるんと一回りしてくる間に死角になっている部分の建物をざざーっと次の風景に置き換えているのではないだろうかという考えなのです。

 *だから、両親は、目的地までの途中で降りて見たいってせがんでも、なかなか車を止めてくれなかったんじゃないでしょうか...。通り過ぎる予定の風景なんかはきっと手を抜いてつくってあるから、止まって降りて近寄ったらばれちゃうんだ...。

 *きっとあれらの背景は、「何処で私が本当に降りることになるか」とか「降りたがる可能性の高さ」とかを綿密に計算し、その上で雑でいいか、細かく作るかを決めていったのね...。大変そう....。

その感覚は今でも時々よみがえり、飛行機の外に展開される舞台背景のその早替えに「ごくろうさま」と思ってしまうことがあるのです。

追伸。

書いてから気がついたけれど、これって、「トゥルーマン ショー」?きっとみんなみんな、そういう感覚ってあるんですね。小さい頃に、お友達になれていたら、一人で怖がらずにすんだのになあ...。

(99年5月)


ていと あ ていと うかんではきえるあわのように