なると:舞妓に変身するの巻。
とゆーことで、念願だった『舞妓に変身』をやってまいりましたin京都・西陣織会館。(※堀川通り沿い)
料金は前払い(\8800+税)。肌襦袢と足袋も借りて(\800)、いざ着付け部屋へ。
※彼氏を待たせることになって、ほんとーに済まないとは思っているのだが、変身願望には勝てません(苦笑)
中に入ってみると…。手前に金屏風が立っていた。あーそうか、着付けたらここで写真撮影するんだ。ふむふむ。

 
1.肌襦袢と足袋に着替える。
下着は全部外してくださいねー。苦しくなりますから。(そ、そうなん?)肌襦袢の着方を忘れてしまって四苦八苦。一緒に着替えてたおばさまに教えてもらう。助かったぁ…。アクセサリー・時計も全てはずします。貴重品を入れるコインロッカー(\100)があるのでそこに入れます。
2.舞妓さんの化粧をする。
カーテンで仕切られたところに鏡があって、その前にちょこんと座りお化粧をしてもらう。 まず髪の毛をまとめ、首筋に白い水を刷毛で塗る。う冷ゃあっ!冷たい!! と叫ぶのをこらえてしまった。マジ鳥肌立ちました。
その次は顔。ただ白い水で真っ白くするんじゃなくて、うすーいピンク色の水など3種類くらい使って、白くしていくの。 目は閉じててください、っていうから閉じてたんだけど、途中目を開けて鏡を見たら…絶句。…す、鈴木そ○子状態じゃ―――――――――ん!!(恐怖) あぁ、私は何も見ていない見ていない…ってゆーか見たくないぃっ!!のですぐ目を閉じました。 アイラインひいて、マスカラつけて、眉書いて、紅ひいて、…。ハイ、目開けていいですよ―。 おそるおそる目を開けて見てみると、…お、おかめ状態じゃー――――ん!!(拍子抜け)
3. 着物を着る。
ココから好きなの選んでください。→選ぶもなにも気に入ったのがない(涙)ぱっと見で10着強くらいしかなかったような気が。 中途半端なピンクとか、寝ぼけた若草色とか、イマイチおばさんくさい。 赤とか、紺とか、なるべくはっきりした濃色がいいんだけど…。そーゆーのって黒しかない。 黒って舞妓さんとゆーより芸妓さんじゃないか?でも仕方ない。黒地に青のぼかしの着物にしよう。 で着付けに入るのだが、く、苦しい…。いろんなモノ着せられて、それをしばって、また着てしばって…の繰り返し。 前から見たらどうか知らんけど、横から見たら確実に妊婦だっつーの。お腹出過ぎだって。大変なのね、舞妓さんって。
4. ヅラをかぶる。
ちょ、ちょっと待って…お、重いぃ…(-_-;) すでにかんざしとかが刺してあるヅラをかぶるわけなのだが、これは重い。 鏡を見てみると、ヅラ線がはっきり出てやんの。これ…思ったよりイケてないんじゃないか?と、不安になる。
5. プロによる写真撮影。
全身写真は料金に入っているので、後姿写真をオプション(\2400)でつけてもらう。 舞妓さんは手と歯を見せちゃいけない。内股で。気持ち首をかしげる、…etc。 写真屋のおじちゃんの指示に従い、ハイ、撮りまーす!…か、顔がひきつるぜ。でも、おじちゃんはかわいく変身出来たとか言うもんだから、すっかりその気になっちゃったりもする。(^^ゞ
6. 自分で持参したカメラで写真撮影。
草履を履いて着付け部屋を出る。2F(小物売り場)の一角に番傘と椅子があって、そのスペースを貸してくれるのだ。
1Fでは西陣織着物ショ―をやっていた。エスカレーターで舞妓に変身した私が上って行くもんだから ショ―の観客がみんなこっちを見る見る。か、勘弁してくれー。見んといてや―。←何処の言葉だ。 外国人の観客も多くて、「Oh!Beautiful!」と叫びそうな勢いでこっち見てた。 すると、通訳らしき人が私に話しかけてきた。「“一緒に写真撮ってくれませんか”って言ってるんですけど…」 ま、まーじでぇ――――!?(*_*)…しばし考え(0.5秒)、「まぁいっか、スッピンわからんし」ということでOKする。
で、さっさと自分たちの撮影をしようと思うのだが、カメラを持っているはずの彼が見当たらない!! 呼び出そうにも、ショ―の途中なので不可。付添いの人が探しに行ってくれた(←いい人だぁ)のだが見当たらず。 お時間迫ってるんだよ―。何処にいるの??とめちゃめちゃ不安になる。 ショ―が終わってアナウンスかけてくれて、やっと捕まった。感想は…聞かないでおいとこう。
草履からおこぼ(底の高いやつ)に履き替えて撮影。なんだ、自由に撮れるのかと思ったら、 係の人が私のカメラで撮ってくれる仕組みなんだ。残りフィルム数を気にもかけずにバンバン撮りやがって(怒) まぁ、2ショット撮ってもらった身分でぜいたくは言いたくないけど、けっこー撮ってたよなぁ。後で数えたら25枚のフィルム(自主負担)なのに、13枚も撮っていやがった(怒怒怒)
7.素に戻る。
着物を脱ぎ、ヅラを取る。あー頭が軽い軽い。 クレンジングオイルを含んだコットンでおしろいを落とす。これがなかなか落ちない。 途中の顔がなんとも不気味。肌色と白とマダラ模様になってる。仕上げに蒸しタオルで顔を拭く。 うお―――――気持ちえぇ〜〜〜〜(^o^)おしぼりで顔を拭くオヤジどもの気持ちがよくわかるような気がした。 元の服に着替えておしまい。写真は出来あがったら郵送してくれます。(10日前後)
\お会計\
(舞妓変身代\8800+消費税5%)+足袋・襦袢レンタル(\800)+
追加写真代(1枚\2400)+コインロッカー(\100) = ¥12540

