| 2002/10/TITLE 玻璃(ガラス)の城 トレーニングデイ
ラブソング(再見)
地獄の黙示録
まぼろし
マルホランド・ドライブ(再見)
バンディッツ
ジョンQ
チェンジング・レーン
チョコレート
息子の部屋
恋する遺伝子
8mm
千と千尋の神隠し
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
恋は負けない
X-ファイル
愛がこわれるとき(再見)
マトリックス(再見)
2002/09/TITLE たそがれ清兵衛
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
雲の中で散歩
Dolls ロード・トゥ・パーディション
青い夢の女
エンジェル・アイズ
おいしい生活
ストレンジ・ワールド
プッシー・キャッツ
ゴースト・ワールド(再見)
サイン
スリーピーホロウ(再見)
命 ブロウ
フロム・ヘル
フェリックスとローラ
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ジョンQ−最後の決断
息子を救うために、病院ジャックしてしまった父親の決断−−−
なんとしてでも息子を助けたいという父親の気持ちに、涙ハラハラ。
でも、そのためにとった行動には、どうしても割り切れないキモチ。
そんな微妙な感情の綱渡りの中、結局最後まで一気に観られてしまった。
それはたぶん、父親が病院ジャックするに至るまでの“理由部分”がしっかりと描かれていて
そこで、いかにジョンQが、“普通の父親、普通の善人” であるかを見せてあったから。
この部分がなかったら、ただの “キレたわがまま病院ジャック犯” になってしまう。
(いや、一瞬気を抜くと、そこをどーしても考えてしまうんだけど。)
それにこの父親のような行動に出るか出ないかは別として、
いつ何時自分の身にこうゆう事態が起こらないとも言えない。
“明日は我が身か!?”という部分で感情移入していたんだと思う。
社会的勝者と弱者の構図も見え隠れする。
うまいこと社会のルールを乗りこなせた人と、乗れなかった人の違いなのだろうが、
それぞれの言い分は、全て間違いとも言えず、そこがまた揺れどころ。
結局、この映画に出てくる人たちは、みな悪い人ではないように思えた。
でも、やっぱりやっちゃイケナイよなぁ。(←このようにしつこく揺れまくる)
この父親のとった行動は是か非か? と常に揺れながら
こうなってしまったのは、誰の責任か? 病院の制度か? 保険制度か? 社会か? と
荒々しく胸の中で討論会が始まる映画。
「はい。ここ、泣き所よ。」と、背中をポン!とたたかれるようなシーンでも、
存分に泣けてしまった。 そして苦しくなって、心臓がヘンになってしまった。<ぉぃ
なので、とりあえず、見てる間から思っていたことは、
うちの保険は大丈夫なんだろかっ? てこと。 そして・・
お金は貯められるときに、貯めておこうよ! と。ま、ムリな話だが。
@つぶやき
ジョンQをデンゼル・ワシントンにしたことが、全ての勝因。
もともとデンゼルさんが持っているイメージをフル活用してるわ〜。
これが、クリスチャン・スレーターだったら、間違いなく・・・<自主規制
もしくは、トム・ハンクスでも、いかにも・・て感じで・・・<自主規制
交渉人@ロバート・デュバルの存在感は、ちょっと弱かった。ま、弱いくらいでいいのかな。
そのかわり、少ないカットでも、迫力の存在感、レイ・リオッタ。(爆)
つか、あなた、その制服姿 怪しすぎ!
ジェームズ・ウッズがわりとよかったな。普通っぽくて。<どんなイメージ持ってんのよ、あたし
ジョンQ−最後の決断− ★★★☆ (試写会だけど映画館)
監督: ニック・カサヴェテス
デンゼル・ワシントン/ロバート・デュヴァル
ジェームズ・ウッズ/アン・ヘッシュ/レイ・リオッタ
チェンジング・レーン
重要な用事で先を急ぐ若手弁護士のギャビン(ベン)が突然車線変更したら、
隣の車線を走っていた、別居中の妻と親権をめぐる裁判出廷のため同じく先を急いでいた
ギブソン(サミュエル)の車と接触事故を起こし、いわばベンはサミュエルをその場に置き去りにして行った・・
ことから始まる、あれよあれよのトラブルスパイラル。
最初に認識していたのは、この映画の上映時間は98分だったってこと。
だけど、なんだかとても長く感じられた。 てことは つまり?
決して悪くはないと思うんだけど、そこはかとなく漂う中途半端感。
もしかしたら、この中途半端なもどかしさが、完璧ではない人間らしさを象徴していたのかしら。
なんて。いい風にとってはみたけど、長く感じたな。
とはいえ、星点も低く付けたわりには、“そこそこ楽しめる部分” もあった。
それは、ベン・アフレックがあまりにもこの役にハマりすぎてるってこと。
この人なら、こうゆう目に遭いそうだよ、ていうか、遭ったことあるんじゃないか?て思えるほどハマってた。
この映画って、主人公ギャビンとベンを思いっきりだぶらせて、
「ベンって こうゆうヤツ? でも・・・ しょうがいないなぁ。まったく。(はぁと)」って
思うための映画なんじゃないか?て思えたぐらい。
や、だからといって、「はぁと」にはならなかったが。
というか、なぜあたしはこんなにも、 ベンのことを事細かに分析してんのかしら。あらやだ。
サミュエル・L・ジャクソンは、「いかりや長助」に見えてしまったが最後。
ロングコートと帽子の彼は、あたしの中では もう「サミュエル」じゃなくなっていた・・。
なんて、散々なこと言ってるが、二人の演技も悪くないし、
B級ものとしてはわりとよく出来てると思う。 エ? B級?<ぉぃ
@つぶやき
驚いたのがラスト。ま、ある意味感動。ん、感動?
