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diary 08/09 home

2008年09月30日(火) こびりついたユメみたいに
2008年09月29日(月) さっきから風が冷たい
2008年09月23日(火) 懺悔します。
2008年09月22日(月) 千の夜を飛び越えて
2008年09月21日(日) 旅する映画館02
2008年09月20日(土) この理不尽を消してくれ
2008年09月17日(水) 盗んだ心かえせ
2008年09月16日(火) 裸足で駆け抜けるような
2008年09月15日(月) 夏の足あと宝探し
2008年09月13日(土) 祈ろう夢みたいに全部
2008年09月07日(日) しがみつくだけで今日が過ぎ
2008年09月05日(金) バス巴里まで飛んでゆけ
2008年09月02日(火) 荒野に針路を取れ


マヌケなケガに泣くも、なかなかたのしんだ一ヶ月。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2008年09月30日(火) こびりついたユメみたいに

「コノユビトマレ」しかり、「スガシカオ」しかり、
カタカタになるだけで質感や温度が違ってみえる。カタカナマジックかな。


■ cinema memo トウキョウソナタ(試写会)
彩度の低い日常風景の中、内と外から淡々と描かれる光と影。



なにもなかったようにして小さな呼吸で生きる人々の心の澱につられて
思わず息苦しく。まるで虚構のような現実がもたらす残酷性と滑稽さは
逼迫度が高いほど振れ幅も大きいものかもしれないな…などと思いつつ
突如、転がり出す先の行く末を少し噴飯動揺しながらただ見守った。

体から澱を漏らし生きているような父・香川照之もさることながら、
母・小泉今日子の、そのやわらかく澱んだ存在感に釘付けに。
何も語らずの佇まいや肌感に、女ならでは感じるモノを見た気がした。
津田寛治はいつもなにかと気になる存在なのだけど、
今作でもピリッと印象的で。この人の、感情の弾力加減が好きだな。

「アカルイミライ」の監督作ということで観たかったのだけど、
もういっそ、トウキョウ三部作とかにしてみても。
その時は、あの人の娘のもとに一匹の海月を届けてあげてほしいかも。

(言葉の使い方はヘンだけど)まさに言い得て妙と思ったのがあの曲。
ラストの演奏曲。曲名も曲の展開もストーリー展開にピッタリ。
薄曇りの家族をやわらかく照らす一条の希望のような月の光。
でも、光差すところにはまた影も生まれる。
というような、どこか危うげな余白を感じる見方が好きだったりもする。



2008年09月29日(月) さっきから風が冷たい

外に出ると寒い日特有の匂いがした週末。
オットの気ままプランにより昼はラーメン「侘助」。
お年頃のわたしにやさしい無化調の醤油ラーメン、好み。
変わったタイプのつけ麺もアリだったけど、リピするなら醤油。

食後はパン屋「Kokopelli」(予約可)。
焼き上がり直後のクロワッサンにありつけ、車中でイッキ食い。
バターの香りむーんで旨!パンくずまみれもなんのその。

大通りで落としてもらい、出張来札中のパコ嬢と合流。
さっぽろオータムフェストのタパス会場で、赤ワインと砂肝のテリーヌ。
セットかと思いきや別料金だったとは。むう。
野外ステージではちょうど「じゃーんずΩ」のライブが盛り上がっていて
黄色い声援が飛んでいた。人気あるのねー、しーちゃん。

その後、日産ギャラリーへ移動して、土岐麻子さんのミニライブ観覧。
透明感と温かさを兼ね備えた歌声が心地よい〜。
TEANAのCM曲で日本語歌詞を間違え照れながら歌い直しされてる姿が
なんともカワイらしかった。
「さよならリグレット/くるり」のコーラスをされてるご縁で、
岸田さんがシークレットゲストで!?とか妄想シミュレーション。こないて。

お茶処でちまちまお茶して、またねとパコ嬢を見送り、
大丸の蕾亭と聘珍樓で奮発して帰宅。エビマヨ、うまし。
あまりの寒さに毛布にくるまっていたらそのままソファでうたた寝。
ノド痛ーと思ったら発熱してるし。1日で下がったけど。気をつけよう。


