氷河によって造られた、鋭峻な山・湖とそれに息づくWild FlowersとWild Animals。
Glacier National Parkとあるが、実際カナディアン・ロッキーのColumbia IcefieldやSunwapta Glacierのよなスケールの大きな大河のような氷河は無い。あるのかもしれないが、私のような一般観光ルートの旅行者から見えなかった。氷河は後退縮小しており、山の上の方に張り付くような懸垂氷河(カナディアン・ロッキーのCrowfoot Glacierのような)が多い。むしろ氷河を見物するというより、氷河によって造られた自然を楽しむ所でしょう。

Glacier National Parkと言えばGTTS。Going to the Sun Road、公園を横断する山岳自動車道路。1932年に完成、Garden Wallの区間で少々狭い所もあるが、右に左に次々に現れる景色、氷河・山・湖には見入ってしまう。それと路肩のWild Flowersがとても美しい。Watertonへ向かうChief Moutain Internatinal Highwayの国境付近の区間は特に綺麗。道の両脇がまるで花壇のようだ。

公園内を大陸分水嶺(Continetal Divide)が縦断しており、特にTriple Divide Peak(2254m)は北米を囲む太平洋、ハドソン湾、メキシコ湾の三つの海へ続く河の源流。GTTSを西側からアプローチすると分かりやすいが、行く手には巨大な岩壁、Garden Wallが立ちはだかっている。このGarden Wallの稜線が大陸分水嶺。GTTSはLogan Pass(2025m)で大陸分水嶺を越える。

このコーナーを作りながら、色々と振り返ると....、初めて北米ロッキーの国立公園へ旅行するのならカナディアン・ロッキーの方がお奨めでしょうか。沢山の人がいて団体旅行のバスも来るが、それはそれで綺麗な雄大な所だった。カナディアン・ロッキーでも行けなかった所が沢山あった。今ガイド・ブックを見ながらジャスパーにもう数日居たかったな〜と思う。むろんGlacierでも行けなかった所だらけだが....。