<テレホタイムの功罪>
テレホタイム・・・それは、ネットサーファーが避けて通ることのできない超ビジーという難関である(笑)
  • テレホタイムとは・・・午後11時から翌朝8時までの定額サービス「テレホーダイ」の時間帯を指す
  • なぜ「テレホタイムの功罪」なのか・・・電話代=通信料がいつまでたっても下がらない&アクセス集中を招いたのに放ったらかしにしたから
*管理人がインターネットに触れたのは、1998年のことです。この記事には一部当時の体験も入っていますので、現在と比べるとかなり過酷な状況だったことをご理解ください。2001年はようやくADSLが広まり、やっとブロードバンドの時代が到来しました。がしかし、いまだにテレホタイムの影響で、ADSLがアナログ並みの速度まで落ちてしまうこともまれにあるそうです。ぜひとも「テレホタイムの功罪」を知ってください。


*すでにADSLやFTTHをお使いの方!アナログ回線を見下すなかれ!
便利なものに頼っているから、いざトラブルというときに自力で脱出できないのではありませんか?アナログ回線だって、電話発明の暁には大変歓迎されたのですよ。せっかく使うなら、人に正しくわかりやすく教えられるくらい詳しくなってください。
現状でもアナログ回線でインターネットをしている方はいらっしゃいます。そんな方に向けて無知を罵るのはいかがなものでしょう?回線事情がよくないからアナログしか導入できないという地域はたくさんあります。NTTだけが電話回線を管理していると思ったら、それは無知も甚だしい。古き開拓の時代に電力会社が引いた電話回線もあるのです!この回線は大変弱く、ISDNすら導入できないものですが、僻地にとっては大変貴重なライフラインです。ADSLなど論外。これは都市部しか導入できないと思っても過言ではありません。電話局から離れれば速度が出ないのは、工事を依頼したことがある方なら誰だって知ってます。
こういう知識や配慮のない方がホームページを作ると、古いマシンでは思いっきりフリーズしてしまうようなスクリプト使いまくりのトップページや、アナログでは一晩かかってもダウンロードできない巨大なMP3ファイルをアップするのです。以下、管理人が経験したインターネットの歴史を述べていますから、心して読んでください(笑)

<テレホタイム>・・・登場したときは確かに画期的なサービスでした。特にインターネット創世期においては非常に歓迎されました。理由はただひとつ、毎月定額料金を払えば、時間帯の制限こそあれど、時間を気にせずネットサーフィンできるからです。もっともこのころはパソコン通信といったほうがいいかもしれません。しかし、徐々にその効用が伝わり参加者が増えてくると、つながらないとか、通信速度が極端に落ちるなどの弊害が出てきました。これに対してNTTは、何の手立ても打ってくれなかったのです。
<プロバイダとサーバー>・・・windows95の登場前後からインターネットが本格的に稼動し始め、接続業者=プロバイダが続々登場します。このおかげで、パソコン通信という一極集中が徐々に開放されてゆくのですが、今度はプロバイダそのものが混雑するようになって行きます。アクセスが集中する時間は変わらないからです。無料プロバイダに至っては、テレホ前に繋いでおかないと絶対に通信できなくなってしまうとか、某有名ネット麻雀ではゲーム中にランダムに落とされてしまう(回線の競合とサーバーの限界らしい。しかもいまだに解決されていない)とか、ずいぶんと不満が集中しました。
<電話会社の新規参入>・・・電電公社が分割民営化されたのは、諸外国に比べて超割高な電話料金を、競争原理で下げさせるためでした。そして、DDI・高速通信・テレコムと国内遠距離を値下げする電話会社が生まれました。その後、TTNet(東京電話)の登場により、近距離も値下げが始まります。以後、地域系電話会社が全国各地にも広がってゆきました。DDIと高速通信がKDDと統合されKDDIになったのは記憶に新しいところです。
<それでも下がらない???>・・・しかしどんなに下げても、定額制のテレホーダイにはかないません。3分いくらで気にしながらのネットサーフィンは、たとえ結果的にテレホーダイより安かったとしても、精神的な嫌悪感は払拭できるものではありません。新規参入の各社はこれに手をつけなかったようです。もしくはNTTの圧力があったのでしょうか。かわりに、DDIが長いこと「コミコミプラン」を独自運営していたのは有名ですね。KDDIになったいまでは、ほかのプロバイダまで本格参入しての大きな動きになりました。そして、やっとADSLという大きな流れに・・・
*「コミコミプラン」(旧DDI)と「iアイプラン」(NTT)の違い:コミコミプランは時間のトータルですが、iアイプランはあくまでも3分ごとに課金の世界。7500円分の通話(通信)ができるとは表向き。3分10円の時代で換算すると連続37.5時間可能ですが、たとえば毎回1分以内で切ってしまったとすると、750回、つまり12.5時間しかアクセスできないことになります。(メールチェックしかしないような人には大きな落とし穴です)極端に言うと、750秒=12.5分でも同じ料金ということです。(数字上はこうなりますが実際はありえませんね)十分に説明を聞いていないと「詐欺だ」と騒ぐことになります。だからといって、毎回2分59秒まで粘るようなチェックなんかできっこないでしょ。