常備中のニンニクチップとトマトソースで、簡単にんトマたまごスープ。効きます。


2008年09月23日(火) 懺悔します。

「聖☆おにいさん」を当然のように「ひじり☆おにいさん」と言い切り、
友人をフリーズさせました。
聖千秋(ひじりちあき)って人がいたからーって言い訳しました。
正しくは「聖☆おにいさん」=セイント☆おにいさん

■ book memo 聖☆おにいさん 1〜2 中村光(comics)
世紀末も無事終えたイエスとブッダによる、のんびり共同生活in東京・立川。
なに?この豊かな発想。神降臨。
俗人として暮らしながらも漏れ出る聖人としてのエピソードに悶絶。
散髪マントのガムテープ(?)みたいな小さいとこもツボだらけ。
微かな後ろめたさも感じつつ、全編クツクツ笑いが止まらなかった。
…わたし、(無宗教だけど)クリスチャン系の幼稚園と日曜学校に通う
清らかな子供だったはずなのに。

−−−−


イチゴパフェ、今年何度目だろ。

SAMAでスープカレーのあと、イチゴパフェコースの秋分の日。秋晴れ。
夜、オットの髪を切っていたら調子に乗ってつい漉きすぎる。
ま。伸びるって!と懺悔のカケラもなし。


2008年09月22日(月) 千の夜を飛び越えて

爪のちっちゃな男の人って、甘えん坊なイメージ。

■ cinema memo ペネロピ(DVD)
魔女の呪いにより、ブタの鼻を持ち生まれてきたペネロピ。
母親は「真実の愛」で呪いが解けると信じ運命の花婿捜しに奔走する−。



公開時に抱いたフィーリング的期待に、まかぼいくん(!)も追加され、
はち切れんばかりの状態ながらも冷静を装い観賞したところ、
扉の向こう側に期待以上のものを用意されていて、まいりました。

絵本のようなペネロピの部屋、諸々の垣根のように閉ざされた門、
赤色、美術、音楽、そして、思わず涙にじんだキラキラ夜の遊園地…
はもちろんのこと、お伽噺の中に隠されている鍵と、
そこに辿り着くまでのプロセスとバランスとが、もう、ツボど真ん中。
敵を知り〜ではないけど、「外を知り、内を知る」というか。
誰もが知らずかかりがちな、呪縛という名の呪いも合わせて、
単なる恋愛ものじゃないところがまたニクイほど。
ラスト、湖上の人の表情もよかったな。


爪がちっちゃいまかぼい君のやることなすことも期待以上。WANTED時よりいいー。
妻の腰に回した手と、C.リッチの腰に回した手の違いがカワユスね。)



2008年09月21日(日) 旅する映画館02



旅する映画館 02 〜 cholon × itonowa × kino iglu
前回、思いのほか気に入ってしまい心待ちにしていた「02」。

今回の映画は、「マイ・シスターズ・キッズ」。
下は3歳から上は17歳までの5人姉弟たちと、
子育て経験ゼロのエリック叔父さんが織りなす夏物語。

子供も仕草も大義名分の立つ悪戯も、草ぼうぼうの夏の庭も、
キュートでコミカルでプハと笑えて、目尻下がりっぱなし。
本国デンマークでは子供に大人気の作品だったらしいけど、
大人もしっかりたのしめた。むしろ、大人の方が。

札幌だったら(今はなき)ポーラスターあたりで上映されそうなのにな。
続編ともに日本未公開だなんて残念すぎる。続編、観たい。
もし日本に入ってきたときは、ぜひまたお願いします!kino igluさん。
ちなみにkino igluの名付け親は、なんとアキ・カウリスマキ監督。

映画とセットのおやつは、前回と同じくitonowaさん。
物語のひとこまにちなんだ泡泡ミルクティーをいただきながら、
ゆるやかでやわらかいひととき。
すでに計画が浮上しているらしい「03」も今から楽しみ。

−−−−
My Sister's KidsTrailer
2001年 デンマーク 73 mins
監督 :トマス・ヴィルム・ヤンセン
Min Sosters Born2でも子供そのまま!と思ったら、パート3まで。)


