山旅日記
山岳事故(落石)
H21.11.18
山岳事故に遭遇してしまいました。ようやく回復の兆しが感じられて、また、山を目指そうと思うようになってきた
今日このごろです。さて事故は八月九日に北八ヶ岳の東天狗岳の山頂間近で、クサリに体重を移動したと同時に鉄杭が
岩と共に落ちてきました。よけるまもなく左足に乗っかった状態で止まりました。通りかかった登山者に岩をどけて
もらい、携帯で110番通報、ヘリで地元の諏訪中央病院へ運びこまれました。開放・複雑骨折となって、手術後そこの病院
で五十日入院しました。山岳事故、ツーリング、パラグライダー失敗などのアウトドアスポーツで骨折している人も数名
いました。病院の窓からは八ヶ岳が眺める事ができて、忌まわしい出来事とは裏腹に、機会があればまたチャレンジしよう
と思うのですから、山の魅力とは何かはっきりとした言葉では表せませんが、人をひきつける奥深いものをもっている
のでしょうね。来年春から本格的に活動できる予定でいます。
楽に誰でも登れる冠山
H21.5.30
福井県と岐阜県の境にある冠山に登ってきました。冠山峠に8時半到着しましたが、すでに何台かの車があって
そのうちの何人かは付近ですす竹を採っていました。今は新緑が非常にきれいです。タニウツギが林道の下では
散りかけていましたが、ここではまだ蕾も残っています。後半から雨模様となる予報でしたので、早めに足を
進めます。道沿いにはイワカガミ、チゴユリ、アカモノ、ハルリンドウ、コバイケイソウ、サンカヨウ、カメノキの花
などが咲いていました。一時間十分で山頂に到着です。徳山ダムが満々と水を湛えていたのが印象的でした。
帰路には、山頂を目指す人たちとたくさんすれ違い、気楽な服装の人や外人さんもチラホラ。でもここは若い女性が
多い。(二重丸で〜す)車に戻って岐阜県側に降りて行き、途中より高倉峠を通って花ハス温泉前を通り南条スマート
ICを利用して大野に戻ってきました。
琵琶湖南、草津の鶏冠山
H21.4.29
草津ICを降りてすぐに一丈野野営場がある。ここまで車で二時間半の行程で、広い駐車場にはほとんど
車はありません。ここからクサリの掛かっていた林道をしばらく歩く。風化した花崗岩の道を落ヶ滝まで登り
さらに一風変化の伴った松やツツジが咲く中を鶏冠山(491m)へ登る。一時間半の道程でしたが、展望は
良くなく、新緑だけが目に映ります。来た道を少し戻り今度は天狗岩を経て竜王山(605m)を目指します。
かって都に近いこともあって禿山となり、いまでは植林の後も随所にあり、自然休養林になっています。
これからのコース、よくも落ちないものと感心させられる岩が積み重なった場所が沢山あり、その中で圧巻
だったのが、天狗岩でした。日本百名山の瑞牆山を彷彿とさせられる山容です。山頂の岩に立つ人が小さく
見えます。巨大な磨崖仏を拝み、五時間の周回コースを楽しんで戻り、キャンプ場は多くの人で賑わってました。
鈴鹿の山・竜ヶ岳
H21.4.11
福寿草で有名になった藤原岳の南に位置して標高は1100mあります。もしかしての期待もむなしく福寿草
は無し、ETC1000円利用を最大限いかし、関が原で降りて南下、三重県に入ります。登山口は宇賀渓Pで
料金を払い登山準備をしていると、駐車場係りの人が登山パンフレットを持ってきてくれました。後に
これが大変詳しく書かれていて、たいそう役に立ちました。杉林のホタガ谷(裏道)をつめて2時間、笹原
に変わり、さらに30分で山頂に到着です。緑一面の笹に展望も良く気持ちのいい休憩です。帰路は石槫(いしぐれ)
峠(表登山道)の急坂を下り、峠からの林道(通行止め)では各所で崩れています。さらに谷筋に入り、
宇賀渓の滝をいくつも通過しながら戻ってきました。桜も見頃を迎えており、観光客も目立ちました。
宇賀渓では沢歩きやへつりもあるので意外と変化に富んでいました。ルートを間違えないように注意しよう
愛鷹山・御正体山・長者ヶ岳
H21.3.19-21
富士山はこの時期、私は最も輝いているように思い、連休を利用して周辺の山めぐりをして楽しんで
きました。早朝から最初目指した愛鷹山、又の名を「越前岳」と言い、なぜか身近に感じます。富士は
朝日に輝いていました。その日、二つ目の山、御正体山にチャレンジ、山頂では皇太子が登られたという
レリーフがありました。尚、山頂近くの北向きの斜面では、残雪は凍りつき注意を要します。車中で泊まり
翌日、天気もすぐれず、柿田川湧水、白糸の滝など観光を堪能しました。次の朝、ご来光に富士の姿を重
ねて撮影、後、長者ヶ岳に登りました。山頂では20ぐらいのパラグライダーが頭上を優雅に舞っていました。
今回、特に思い出深いのは富士の樹海を歩き、風穴を見てきたことです。地図に出ているだけの場所なので
注意深くルートを探して樹海を歩きました。全く人の気配も無く、大満足のハイキングです。
笙ケ岳・養老山
H21.3.1
関が原の南には養老の滝があります。この観光地が登山口になります。下の有料駐車場に300円を
払い止めます。ちなみに上では千円です。1.2km歩くと滝です。軽く見流して登山届けを駐車場の
おじさんに渡し林道を登っていきます。風が吹くとスギ花粉が黄色く染めるほどに舞上がります。
もみじ峠から笙ヶ岳(909m)へ花も何も無い冬のコートを脱いだばかりの山をひたすら歩きます。
山頂はこじんまりとしてました。もみじ峠まで戻り、今度はハイキングコースと書かれている階段