ネタバレ→あわや殺人未遂!まで犯しておいて、あんな爽やかに・・二人。←
普通、出来ないよね。仏様か、彼は。
チェンジング・レーン ★★☆(2.8てとこか) 試写会
監督: ロジャー・ミッシェル
ベン・アフレック/サミュエル・L・ジャクソン
チョコレート
観たかったから観てきた。
じゃないと、なかなか足の進まない映画かもしれない。
見終わった後の、率直な感想はひとこと 重かった・・。
“重い” とひとことに言っても、その重さは どすーんと突き落とされるような重さや
ずっしりとのしかかられる重さともちょっと違うように感じた。
何か見えない鎖に絡まれて身動きとれず息苦しさを感じる重さ。
見てる間中、苦しかった。
* * 以下、あくまでも私的見解 * * *
自分の信念に雁字搦めになって本当に欲しい愛を手に入れられない父親。(名前忘れた)
父親の檻から出られず、本当に欲するものすら見えていないハンク。(ビリボブ)
欲しい愛も、与えたい愛も 空回りし続ける孤独な息子ソニー。(ヒース)
カラッポになってしまった女レティシア。(ハル・ベリー)
心から欲するモノが手に入らず(または失い)出来た心の隙間を、何かで埋めようとしている彼ら。
それぞれの、“何か”は
金で買える愛や変に固まった信念だったり、人肌だったりチョコレート(チョコバーなど)だったり・・。
だが、心が平常を取り戻したとき、手にしたモノの真実に気づき、傷つくこともあるかもしれない。
それでも、求めずにはいられないんじゃないだろうか。
人は、欠けた部分を取り繕うように何かで補おうとする生き物なのかもしれない と思った。
この映画が18Rとなってしまったシーンでは、まさにそれを感じた。
ポッカリ空いた隙間を満たさなければ・・と焦るように とりあえず、どんなものでも、どんなことでもいいから、
女であることを感じさせて欲しいと、生きていることを感じさせて欲しいと、
貪欲なまでに体を求めるハル・ベリーの迫真の演技に、瞬きができなかった。
・・・・。
や、違う意味でも瞬きできなかったが。(爆
何かを確かめるように。 むさぼりあうように。 というか。
ことの終わりのビリボブの顔(とセリフ)が印象的だった。<いい意味でよ。
ネタバレ→きっと、それまでモノクロに見えていた世界が、カラーに変わった瞬間だったんじゃなかろうか。←
そういや、このシーンの間に、「鳥かご」のシーンがすばやく挿入されていたような気がしたが
心まで全て解放されてはいない二人の心を象徴していた・・てことなのかしら。<誰に聞いてんだ。
印象的と言えば、ラストのハル・ベリーの表情も、色んな未来を想像させる思わせぶりで意味深なものだった。
ネタバレ→結局はどちらのキモチも不確かなモノかもしれなくて、未来も見えないけれど、
今はとりあえずこの穏やかな時間に身を委ねてみようと思ったんじゃないか?←
というように受け取ったのだけれど。
欲しがる者、与える者、奪う者、奪われた者。
彼らの欠けた部分が再生されていく者もあれば、または、そのまま凍結してしまう者もいて・・。
実はあたしは、ハンクの父親が一番可哀想に思えた。
ネタバレ→彼だって生まれながらにしてああゆう思想を持っていたわけではなく
そうゆう時代に生まれたことや、彼を変えてくれる人に出会えなかったからなんじゃないか・・と思ったから。
いつか彼にも、「恩情」でもいいから愛が与えられる日がくることが、ハンスにとっても本当の呪縛から
解放されるときなんじゃないかな・・。←
@つぶやき
「チョコレート」の原題が「MONSTER'S BALL」だったと、映画を観て初めてしった。
うまい邦題の付け方だと思ったけど、邦題の意味と原題の意味じゃ、内容の捉え方が微妙に違ってきそう。
「MONSTER'S BALL」とは、
BALL=宴 という意味で、“モンスターたちの宴”。
ここでは、死刑執行食前の死刑囚に与えられる、家族との時間や最後の晩餐などの、
最後の恩情・・というようなことらしい。
ていうか、またしても長げーな オイ。<しかもまとまりのない文章で・・
とにかく言いたいことがうまく言えない映画ですわ。(〆)
チョコレート ★★★☆(映画館)
監督: マーク・フォースター
ビリー・ボブ・ソーントン/ハルー・ベリー
ピーター・ボイル/ヒース・レジャー
息子の部屋
公開時観たかったのだが、つい見送ってしまった映画。
やっと観た。
こうゆうイタリア映画もあるんだ〜 と、少しカルチャーショック。
一体、あたしはイタリア映画にどんなイメージを抱いていたのか。
息子を失った家族の話なのに、いくらイタリアだからって、陽気なわきゃない。
晩秋の淋しく冷たい空気のようなものに覆われて、引き籠もって動けなくなってしまったみたいな失意。
そこから、扉をあけ変わりゆく外の空気に触れるまでの道のりを、まったりゆっくりと描いてある。
あまりのまったり感に、多少まどろっこしさすら感じるのだが、
その時の流れの遅さこそが、悲しみの深さなのだと気づき、胸締め付けられる想いにかられた。
ラスト。
ネタバレ→海にたどり着いた家族が、ようやく一歩踏み出したかのように見えるラストシーンに救われた。←
見終わった後、ハフーーっと長く大きなため息をついてしまった。
それは、ほんの少しの安堵から生まれたため息でした。
@つぶやき
鬱陶しいほど画面に登場していた、ジョバンニ父さんこそが、ナンニ・モレッティ監督だったのね。
気づくの遅すぎ。(汗)
この父さんの いらだちや葛藤。なんだかとてもわかるような気がするのだ。
感情を胸に押し込めてしまうタイプなんだろうなぁ・・。 ジョバンニ父さん。
ちょっとそこいらへんが自分と似てるような気がしたもんだから、いたたまれなかった。
息子の部屋 ★★★☆ (ビデオ)
監督:ナンニ・モレッティ
ナンニ・モレッティ/ラウラ・モランテ
ジャスミン・トリンカ/ジュゼッペ・サンフェリーチェ
恋する遺伝子
失恋し、住む場所も失ったアシュレイが、プレイボーイのヒューと同居(同棲?)しながら
独自の恋愛論を掲げ生きてゆく。そして、恋もしてゆく・・・。 なんて話。
えーと、だから?(爆)
好みの俳優が出ている、そこそこの恋愛映画なら、まず、ノレるあたし。
が、なんということでしょう〜。
生アクビしまくりで、見てる間明日のゴハンのことなんか考えちゃってた恋愛映画なんて久しぶりでした。
ヒューが。ヒュー・ジャックマンが、ステキなお姿で出てるのに、
そのキャラクターに愛しさを感じることができず、欲求不満のストレス爆発しそうでした。
せっかくのヒューなのにー! ムキーっ。
でもいくつかあったツボどころは。
アシュレイのポンポンシーン。あーた、わりとすごいカラダだったのねぇ。
グレッグ・ギニアっていっつもこんな役どころ。 目、キラキラしすぎ。
マリサ・トメイに似てると思ってたら本人だった。
劇中、「白馬に乗った王子様なんていない・・」 というような感じのヒューのセリフが出てくる。
いたじゃん。