2008年09月20日(土) この理不尽を消してくれ

今年のシカオさん、3パターンのツアーを同時進行するというので
その中のHitori Sugar一本狙いでいたのだけど。見事に瞬殺された。
で、某オクをのぞいたらもう出品されてるし。高値で。そりゃないっしょ。

こうなったら行っちゃおうかな。ホールライブの函館(11/19水曜日)。
ただ函館に行きたいのもあるんだけど。
どうしよか。どうしよ。…我ながら平和な悩みよの。


■ oto memo FUNKAHOLiC全曲試聴) スガシカオ
“持ち駒すべて絞り出し”的なフルコースの中で決意表明−な感じ。
勝負と罠、同時に仕掛けてきたわねーて思った。
POP MUSICで気さくに引き寄せ、シカオジャンキーにさせる甘い罠。
軽やかに生々しく、晴れやかにエグさ炸裂。

ただ、アルバムとしての完成度は高いなーと思う反面、
そこはかとない耳馴染み感に微妙な物足りなさと奇妙な安堵感入り交じり
なんとも複雑な聞き心地にもなる、うざっこい乙女心。<乙女ではない
でも、内心ドキドキしてたところもあったシカオさんの行く先が
ちょっと楽しみなものに思えてきた一枚だったりもする。
て、前作「PARADE」のときと似たようなこと言ってるかな。


ダ・ヴィンチは実は「君に届け」大特集目当てで当然買い。


2008年09月17日(水) 盗んだ心かえせ

ピンクレディーと見せかけて、ガチョーンだと言い張るオットを
見て見ぬふりして、モタモタ支度した三連休の朝。
ファーストで観るのはダルいと思ったけど、朝モヤの頭に最適だった。

■ cinema memo WANTED (シネマ11先行)
ストレスフルで負け犬暮らしのウェズリーに、謎の女が告げる
「あなたは暗殺者の血をひく者」と。
混乱と疑心。そして、彼の中の眠れる狼が目覚めはじめる−

のっけから、ありえねーっ!って大喜び。
そのありえなさ+映像+アクションが最高にカッコイイ!
ジョン・ウーばりの二丁拳銃も大好きだし。
ネオばりの降って湧いた宿命(?)に揺れる男子モノも大好物!
よろこびすぎてモラルも吹き飛び、ア・イ・ム・ソーーリーー。
もう1回観たくなるアクション映画は久しぶり。

カラクリは早々に気づいてしまったのだけど、いいのいいのそんなこと。
ホチキスとキーボードの使い方しかり、ストレスを疑似体感させられ
それを過激に発散させられ、つられてなんだか気分爽快。
てことで、ひそかに大満足のウォンテッド。

とりあえず、(SもMもこなせる)まかぼい君とアノお風呂、激しく所望です!


謎の微笑から般若顔まで、ドSアンジー姐さんはかっこよすぎだし。
まかぼい君、それ(画像にマウスオーバー)受け身のフリして絶妙に誘導的だし!


てことで、今、むちゃくちゃ「ペネロピ」が観たい。
公開時、観に行けなかったんだよなぁ。人生、そんなときもある。


2008年09月16日(火) 裸足で駆け抜けるような

歩数少なめのんびり三連休。
オットの希望で映画観に行って(思った以上に大喜び。感想後日。)、
つけめんshinで昼ごはんして(麺が変わって食べやすくなってた。)、
cholonでサトウアサミさんの個展を見てきたら、すっかりしっかり小確幸。


アサミさんと少しお話も。わたしときたら、裸足にデカサンダルで少々照れた。

あとはもう、納豆主食の寝太郎で−と思っていたところ、
最終日の朝、いつにもまして突然の「お昼はBBQ!」宣言が。
久々に東千歳バーベキュー。
鶏も野菜もかわらず旨!鶏脂を吸い込んだ野菜、ほんともう絶品!
と、がっついてる時、新千歳空港にシカオさん来ていたんだけども。
ラジオ局の公開生録は生歌ないだろうし…と肉を取ってしまってゴメン。


看板おばあちゃんがいなかったのだけど、なんか聞けなかった。元気だといいな。

食後のデザートは花茶でジェラート。
券売機のボタンが微妙に鈍く、チカラ一杯シングル。ラムレーズン。
(ちなみにオットは“もちろん”ダブル。ハスカップとバニラ。)
帰りに、激混みだったマオイの道の駅で野菜を購入して帰宅。
赤大根の見かけによらぬ乙女な色と甘みにときめいた。