の多い道を養老山に向けて歩きました。こちらは人も多くて沢山の人とすれ違いました。山頂(840m)
は三角点だけで休憩は手前の小倉山です。濃尾平野が一望できます。周遊全コースの所要時間は5時間
でしたが、雪も無く、低山の割りに歩きでのあるコースでした。
愛宕山
H21.2.1
冬の時期、手軽に登れる山は福井県では積雪が多くて少ないようです。雪山を目指す人ならともか
く雪の少ない場所となれば分水嶺を越えて岐阜や滋賀県へ目を向けるようになる。今回の山は京都
にある愛宕山である。愛宕神社の奥の院で片道5.5kmの道程で看板がある。駐車場も整ってはいるが
1000円も取られる。でも登る人はかなりいるようです。いきなり階段が連続して続き歴史が深く
刻み込まれた山道、つまり階段をひたすら登り続けること2時間で山頂直下の登山者休憩所に到着
しました。雪が降り真っ白くなって寒さひとしをです。最後も階段が続き山頂に到着 立派な
神社で神主が二人いてお守りなどを売っていました。お参りを済ませた後は、薪ストーブがある
土間でしばしの休憩を取り下山しました。
三国岳ときれいな森
H20.12.20
三国岳は各地にありますが、地名の由来はほとんどが三国境にあり、そこから名づけられています。
今日登った山は、滋賀、岐阜、三重県の境にあります。関が原を南に下り岐阜、三重県境付近の北
石津町が登山口です。現地まで150km2時間で着きました。谷川沿いを登っていくと数名のハンター
がいましたので、間違われて撃たれると怖いので、目立つ服装や鈴を鳴らしながら登っていきました。
12月にもなると葉は落ち、下草も無く、落ち葉が積もり快適に歩くことが出来ます。しかし、どこでも
歩けるために送電線の巡視路に入り込み違う方向へ行きましたが、自然と谷の上で合流しました。
2時間で山頂に到着、見晴らしも悪く、誰もいなくて、ただ看板が置いてあるだけでした。が、あと
からよく見ると最高地点がもっと奥にあることがわかり再度歩き始めました。911mの山頂では5名
の人が食事をとっていました。
賤ヶ岳
H20.12.6
羽柴秀吉と柴田勝家が戦い戦場となった賤ヶ岳は山頂が公園となっています。余呉湖を周遊するよう
に峰が連なりその盟主が賤ヶ岳で、尾根伝いにはきれいに整備されているハイキングコースがあります
賤ヶ岳の案内板が立っている稲荷神社から登り、車も走れそうな幅の広い山道を歩きます。途中の
大岩山には中川清秀の墓があります。落ち葉の積もる道を1時間半ほどで421mの賤ヶ岳山頂です。
展望は観光地ですから琵琶湖はもとより、余呉湖や伊吹山までみわたせます。季節はずれでしたので
広場には数名がいた程度でした。国民宿舎に向かって降り、湖畔を巡って車に戻ってきました。
北陸高速道での帰り道、武生IC付近から高速道に雪が積もり白くなってきました。どの車もスピード
が控え目でしたが、下り線、もし冬用タイヤの装着していない車が走っていたらと思うとぞっとする
ぐらいの積雪になりました。
呉枯ノ峰
H20.11.29
呉枯ノ峰(くれこのみね)は滋賀県木ノ本町にある、標高533mの一等三角点のある山です。余呉湖
近くでワンデイハイクに適していますので気軽に歩くことが出来ます。坂口登山口には朱塗りの大鳥
居があり菅山寺の案内がありました。尾根から反対にある菅山寺は車では入れません。そこを目指し
山道を登ること50分 痛んできた多くの建造物が立ち並ぶ菅山寺に到着しました。周囲は見まごうば
かりのブナやナラの森になっています。落ち葉を踏みしめて周囲の散策です。千年の大ケヤキも2本
生えていました。ゆっくりと堪能した後は呉枯ノ峰へと稜線歩きです。山頂に着くころには登山道の
状態も悪くなってきました。30分で到着、三角点だけが目立ちましたが展望はありません。下山は
周遊コースをたどって戻り、2時間20分のハイキングも楽しい運動になりました。
深坂古道
H20.11.22
敦賀のICを出ると8号線は琵琶湖方面に行くのに新しい路線が開通していてとても楽になりました。
敦賀の街中を通過する事も無くあっという間に疋田に出ます。西回りコースの最初の集落が深坂です。
駐車場は疋田駅前が確実です。旧街道の面影漂う家並みを過ぎて行けば案内板がありそれにしたがっ
てやや広い山道を登ります。2Kmぐらいで峠に着きました。ここが敦賀と滋賀県の県境で反対側に
下りていくとすぐに深坂地蔵堂に出ます。こちらからはここまで車が入れます。Uターンして戻り
ますが、道の脇にはわずかに残っている雪の隙間などにフユイチゴが赤い実を付けています。食べ
てみましたが、おいしいとはいえません。峠の標高は370mで気軽なハイキングコースです。黄葉は
終りに近づいていましたが、それでもたまに差し込む光に輝いているところもありました。歴史を
感じさせる思い出づくりには格好のルートだと思われます。
H20.10.11−10.13
今回、紅葉を愛でに初めて上高地の大正池から歩き始めました。平湯温泉に車を止めてからバスに
乗り換えていくと、まだ朝が早いせいか乗客も少しでした。だんだんと天気も良くなってきて、
河童橋に着くころには合羽を脱ぎました。黄色く色づいた木々がきれいな梓川とマッチしています。
横尾山荘で2泊します。あくる日は涸沢を目指して登っていきます。黄葉はきれいで、雄大な眺めと
あいまって最高です。涸沢に入るころにはナナカマドの赤が私たちを待っていてくれたかのように、
