| ☆名前 | 高山 須実子(HNはこっこママ) |
| ☆生年 | 辰年、さそり座、動物占いは黒ひょう |
| ☆血液型 | B型(典型と言われる) ←↑どだっ!参ったか!(笑) |
| ☆家族 | ダンナ+息子3人('92年生まれ+'96年生まれの双子) |
| ☆住んでる所 | 千葉 |
| ☆仕事 | アルバイトの細胞検査士 千葉県内の登録衛生検査所で主に婦人科と呼吸器の癌検診標本を見てます。 |
| ☆趣味 | 今はパソコンいじってるのが最大の趣味だなー。あとは、読書、スキー、カラオケ。最近エアロビクスもぼちぼちやってますが、どれもあんまり出来なくてストレスたまってます。(- - ;; |
| ☆好きな食べ物 | チョコレート、パスタ、プリン。 でも、人間の食べるものなら何でも大丈夫な自信あり。 |
| ☆自分の性格をひとことで言うと? | ずぼら。(^_^;;ゞ |
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「『お庭のこっこ』というかわいらしい名前に釣られて見に来たら思わぬハードな内容にのけぞりました」とか、「のほほんとしたイメージの叙情的なHPだとばっかり思っていたのですが、来てみたらすごく具体的専門的な内容なんですね。」とか、「ベネッセのHPかと勘違いしてました」(^_^;;ゞとか、HPの名前に対する感想というのを、時々頂くことがあります。 私としても、あちこちいろいろなところでリンクして頂けるようになって、他のHPが一目で見て内容=癌に関するHPであることが分かるものばかりの中に、ぽつんと名前が浮いて見えるのを見てなんとなく気恥ずかしく思える時もあります。 でも、この「お庭のこっこ」という名前には、特別な思い入れがあるのです。 そもそも私がパソコンをいじり始めたのは、双子の妊娠がきっかけでした。 身の回りにだれも双子を育てた人がいなくて情報に餓えていたとき、夫が双子本人と家族のためのメーリングリスト「TWINS-ML」をみつけてきてくれ、これにどっぷりとハマッてしまったのです。 だから、双子達がようやく2歳になって少しは育児の合間に自由時間がとれるようになった時、双子育児についての写真や日記を載せるHPを作ろうかな、と思い付くのは私にとって自然なことでした。 インターネットをやっている、弟やおじさん、友人たちあての近況報告的なHPを作ってみようかな、と思ったのです。 で、本を買ってきてインターネットで調べてぼつぼつとHPの準備をしていたちょうどその頃、「TWINS-ML」の他にもう一つ入っていた、細胞検査士ばかりが集まったML上で、私のHP作成の方針を大きく変更させる発言がありました。 それは、 「我々細胞検査士は 養鶏場のにわとり か?」 という一言でした。 当時='98年の春頃は、癌検診と細胞検査士をめぐる環境がそれまでとは一気に違うものになりそうな気配が濃厚になっていた時期でした。 具体的には、前年の'97年の12月に(当時の)厚生省が老人保健法に基づく癌検診を法の規定からはずすという大幅な方針変更を決定し、また、それに伴い癌検診費用の補助金の廃止も決めていたのです。それによって、癌検診費用は市町村への地方交付税増額でまかなわれることになり、交付税を受けない市町村では、'98年の春の予算編成で癌検診を取りやめるところが出てきていました。 景気のいい時は、せっせと検診を奨励し、景気が悪くなって予算が無くなったらまっさきに削る、、、。 癌は早期発見、早期治療が何よりも大切であり、進行した癌を治療することは本人にとっても保険医療にとってもマイナスにしかならず、そのために癌検診は欠かせないものであるはずなのに、これは明らかに逆行行為でした。 けれど実際には、'96年に発売されミリオンセラーとなった近藤誠氏の「がんもどき」理論が世に知れ渡って癌検診不要論が当たり前のようにマスコミで語られ、「そもそも、癌検診の有効性に自信があるなら、法律からはずさない。」という発言をした首長もいたほど、当時は癌検診の必要性についての疑念が大きく取り沙汰され、予算が無いなら削減ということを世間があっさりと受け入れる空気がありました。 検診事業を大きな収入源としている細胞検査士にとって、これは大問題でした。 また同時に、細胞検査士の身の回りでは、それまで人の目を使って顕微鏡で見ることでしか行えなかったスクリーニング検査が、画像処理の進歩によりある程度実用に耐えられるくらいの機械化が進んで来て、実際のルーチンワークにそれを取り入れる企業があらわれたことが話題になっていました。 