コールラビと赤大根。赤大根は酢の物に。着色ナシでこの色!道産ニンニクは醤油漬け。


2008年09月15日(月) 夏の足あと宝探し

先週の話だけども。今年のさっぽろタパスは9枚綴りを購入。
タパス会員登録(登録無料)で事前予約していたので、
限定ちょい割ボノタパス(チケット)で、少しお得なはしご酒。いざ、出陣!
5枚当日券だと→1枚あたり760円 のところ、9枚ちょい割→1枚あたり667円

先陣切ったのはオット、オヤジ野郎二人で。
タパスセントロ→desco→ビストロ・マリオ→TSUBAKI HALL→
ビストロ ラ・マルミットと5軒タパスった後、ミンガスで夜カフェしてきたらしい。
オヤジ野郎二人で。その光景あやしすぎ。


この日、拠ん所ない事情により家飯中だったわたし宛に送信されてきた写メたち。
行ったことないdesco、うらやま。ラザニアがめちゃ旨だったそうな。キー!
ツバキさんでは大好きなキッシュを追加オーダーとのこと。キー!


第二陣は翌日。わたしと姫(仮名)、女子二人で
Osteria YOSHIE→Picchu→ビストロ ラ・マルミット→cafe me,We. の4軒。
コンパクトに回れる創成川東エリアを攻め入る。
初INのYOSHIEさん、とてもいい感じで思わず追加オーダー。
サルシッチャと胡桃詰め豚足のグリル、うますぎて写メなし。また行く。


Picchu画像(中)は食べかけ。少量だったけど、ここの味は間違いないんだよなぁ。
創成川東エリアまでは実はオットが送迎係。「ケガ<食い意地」でスミマセン。


昨年も思ったけれど、タパス参加店のwelcomeモードで
マチがopen campusになったように感じられるところがいいんだなぁ。
願わくば、函館の「あとバル」のようなシステムもできるとなお◎。
って今回うちは使い切ってしまったけれども。
いつか、函館のバル街もうろついてみたいな。笑いながら千鳥足で。


2008年09月13日(土) 祈ろう夢みたいに全部

特定の果物アレルギーが発症してから早5年。
洋酒たっぷりタルトタタン、しっとりひんやり洋梨のタルト。大好きでした。
秋は切ない季節。

ここのところのおやつ。
タルトシトロンとか、リピート中のたいやき工房のチーズ!とか。
頂き物でよしたけさんちの生キャラ。実は初めて食べた。うまぁ。
口溶け感がクセになる〜。けど、自分のために並ぶ根性は……ない。


甘いモノには牛乳派。ここのたい焼きの温め直しは絶対トースター。焦げっ。

いつにもまして動いてないのに食べてばかりで危機的状況。
そんな中、さっぽろタパスもひょっこり参戦してたり。(タパスメモは近々)
来週は、さっぽろオータムフェスト2008なんてのもあるらしい。
どさん子にどれだけ栄養つけさせる気なんだか。

TSUBAKI HALLとhofeの合同BBQ。すてきすぎ。肉塊どーん。
友たちと持ち寄りしてみたいもの。うちは炭とダッチオーブン提供てことで。


2008年09月07日(日) しがみつくだけで今日が過ぎ

朝一番に、足の指を椅子の角に激しくHIT。よろけて倒れて悶絶死。
じわじわド紫。歩くのもままならぬ状態。

かくして、行きたかった野外ライブイベントはしぶしぶ断念の土曜日。
暮れゆくモエレ沼公園での椿屋さん、たいそうよかったらしいーー。
後方でこっそりうっとり酔いしれたかった。あの艶声に。
森山直太朗とコラボったときも鼻血ものだったアノ、艶っツヤの声にーー。
ていうか直太朗を見つめすぎです、代表。

そんなこんなですっかりしょげた身と心に、とっておきの魔法。
「ピープルピープ」。
昨年食べ損なった、9月〜なくなり次第終了の限定ブルーベリーパフェで
すっかり気分上々↑↑。

でも、足は痛いまま。
駐車場からわずか数メートルの距離もヨチヨチ歩き状態。
(そんな状態で行くなよって話ですが。)
しかも、よろけて転倒したとき打ったのか、体もあちこち痛くてヨロヨロ。
今日はおとなしく、オダギリ・ボール探し。キメちゃうよ。


待ちきれないスイーツハンター様の図。
帰るころには小雨の中、外まで行列。マスター。どうか、体こわさないでね!!