日差しを浴びて輝きだしました。穂高連峰が間近に見えています。今まではすべて穂高温泉からの
登山でしたので、涸沢から見る穂高岳は新鮮な感じがします。しかも、このたとえようもない美しい
紅葉は初めてです。特に台風がなかった今年は、例年になく,さらに良かったようです。パノラマ
コースから見る涸沢全景も、思う存分目に焼け付けて下ってきました。ナナカマドの赤を写真では
見ていますが、体験をしてみて,これほどのものとは思いませんでした。3時間で横尾山荘から涸沢に
入れますから、皆さんに絶対にお勧めのコースです。
H20.8.14−8.17
野口五郎岳などを通る稜線は裏銀座コースでまだ歩いていないところでしたので、お盆の休みを
利用して七倉ダムー高瀬ダムーブナ立尾根ー烏帽子小屋ー烏帽子岳ー烏帽子小屋(泊)ー三ツ岳
ー野口五郎岳ー水晶小屋ー水晶岳ー水晶小屋(泊)ー真砂岳ー湯俣岳ー湯俣温泉晴嵐荘(泊)ー
高瀬ダムー七倉のコースを巡ってきました。日本三大急登のブナ立尾根を登りつめて小屋に荷物
を預けて、烏帽子の山頂へ、ここは鳳凰山の地蔵岳オペリスクとそっくりでした。雨は小屋に入
ってから降るといった具合で、今回の山行中、天気予報は良いほうに外れてくれ、助かりました。
なだらかな山頂の野口五郎岳では周囲の山は頭だけが雲で覆われていました。水晶小屋でビール
を買い、水晶岳山頂で乾杯 おいしいことこの上なし。小屋では60人以上の宿泊者でした。
そして一気下りで湯俣温泉へ着き、早速上流にある川原の露天風呂へ入ってきました。自然の
温泉はきれいでもなく、後から晴嵐荘でゆっくりと温泉に浸かって汗を流しました。夕方からは
雨が降りましたが、最後の宿泊日 のんびりと登山者同士で会話がはずむ夕食時を楽しみました。
日本百名山を踏破しました
H20.8.2ー8.3
日本百名山を目指していた私たちも最後の挑戦となりました。今回は越後駒ケ岳と平ケ岳です。
いつもどうりに前夜発で金沢西ICより新潟県小出ICまで走り、長いトンネルが続くシルバー
ラインを抜けて枝折峠に着きました。数年前とはうって変わり登山口は大きく変身し、トイレと
大きな駐車場が整備されていました。山頂近くでは雪渓も残り4時間15分で2003mの頂上に立ち
ました。この日は麓のログハウスで泊まりです。翌日は午前4時にバスに集合、1時間半で地元の
人しか入ることができない林道を走り登山口に到着です。他の宿泊客と共に5時半から歩き始めて
3時間で平ケ岳山頂に到着しました。この瞬間が感動です。妻も百名山を達成し、二人で万歳三唱
しました。百名山を意識しだしてから15年間かかりました。この間、二人とも健康でいられたし、
家族にも大きなトラブルは無かったことが、幸いでした。山は最高にいいですね
H20.7.26
山おやじが日本百名山を登り終えたのは平成15年8月のことでした。いつもパートナーとして共に
登っていた妻も、いつしか相当数の日本百名山の頂を踏んでいました。周囲の女性でも百名山を
目指している方たちがいまして、感化されたようで百名山完登を目指していました。わたしが過去
の登山記録を参考に、新たなる取り組みでお供しています。丹沢山はきゅうきょ決まった山で1567
mありますが、中央の丹沢山と塔ノ岳・最高峰の蛭ケ岳も加えた山並みを指すようです。作治小屋
から花立小屋ー塔ノ岳ー丹沢山ー蛭ケ岳の往復コースを選びました。わたしは2回目で前回は玄倉川
から蛭ケ岳ー丹沢山ー塔ノ岳ー車までを歩きましたので季節も違って新鮮味がありました。この山は
富士山も眺められて登山者も多くいます。今までに、登山道が2本ついているのはこの山だけでした。
午前五時半から登りはじめましたが登山者はほとんどいませんので静かな丹沢山が楽しめました。し
かしこの日多治見では39度の最高気温を記録しています。汗が目に染む猛暑の登山となりました。
H20.7.21
前日とうって変わって天気が時間を追うごとに晴れわたり周辺の山々も白のコントラストが青と混
ざり桃源郷のような世界となってきました。チングルマやシナノキンバイ イワカガミ等 沢山の
お花が高原を彩っています。立山雷鳥沢付近では奥大日岳が全容を現して朝日に輝いています。
200名山の奥大日岳は昨日登ろうと計画を立てていたところでしたが天気の具合で今日となりました。
登山者も多くて、雪渓の上を歩く人が遠くからでも見えています。私たちも雪で見え隠れしている
登山道を歩き1時間3分で三角点に到着です。看板もあり人もかなりいました。ところが5分ほど先
にもピークがあってそこが奥大日の最高地点と地図に書いてあります。雪渓でつながる尾根を歩き
山頂に立って剣岳を眺めましたが、先ほどまできれいに見えていた山頂も雲に隠れてしまいました。
下山の途中で長い雪渓で、尻にビニールをあててシリセードを試みました。滑りますがスプーン
カットの雪面は尻に負担が大きくてスピードが出せる状態ではありません。お勧めできませんね
H20.7.20
剣岳にもっとも近い山小屋が剣山荘で、建て替えられたばかりのきれいな山小屋に泊まる計画です。
晴れの天気予報にわくわくしながらの登山でしたが、連休初日の20日はあいにくの雨交じりの空模様
合羽を着ての室堂から剣山荘までの歩きです。途中のルート上にはかなり雪渓も残っています。正午
前晴れわたり視界が開け青空も出ました。軽い荷物で剣山荘から山頂を夕方までに戻る予定で、登り
ましたが、以後天気は崩れ濡れた岩場の歩きとなりました。視界もわずかしかなくて、ルート確認は