「ニューヨークの恋人たち」で、キミがそうだったじゃろ?て思ってひとりクフクフしてました。
@つぶやき
ラストシーンはちょっとよかったけどさ。
ネタバレ→長身のヒューに抱きかかえられるようにして、腕ダラーンとしたアシュレイがかわいかった。
つか、羨ましかった。 ヒューっ!←
恋する遺伝子 ★★★(ヒューでオマケ) (ビデオ)
原題(SOMEONE LIKE YOU)
監督: トニー・ゴールドウィン
アシュレイ・ジャッド/グレッグ・キニア/ヒュー・ジャックマン
エレン・バーキン/マリサ・トメイ
千と千尋の神隠し
約一年遅れでようやく観た。
宮崎駿ものは好きなんだけど、今まで映画館に足を運んだことない。
そして、今回もビデオ(しかも、一週間レンタル)になるまで待っての鑑賞。
アニメなのに、2時間5分の長さに少し驚く。
でも、時間いっぱいいっぱいしっかりと感じることの出来る物語だった。
七福神や大黒様に代表される八百万の神たちを、あんな風に味付けするとは。
「もののけ姫」もそうだったけど、日本の心というか、根っこみたいなものを引き合いに出し
今の時代の様々な問題にぶつける・・・みたいなところ、まさに、宮崎駿モノなんだなーと納得納得。
ともすれば、「説教節」になりそうな題材を、よくここまでファンタジックに作ったものです。
ノスタルジックな町並みに、子供の頃行った田舎の夜店なんかを思い出し、
不思議な生き物たちに、子供のようにワクワクした。
アタシはこうゆう題材も、神隠しや摩訶不思議ワールドも好きなので、観てよかったと思った。
それになんといっても、公開当時話題になっていたネタがようやくわかって嬉しくて。
(遅れてみると、そうゆうもんでしょ。)
「釜爺」が、とある昆虫(?)に似てると言われていたんだけど、やだほんとにそう。
てことで、「釜爺」見てる間中 カマ○ウマ を思い出してました。 ゴメン、文太。
「かおなし」 が登場したとき、わぁーーーっ!って大喜びした。
モノマネする人がマネしてるの見たとき、「なにそれ?」って思ってたけど、似てる、似てたんだね!
DVD発売の時、さんまが「ハクのおにぎりフィギュアプレゼントー!」って言ってたが、
「なんなの? 海苔もついてない白いおにぎりを欲しがる人がいるわけ?」って思ってた。
が、欲しい! 欲しいよ。 ハクのおにぎり。(と、一時的に思った)
キャラ的に、「りん」が好きだったな〜。姉御て感じで。
@つぶやき
2002/10/14の日記でもチラと述べてるが、ふと「不思議の国のアリス」を思い出す。
と言いたいところだが、「鏡の国のアリス」の方だったか、記憶めちゃくちゃ曖昧で。
でも、とにかく(うろ覚えだけど)似てる部分が多かったような気がしたんだ。
いつか、「アリスシリーズ」再読して、検証してみたかったりして。<言うだけタダ。
千と千尋の神隠し ★★★☆(ビデオ)
監督: 宮崎駿
声の出演
柊瑠美(千尋)/入野自由(ハク)/夏木マリ(湯婆婆)(銭婆)
内藤剛志(お父さん)/沢口靖子(お母さん)/菅原文太(釜爺)
大泉洋(番台蛙)
参考サイト
八百万の神 www.ffortune.net/spirit/zinzya/kami/
ストレンジ・ワールド
ストレンジ・ワールド (1965〜1998)
「若い若いジュードが出てるよ!」と、友人に言われて初めて知った、
忘れ去られようとしていた、ジュード幻(?)の作品が収録されている短編映画のアラカルト。
それぞれのストーリーは、特に関連性がないものだから、それぞれのプチ感想をば。
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「空の誘惑」 (1992年)
監督: フィリップ・オシェア
ジュード・ロウ/デヴィッド・スコフィールド
実は、4つのストーリーの中で、これが一番ワケわかんなかったりして。あ。
「リプリー」でもかぶっていたカンカン帽を、若いジュードもかぶっているんだけど、
やはりジュードには帽子が似合うんだわ。
そういや、「ロード・トゥ・パーディション」でも帽子が似合ってた。<(たぶん)ダービーハット。
でも、若いのはいいんだけど、ジーンズの中にきっちりシャツを入れ込んでいるファッションとか
今見るとすごいものがあって、素直にウハウハできない自分がいたりして。あ。
「ショッピング」の前ぐらいなんだろうなぁ。おこちゃまでも瞳にオーラは出てる。<ひいきめか
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「置き去られた空間」(1994年)
監督:ジョナス・グリマス
ロバート・カーライル/リザ・ウォーカー
本当は、「そんなことしていいのー?」てことなんだけど、意外とハートフルな感じになっている。
無口なロバート・カーライルをみると、サイコ?サイコ?ってヘンに勘ぐってしまう自分が悲しい。
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「未来の始まり」(1998年)
監督:デヴィッド・ジャクソン
サマンサ・モートン/ニック・モラン
うーん。なんだかなー って思ってしまった作品。
サマンサ・モートンってことは、後に知ったという。むー失敗。もっとよくみとくんだった。
(※サマンサ・モートン 「ギター弾きの恋」に出てたあの女の子ね。)
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「少年と自転車」
監督:リドリー・スコット(1965年/モノクロ)
トニー・スコット
監督名と出演者名を見よ!というのがすべて。
トニー・スコットって言われてもわかんないくらいの若者が
学校ふけて、日がな自転車であちこちをうろちょろ、
そのとき見たもの感じたことを、少年の視点から語られる・・という話し。
ポストカード風のシーンに、アンニュイな雰囲気がマッチして不思議な空気感漂う。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
人もうらやむ天才一家だろうが、裕福で幸せそうに見えようがそうじゃながろうが、
家族関係に「天才」は通用しないから、それぞれが抱える悩みなんかだって、
みなとさほど変わりなかったりするのさ たぶんきっと。
てことで、かつては“天才”ファミリーとして脚光を浴びていた
エキセントリックでファニーでちょっぴりほろ苦なテネンバウム家のみなさんも
奔放オヤジのせいもありで、今じゃすっかり悩める“天災”ファミリー。
そんな彼らが巻き起こす家族内騒動(プラスお隣さん騒動)や、秘めたる悩みにジタバタしてる姿は
どれもこれも愛おしくて、やることなすことかわいくて、だけどちょっと切なくて。
クスっと笑えて少しだけジーンとしてしまった。というか、こっそり涙ぐんでしまったんだけど。
それと、なんと言っても、画面構成(というのか?)が、めちゃくちゃ洒落ててステキ!
チラシにも『ダサさの一歩手前の究極のカッコよさ』って書いてあったけど、まさにそれ!
