IrDAを有効にするパッチが取り込まれ、IrCOMM/IrLANが動作することを
確認したので、その際の手順を軽く書き留めておきます。
ただし"動く"というだけで、linux2.0.xのirdaパッチのバグ(linux-irda
プロジェクトの樋口さんにお聞きしました。)から、"使える"というまでは
いかないようなので、オススメはしません。
・PocketLinuxのカーネルを最新のものにする。
順番としては、神木さんの所から2.0.37用のパッチを
古い物から順に当てる。
じゃ、ちょっと簡単すぎるので。
linux-2.0.37 + patch-2.0.37p1-3.diff.gz
+ patch-2.0.37p3a.diff.gz
+ linux-2.0.37p3a-mg0828.diff.bz2
+ linux-2.0.37p3a-mg0828-0829.diff.bz2
です。
コンパイル/インストール手順は別ページ参照のこと。
説明の通りにやっても上手くコンパイルできないかもしれません。
その場合には、MakefileのMODVERSIONSをコメントアウト、ソースのうち
#include <ioctls.h>
となっている irmanager/irmanager.c irobex/irobex_lib.cを
#include <asm/ioctls.h>
に書き換え、
make depend
make all
make install
それでも、makeに失敗したらMakefileの
drivers: Makefile
を
drivers::
に修正すれば通るようになるそうです。
/etc/conf.modulesに
alias tty-ldisc-11 irtty
alias char-major-60 ircomm_tty
を追加。
mknod /dev/irnine c 60 64
で、IrCOMMのデバイスファイルを作る。
とか、そんなくらいでしょうか。
insmod irda;insmod irtty
irmanager&
rattach /dev/ttyS1 &
すれば、IrDAデバイスがカーネルに認識されることになると思います。
irmanagerは樋口さんのページのようにうまくいかなかったので"&"を
付けてみました。動くので大丈夫なのでしょう。
さらに、
IrLANを使う場合。
insmod irlan;insmod irlan_client;insmod irlan_server
ifconfig eth0 xxx.xxx.xxx.xxx (eth0はIrLANデバイスです)
route add default eth0
IrCOMMを使う場合。
insmod ircomm;insmod ircomm_tty
IrCOMMのポートを/dev/irnineで開けばOK。
IrLANについては、telnetとftpで動作を確認しました。
ftpでのパフォーマンスは8.6k/sec程度。
半二重で通信していることを考えると結構良いのかな?
ファイル転送は、受け側としてはACK返すだけだし、、、謎。
IrCOMMについては、winの仮想シリアルポートとMGで通信できることを
確認したのと、 疑似赤外線モデムサーバーを入れてpppコネクションを
試したくらい。ただし、pppは電話をするのは確認しましたがそれ以降が
さっぱり。
IrOBEX,IrLPTは手元に環境というかそのへんでいけるデバイスがないので
確認せず。
Parmをくれるならやるかも(爆)
自作AT+IrDAadp Win95
ThinkPad530CS Debian 2.1 slink (IrLAN,IrCOMM)
MobileGearMK-12 Debian 2.0 hamm(当然必須ですね>MG)