たいへんでした。10箇所以上のクサリ場にも注意が必要で気が抜けませんでした。山頂までは2時間
15分で到着、数人いて、中に外人さんもいました。が当然視界は全くありません。下山専用の道を利用
下り1時間55分で剣山荘まで戻りました。
原作 新田次郎 剣岳(点の記)2009年公開のロケ隊がちょうどこの山小屋に泊まっていました。仲村
トオルなど芸能人も数名います。女性の人など一目見ようとさわいでいました。
H20.7.6
鳥取県の大山は富士山のように美しい山です。百名山を目指している人は山頂の弥山に登ってきますが、
実際のところは最高峰は剣ケ峰です。山頂に頂が2つある双耳峰です。登山道がきれいに整備されて
弥山まで誰にでも簡単に登れます。そして山頂付近にあるダイセンキャラボクも登山者のあこがれです。
その反面味気なく、行った人の多くは感激を深く味わうことなく下りてくるようです。だからこそ弥山
よりも最初から剣ケ峰を目指して計画しました。人気の少ないブナ林は青々と茂り、蝉の鳴き声がこだ
ましています。ユートピア小屋を通過して更に登りますが天狗岳で出会う人はわずかでした。風が強か
ったので細い稜線はしばしば立ち止まってしまいました。3時間15分で剣ケ峰山頂に立つ事が出来、日本
海まで見渡せた展望に感慨ひとしをです。ここから弥山の間の稜線は崩壊が激しく通行禁止になっている
ようですが、歩いてきた人とも会いました。山頂で出会った人は一人のみここへ来れば途中でダイセン
キャラボクやお花畑にも出会えます。山に慣れた人にお勧めコースです。
H20.6.15
能郷白山
能郷白山は福井県と岐阜県の県境にあり、この付近の山々では最高峰で標高は1617mあります。登山口の
温見峠には、週末になると車で路肩が一杯になります。マイクロバスは福井県よりの林道との出合いに
停めてあり、タクシーともすれ違いました。最初はブナ林の中を歩きます。足元にはオウレンがところ
どころに残っていて、昔ここでオウレン栽培をしていた事がうかがえます。すぐに急な坂となってきて
ロープをつかまるところも出てきます。尾根との出合いにでてからも坂は続きますが、きれいに整備
されている登山道で迷う事もありません。笹が広がってくると竹の子を手にしている人もたくさんいま
した。急ながけの斜面ではまだウドが残っているといって取っているのも見かけました。1時間38分で
山頂に到着し きれいになった祠の前で休憩です。白山が見えていましたが、次第に雲に隠れてしまい
展望も悪くなりました。山頂ではカタクリやムラサキヤシオが咲いていました。見たかったニッコウキスゲ
は2週間ぐらい先のようです。
H20.5.2-5.6
北九州の山めぐりを満喫 英彦山 由布岳 冷水岳 黒髪山
九州の山は非常に遠距離で車ではたくさんの時間を要するためにいつもGWとなってしまいます。今度も
2日の夜行で立ち、福岡県と大分県の境にある英彦山に着いたのは午前8時で 身支度を整え登山開始です
修験者の山(1200m)であるので急な坂と岩の連続です。周回コースは九州自然歩道の一部にもなっていました
その日、大分中央部の湯布院温泉に泊まりましたが、ここは観光客で大混雑です。街中から見えた由布岳、翌4日
挑戦 きれいな草原の広がる山麓からそそり立つ山は見事です。きれいな登山道を3時間ほどで山頂に着いて
火口をひと回りしましたがここは意外と危険でした。降りてすぐに高速に入り今度は長崎県島原半島に向かい小浜
温泉で泊まりました。宿は薦められるものではありませんでした。救いは源泉と海の幸ぐらいです。5日は雨天で
計画していた雲仙岳を横目にハウステンボス横を通過し、北部の九十九島展望台がある冷水岳(300mぐらい)へ車で
上り、後、平戸見学をしました。6日最終日は名水百選竜門の水を見てから水源地にある黒髪山に登りました。自然が
とても豊かな森と岩の山で山頂の岩の上に立つと有田市がよく見えました。帰路大阪では渋滞に巻き込まれてしまいました
H20.1.5
京都側より眺めた青葉山
正月は雪で始まった2008年ねずみ年です。皆さんあけましておめでとうございます。今年の山旅の
幕開けは青葉山を見ることからはじめました。大野でもようやく天気が回復してきて、道路も黒く
なってきました。そこで思い切って、福井県の西の果ての塩汲峠をめざし出発、東舞鶴から野原
集落へ、そこで海岸を歩くとレンガだろう石が丸く削られ落ちていました。雪も山中では30cmは
あるようですが、海岸ではまったくありません。青葉山は北側から眺めても尖っていてきれいな山容
をしていました。小橋のアンジャ島では釣り人が何人もいました。そのうちの一人は女性で、対象の
魚を聞いてみましたが初めて耳にした名前でした。帰路は京都側より塩汲峠を抜けて鎌倉集落へと
入りました。ここでも高台では青葉の姿が見事です。いつも和田海水浴場から若狭湾越しに眺める
写真のイメージが強いのですが、青葉山も多方面から見たことで新たな魅力を感じました。
嶺南方面は雪がほとんどないと思っていましたが、意外と道路脇にもあり少しびっくりしました。
H19.9.22-9.24
高妻山 戸隠山 黒姫山
百名山の高妻山、そして二百名山で取り上げられている戸隠山と黒姫山に連休を利用して登りました。
長野県北部にある山々で北信五岳でもとりあげられています。上越から白馬に向かい、戸隠牧場では