ピンク色のズボン(!)や、真っ赤なアディダスジャージなどは、単体で見たら浮いてしまうけど
この映画の中では、必要不可欠な絵柄の一部なんだと思う。っていうか、絶対そうに違いない!
あ。でも、ベンの赤いジャージには、ちゃんと意味があるのだけど。
そして、このジャージがまた私的大ツボだった。<ラストね。
アタシは専門的なこと全然無知だけど、きっと、小物の選出や俳優の立ち位置なんかも
細かく考えられて作られているんじゃないかな?って思った。
とにかく、ワンシーン、ワンシーンに目を奪われ見惚れた。
なんだか、振り返るほどに、この監督のスゴさを感じる。
もう一回じっくり観たいほどに・・。
きっと、観るほどに新しい発見ありそうだから。
@つぶやき
テネンバウム家のみなさんは、天才と謳われてきたわりには、みんな考えが浅いというか一括的というか。
よく言えば純粋。で、そこがかわいいところなの。
ラコステワンピーに毛皮のコートを着て、目の回り真っ黒でいつもブスったれてる、グウィネス。
でも、あたし、このグウィネス すごく好きかもしれない。(テントのシーン、いいわ〜)
退廃的でいつも無表情なのに、かわいいと思えてしまうなんて、これはウェス・マジックか?
最近、顔観るのも面倒だった(!)ジーン・ハックマンの「自由奔放、しかし背中に哀愁が・・」的オヤジ姿が
見事にハマってて、見直してしまった。 このーっ!憎みきれないあんちくしょうーめがっ!(笑
ネタバレ→(生きてるのに)心音がピーと止まっちゃう←ところは、笑わせてもらいました。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ ★★★☆(映画館)
監督: ウェス・アンダーソン
ジーン・ハックマン/アンジェリカ・ヒューストン
ベン・スティラー/グウィネス・パルトロー/ルーク・ウィルソン
オーウェン・ウィルソン/ダニー・グローバー/ビル・マーレイ
たそがれ清兵衛
幕末。井口清兵衛は庄内、海坂藩の御蔵役五十石取りの平侍。
妻に先立たれ、二人の幼い娘と老母の世話をするため、勤めが終わるとすぐに帰宅することから
“たそがれ清兵衛”とあだ名されていた。
そんな男が、ひょんなことから、剣の腕が達者なことが噂になり、思いもしない事態へと・・
というストーリー。
全然内容知らないでいたので、てっきり「たそがれてる男」ってことで、“たそがれ清兵衛”なのかと思っていた。
『たそがれ時になると、いつもそそくさ帰る』ことから “たそがれ清兵衛”だったのね。
貧しいながらも小さな幸せ探しをしてる“たそがれ清兵衛”と、その幼なじみの“朋江さん”との
なんとももどかしい(というか、時代が時代だから)微妙な関係に、やきもきしたり、
上司と部下、親と子、目上と目下、男と女、
時代が違うと、人との関係や人の運命はこんなにも違ってくるものなのか・・
と キュンと、ときにはチクッと切なくなることが多い映画だった。
でも、しきたりの厳しさなどの違いはあれど、根本的な部分は今もさほどかわらないものなのかもしれない。
自分の幸せを、家族の幸せを願うだけでは、社会の中では生きにくい世の中。
家族のことは大切にするが、付き合いベタで出世できないサラリーマンなんかと、
“たそがれ清兵衛”が重なって見えた。
安心印の時代劇かと思っていたが、途中からどんどん緊迫していって、
ラスト間際はとんでもないことになっていた。
あの殺気は、テレビ的時代劇じゃ絶対出せないものかも。
すごかった。
田中泯って人の“一瞬でギラリと変わった”、あの目が未だに脳裏から消えない。
(うちの)お母さんが好きそうだろうけど、あの殺気ムンムンの殺陣シーンは体に悪そうかもな。(笑
あたしは、ほろりと泣けちゃったよ。
“幸せかどうか”なんてことは、他人からの見た目じゃなくて本人の心の問題だもの。
でも、出来れば銭はあるにこしたことないけどね。あたしは。(笑
あ。ひとつ言っておくけど、普段ぼやぁ〜っとした男だけど、実は剣の達人・・て。
必殺仕事人ってワケじゃないですから!違います。
本当に普通の平侍ですから。(爆
@つぶやき
やっぱり、真田はいいっ。<あ、結局それ?(汗
余吾善右衛門!余吾善右衛門っ!<なんなんだ。
くわっ!っと登場したとき、顔があまりにも黒くすすけていて、ちょっと塗りすぎ(ぷ)って思った。
けど、やっぱりこの人の殺気はすごかったわぁ。
でもって、ネタバレ→うちの父ちゃんも、アレ 食べたことあんのよねぇ。あ、言っちゃった☆←
そんなおとんの元に生まれ育った、いたって普通の娘(と思ってるのは自分だけ?) それがわしなのだ。(笑
たそがれ清兵衛 ★★★(試写会/シネマ11)
監督:山田洋次
真田広之/宮沢りえ/田中泯
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
注:とちくるってます。
前作「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編が8年ぶりに!
でも、レスタトにとっちゃ、あれから100年ぶりに!ってことか。
しかも眠りから覚醒したレスタトは、一体どうしたことか、
ゴス・ロックで世界を魅了するロックスターになっちゃうってんだから こらスゴイ。
さらに、レスタトは自らの孤独な運命を呪い、歌詞の中でヴァンパイアの秘密はバラすわ
その歌声で、ヴァンパイアの母にしてもっとも邪悪な女王アカーシャの魂まで呼び覚ましてしまうわ
もーっ 他のヴァンパイアにひんしゅく買うようなこと やりたい放題っ!
でも、すべて許せてしまう。
だって、レスタトだから。キャ☆
その瞳で見つめられると、何者も抗えない・・というような魅力バンッバンッ放出してる
スチュアート・タウンゼントが、もう、「わしも仲間にしてくれっ!フォーエバー!」なんて
言っちゃいそうになるほど、ステキで。奥さま はうーんで。<バカ丸出し
だから、それだけで もっ、 すべてオッケイ。 イッツ オールライト!<何がだ?
今すぐ、DVDが欲しいなー なんて。うふ☆<ぉぃっ
映画の方は、B級として見ると楽しめる。と思う。が、どないなもんか。
最初から最後までわりと高テンションのまま、
できることならこのままラストが来て欲しくない・・とまで思って見ていた、
あたしの基準では、あてにならないと思うんで。
世間一般的にはきっと、普通・・?
