農業関係の本
よく使っている、お薦めの農業関係の本です
- 『有機栽培の基礎と実際』小祝政明 農文協・・・有機栽培は本来慣行栽培より収量が多いことを科学的に解説した本。特に肥料に含まれる炭水化物とマグネシウムに注目して説明してある。土壌の化学性に重点が置かれていて、物理性・生物性については記述が少ない。また、肥料の発酵についても簡単にしか書いてないので、続編に期待しています。
- 『現代農業』2006.12 特集 プクプク酵母菌の世界へ
- 『果菜の苗つくり』白木己歳 農文協・・・今まで自己流で苗つくりをやっていましたが、なかなかうまくいかなかったのですが、ちょうどいい本がやっと出版されました。3分の1は接ぎ木について書いてあるので私には不要でしたが、それ以外のところではいろいろ勉強になりました。例えば、今までは定植や鉢上げのときに土をぐっと押さえつけていたのですが、これはやってはいけないそうです。
- 『ふくしまの家庭菜園』 福島県農友会発行・・・前半が野菜つくりの一般的な技術について、後半が100種類ほどのそれぞれの野菜の作り方(作目毎に2ページ程度)。ただし、発行元の福島県農友会が解散してしまったので、入手できるかどうか分かりません。農業試験場・普及所・市町村役場の農林担当課などに問い合わせてみてください
- 『プロの手ほどき家庭菜園のコツのコツ』水口文夫 農文協・・・一番最初に買った本。上の本と同じような構成
- 『家庭菜園の不耕起栽培』水口文夫 農文協・・・上の本と同じ筆者。耕さない「不耕起栽培」の考え方とその技術。自然農の本と違って、思想や自然観ではなく、技術としての不耕起栽培に関する本。
- 『わたしの有機無農薬栽培』久保英範 農文協・・・荒地に堆肥を大量に投入して家庭菜園を作っている物理学者。物理学者らしく自分の菜園でいろいろと実験しています。
- 『自然農薬で防ぐ病気と害虫』古賀綱行 農文協・・・いくつか試してみましたが、あまり効かなかったり、面倒だったり。結局、何もしなくても全滅ということはほとんどないので、今は何もやっていません。
- 『自家採種ハンドブック』m=ファントン,j=ファントン 現代書館・・・作目毎の自家採種の基本技術。今は種は買ってくるのが当たり前になっていますが、多様性の減少などの問題があります。できるものはなるべく自家採種したいのですが、買ってきた種がf1(雑種)だったり、手間がかかることから、今種を取っているのは数種類だけです。少しでも増やしていきたいと思っています。
- 『発酵肥料で健康菜園』薄上秀男 農文協・・・ぼかし作りはこれを見ながらやっていますが、なかなかうまくいかない。
- 『発酵肥料の作り方・使い方』薄上秀男 農文協・・・同上
- 『緑肥を使いこなす』橋爪健 農文協・・・いろいろな緑肥の紹介。
- 『ミニ雑草図鑑』廣田伸七 全国農村教育協会・・・名前を知らないと話が始まらない!索引が名前だけなので探すのがちょっと大変だけど、花の写真だけでなく、芽が出たばかりの小さい雑草の写真も載っているので畑の雑草を知るには絶好。
- 『野菜・山菜博物辞典』草川俊 東京堂出版・・・いろいろな野菜の栽培の歴史や料理での使われ方など。地方の伝統的な野菜も取り上げられている。
- 『日本の野菜』大久保増太郎 中公新書・・・メジャーな野菜の解説。著者が流通の専攻なのでそちら関係の記述が多い。
- 『野菜の生態と作型』山川邦夫 農文協・・・かなり専門的で分量があるので通読せず、必要な時に参照している。作物の起源や特徴について非常に詳しく書いてある。
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