午前6時ごろ出発です。すでにたくさんの登山者が出発していきます。牧場を案内板に従い歩いて
いけばクサリなどがある沢に出ました。一不動からは尾根歩きです。文殊、菩薩、地蔵、山頂では
阿弥陀と仏の名前が要所に付けてあります。山頂はゴロゴロした岩場でした。戻りは一不動から戸隠
山へと尾根歩き 八方睨から下り、難所の蟻の戸渡りを通過して、10時間の行程で車に戻ってきま
した。近くの宿坊で泊まり、あくる日は黒姫のコスモス園から登山です。ちょうど今が花の見頃です。
登山者用の駐車場や脇道もありますが。お金を払って、園内からリフトに搭乗最短コースで黒姫山に
登りました。展望はすばらしく良くて、野尻湖、飯縄山などが近くに見えます。コスモス園内での
地ビールはたいへんおいしかった。泊。ここから小谷温泉まで林道を抜けて露天風呂でゆっくりと。
H19.8.25-8.26
五竜岳 2814m
五竜山荘に予約を入れたとき「この日はたいへん込み合うから、相部屋をお願いします」と念を
おされていました。山自体は簡単で最初はテレキャビンにのり、それからリフトにのって行く所
ですから観光客をものすごくたくさんいました。この日はすばらしい展望が広がっていて 白馬
唐松 鹿島槍ケ岳が間近に見えています。遠見尾根を辿っていくとアップダウンが相当あります。
4時間ほどで五竜山荘に到着です。高山植物の花の最盛期は過ぎ、アキノキリンソウやチングルマ
の穂が少しある程度でした。このときはまだ人も少なくてゆったりとしていましたが、どんどん
と入ってきて寝るときには一部屋に20人もはいるありさまでした。予約のときに夕食のメニーは
カレーと聞いていましたので、トンちゃんをもって自炊です。驚いたことに200人以上は泊まって
いるなかで自炊は私たちだけのようでした。翌日抜ける青空の中、山頂に立ちました。富士山、
浅間山など360度の展望が楽しめた山でした。
H19.8.11-8.13
立山室道ー剣沢雪渓ー仙人池ー阿曽原ー欅平
120パーセント満足できるとはこのことでしょう。それほど変化に富んでいて、天気にも恵まれ
露天風呂で心ゆくまであたたまり、最高の山行になりました。11日の早朝に室堂行きのバスに乗り
ました。車は宇奈月温泉まで回送しておきます。地獄谷から剣山荘を経て、剣沢へ入ります。三大
雪渓のここではアイゼンがないと危険でした。剣岳がよく見えています。真砂沢ロッジに出るまで
雪渓は続きました。宿泊客には八峰などをめざすクライマーがたくさんいます。それと写真を目当
てに来ている人たちもいます。12日のメインは仙人池からの眺望です。ひたすら雪渓が消えたすぐ
の沢沿いを下り、仙人峠から池の平小屋へ行きました。眼下に見える平の池から眺める八峰が穴
場だそうです。仙人池では誰もが撮るポイントで「カシャ」、そこから二時間ほど下った仙人温泉が
泊まりです。小屋の目の前に露天風呂があって、満天の星空を眺めながら至福の入浴、天の川や流星
も見えました。13日出来たばかりの新道を下り黒部川へ出ます。仙人ダムを通りそこから下の廊下を
歩いて欅平に着きました。今までの山道が険しかった分、ここは快適に歩くことが出来ました。
H19.4.28-5.3
神秘との遭遇をめざし別天地小笠原へ
自然の聖域は永遠にのキャッチフレーズのもと、世界自然遺産登録候補地にも選定されている
小笠原諸島、マリンブルーの紺碧の楽園に浮かぶ父島と母島、その中でも特に原生の自然が
残る母島の石門山付近は山岳ガイドを伴わなければ立ち入りが出来ない地域です。長い船旅
は丸い地球を感じてしまうスケールの大きさです。ドルフィンウォチング、ホエールウォチング
ダイビング、シュノーケリング、シーカヤック、フィッシング、バードウォッチングなど多彩ですが、
森、山歩きをメインにロストワールドの世界に足を踏み入れました。5名のグループを組み固有種、
希少種が数多く生える亜熱帯の森へと歩き出します。背丈以上の木シダ類やガジュマル、こぶの木
ビロウ、オオタニワタリ、など足元から空まで緑に覆いつくされていました。藪をかき分けて250mも
の断崖の縁に立つとあとは見渡す限りの紺碧の太平洋が広がっています。海の中もシュノーケリング
でサンゴと熱帯魚の世界へ。暖かい島の人たちの心が残る小笠原に大感激しました。
H19.4.21-22
鯖街道・京都から小浜までを歩く
小浜の人と共に鯖街道を歩くことになりました。何回も歩いている彼女はサポートも上手で
ガイド付きの旅でした。今津から汽車を乗り継ぎ、賀茂川ぞいの出町柳へ、ここが鯖街道の
京都側の起点で石碑も建っていましたので、ここに立ち寄っていただきました。今回 公共
交通機関のあるところはタクシーやバスを使いました。全コースの距離は75kmぐらいです。
正味、歩いたのは半分強ぐらいかな? 途中の久多集落で民宿に一泊しました。
出町柳=花背峠ー思子淵神社ー大見集落(昼食)−前坂峠ー二ノ谷管理棟(峰床山登山口)ー
フノ坂峠----八丁平----オグロ峠----林道出合ー久多集落(泊)
2日目 宿ー床鍋橋=小入谷----焼尾の地蔵さん----根来坂(福井・滋賀県境)----上根来=
神宮寺 八丁平付近は森がとくにきれいで、京都の自然200選にも選ばれています。
H19.4.7
天城山(静岡県伊豆半島)標高1406m
伊豆の踊り子で有名な天城峠から登る天城山、そのなかで最高峰の万三郎岳までは片道13km
のロングコースである。車の通れる林道はあるのだがゲートがあって国道から登ることとなる。