原作を愛してやまない人には、普通以下・・かも?(原作のよさが反映されてないらしいから。)
コピーで言うような エロっぽさはほとんどない。前作のような耽美な世界も薄い。
が、代わりに、ちょっと毒気ある少女漫画っぽいコテコテ感がグーッ。(ひいき目でおかしくなってる?)
邪悪な女王アカーシャ役のアリーヤは、中世的な子供体型でセクシーさを感じない。
が、代わりに、レスタトがなにをやってもセクシーだからいいのだ。
あ、でもアカーシャの「な、軟体動物混じってますかっ!?」って歩き方は、一見の価値ありかも。
もうひとりのヒロイン(?)ジェシーは、はっきり言って 「はっ?」 何故、アナタがここに?て感じ。(非道い
それよりも、ルイ(前作で言うならブラピ。今回ルイは出てこない。)。ルイを出しなさいよーっ!
そしたら、美男子の競演で、奥さま 出血死するぐらい鼻血ものだったかもしれないのにー!
なんてことを思いつつ、あくまでもすまし顔で鑑賞してました。<オットの横で
秘めたる 妄想 思いは胸の内に(そしてここで吐露)。 ほほっ。 ららら〜♪
@比べてみよう〜♪

左:「インタビュー・ウィズ〜」のレスタト@トムクル。原作者のアン・ライスが大反対したいう。
中:「クイーン・オブ〜」のレスタト@スチュアート。アンも大層気に入って、6時間自宅に拘束したという。(爆
右:どこかで見つけた画像。アタシが作ったんじゃないよっ。
前作のイメージでスチュアートが演じると・・っていう設定らしい。なので、金髪。似合わねー。
http://www.queenofthevampire.jp/ 日本
http://www.queenofthedamned.co.uk/ イギリス
http://queenofthedamned.warnerbros.com/ アメリカ
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア ★★★(試写会)
監督:マイケル・ライマー
原作: アン・ライス
スチュアート・タウンゼント/アリーヤ
マーガリート・モロー/ヴァンサン・ペレーズ/レナ・オリン
Dolls
“人形”が、映画の語り手となっている、不思議な映画、 「Dolls」。
心に傷を持ち言葉少ない登場人物たちも、どことなく“人形”に重なって見えるところがミソなのだと思う。
赤いヒモでつながった若い男女の姿を、予告編やチラシなどで見て、興味沸いていた。
本編を見るまでは、寓話的な物語にピッタリだからということで、こうゆう作りにしたのかと思っていた。
離れたくない二人がただ単にヒモで繋がっているってことか?と思っていた。
でもこれは、北野監督が浅草に住んでいた時代、
「つながり乞食」という名前で呼ばれる、ヒモで繋がった男女のホームレスを
実際に目の当たりにし、そのショッキングな原風景を元に脚本化がすすめられたというものだった。
映画の中の二人を繋ぐヒモには、もっと切ない意味が込められていた。
なので、何故このヒモで繋がれているのか・・という意味を知ったとき、切なさで胸締め付けられる思いがした。
ひたすらあてもなく彷徨い続ける男女の背景には、また別の物語がいくつか見え隠れする。
死期を感じ取った初老のヤクザと、彼をひたすら待ち続けるひとりの女。
事故で人気の絶頂期から転落したアイドルと、それでも彼女を慕い続ける孤独な青年。
3組のエピソードが微妙に交錯しながら、それぞれが衝撃のラストへと進んでいく。
それぞれのエピソードは、ひとつひとつとると、どれも切なくどれも好きな感じだった。
ヤクザの話しとアイドルの話は、容易に想像ついてしまったけど、
つながり乞食のエピソードでは、うっかりうっすら泣けてしまったほど。
日本の四季を色で見事に表現してあり、その美しさに見とれたりもした。
個性的すぎるヨウジヤマモトの衣装も不思議な映像美にあっててステキに見えた。
が、なんだかあまりにも狙い過ぎてる感じがしてしまい、結局そこが私的敗因要素になってしまった。
一番美しいインパクトのあるシーンをつなぎ合わせて作った、「日本の四季のプロモ」にも見えなくない。
あ、あ、あ、あたしったら、なんて大胆な発言を。(驚)
“世界の北野”映画を、こんな素人のおばちゃんが何言ってんだ!て、怒る人続出かもしれない。(怖)
でも、そう思ってしまったことに嘘はつけない。
桜のシーンも、紅葉のシーンも、すごくすごくキレイなのに、どこか不自然さを感じてしまった・・。
だけど、もしかするとそれは、狙ってそうされたものなのかもしれないけど。
だとしたら、不自然にすることにより、より寓話的さを狙っていたのだろうか。(真意を知るのは監督のみか。)
なんにせよ、ある部分は素晴らしく、ある部分がダメだった・・という。
てことで、ワタシにはとても、 惜しい映画 なのだった。
@9/27日の日記でも書いたが、とにかく「深田恭子」のアイドルダンスと歌が耳についた。
この映画の雰囲気の中で浮いている・・というところも、監督の狙いなのだろうか。謎だ。
それと実はもうひとつ、耳についてどうーしようもないセリフもあった。それは
『お弁当作って 待ってるからー!』
そしてこのエピソードの松原智恵子は、コワイぐらいハマっていた。
ワタシからはオススメできないけど、これから見ようと楽しみに思ってる人は
ぜひ、近松門左衛門の文楽「冥土の飛脚」を一見してからどうぞ。
Dolls ★★☆(2.8) 試写会(シネマ11)
監督:北野武
菅野美穂/西島秀俊
三橋達也/松原智恵子
深田恭子/武重勉
大杉漣/岸本加世子
ロード・トゥ・パーディション
久しぶりに、うっとりしました。
といっても、ジュードに・・ではないのですよ。(笑
美しい叙情的な景色、色味を抑えた雨のシーン、無駄なものが出来るだけ取り除かれていて
シンプルなストーリーも、さらに引き立っていたように感じた。
とてもキレイな映画という印象を受けたのです。
家族を奪われた者が復讐に乗り出す・・というマフィアの世界ではありがちなストーリー。
でも、この映画の焦点は思いっきり 「親子愛」 で、異なるみっつの「父と息子」の絆を
端的に描いてるものと思いました。
親子ものに弱いアタシは、こっちの親子にも、あっちの親子にも
さらには、カゲなる親子関係にも もう 胸キューっと。
ほんと、『親思う心にまさる親心』というか、『親の心子知らず』というか。
(ま、普通マフィアの世界では『子は三界の首枷』なのかもしれないが。)
静かながらも子を想う父親のキモチが、すべて!