2008年09月05日(金) バス巴里まで飛んでゆけ

久々に走った。
立ち止まった瞬間、汗ブワッ!動悸。息切れ。目眩。救心。

ドアの前に追いついていたのになぁ。
扉は開かないままバス発進。ああ、札幌砂漠。
その後、利用したタクシーの運ちゃんが、
発進直後の赤信号が青になるのを待ってからメーターを回してくれて、
少し癒やされた。

些細なやさしさが沁みる9月。秋のはじまり。


アメトークの中学の時イケてないグループ芸人ではっきり確信。
中学生時代のあだ名「マスカット」の由来にしてもまたど真ん中。
やはりわたし、麒麟の川島さんが好きなのだわ。

実は、昨年のYAMADA家電フェア(ゲストに麒麟)も行ってたりして。
こういう恋の始まり方、してぇーなーと思ったりしたもんなぁ。アハ☆


2008年09月02日(火) 荒野に針路を取れ

泣ける=いい映画の法則はニガテとするところだし、
いい映画と好き映画はまた違うし、雑食系だし、邪な気持ちでも観るし、
ってほど観てもいないけど、鑑賞後、マスカラチェックしながら思った。
久しぶりにいい映画を見たな…と。

■ cinema memo Into the Wild (試写会)〜09中旬公開予定
恵まれた境遇もすべて捨て、ヒッチハイクでアメリカを横断、
最後は徒歩でアラスカの荒野へと分け入った青年の心の軌跡を追う物語。



実話感や最初から明かされている結末が匂うことでの重苦しさ、
無茶とも言える自分探しの軽々しさは、ふと打ち消されていた。
手をのばし「生」を模索する姿が、ただただ悲しいほど美しく眩しい旅。
すべてがかけがえのないものに思え、あっという間の148分だった。

息子が突然姿を消したことで複雑な心境の両親、兄を慕っていた妹、
青年が旅先で出逢う人々の存在、そして、残酷なまでに美しい大自然が、
彼の旅を多角度から照らし作る深い陰影。
そこにとても大きなものを見せられた気がして。
青年がひとり荒野で見たものに、体が震えだし涙が止まらなかった。
Happiness only real when shared】←※軽くネタバレかも
この一文に宿る深い余韻、しばらく消えそうにありません。

主演のエミール・ハーシュくん。いい笑顔にいい表情。熱い役者魂。
最初の方で、一瞬、痩せたジャック・ブラックに見えたことは内緒です。
※監督/脚本 ショーン・ペン 原作/「荒野へ」(ジョン・クラカワー)


■ BOOK MEMO 荒野へ ジョン・クラカワー
余韻とともに原作を読んでみたのだけど、映画→原作で正解と思った。
実際の調査を元にとは言え、あくまでも憶測や主観な部分もあるし、
亡き者に対する想いは、美談寄りに濾過される部分もあると思うけど、
より複雑な青年像、死因の見解、そして残された人々のその後など、
映画では描かれていない面にまた色々と感慨深いものがあった。

中でも、孤独な老人フランツのその後。
ある意味ドラマより切ない事実と彼の想いに胸つまり涙溢れた。

青年の行動は、たしかに非難されるべきところもないとは言えない。
でもそれは、不幸にも命を落としてしまったがゆえの結果論な気もする。
そんな勝手な結果論をもっとも忌み嫌いそうな青年は、幸か不幸か、
全てのものから開放されているということがなんとも皮肉なのだけど。

それにしても、ショーン・ペンは実にうまい部分を切り抜いたと思う。
親の権威など、少々残酷なまでに肉を削ぎ落とすことで見えた骨格は
尊いものであったと(わたしには)思えたから。
願わくば、青年の両親もそう感じているといいなと思った。


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