和歌山市   私の故郷






明和中学校

明和中学校(卒業アルバムより)


和歌山市は私が生まれてから高校を卒業するまで育った街です。

和歌山市北部を有吉佐和子の小説で有名な「紀ノ川」が悠然と流れており、市内南部には桜の名所・紀三井寺や、万葉集で有名な和歌の浦・片男波海岸が、古来からその景観を誇っています。

相撲の片男波部屋はここにちなんで付けられたそうです。

風光明媚なこの地で伸び伸びと育った私は名草小学校・明和中学校を経て県下随一の名門・桐蔭高校に入学することとなります。

桐蔭高校と言えば今でこそ神奈川の桐蔭学園を連想される方が多いのですが、我が母校は旧制和歌山中学以来の伝統を持つ文武両道の名門校です。

古くは世界的な博物学者・南方熊楠、海軍大将・野村吉三郎やプロ野球の名監督・西本幸雄、最近では竹中平蔵・元郵政民営化担当相や谷口博昭・国土交通省事務次官など・・・・
和歌山県内は勿論全国に優秀な人材を輩出しています。

中学時代は優等生であった私も県下から集まった多くの秀才の中に入ると、普通の生徒になってしまいました。

私にとっては初めての、幼くも悲しい挫折でした。

故郷のスカイブルーの海とは対照的に私の心は限りなくダークグレーに近づいて行きました。

それは少年から青年への旅立ちの時であったのかも知れません。

片男波海水浴場と名草山


和歌山マリーナ(ポルトヨーロッパ)

和歌山マリーナ(ポルトヨーロッパ)


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