<絶対に安くならない理由>・・・マイラインという制度が今ひとつ浸透しないのは、ひとこと「わかりにくいから」です。安いところを自分で選べるサービスなのですが、ここに大きな欠陥があります。それは、電話をかけると最初につながるのが電話中継局ですが、これがNTTの持ち物だからです。つまり、どこと契約しようが最初にかかるのは絶対にNTTなのです!現在は手元に置いているアダプターとか00××という番号を付けてからかけるという手間が、マイラインで電話会社を決めて申し込むと、アダプターも番号もなしに直にかかるようになるというのですが、だったら電話中継局こそ別会社として独立させるべきです。
<フレッツISDN/ADSLとCATV/無線LAN>・・・常時接続サービスのISDN/ADSLですが、光ケーブルを展開したいNTTは及び腰で、他の会社は「光ケーブルなど何年も先の話だ」として展開したがっています。で、電話中継局をまる抱えするNTTが首を縦に振らなければ、展開できないのです。こんなねじれがあるから、速くならないし、安くならないのです。結局はテレホーダイに頼らざるを得ず、いつまでもビジーが続くのです。ADSLを渋々NTTが受け入れたため、ようやく普及が始まって、テレホの契約者が激減したということですが、アクセスするのがテレホタイムに集中するのではまったく意味なし!一方、CATVと無線LANですが、今ひとつ浸透していきません。これは、ある程度まとまった数にならないと設置できないという都合があるためです。CATVは一戸建てならばすぐに設置できますが、インターネットを導入しているCATV局はまだ少ないのです。また集合住宅だと、加入数が多いか大家が了承しないと工事できないのです。無線LANはこれに加え、実は案外速くないという話や電磁波の誤解もあり、知名度が上がってゆきません。極端な例では、公営住宅の近くに高層マンションが建つことになり反対運動が始まったところへ、お役所が「CATV導入の説明会」を開催。ところが一部の住民がマンション計画説明会と混同してしまい、怒号が飛び交って説明会が紛糾してしまったなんていうことまであります。
<結局は利権争い?>・・・IT革命などとのたまう方々の懐具合でしかないのでしょうか(笑)何一つ、革命を進めるはずの民衆に届いてきません。2001年、お上の度重なる圧力に屈したNTTはとうとう市場を開放し、フレッツサービスを始めました。KDDIが電車広告でいままで下がらなかった料金のことをちくりと刺していますが、いまごろそんなことを広告しても意味がありません。これだから、いまだにインターネットの普及率が30%程度でしかないのです。(それでもやっと10ポイント上がったんですが)
<IT立国なんて冗談じゃない>・・・パソコンを覚えるという手間こそ先に解決されるべき問題なのかも知れません。どんなにモンスターマシンが出現しようとも、基本操作すらままならないのではどうしようもありません。
日本は50音のかなと無数の漢字を使いこなす「書き物」文化です。27文字のアルファベットを大文字小文字使い分け組み合わせるだけのタイプライター文化ではありませんから、キーボードが適していないのは当然です。パソコンメーカーはそこまで見越しているんですか?どうなんですか?ペンタッチで文字をすいすい認識できるようなパソコンができないと、ますます日本は乗り遅れてしまう気がします。


いまは「つながらない」というトラブルはかなり減ったようですが、テレホタイムに通信速度が遅くなることは絶対に避けられないようです。ビジーのない快適な環境は、いつになったら確立されるんでしょうか。
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