負けるな女の子(1)

(* 2002.01.28のつれづれより抜粋 *)

今日は比較的早く仕事が終わったので、
日暮里で会社の先輩とお茶した。
常磐線ユーザーの先輩を見送った後、山手線(内回り)電車に乗り、
運良く空席を見つけた私は、
(あ〜〜、、家帰ったらお米研がなきゃなぁ、、、、明日のお弁当どうしよう。。。)
なんてことをぼんやり考えながら、下を向いて座っていた。
1〜2駅ほど過ぎると(西日暮里か田端?)私の隣におっさんが座った。
(なんか脚がぶつかるなぁ。。。)と思ったが、
特に気にすることなくまどろんでいた。
カラダは寝ているが意識は冴えている状態といったところか。

ふと、おっさんの持っている紫色のジャンパーが
私の膝にかかってるような気がした。
(んだよ、たたむなり着るなり何とかしろよな。)と思っていたら、
ジャンパーの下、しかも私の膝のあたりで何かが動いている気が。
(うへぇ、くすぐったいなぁ、、なんだなんだ?)
・・・・おっさんの手だ。
ジャンパーのポケットの中をまさぐるにしては
あまりにも不自然な動きと時間の長さ。
がさごそというより、さわっ、、、さわっ、、、という感じ。(ひたすら気持ち悪い)
目をつぶっていた私が、下を向いたままこれでもかってくらい
目を見開くと、手はとまった。
(ふぅ、、、なんだよまったく気分悪、、)と思っている間もなく、
おっさんの手の動き、再開。
私が起きているのを知ってか知らずか、
ジャンパーの下でおっさんの右手が私のコートをゆっくりめくって
腿のほうに侵入し始めたのを確認した時、
(コレ…、もう間違いない?ないよね?ないよね??)と
自分に言い聞かせ、やめてよ、気づけよ、とせめてもの抵抗に
脚を並べなおしたりして、こちら側の意識があることを、
できるだけ穏便に、それとなくわからせようとはした。
が、調子に乗っちゃってます、このおっさん。
きっとわかってくれない。

こいつ、どうしてくれようか(怒)

あーあ、このおじさん不幸です、
たいてい仕事で疲れてて電車内では滅多に怒らない
(っつーか怒る気力もないのでどうでもいい状態がほとんど)の
なるとさんを怒らせちゃいました。
さぁどうしよう、どうしましょう。どうやって殺ってしまおう反抗しようか。
カラダは微動だにせず、ひたすらその機会をうかがう。
私の目は、ハンターが獲物を狩る絶好の瞬間を狙っている時のそれに近い。
(いつ言おうか、いつ言おうか。。。)

次は目白〜、目白でございます〜。

電車がゆっくり停まる。(よし、今だ!)

…ジャンパーめくっていいですか?

 

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