細胞診について

**子宮頸がんを中心に細胞診の基礎を一般向けに解説します**


引き続き、医療関係者の皆様からの、細胞写真、組織写真、道具のあれこれ等、写真提供をお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。
もちろん、御意見、御感想、御希望、御要望、アイディア、叱責、叱咤、激励、写真、資料、プレゼント、などなど、戴けるものならなんでも :-p お待ちしています。

NEW! HPV-2006- お久しぶりです; (2006.12.25.)

NEW! ハーバード大学 早川先生、Munger 先生にいただいた英訳イラストがあります。
表紙から入ってご覧下さい。(2006.12.25.)

 


去る9月16日、遠いタンザニアという所で、一人の臨床検査技師が暴漢に射殺されるという事件がありました。4輪駆動の車が欲しいため、、、という、なんともやりきれない理由ででした。テレビのニュースでこの事件を知ったとき、私も同じ検査技師として残念だなぁ、と思いました。でも、そのときはそれだけ、、、でした。
その後、この花岡理英子さんという女性の親友だった方から、彼女のひととなりと、その無念の思いを聞く機会を得ました。彼女がいかに真剣に、検査のプロとしての国際貢献を考えていたか、、、その、努力に思わず頭が下がりました。そして、志半ばで凶弾に倒れた彼女の、新聞記事やテレビ放送では伝わりきらない無念の思いを、一人でも多くの方に伝えたい、と考えました。ご友人の許可を得て、
花岡さんの軌跡(ここをクリック)
を紹介させていただきます。
この文を読んで下さった方の中に、ひとりでも多く、彼女の冥福を祈って下さる方が増えることを願って、、、。
ここに追悼文としてささげます。('98.11.1)





*** はじめに ***


細胞検査士、、、という職業名を聞いたことがありますか?

初対面の人に「何の仕事しているの?」と聞かれて「細胞検査士です。」と答えても、 分かってもらえることは、まずありません。
「細胞検査士、っていって、顕微鏡で癌細胞を探す仕事をしてます。」
という返事の仕方をして、ようやくたいていの人が、「ふぅん、、、」と、なんとなく納得してくれます。
「市役所の婦人科検診であるやつ?」とか、「人間ドックで、タンをとったことあるよ。」とか、自分の経験から細胞診という名前を知っている人もいます。
けれども、前に私自身が言われたことがあるように、
「きっと、誰かがそういう仕事、してるんだろうなぁ、とは思ってたんだけど、初めて知ったわ。」 というのが、大多数の人の反応だと思います。

「顕微鏡って片目で見てるの?」とか、「顕微鏡で見ただけで癌がわかるの?」とか、質問が続く場合もあります。
中には、近藤誠氏の「患者よがんと闘うな」「それでもがん検診を受けますか?」といった著作をきっかけに、最近のマスコミで、癌検診に対しての批判的な記事が多く登場していることを取り上げて、
「あれって、ほんとなの?」
と聞く人もいます。

検診、検査、というと、漠然と機械や薬品を使って無機的に検査をしているイメージがあるのか、私たち細胞検査士が実際に顕微鏡を使って、目で見て検査をしていることを話すと、驚かれることもしばしばです。
癌検診という、命にかかわる仕事についているのに、細胞検査士という仕事の知名度がほとんどないことを、大変残念に思います。

このHPでは、私たち細胞検査士がどうやって、顕微鏡で見て癌細胞を判断しているのか、順に説明して行きたいと思っています。

ちょっとでも医療に関係のある人なら、だれでも知っていることばかり、しかもたぶん不的確な表現だらけ、、、かもしれません。
でも、医療に関係のない人にとっては未知のことも沢山含まれているでしょうし、そういった方々に少しでもわかりやすく、、、をこれからも心がけつつすこしずつでも確実に、完成度の高いページを目指していきたいと思っています。(志だけは高く!)

私のつたない文章と、幼稚な絵で、どこまでわかってもらえるのか、とっても不安です。
細胞検査士の皆さんはじめ、医療関係の方々のお力添えを、ぜひお願いしたいと思います。

では、どうぞごゆっくり!!

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