めがね橋(碓氷第三橋梁)
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学生側が売り手市場になったとは言え、学生たちにとっては長く辛い就職活動であることに変わりはありません。
そんな「シュウカツ」を乗り越えて、平成19年4月、大学卒業と同時に三男も社会人としてのスタートを切ることになりました。
就職先は希望どうり、東証第一部上場の小売業です。
3ヶ月間にわたる研修を終えて、7月から正式な配属先が決まりました。
群馬県の安中市です。
自宅からの通勤は無理なので、会社は高崎市内に社宅(アパート)を借りてくれました。
安中市は群馬県の西部に位置し、西は長野県軽井沢町と接しています。
江戸時代には、板鼻・安中・松井田・坂本の4宿が置かれ、中山道の宿場町として、参勤交代の大名行列や、峠を越える旅人で賑わいました。
碓氷関所や茶屋本陣、原市杉並木などから当時の面影が偲べます。
明治になってからも安中市は交通の要衝として栄えました。
碓氷峠鉄道文化遺産として往時の姿を、めがね橋、丸山変電所跡から偲ぶことが出来ます。
三男が就職したことで、3人の息子たち全員が私から独立し、扶養家族は妻だけになりました。
三男に、「たまには帰って来て職場の様子や仕事の話を聞かせてよ・・・」と言うのですが、「元気でやってるから(心配しないで)・・・」の言葉が返ってくるだけ。
学生時代から親元を離れて暮らしているせいか、「親離れ」はとっくの昔に終わっているようです。
きっと、私だけが「子離れ」出来ていないのでしょうね。(笑) |