て感じなのです。
子もね、いいの。
なんでも2000人のオーディションで選ばれたというトム・ハンクスの息子役タイラー・ホークリン君。
演技も気にならないし、とにかくかわいいの。(あたし好み。うふ☆)
“もうひとりの子” も 見ていて痛々しくなってくるほどのヘタレっぷりがハマってて、よかったけど。
こっちの子↑は、まさにあれね。『親の甘茶が毒となる』て感じで。(苦笑)
シンプルなストーリーだけあって、展開も容易に読めちゃうんだけど、
途中、ジュードに笑えたりしながら 最後まで飽きずに見られた。
でもこれは、音もスクリーンも大きい、映画館で見てもよかったなー。
きっと損はないと感じたと思うから。
@つぶやき
それほど重厚感はないんだけど、だらこそ万人受けするんじゃないか?て思った。
銃撃戦などのシーンはほとんど短めに処理されていて、血もドバーて感じじゃない。
むしろ、この映画の中で、親が息子にはこの世界を知って欲しくなかった、と気を使っていたように
どぎついシーンからかばってるかのような作りになっている。
なので、父が息子連れだって見に行く・・・なんて、密かにもってこいの映画かもしれない。
その際、映画に感動したはずみで
「お父さんはなー お父さんはなー おまえをー 大切にー」 なんてこと言っちゃダメ。(笑
お父さんはその背中で、息子に語りかけなくっちゃ。(^−^)
@つぶやき2
星4コにしようかなーって思ったんだけど、いかんせん ジュードはあれでいいの?って思っちゃって。
決して悪くはないし、キラリ光っているんだけど、なーんか微妙に浮いてるような気がしたものだから。
といっても、某所が光っているとか、某グッズが浮いているとかそんなんじゃないです。えぇ。
“かぶって”も“植えて”もいませんでしたから。
むしろ、“抜いた”という噂すらあるのですが、その必要性も非常に疑問なところで。
(ヘアースタイルで“その変質さ”を出したらしいのだが)
あー。コレでも一応あたしファンです。
まっ、 “あって” も “なくて” もファンにはさほど重要なことじゃないことですから。(爆
2002/09/26の日記にも書いたけど、
ジュードのイタズラ書き(?)シーンがかわいいのよ。<ファンにとっては(爆
ロード・トゥ・パーディション ★★★☆(試写会)
監督:サム・メンデス
トム・ハンクス/ポール・ニューマン
タイラー・ホークリン/ジュード・ロウ/ダニエル・クレイ
青い夢の女
いつも、何かのビデオの予告編に入っていて、いつもすごいインパクトを残していた映画。
機会があったら、是非とも見てみようと心に誓っていた。<大げさな
精神分析医の男が、診療中うたた寝してしまい、ふと起きると 診療ソファーの上で女が死んでいた。
こりゃー 大変だ。
なんか、自分が殺ったような気もするし、そうじゃない気もする。嗚呼。わからない。
とにかく、死体をどうにかしなくては。なのに、邪魔ばかり入りやがる。焦るぜ。焦るぜ。てな感じのストーリー。
で、これ、 はっきり言って コメディ・・ ですか?
もう、笑いどころ満載で、ひとりで見てるのが辛かったです。
男は真剣に焦ってるんだけど、その行動がどこからどう見ても、おかしい。
また、他の登場人物も、絶妙に強烈なボケかまして 唖然とさせてくれる。
ただ、あまりにも死体処理の様子や、その他がおっかしいため、なぜ女は死んだのか?とか
女を殺したのは一体ダレなのか?と言った部分が、薄くなってしまっている。
だから、最後まで見ても、ストーリーの軸っぽいものが見えにくいし、
正直言って愉快なお話でも、唸るお話でもない。
しかしながら、ぽかーんとなるあまり見たことのない笑いが、強烈にエモーションをかき立てるのである。(笑
見てると、ビデオ早送りしたくなるが(爆)、不思議な笑いを体験したい人はどうぞ。
ただし、その際 窓を閉め、ボリュームは小さめで見ることをオススメします。
なぜなら、やたらと SMチックなシーンが多いからなのです。(照)
@つぶやき
主役の ジャン=ユーグ・オングラード の上半身を見て思った。
何でこの人、前面のみすごい筋肉質体型なの? と。 なんか妙に不自然。
ツボどころは多々あるのだが、私的ツボとしては、
ネタバレ→“シーツに絡んでいた”ジャンに彼女が激怒して、服を着ながらジャンを罵倒するシーン。
よく見ると、「社会の窓」全開で怒りちらしてます。なんかその姿が滑稽で笑えるの。
「あ〜あ〜。そのまま外出て行っちゃったよ〜」なんて思いながら見てました。(笑←
青い夢の女 ★★★(ビデオ)
(原題:MORTAL TRANSFER)
監督: ジャン=ジャック・ベネックス
ジャン=ユーグ・オングラード/エレーヌ・ドゥ・フジュロール
ミキ・マノイロヴィッチ/ヴァレンティナ・ソーカ
ロベール・イシュル/イヴ・レニエ
おいしい生活
あまり内容しらずに見たんだけど、わりかし楽しめる映画だった。
おマヌケな銀行強盗の計画にみんなで必死にトライするのに、
自分たちの意図しない方向へと、どんどん事態が進展していく様はおかしくてかわいくて。。
とくに、ドタバタしながらもテンポ良く進んでいく前半は、「うっそー!」と言いながらもワクワクした。
でも、シニカルな笑いや高尚な笑いが盛り込まれていた(であろう)中盤以降は、やや マターリと。
だって、アタシも無教養なフレンチーと同レベルだから、正直 芸術関連のネタはさっぱりで。
美術館にて、「二枚の絵を見比べての違いは?」というヒューの問いに、
ウディがすごい回答をしていたけど、あたしもモロあのレベル。(爆)
小悪党のインテリ男(役の)ヒュー・グラントに、イチからレクチャーして頂きたいぐらいだったわ。
でも、見ていて「なんでぇー」というイヤなキモチにならないのは、
ウディがとことん「ワタシ(一般人)の視点」でいてくれるから。
だけど案外、“いかに環境が変わろうが、自分にとってハッピーなこと” を貫こうとすることって
環境に合わせて変わっていくことよりも、難しいのかもね。
あまりにも、分不相応なスキルを求めようとするツマ@フレンチーの突っ走り方は
アタシから見たら、「かっわいいなぁ。おばかだなぁ。」だったんだけど、
男の人の目から見るとどう思えるかな。
前に、デミ・ムーアとウディ・ハレルソンが夫婦役の「幸福の条件」って映画があったけど、
どことなーく(ほんと、どことなーくだよ)、通じるモノがあったような気がした。
人にとって、一番大切なのは、なんなんだろうね?(^−^)
見終わった後、少しだけほんわりした映画。
@つぶやき
ヒュー様、キャストにハマりまくりです。
したたかなイヤらしさが素晴らしく滲み出てます。(笑
おいしい生活 ★★★☆(ビデオ)
(原題:SMALL TIME CROOKS)
監督: ウディ・アレン
ウディ・アレン/トレイシー・ウルマン/ヒュー・グラント
エンジェル・アイズ
“過去のトラウマ”から逃れようとするように、仕事に没頭するシカゴ警察のシャロン(ジェニファー)は
ある日、ストリートギャングの襲撃に遭い絶体絶命の状況に陥ったところを、“謎の男”キャッチ(ジム)に
助けられる。いつしか二人はつきあい始めるが、シャロンはキャッチの“閉ざされた過去”に疑問を持ち始める。
という感じのストーリー。
で、最近やけに気になる 「過度のミステリアス調宣伝手法」の餌食がまたしてもココに。
平たく言っちゃえば これって ただ単に 「過去を閉ざした男女の恋愛物語」 なのでは?