杉や桧の林を抜けると林道にあたる。休憩施設もできている。さらに進むとブナの見事な林の
中に入る。やがて八丁池に出る。刈込池の倍ぐらいはあり、周囲はブナ林になっている。
池の周囲が八丁(880m)あるからこの名があるという。開放感があり展望台も整備され安心感
もあってゆったりと過ごすには最適である。しかし私たちは先が長いので、ここからピッチを
あげてブナの原生林の中を歩き続ける。人っ子一人として出会わないから、自然がより強烈に
感じられてくる。山頂近くになり人に出会うとほっとする。山頂には11:10分到着です。
4:30分の所要時間 4年前登った、反対側からのコースとあわせ縦走をしたことになる。
H19.3.21
行市山(ギョウイチヤマ)標高660m
長年山登りを続けているが、いまだに県境の山でチャレンジしたこともない山がこの行市山
である。場所は滋賀県と福井県の境にあり、余呉町から登山道が整備されている。会員の清水
、
後藤と私が今回のメンバーです。木ノ本ICで下りて登山口まで10分ほど六地蔵が登山口に
あり、よい天気の下で歩き始める。途中には戦国時代の砦跡がいくつもあり、往時を彷彿とさせ
てくれる。コースの全長は3,3kmで100mおきに標柱が建っている。落ち葉の積もる道をカサ
カサと気持ちよい音を奏でながら歩く。雪も出てきてゆっくり歩くこと2時間、ちょうど12時に山頂
到着。周囲は杉が付けてあり、福井県側は視界がなく、滋賀県側の展望だけがあり、伊吹山も
見えました。琵琶湖や余呉湖を望むことは出来ませんでしたが、気軽に登れるいい山でした
H19.3.11
ロクロ山 高さ660m
大野市から100km、約2時間で三十三間山の登山口に到着する。若狭町の牧場の少し手前、
国道27号沿い案内看板があるので迷うことはない。2つもある駐車場、そしてログハウス風
のトイレもある。今日は小浜山の会の女性メンバー2人との登山である。地元の人たちなので
もちろんいろいろな事に精通していて、会話も弾む。林道から山道へ入るとそこには三椏の
黄色い花が咲いていた。雪も登るにしたがい、少しずつ強く降ってきた。県境に出てから三十
三間山と反対方向を目指し2時間で山頂に到着、ススキやササの低い草原がずっと稜線にあり
暖かくなれば初心者でも、すばらしい山登りが楽しめることでしょう。ただし今日は風雪が強
くてのんびりとはできませんでした。
H18.10.14
活火山の浅間山に登る
9月22日より従来から行われていた登山規制が緩和されて、浅間山山頂の外輪山前掛山まで
登山できるようになりました。従来は黒斑山までで、ここの山頂を踏めば日本百名山の浅間
山を登ったことになっていました。今回は大幅に近くなって噴煙がすぐそばで観察できます。
しかし風向きによっては、有毒ガスで咳き込むことも絶対にないとは言い切れませんので
注意は必要です。登山口の浅間山荘=天狗温泉より登ること2時間で火山館、管理人がいて
高山植物の写真と共に、H16年に噴火した浅間山の写真もありました。唐松などの黄葉も今
が盛り、それを過ぎ、きれいな溶岩の山肌を歩くこと2時間合計4時間で外輪山に到着です。
月世界のような岩だらけの世界は異次元の空間に迷い込んだ気分でした。
H18.9.22〜24
八ケ岳最高峰赤岳の小屋で五右衛門風呂
美濃戸ー赤岳鉱泉ー北沢コースを通り硫黄岳に出る予定でした。しかし前回ここを下っ
ている私には油断があったのでしょう。地図で「迷」と書き込んであるところで間違って
しまい、急な坂を一直線に登りました。そこは道もしっかりしていましたが、道標やペ
ンキマークなどは一切ありません。それでものぼり、前方にはパットレスのような大きな
岩塊が現れて縁を歩き上を目指します。踏み跡はかすかに残るだけ、岩の間にはハーケン
が打ち込んであり、細引きの紐が垂れ下がっています。正規のルートに出たときは天国
のような感じでした。赤岳展望荘には6人ほど入れる五右衛門風呂があって山で風呂に
入ったのは今回が初めての体験でした。山頂からは360度の展望が眺められました。
H18.8.19〜20
扇沢駐車場〜種池〜鹿島槍ケ岳
立山町と長野県大町市の境に位置する鹿島槍ケ岳(2889m)は北アルプスの入門
コースとして人気が高い山である。扇沢を横目に見ながら柏原新道を歩きます。針の木の
雪渓にはまだたくさんの雪があります。楽な登りで、3時間半で種池小屋に着きました。
泊まりの冷池山荘には午後2時に到着しましたが、ゆっくり歩いてもこの時間に着きまし
たのでのんびりとすごしました。しばらくして、歌が聞こえてきました。その輪に入って
驚きです。南らんぼうさんもいます。みなさんがプレーヤーで伴奏を流して歌っているの
です。曲目は道程、今FMで流れているそうです。翌日山頂に立ちましたが、道もきれい
に整備されていて、初心者でも気軽に登れる山だと思います。
H18.8.12〜14
大キレットを通過する
槍ケ岳は岳人にとっては憧れの山で少し歩きなれた方ならきっと登っている山の一つ
ではないのでしょうか。それと同じく穂高岳も登っている方も沢山いることでしょう。
ところでこの二つの山を結ぶ稜線はとても一般の登山者には厳しくて意外と歩いた人
は少ないのです。途中には大キレット(大きくV字型になった稜線)やHピークといわれ
る尖った先鋒がありクサリ場やはしごがいたるところにあります。この日、私達が通過する
2時間ほど前には滑落死亡事故があって、緊張の上にも尚いっそう力が入りました。
