「料理するのは好きです。」
・・・この一言を言うと、ほとんどの男性は「見えない」「意外だ」と言います。 必ずと言っていいほどに。 どうやら「料理する私」というのは、普段周囲の人間に与えているイメージから、 何億光年も離れているようです。・・・悪かったなちくしょう。 嘘でも何でもないんですけどねー。これでも結構作るほうなんですよ。 誕生日、バレンタイン、クリスマスetcのお菓子系はもちろん、 何てこたない、おウチでご飯系も作るし、 どこか遊びに行くときなんて、お弁当作ったりします。そりゃぁもう、いそいそと。 ※注:【いそいそ】= (副)嬉しさに動作がはずむ様子。 めんどくさくないかって?それがちっとも苦にならないんですよ。彼氏と逢う約束があると。 逢えるんだ〜っていう嬉しさで頭に花が咲いちゃってるからでしょうな。 一緒に食べる誰かがいれば「作ろう」という気が起こりやすくなる性分。 「おウチで一緒にご飯を食べよう」という約束をしてから 実際にご飯を食べ終わるまでの間、 何度も楽しい時間があるのがわかってるから。 献立をあれこれ考えながら食材を買出しに行ったり、 お気に入りのエプロンをしてウキウキしたり、 時には、作っている最中電話が鳴ったりして、 「あと30分くらいで着くけど、なんか飲み物いる?」などと声が聞けたり、 好きなお皿に、どうやって盛り付けると美味しそうかな、と試行錯誤したり、 「ピンポーン」とインターホンが鳴って、ドアを開けたり、 「いただきます」をして一口食べた後、感想を聞くまで緊張したり、 「美味しい」と言ってもらってほっとしたり、 「もうちょっと、○○したほうが・・・」と指摘されて、「よし、次がんばるぞー」とはりきってみたり、 「おかわり〜」と茶碗を出され、しゃもじ片手に喜んでみたり、 ・・・こーゆーのって楽しくないですか? (※言っておきますが、「はい、あ〜ん」はしません) これが一人だと、上記で挙げたような楽しい時間の数は激減するので やる気がおきません。精進のスピードが遅くなります。 自分が食べるほんの少しだけ美味しく作るなんて無理じゃないですか? ご飯だって、1合で炊くより3合で炊いたほうが美味しい。 一人分のカレーなんて、濃く作ってしまったら最後、 薄めてちょうどいい味にしても、食べる人がいなければ寂しいだけ。 楽しくない料理なんてつまらない。 もう一度言いますが「料理するのは好きです。」 「好きな人のために料理する」と、ぐっと上達が早いと思います。
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