それを、どーしてここまで ミステリアスに、かつサスペンス風にしちゃうのかなぁ。
またしても、あたしのスペシャル脳内コンピューターは、勝手にとんでもない“過去”や“秘密”を
作り上げてしまっていたわよ。
それは もう、 「何かの見過ぎですっ!」 ってくらいすんごいのを。(苦笑
ていうか、
ジム・カヴィ ヘンに怪しすぎなんですっ!(爆
この監督 「男が女を愛するとき」や「メッセージ・イン・アボトル(こっちは未見)」を作った人なのね。
傷ついた大人のラブストーリーを得意としてるそうなの。
そう言われてみれば、「エンジェル・アイズ」でも、
過去に傷ついた二人の気持ちを、ゆっくり解きほぐすように恋愛させているようにも思えた。
が、いかんせん どこか 陳腐な感じもしてしまってねぇ。
あー イヤイヤっ。大人って、大人って。(爆
主要登場人物は、ほとんど ジェニロペ。(と、ジム・カヴィ<略すなての。)
ムチッときつそうな市警の制服着てたり、シャランと揺れるワンピース着てみたり
モチッとはじけるような(なぜか家でも)市警のピチT着てたり と、
そりゃーもう ジェニロペの魅力ボンバーに爆発です。(でも、かわいいんだわぁ)
なので、ただでさえカゲのある役柄のジム・カヴィは霞みまくりです。<酷
とはいえ、あのジェニロペと渡り歩くためには、それなりの肉体が要されるわけで
奥様あららん(照)シーンなども用意されておりました。(アタシにゃ別に“あららん”ではないが。)
一応、この映画のキーになっていた(?)“重い過去” には、
「大事に想っているもの」に対する空回りしたキモチが絡まっていて
その辺のことは、見ていてちょっと胸詰まるものがあったんだけど。
というか、「いかにも!」ってようなお涙頂戴シーンで、うっかり泣いてしまったんだけど。あは。
ジェニロペの魅力を堪能できる映画ってことでは○かもしれません。
間違いなく、ベン・アフレックは絶賛する(そして、ジム・カヴィを憎む)であろう映画でした。
@つぶやき
ジム・カヴィ演じる、キャッチのお部屋は殺風景ながらも
「イサム・ノグチ」テイストで、ちょっといい感じ。

「エンジェル・アイズ」のチラシをもらったときから、
なんだか「デ・ジャ・ヴ?」って思っていたんだけど、これでしたのね。
中途半端に意識してあるのでしょうか。
ちなみに、「オープン・ユア・アイズ」とのつながりは、全く感じられませんから。
エンジェル・アイズ ★★★(試写会)
監督:ルイス・マンドーキ
ジェニファー・ロペス/ジム・カヴィーゼル
サイン
「シックス・センス」で唸った人は、一体いつまで M・ナイト・シャマラン監督に
今まで見たこともないような “新世界” を期待してしまうのでしょうか。
でも、宣伝方法も『思いっきり期待させる』ような手法できたし、やはりまんまと期待マンマンで
思わず、先行レイトになんぞ行ってしまいましたよ。
で、結論から言うと確かに脱力してしまいました。
エンドロールになったとき、オットと二人「へっ・・?」て感じで見つめ合ってしまいました。
←観賞後、ひきつりながら半笑いする夫婦の図。
でも、なぜかふしぎと憎めなかった。(と思ったのはたぶんあたしのみ)
ヒッチコックをバリバリ意識しました!て風のオープニング。
(このオープニングでムラムラ期待感盛り上がるあたし。)
前作、前々作に続き、やはり比較的ゆっくりペースでまったり進んでいくストーリー展開。
そこに、ババーン!!ギャォ!! とくる “衝撃” プラス “笑撃” 。
(衝撃2 笑撃4 脱力4 という感じかな。)
『謎』に気を向かせ緊迫させておいて、所々その緊張の糸を切るようなお笑いが盛り込まれている
というような、恐怖とお笑い(緊張と緩和)の使い方もよく、
しかもそれが真剣になればなるほどその滑稽さが浮き彫りになってくるという。
(言い方変えれば「紙一重の笑い」とも言うかも。(爆))
とりわけ、「閉ざされた一家」の真剣さから生み出される滑稽さには、かなり爆笑させられた。
“オチ”につながるテーマ(?)は、普段からたまに考えていたりすることだったりもするし、
こういった考え方は好きだから、好意的に受け取れた。
そうゆう意味では「へっ!?(苦笑)」というラストを迎え映画を見終わった後から、
振り出しに戻って反芻作業することに、この映画の醍醐味があるのかもしれない。
だが、やや「ムリめなこじつけ」も多く感じられたところが、私的残念だったところ。
今回の「サイン」の宣伝方法を見ていて、その宣伝の仕方次第で吉とも凶ともでるものなのかも・・と感じた。
一切のネタバレを禁止して、高級サスペンス色強く宣伝した『サイン』。
A級ものとして見たら後に残るのは激しい脱力と、「金返せー!」なのだけど(1800円で見たから)、
B級コミカルサスペンスとして見たら、そこそこ楽しめる映画ではあるのかも。
ということで、
この笑撃と苦笑と脱力の入り交じった不思議なキモチを一緒に体感してみて欲しい・・てキモチもあるけど
絶対、絶対 アタシからはオススメできない一品です。<悪者になりたくないし。(爆
@ネタバレでつぶやき
ネタバレ→なんとなーくそんな予感はしていたんだけど、やっぱりね・・
という奴ら “グリーンマン” 登場で半笑い。
だって、地球に何しにきたの?ってくらい軽装で。(笑
だけど、その姿が露わになる前の、あのトウキビ畑とかでのチラッと遭遇シーンなんかは怖かった〜。←
ホアキン絡みでかわいくもおかしいシーンはお気に入り。<お気に入りなのか
彼ってば、こうゆう役もイケルわねぇ。今度はコメディな彼も見てみたくなった。
しかし、シャマラン監督。 ちょっと出過ぎです。(爆
シリアスな演技していたけど、なぜか笑えてしまいます。<そこがミソ?