雄大な自然の中、振り返ればだんだんと槍ケ岳が小さくなってきます。晴れわたる青空に
周囲の3000m級の山並みが延々と続き緊張の中にもいつまでも見飽きない風景がありました。
H18.8.5
日本百名山雨飾山は女性に大人気
ヒスイで有名な新潟県糸魚川から南下して県境に雨飾山(1963m)はあります。登山口
には雨飾温泉があります。夜中の12時すぎに着いた私たち4人は満点の星空の下でテ
ントを上布団がわりにして寝ました。テントのポールを忘れたので青天井の下での就寝
となりましたが、流蛍(流星)をいくつも見ることができました。早朝食事後 歩くこと
3時間で県境に出ました。そこからはまるで別世界、色とりどりの高山植物が草原を彩る
笹平です。フウロ、シモツケ、シャジン、ウツボグサ等咲き乱れています。目の前には
山頂が見えてます。山頂は双耳峰になっていて4時間で到着しました。360度の視界が
広がっています。町並みや日本海 明星山から朝日岳、白馬岳、鹿島槍ケ岳、槍ケ岳、穂
高岳など展望はすこぶるすばらしく誰もが記憶に残る一コマとなることでしょう。
H18.7.22
花、はな ハナで彩られた夕張岳、
夕張の登山口はわかりづらかった。ユーパロ湖にかかる古い橋が登山口へと向かう道で
あった。そこから林道をさらに14kmも奥地へ入る。暗くなってきた道にはきつねや
鹿に出くわします。車中で一泊して翌朝曇り空の中歩き始めます。数人の登山者もいま
す。エゾマツ、トドマツの森からハイマツに変わり、花も出てきます。北海道の高山植物
は名前がよくわかりませんが、チングルマがまだ咲いていたのでそこではまだ雪が消えて
まもないのでしょう。ネギボウズのような花など高山植物の好きな人には絶対にお勧めの
山です。ガマ岩など大きな岩塊などの際を抜け、花の咲き誇る木道を歩き山頂の夕張神社に
参拝 4時間の行程でした。山頂では霧がかかっていて、展望のないのが残念です。
H18.7.21
雨竜沼湿原と暑寒別岳
札幌から北へ高速で2時間ぐらい滝川市に着き、そこから雨竜町登山口まで砂利道をひ
たすら走るおおよそ4時間かかる。時間に少し余裕があったので途中のラベンダー園を
散策してきた。ほぼ満開に近く、紫のじゅうたんから、甘い香りが気持ちの良いそよ風
にのって漂っていました。登山口の山荘で一夜を過ごし、午前5時出発1時間半で雨竜沼
湿原へ入りました。道民推薦の北海道の自然で5本の指に数えられる雨竜沼湿原、木道が
片道2kmはあります。地塘が点在していてアヤメ、エゾキスゲ、キンバイ、ヒツジ草、
コウホネなど見事に咲き誇り、夏雲と青い空がきれいなコントラストを描いてました。
山頂までは4時間 そこでも雄大な山並みが続く北海道の展望が私たちを待っててくれ
ました。すばらしいの一言につきます。
H18.7.8
新潟県只見の荒沢岳
日本百名山の平ケ岳はこの荒沢岳の登山口のそばを通ってさらに只見湖の縁を車で走って
行かなければならない。今回はこの荒沢岳を目指します。八海山から眺めたときのきれい
な三角錘の山が目前に眺められたのが、この荒沢岳であったので、200名山にも選ば
ているこの山を登りました。関越自動車道小出ICから湯之谷を経て、シルバーラインを通り
銀山へ、早朝、雨も上がり蒸し暑い梅雨の中で4時間をかけ、山頂に到着しました。
ルートには前ーと呼ぶところがあります。ここにたどり着くまでは、鎖やはしごがいくつも
あり、途中ではこれを乗り越していくには登山道がどこにあるのだろうと考えこむような
ところもあって久しぶりに気の抜けない登山をしました。虫が多かったのでお勧めは紅葉
の季節が良いでしょう。
H18.5.3
滋賀県米原町醒井清水
バイカモ(別名キンギョモ)は清流に白い花を咲かせます。梅花藻はきれいな流れの
中に身をまかせ、泳いでいます。ここを訪れた人はきれいに整備された町並みの横を
流れる清流に驚きます。湧き口を探しに清流伝いに進むとそこではいくつもの岩の
隙間から、無限大の水量をほこるぐらいに湧き出ています。この見事な風景はかって
の本願清水(大野市内にあった。今のイトヨの里)を彷彿とさせるもので、わたしも
小さい頃は、そこで泳いだことがありました。霊仙岳の見事な福寿草を見た帰り道に
立ち寄ってみました。倍の楽しみがあってたいへん得をした気分です。
米原インターから醒ケ井養鱒場へ入る国道脇で交通の便がたいへんよくて山を別にして
もここだけで十分楽しめます。
H18.4.27
石川県加賀市奥谷町15000本の梨の花満開
桜が咲く時期は梨の花もきれいです。福井・石川県境に近く山代・山中G,GのP
から1,2分のところに奥谷(おくのや)町の広大な梨畑があり、今が白い花の
真っ盛りです。32ha 15000本の梨の木が丘陵地に広がっていて、それは見事
としか言いようのない世界があります。10年ほどしかたっていない若い梨園です
から木の勢いは強く、新しい産地としての取り組みもなされているようです
北陸高速道の加賀インターチェンジからでも5分とかかりません。白のじゅうたんに
目を奪われる高台に立つと、周辺の若葉の上を渡ってきた柔らかな風が心地よく、
心にしみわたります。
H18.3.26
東尋坊の雄島は森の宝島
ふるさと福井の自然ですばらしい森が広がっている雄島は、東尋坊の
目の前にある島で 面積はおおよそ10ヘクタール、遊歩道は1,5km
海抜は36.3mです。雄島には歩いて渡ることが出来ます。