 
※感想。
着物の種類は少なかった。けっこう布地が疲れきってる気がしたなぁ。でも営利のみに走ってるひどい変身やさんもあるらしいから、値段的に考えるとヘンなのに引っかからなくてよかったと思う。スタッフは女の人ばかりだし、恥ずかしいってコトもなかった。気分的にはおかーさんに着付けしてもらうってカンジかな。一人よりも友達と2人で変身した方が楽しそう。私みたいに彼氏と行く場合は、資料館などで暇つぶしするのが平気な彼だったらオススメします。そうじゃないと、つまんなくてケンカの原因になる恐れありです。(※実際、彼氏は展示・即売コーナーを見たり、資料室を見てたそうです) 時間的(※1〜7まで約80分)にはこんなもんかな、って思った。ただ、おしろい落として熱いおしぼりで顔を拭いても、メイクが落ちただけでイマイチ気持ちが悪かったので、持参した洗顔フォームでもう一度トイレで顔を洗いました。これは正解だったと思います。写真が出来あがって見てみると…自分、顔でか!!(涙)ヅラが大きめだからしょうがないのかもしれん。あるいは身長:156cmのチビな私だからそう見えるのかもしれません。後日、専用カメラで撮った写真が郵送されてきましたが、やっぱりプロが撮った写真だとそれなりに「らしく」見えます。いい経験でした。
※お写真。
プロによる写真だけ…。エピオンで撮った写真は我ながら情けなくてお見せできないっす。(号泣)
→→→  全身写真。 後ろ姿。


※01.07.28.写真を別ウィンドウにコメント付で表示させるように修正。
※00.07.26.写真サイズを大幅ダウン。(約330KB→約30KB弱)
※99.12.12.写真UP&感想を追加。
※99.12.01.初版UP

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