京都は私が予備校に通った街であり、次男が青春を謳歌した街でもあります。
私は北区鞍馬口通りの、いかにも京都らしい家に1年間下宿して受験勉強に励みました。
賀茂川に近く、川原で戯れる幸せそうなカップルを横目に、味気ない受験勉強に明け暮れる日々でした。
タイガース、フォーククルセダースなど京都出身のグループサウンドが大ヒットした頃です。
約30年後に自分の息子が京都の大学に通うことになろうとは・・・・・・・・
同志社の本部キャンパスは京都御所のそばにあり、煉瓦造りの建物は古き良き伝統を漂わせています。
次男の在籍する工学部は学園研究都市・京田辺にあります。
平成11年春、次男が入学してすぐにそのキャンパスを妻と訪れましたが、広大な敷地に素晴らしい設備を備えた研究棟が建ち並ぶその光景に感動したものです。
「西に同志社あり!!」
その次男が平成15年から大学院(機械工学専攻)へ進学しました。
我が家では初めての「修士様」の誕生でした。
流体工学・・・とやらを研究しているそうです。
どういう事を研究しているのかを何度も次男から説明を受けるのですが・・基礎的な知識のない私には、何度聞いてもさっぱり理解できません。
そして、平成17年春には、卒業と同時に第一志望の会社に就職し、6年間住み慣れた京都の街を離れて、今は、神奈川県相模原市でエンジニアとしての道を歩んでいます。
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