この島中にはすばらしい手付かずの森が茂っています。主な樹木は
タブノキです。うろこ状の樹肌が特徴で島内では最も太い樹木です。
ヤブニッケイの純林は珍しいもので、島の北東が特に見事です。スダジイ、
カラスザンショウ、モチノキ、エノキ、シャリンハイ、トベラなどあります。
ヤブツバキはきれいな花をつけていました。
H18.2.19
若狭と丹後の県境付近にある漁港
若狭と京都府の境付近には秀麗な形の青葉山がそびえ立ち、若狭湾
国定公園のシンボルと一つとなっています。若狭の西端は正面崎です。
今回は京都府側から眺めようと高浜から東舞鶴の入り、そこから若狭
湾を目指しました。終点は成生(なりゅう)集落で漁村の面影が強く
残っている場所でした。山中心の私は新たなカルチャーショックを
受けたような感じです。成生岬まで行こうと歩き出しましたが、地図
の道も藪やイノシシなどで削られたりしていて、半分ぐらいで断念して
戻りました。海の向こう、福井県側を眺めると青葉山の特徴がわからず
結局どれか特定できないままでした。
H17.10.23
京都大学芦生研究林
京都府の北で若狭と接する付近に京都大学芦生研究林があります。
またの名を芦生の森とも呼ばれています。京大がこの土地を借りて
から90年以上経つと聞いています。そのために自然の状態が長い
間保たれて、きれいな景観をして多くのハイカーが散策に訪れて
います。そんな中でナラタケが倒木に顔を出していたので、早速
失敬してきました。道路わきにもあるきのこをみると、すばらしい
自然が体を伝わってきて、みなさんにも手軽なハイキングコースとして
おすすめしたい所でした。
H17.9.24
秋色の秋田駒ケ岳
車で12時間かけて秋田県の和賀岳へ到着しました。23日はまず
この和賀岳へのぼりました。巨木のブナやミズナラの森が続く山道
に惚れ惚れします。そう、この山塊には日本一の巨木が4種類もある
んです。翌日の24日は秋田駒ケ岳から乳頭山までの縦走です。
いわし雲が真っ青な空に浮かび、心地よい秋風が吹き抜けます。整備
された木道が池の周りにあります。田沢湖も真っ青です。岩手山、森
吉山、鳥海山などが一望できます。ここはまさに山上の楽園です。
H17.8.21
手軽な綿向山(滋賀県)
八日市ICから40分ほどで登山口に着きました。天候が崩れる予報が
出ているので、最短コースを登りました。三合目を経由して一時間
ぐらいで山頂に到着です。こんな空模様なので視界はありません。
雨にぬれなかったのが幸いでした。登山道には昨年建てた山小屋が
あって、この日はベンチを設置していました。山頂で腰掛けていたら
山ヒルが2匹ズボンを這い上がってきましたので早々に降りてきました
H17.8.17
盛夏の夜叉ケ池
夏に県内の山を登るのは久しぶりである。涼しさをもとめていつも
県外の2000m以上の山ばかり登っていたからである。
木道が整備され登山道は山砂利がひかれて水溜りも全く無く、快適
に歩けます。人の少ない夜叉ケ池にはパトロールの方がいてていね
いに説明をしてくれました。
池の周囲では何匹もの夜叉ゲンゴロウが泳いでいました。姿を見た
のは今回が初めです。他にはイモリ、オタマジャクシがいてトンボ
の姿、そして蝉の鳴き声も静かな原生林に響きわたっています。
H17.7.9
北海道利尻岳
北海道の北の島に聳える利尻岳(1718m)はリシリヒナゲシなど
固有の高山植物も咲き誇る、とても花の多い山で、たくさんの登山
者が訪れます。飛行場があって大野から6時間半で利尻島に着きま
した。梅雨も無くて、気温は18度〜20度前後、長袖でちょうど
良い気温です。名水百選の甘露水も登山道脇にありました。利尻富士
と呼ばれていますので、最初緩やかな山道も頂上近くでは溶岩の
ゴロゴロとした急な道になりました。所要時間5時間8分でした。
H17.6.26
宇奈月温泉にある僧ケ岳
1855mの僧ケ岳は宇奈月温泉から舗装された林道を30分位
車でのぼり、1250mあたりまで行くと登山口と出合います。雪渓が
ようやく解けてきたようで、春の花 花 花でとてもきれいでした。
こちらでみられない花のシラネアオイがたくさん咲いていてみごと
です。大野からでは最も近くでシラネアオイの群落が咲くところでは
ないのでしょうか。
H17.5.21
新潟県糸魚川の明星山
ヒスイの産地である糸魚川の海岸線の元をたどると川の上流に
明星(みょうじ)山 1188mの岩山が聳えています。すばら
しい岸壁の対岸には東屋が設けてあって、望遠鏡も備え付けて
あります。登山途中のサカサ沢には雪渓が残っていて、新緑と
融合してとてもきれいでした。3時間30分で山頂にたちました。
白馬岳や雨飾山の雪に覆われていた展望もすばらしく、とても
印象に残りました。
H17.4.30
裏妙義山丁須の頭
今回の登山は群馬県の裏妙義山です。岩の峰が続く稜線を登山
道が通っています。赤岩や烏帽子岩もすごい岩で圧倒されます
がなんといってもここのメインは丁須の頭です。写真のように
キノコが山頂に生えているように見える様はどこからでもそれと
わかります。頭からは鎖が下がっていますので勇気さえあれば
登ることができます。そうとはいえ、鎖にぶら下がっているとき
の怖さは今まで味わった最高の体験でした。
大野の山里
大野山里写真集
刈込池の地図
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