行政改変による癌検診事業の縮小と、機械化による仕事量の減少は、当然余剰人員を生み出します。 いやすでに、余剰人員の選別は実際に行われつつあるのだ、、、と、そんな不安がML上に流れる中でのくだんの発言でした。 正直言って、どきっっとしました。 私は、いわゆるラボと呼ばれる検査会社の非常勤社員で、とにかくひたすら顕微鏡で検体を見て、癌を捜す毎日を送っています。 病院勤務の細胞検査士は、医者の細胞採取現場に立ち合ったり、逆に必要な検体をその場でオーダーしたりと臨床に近い位置にいると思うのですが、私の場合は送られてきた検体を検査するだけ、の仕事です。 私にとっては、検診を受けた人との直接的なつながりは問診表と検体それ自体だけであり、そんな患者さんの顔の見えないところで検体だけを扱う毎日は、ともすれば、私の出した結果でその人の人生が変わることを忘れさせ、ただ割り当てられた検体を機械的に処理するだけになってしまいがちです。 細胞診の勉強を始めたばかりのころの「初期癌をみつけて、その人と、その家族の人生を救うんだ!」という熱い思いはすっかり小さくなって、ルーチンワークをこなすのが精一杯の毎日、、、。 与えられた餌=検体を黙々と見て、玉子=結果を出し続ける、まさに養鶏場のにわとりそのものです。 そして、玉子を生まなくなったにわとりがつぶされるように、私も余剰人員として遠からずカットされてしまう、、、。 そんな自分の未来像を想像してどきっとし、どっぷりと暗く、悲しくなってしまったのです。 でもその後しばらくしてから、同じ方がネット上で 「養鶏場のにわとりは、肉も玉子も水っぽいうえ、玉子をすぐ産まなくなる。簡単につぶされるだけでなく、寿命自体も短い。でもその、玉子を産まなくなったにわとりを庭に放して光と風をあて、ミミズや虫を食べる生活で飼育し直すと、再び、こんどはもっとおいしい玉子を産めるようになる。そして、さらには、にわとりだって空を飛ぶ。」 という発言をされました。 希望が見えた気がしました。 そうなのです。私も庭に出ればいいのです。 ラボの非常勤社員である私には、患者さんに直接会う機会も、学会で華々しく研究発表をする機会も無いけれど、でも「庭のにわとり」になってみよう、そのためになにか私にも出来ることからやってみよう、、、これを読んでそう思いました。 そして、作りかかっていたHPと「できることからやってみよう」という気持ちが合わさって、私達、細胞検査士のやっていることはどんなことなのか、どれほど必要性のある仕事なのか、癌検診を受ける立場の人達に、もっと広くもっとよく知ってもらおう。そのためのHPをつくってみよう!と思いたったのです。 大変長くなりましたが、これがこのHPを作り始めたきっかけであり「お庭のこっこ」の名前の由来です。 以来、相変わらず怠惰でずぼら、めったに更新もしないHPではありますが、少しずつでもできることから、、、をポリシーとしてこれまでどうにか継続させてくることができました。 今では、当初の細胞診の啓もうという枠を越えて、このHPが、癌検診、癌予防を広く世間に訴える一面や、掲示板での患者さん同士のコミュニケーションの場としての一面も持つようになってきていることを、大変嬉しく思っています。 また、最初に公開した時は想像することすらできなかった「このHPをネタに学会発表をする」ということや、「細胞検査士の研修会で1時間もの講演会を行う」ということも経験し、HPを作るという小さな一歩が、私に大きな変化をもたらしたことに驚いています。 いつも暖かく見守って下さっている多くの方々、病理細胞診関係者の方々を始め、ネットやパソコンの相談に乗って下さる方々、誰より、夫と子供達の支援と協力無しには、ここまで続けてくることは出来ませんでした。本当にありがとうございます。 そしてなにより、多くの方のアクセスと、日本中、世界中から頂くメールや掲示板への書き込みの数々によって、HPの維持に対してはもちろん、自分が単なる養鶏場のにわとりではなく、その人の人生を救える仕事をしているのだと、自分の仕事に対して自信と誇りと責任を感じる力を頂いていることに、心から感謝しています。 まだ空を飛ぶほどの力はありませんが、庭に出てみて良かったなぁ、、、と、しみじみと感じています。 これからも庭の風と光を感じつつ、「お庭のこっこ」をボチボチと少しずつ育てて行きたいと思っていますので、どうぞ末永くよろしくお願い致します。
2001.4.25. |