熱い泉に深く舌が侵入したと思えば今度はまるで見当違いの場所に行き、
一番敏感な突起にかすかに触れたかと思えば、次は太もも、といった具合である。
焦らしているつもりの自分が焦らされている…
そんな自分の姿を滑稽に思いながらも靖美は自分を押さえられなかった。
(もっと…もっと強く舐めて欲しい…!)
靖美は自分の下着を自ら横にずらし、右手の人さし指と中指でVの字を作るように
欲望のクレバスを押し拡げた。そこは既に真っ赤に燃えていた。
「ほうらねむ…これならどうすればいいか、わかるわよね?」
こくん。小さく頷くとねむは靖美のVの字の間を強く舐め上げはじめた。
「いいわ…いいわ、よ…んっ…上手よねむ…」
再び靖美の手がねむの下腹部に伸びようとした時であった。
「んきゅんっっっ!!」
靖美の身体が一段とのけ反り返った。
(何!?)
靖美は快感の出所を目で追った。
ねむの両手が靖美のしっぽの付け根を強く鷲掴みし、シゴイていた。
「はぁ…やんっ…っ…」
ねむの手は不規則なリズムで靖美のしっぽの根本の部分を上下にしごく。
時に強く、速く、そして軽く、ゆっくりと……誰にも教わったことがないのに
奇妙なほど的確にツボを押さえているねむの愛撫が、靖美の高揚感を更に高めていく。
「…ふっ……ぅん……」
靖美は自分のクレバスを広げた指に力が入らなくなり、指を離した。
だがねむは構わずに舌をクレバスの中へと侵入させたまま、無造作に
靖美の秘肉を舐め続けた。
「やっ…だ…っ…めぇっ……!」
しっぽから伝わる快楽と、自分の秘部からの快楽に、もはや靖美は
ねむを責めることを忘れ、自らの手で自分の柔らかな胸を揉み始めた。
靖美の手の中で、胸が淫らに形を変える。
ピンとせり出した乳首を痛いくらいにつまみ上げ、指でねじる。
その度に体中を流れる電流のような快楽がねむから与えられる刺激と混じり合い、
体の奥底で絶頂への階段を形作っていく。
姉の行為を見て、ねむはさらにしっぽをしごく手に力を込めた。同時に
舌を内部から抜き、敏感な突起へと這わせ始める。
「きゃぅっ!……んぁっ!……はぅっんぅ!」
靖美がリズミカルにあえぎ、大量の密が艶やかに染まったクレバスから流れ
出して、ねむの鼻の頭や唇を濡らした。
(姉さまが…ねむで感じてくれてるんだ……)
もっともっと、姉さまを感じさせてあげたい。そう思ったねむは、左手を
ゆっくりと動かした。どこを責めるべきかは、なぜか分かっていた。
ねむの手が靖美のしっぽの毛を逆撫で、往復してもどってきた手が再びそれを戻す。
ぎこちないながらも情熱的なねむの愛撫が靖美を徐々に快感の頂へ押し上げる。
「はっっきゅうううんっ…ふうっんんっ」
靖美は我を忘れた様に首を左右にふった。イヤなワケはない。
だが、靖美はねむに、まだ「お子様」のねむにイカされるワケにいかなかった。
必死に耐える靖美。
「くっっうっ…んっ…くふっ」
そんな姿をねむは姉さまがイキたいのにヘタで刺激が足らないのだ、と解釈した。
ねむはしっぽを左手に任せて右手を離し、靖美のクレバスを舐める口元へ、いや
口元のそばのクレバスへ持っていった。そしてゆっくりと…その人さし指を
クレバスの奥底へと沈めていった。ぷちゅるるるぅ。靖美の中から更に蜜が吹き出す。
「はくぅんっ…ふううんっ…そんないきなり…」
ねむにしっぽと膣と肉芽の3点を同時に攻められ靖美は一気に追いつめられた。
目の前がどんどん真っ白になってゆく…。快感が臨界を越えた。
「!!!………あっああああああああああああああああああああ!!!!」
ぷしゃあああああああ!!
靖美は大量の潮を吹き、背中をノケ反らせて強烈な絶頂に達した。
「姉さ…ま…こんなに……いっぱい…」
大量の潮を顔面に浴び、ねむは恍惚としていた。顔面を濡らす姉さまの匂い…
ねむは先程軽い絶頂に達した時よりも更に自分の蜜で内股を濡らしていた。
姉さまの指が欲しかった。
どきん、どきん、どきん。
ねむの心臓の音が自分の耳に届くかと思うほどに大きくなっていく。
大きな絶頂を迎えた靖美が、体をひねってねむの横に静かに倒れ込んだ。
はっ…はっ…という荒い息が、ねむの鼓動を更に高める。
(姉さま……触って欲しいの……ねむの……)
心で語りかけても、靖美は反応しない。ただ、未だに突き上げてくる快感に
堪えきれないかのように時折ぴくっと体を振るわせるだけだった。
「姉…さまぁ……」
甘えた声で呼びかけてみる。
もう、ねむの秘所は何もしていないのにぐしょぐしょに濡れそぼり、次の
刺激を、何かの侵入を、待ちわびていた。
ねむはそっと自分の指を秘所に当て、軽く上下にスライドさせてみた。
密のお陰でスムーズに、滑るように指が動く。
「んにゃっ…きもちぃ…ぃ……」
ちゅっ…ちゅぷっ……ぴちゅっ……
優しい刺激がかえってねむの興奮を更に高める。もっと強い刺激を欲しがる
欲求のせいで、ねむの思考能力は薄れ、指が自分の意志とは関係なしに
だんだんとスライドの速度を速めていく。