アメリカでは大ヒットらしいけど、それはきっと信仰への度数の違いかなーと思った。
信仰が強ければ強いほど、オチに感じる重みが違ってくるかも。
子供時代(キリスト教の)「日曜学校」には通っていたけど、基本的に無信仰なあたしなのでした。
サイン ★★★(映画館)
監督:M・ナイト・シャマラン
メル・ギブソン/ホアキン・フェニックス/ロリー・カルキン/アビゲイル・ブレスリン
M・ナイト・シャマラン
プッシーキャッツ
女の子バンドの成り上がり物語かと思っていたら、なんと!そうくるのかっ!?て展開。
だけど、すんごく面白い〜。
登場するキャラはみんな個性的で、悪役(?)すらもチャーミング!
音楽に詳しければ詳しいほど、細かいネタがツボにハマるんだろうけど、
悲しいかな、アタシにはその辺のことあまりわからなかった。
それでも、バックストリート・ボーイズネタなんかはうっすらわかって笑えたわ。
んでもって、若手アイドルバンドの登場の仕方も最高!
もうー いいのっ!? て感じで、オープニングから一気にひきこまれてしまった。
そのおバカさに。(笑
プッシーキャッツのボーカル、レイチェル・リー・クックは相変わらず
細っこいのに、乳ボイーン☆に顔も猫系でかわいい。
ほら、あたし、猫のような女が好きだからさ。<見た目も
でも、天然ボケキャラのタラ・リードのかわいさもいいっ。
だけどなんたって、この映画の大将(大将て)はアラン・カミングね。
彼の胡散臭さは後にとーんでもない笑いをアタシにプレゼントしてくれたもの。
とにかく、軽〜く楽しめて元気ハツラツになれちゃう映画。
もう一回じっくり見たいわ。(笑
@セス・グリーンにブレッキン・メイヤー、
あと私的ツボだったのが「アメパイ」のパパ役ユージン・レヴィもチラと出てる。
これらがまたなんか笑えるんだわ。
プッシーキャッツ (日本未公開)★★★☆
監督:ハリー・エルフォント
レイチェル・リー・クック /タラ・リード/ロザリオ・ドーソン
アラン・カミング
命
たぶん、最大の盛り上がりであろうシーン。
会場のあちこちからは、鼻すする音が聞こえてた。
隣の人も泣いていたっぽい。
けど、アタシは恐ろしく冷めていた。
言いたいことはわからんでもないだが、どうにもこうにも柳美里に感情移入できず、
思いっきり “ひねた見方” になってしまった。
柳美里の本を読んだこともなく、本人のことも知らないのにとやかく言うのは気が引けるが
どーもなにかひっかかるのである。
不倫をしその相手の子を身ごもり、余命残りわずかな昔の男と
お互い足りない部分を補うように寄り添い、そこから生きる力を得て歩き出す・・
人には自分じゃどうすることもできない感情や運命みたいなものがあると思う。
だからこうゆう生き方について、一切非難する気はない。
でも、きっとこの人はたくさんの人に非難されただろう。
正しく生きてる人なんてあまりいないと思うし、正しく生きる必要もあまりないと思う。
でもこの場合、(ちょっとニュアンス違うが) “言い訳” さらに強く言うなら
“自己正当化” に見えてしまったのだ。
言い訳・自己正当化は、アタシもよくやる。
「言い訳キライ」といいつつ、知らないうちに言い訳まくしたててる。(現に今もそうかも)
だからなおのこと、自分がイヤだなーと思ってることを堂々とやってのけてる(とアタシには映る)
柳美里が羨ましく恨めしく思えるってことなのかもしれないが。
不倫・恋愛・略奪。
もしかしたら、妻が悪妻かもしれないし、そうゆうことは本人たちしかわからないことだし
アタシのオットが奪われたワケでもないから、どうでもいいっちゃーいいんだけど
けどね、こうゆうことは 「先に言ったもん勝ち」 ってのはあると思うのだ。
しかも、作家という強い武器を持っている人に、こうバーンと出されちゃあ ね。
世にこうゆう形でドーンと出ることは、柳美里本人が望んでいたことかどうかわかんないけど、
こうゆうことは、本当に大切な伝えるべき人にだけ伝えればいいんじゃないかなぁ・・と思ったりしてさ。
というような、映画とは関係のない部分でアタシのキモチが離れてしまっていたため
どうにもこうにも、ダメだった という話しじゃ。<あんたダレ?
って、なんて言うなら見に行くな!コラ! って話しもあるな。
でも、そんなことすべてを超越しちゃうこともあるのが映画マジックなんだしと思ってたんだけど。
江角マキコがどうしてこんなに持て囃されているのか、やっぱりアタシにはどうにもわからんのだわ。
「ショムニ」の江角はいいと思うんだけど、シリアスものになると、なんかねぇ。うーん。^^;
んだけど、豊川悦司はよかったなぁ。
や、「手がいい」とかそうゆうことだけじゃなくて、気迫と儚さとが薄く重なり合うミルフィーユのように、
触ろうとすると崩れてしまいそうな・・ なに言ってんのかしら、あたし。(照
とにかくそんな感じで、すごい減量したとか、そんなことは二の次に思うくらいよかった。
雨のシーンもよかったけど。
この監督の雨と桜のシーンには、意味がもっさり込められているっぽくて好きだ。(てほど見てないが)
ネタバレ→雨が雪に変わり、その様子を豊川悦司が病院の椅子にポツンと座って眺めているシーン。←
男は黙って背中で語る て感じで。<あ、ひいき目かしら
そうそう。
この映画で、やけに目についたのが「ネピアティッシュ」。
協賛がらみなんだろうけど、いろいろ映画作りも大変なんだなーって思ってしまったよ。
命 ★★☆(試写会)
監督:篠原哲雄
江角マキコ/豊川悦司
筧利夫/寺脇康文/平田満/根岸季衣/江守徹/斉藤由貴/樹木希林/岸谷五朗(友情出演)