不思議な夢No.1 前世の記憶なの?

これは私が3歳の時に見た夢です。
人に歳を聞かれると「みっつ」と答えていた頃の話です。

みなさんは、死後の世界の本を読んだり、番組を見たりしたことがありますか?
私がその本を見付けたのは、中学1年の時でした。
本のテーマは「臨死体験」。その中の記載が、わたしの昔見た夢と似通っていたので、とても興味をひかれ、時折友人などに話したことがあるのです。
その夢を見たとき、私はまだ3歳でした。今回は、その内容をご紹介します。

では、ここから先は夢の世界です。。。

私は、11歳でした。

数え年か、満11歳かはわかりません。

赤い着物を着て、ふとんに寝ている自分の体を、右斜め45度の角度の上方から見下ろしているところからこの夢は始まります。

状況はこうです。

赤い着物、(といってもくすんだようなもので、柄も入っていますが、晴れ着のたぐいではなく、普段着のちょっと良い物といった感じでした)を来ています。

女の子で、髪は、特に注意していなかったので定かではありませんが、おかっぱを長くしたような、でも長髪ではない真っ黒い髪だったと思います。

周りには親戚か親か判りませんが、血のつながった身内が、立ったり膝をついてのぞいたりしているようでしたが、あまり未練のないことでした。

布団は畳の上に敷かれていました。見下ろしている自分から見て右下、横たわる体からは左側に、障子戸があり、板の廊下になっているようでした。

高さ的には天井よりももっと高いところから見ているのですが、天井は無いように見えました。昔の日本画のような感じでしょうか。

右後方に暗い穴が出来、どちらが先か判りませんが、自分は白い光の玉で、(自分がそうなったのか、玉が来て私を包んだのかは不明)そのトンネルをものすごい勢いで、上がっていくような、落ちていくような、後ろから吹き飛ばされて押されているようでもあり、前方から恐ろしい力で引っ張られているようでもありましたが、とにかく猛スピードで通って、抜けたのかどうかわからないうち、今度は高くててっぺんの見えない切り立った崖の間を飛んでいきました。

穴は、ドラえもんのタイムマシンの出入り口みたいですが、不透明な感じはせず、境界もいかにも異次元への入り口っぽいぼやけ方でした。イメージとしては直径60センチから1メートル位かと感じました。

崖の入り口は山が見えていて、でもぶつからないで隙間があったという感じだったのか、入るときの記憶は定かではありません。両側同じ高さで、土は濃く赤みの強い茶色、(チョコレート色までは行かない)間はとても狭いと思ったのですが、逆に飛んでいるところの下にも土の地面があって、さらにそれは左側がもっと深いところへの崖になっていました。ところどころ「のろし」のような(切れてはいない)、濃い煙があった気もするのですが、前方に速く進みたくて全然見る気もなく、スピード感が気持ちよかったのです。

飛んでいるときは好きなように自分の意志で飛んでいるようで、まっすぐでなくスイッスイッと少し揺れる感じです。

ほどなく突然崖は切れて(山が終わったということ?)一面広い平野でした。野原という感じなので、荒れているイメージはありません。

山を背に降りると(とにかく夢の中では振り向かないのです)、ちょっと離れた向こうに私のおじいちゃんがいました。 ※現実の世界の祖父では無かったのですが、夢の中の私にとっては血のつながったお祖父さんのようです。

にこにこ笑って、まるで「こっちへおいで」という感じなので、うれしくなって行こうとすると、足下に小川がさらさら流れています。ちょっと右の方を見たら古いけれどかわいい、小さな木の橋があって、そこへ歩いていって橋を渡りました。

小さい橋なので3歩でわたったのですが、不思議なことに、渡っている最中は、小川は海でした。もちろん渡り終わった私は意に介しておらず、当たり前のように2.3歩だったことになってしまうのですが、橋の上の事を夢から覚めた後で思い出すに、まるで2キロはあるんじゃないかというくらいの、大陸と大陸をつなぐ長い橋で、右の方は陸が丸く後退しているのか広い広い青海原でした。

でも3歩で渡り終えて、左の方に、ごくごく滑らかな上りの野原をおじいちゃんの方へ駆けて行き、おじいちゃんもうれしそうだけれどわたしもうれしさと安心感とを感じて、おじいちゃんの足元近くで花をつんで遊ぶのです。

ところで海の青も野原の黄緑も、色ははっきりわかってはいるのですが、花崖を抜けてからかその前からか、目に映っているのは全体が薄赤に染まった世界でした。

花の色は、紺や白をよく覚えていますが、多分七色全部、てんでに咲いていました。赤も、濃いピンク(ボタン色)もあったとおもいます。摘んでいる私は人の形だった気がします。おじいちゃんも白い着物(ダブダブの布、どうなっているかわからないつくり)を来ていて、足がありましたし。

花は摘んでも摘んでも野原ははげず、摘んだ花も、摘むと消えてしまうのか、手に束にして持った記憶はありません。気に入った花を見付けて、自分の物にしようと摘む。摘んで満足するのですが、それが楽しいので繰り返していたようでした。

花をつんでいると、私の左前方に、野原に近い高さで水平ではなく、ちょっとこちらに起きたような形で、例の穴が開き、あっという間に、また私は引かれるような押されるような、すごいスピードでトンネルの中を行き・・・

ドン!と背面が地面に勢い良く落ちたようなGを感じパッと目を開けると、眠っていた私は夢の中と違う、3歳の私でした。

実際に現実の体が高いところから落ちたのではないか、と思いました。その位リアルな衝撃が背中にありました。

さて、これで夢の話はおしまいです。
どこかで聞いたような話だな・・・と思いませんか?

そう、臨死体験の話にすごく似ていたのです。違うのは、三途の川を渡ってしまったところ・・・。

3つの時には変な夢としか思っておらず、ただリアルだったので記憶だけは鮮明に残っていた物なのですが、本を読んで、自分が前に別な人だったのか、もしくは、夢の中の赤い着物の女の子が過去などに実在していて、その人に同調して遠隔視みたいに見たのか・・・と思いついたというわけです。

いかがでしたか?

おわり

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